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FXニュース:米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る

FXニュース:米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る|

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FXニュース:米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る

FXニュース:米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る

東西FXニュース – 2022年12月14日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米利上げ長期化予想が後退し米長期金利が低下
  • 円安要因の日米金利差の縮小で円高ドル安に
  • FOMC結果発表前のドルの買い控えや調整
  • ユーロや主要通貨に対しても一時全面ドル安

今日2022年12月14日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の135円74銭前後から高値の135円24銭前後の値幅約50銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は135円48~50銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約1円92銭の大幅な円高ドル安であった。

主な原因は、昨日の東西FXニュースでも予告していた通り、日本時間の昨夜22時半に発表された最新の米国重要経済指標の11月の米国消費者物価指数 (CPI) の上昇率が、前月比は市場予想の0.3%に対して0.1%、前年同月比も市場予想の7.3%に対して7.1%、食品とエネルギーを除くコア指数の上昇率も市場予想の6.1%に対して6.0%と2ヶ月連続で市場予想を下回ったことで、米国のインフレのピークアウトと鈍化を示すデータから米国連邦準備制度理事会 (FRB) がインフレ抑制のための利上げペースを鈍化させる可能性が増えたことで米長期金利が大幅に低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢になり、ユーロなどの他の主要通貨に対してもドルが一時全面安になった。

米国消費者物価指数 (CPI) の発表前の欧州英国市場では137円台後半付近で取引されていたドル円は、発表直後の米国市場では一時134円67銭付近へと約3円近くも急落した。(尚、チャート画像の時間帯は、日本よりも時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の現地時間なので、ドルが急落した時間は日本時間の22時半にあたる英国時間の13時半頃で、さらに5時間遅れの米国ニューヨーク外国為替市場では朝8時半で、8時からの開場30分後にあたる。)

昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げペースがやや減速する市場予想が優勢で、来年にはさらに減速する可能性や、インフレ目標の2%を目指した米利上げ長期化予想の減退でも、円買いドル売りがあった。

米国ニューヨーク株式市場では、金利上昇懸念の減退と景気期待で主要株価が上昇し、リスクオンでも安全資産のドルが持ち高調整で売られてユーロなどが買われる機会もあった。

ただし、市場後半に近づくにつれて、安値圏のドルの買い戻しの抵抗も少しずつ入った。理由は、米国現地時間で本日14日(日本では時差で明日15日の朝4時)に、米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の新政策金利などの発表イベントの予定を控えており、またその後には欧州中央銀行 (ECB) と英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) やスイス国立銀行 (SNB) も新政策金利や新金融政策の発表を控えているために、イベントを前にした持ち高調整などで、リスク回避のための安全資産のドル買いや、米インフレ緩和による景気期待で投資用のドルも安値圏では買われており、135円台中盤付近へと下げ幅を少し戻した。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は135円50~60銭付近で、前日同時刻比で約2円10銭の大幅な円高ドル安であった。

今朝8時50分には日本の最新重要経済指標の発表もあり、日本銀行 (日銀 / BoJ) による10〜12月期短観の四半期大企業製造業業況判断指数 (DI) が、前回の8と市場予想の6に対して7で、市場予想ほどではなかったものの4四半期連続で悪化していた。大企業・製造業の2022年度の想定為替レートは130円3銭に引き上げらたものの、業績悪化の一因には世界的な資源高や、想定以上の円安による物価高なども考えられた。ただし、同じ大企業でも非製造業の業況判断 (DI) の方は、前回の14と市場予想の17に対して19に上昇しており、ドル円の市場反応はごく限定的なものとなった。

その後に9時から始まった日本の東京外国為替市場では、今夜この後で明日の日本市場前の未明に迫った米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の結果が注目されており、結果が分かるまでのイベントリスクによる様子見などの横ばいに動きが強かった。

今朝10時前の仲値決済に向けては、日本の輸出企業の円買いドル売りが優勢であった。

午後からの欧州英国市場の参入では、前述の米消費者物価指数(CPI)の鈍化を受けて、米利上げ減速予想と米利上げ長期化予想の減退によるドル売りが再燃した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は135円48~50銭付近で、昨日17時の前東京終値比では約1円92銭の大幅な円高ドル安になった。

今夜この後には、まず米国経済指標の発表予定があり、21時に米MBA住宅ローン申請指数、22時半に11月の米輸入物価指数と米輸出物価指数がある。

それから、28時に米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の新米国政策金利発表、及びに米経済と金利見通し発表、そして28時半から米連邦準備制度理事会 (FRB) パウエル議長の定例記者会見があり、パウエル議長の発言は毎回の様に為替相場の値動きに影響を与えることから、世界中のFXトレーダーや投資家達が重要イベントとして注目している。

今日の欧州ユーロも、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は144円5~7銭付近で、昨日17時の前東京終値比では約94銭の円高ユーロ安になった。

ユーロドルは、17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0628~1.0629ドル付近で、昨日17時の前東京終値比では約0.77セントのユーロ高ドル安であった。

いずれも前述の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、米長期金利が低下した影響の円高とドル安の影響が波及しており、米長期金利低下によるドル売りではユーロやポンドなども買われて対ドルで上昇したことに加えて、円買いで円相場が上昇し、主要通貨に対して全般的な円高になった。

ただし、欧州中央銀行 (ECB) と英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) とスイス国立銀行 (SNB) も、明日に明日15日に新政策金利などの発表イベントを控えている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は167円46〜52銭付近で、昨日17時の前東京終値比では約14銭の円高ポンド安であった。

今日16時には英国の最新経済指標の11月の英国消費者物価指数 (CPI) の発表もあり、前月比が前回の2.0%と市場予想の0.6%に対して0.4%で、前年同月比は前回の11.1%と市場予想の10.9%に対して10.7%で、英CPIコア指数の前年同月比も前回と市場予想の6.5%に対して6.3%であった。

ただし、同時発表の11月の英国小売物価指数 (RPI) は、前月比が前回の2.5%と市場予想の0.5%に対して0.6%で、前年同月比は前回の14.2%と市場予想の13.9%に対して14.0%であった。

英国でも、今日から明日にかけて英中銀金融政策委員会 (MPC) が開催される。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月14日の日本時間(JST)20時37分(英国時間(GMT)11時37分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:37の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 134.99 〜 135.00 -2.41 (円高)
ユーロ/円 143.74 〜 143.77 -1.25 (円高)
ユーロ/ドル 1.0648 〜 1.0650 +0.0097 (ドル安)
英ポンド/円 167.03 〜 167.09 -0.57 (円高)
スイスフラン/円 145.47 〜 145.53 -0.42 (円高)
豪ドル/円 92.53 〜 92.57 -0.36 (円高)

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