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FXニュース:今夜の米卸売物価指数(PPI)発表前の値動き

FXニュース:今夜の米卸売物価指数(PPI)発表前の値動き|

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FXニュース:今夜の米卸売物価指数(PPI)発表前の値動き|

FXニュース:今夜の米卸売物価指数(PPI)発表前の値動き|

東西FXニュース – 2022年12月9日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 来週の米CPIとFOMCイベント控え持ち高調整も
  • 欧米株価回復時と米長期金利低下時のドル売り
  • 米欧債の利回りと日欧米金利差予想も影響
  • 来週は欧ECB理事会や英BOE政策会合も予定

今日2022年12月9日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の136円88銭前後から高値の135円77銭前後の値幅約1円11銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は136円41~42銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約29銭の円高ドル安であった。

主な原因は、米国の新政策金利を決める米国連邦公開市場委員会FOMC)を来週に控え、米国連邦準備制度理事会 (FRB) による米利上げ長期化予想による世界景気懸念から、安全資産の米国債が買われた影響で、債権価格が上昇する一方で米10年債利回りが指標となる米長期金利が低下したことを受けて、日米金利差縮小時の円買いドル売りの影響があった。

ただし、今夜発表予定の最新米国経済指標の11月の米卸売物価指数 (PPI) や12月のミシガン大学消費者態度指数の速報値、来週の重要経済指標の米消費者物価指数 (CPI) などの米連邦準備制度理事会 (FRB) に影響を及ぼす可能性のあるデータ発表を前にしての持ち高調整や、結果が分かるまでのドルの買い控えや様子見の動きなどもあったことからは、今日の日本市場では前日比では大幅な円高やドル安には偏らなかった。

各市場のトレンド動向の分析では、まず昨夜の日本市場終了後の欧州英国市場では、前日までに下げていた欧米株価回復時のリスクオンで欧州債権利回りも上昇したことで欧米金利差縮小時のユーロ買いドル売りが入り、他の主要通貨であるドル円相場にもドル安として影響が波及した。

昨夜の欧州英国市場の後半から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場でも、以前は下落していた欧米株価回復傾向を受けてのリスクオンのユーロ買いドル売りが入ったが、同時に米長期金利も上昇したことから、日米金利差拡大による円売りドル買いも入った。

ただし、米国市場では、前述の今夜発表予定の最新米国経済指標の11月の米卸売物価指数 (PPI) 発表などを控えた持ち高調整があり、また来週の米消費者物価指数 (CPI) や米国連邦公開市場委員会FOMC)での米連邦準備制度理事会 (FRB) の新政策金利と金融政策発表予定を前にしたイベント前リスクによるドルの買い控えや様子見の動きがあった。

また、昨夜22時半に発表された最新米国経済指標の前週分の米失業保険継続受給者数は前回の160.8万人と前回修正の160.9万人と市場予想の160.0万人に対して167.1万人にやや増加したことはドル売りの一因になったものの、米新規失業保険申請件数は前回の22.5万件と前回修正の22.6万件に対し、市場予想通りの23.0万件であったことでは市場での反応は限られていた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は136円65~75銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約15銭の小幅な円安ドル高であった。その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝は9時の開場10分前に日本の最新経済指標の発表があり、11月マネーストックM2の前年同月比は前回の3.1%と市場予想の3.0%に対し、3.1%であった。

今朝10時前の仲値決済に向けては、明日10日は土曜であるために、今日が実質的な日本の貿易企業の決算日が集中しやすい5と10がつく日の五十日にあたるため、開場の9時台に輸入実需の円売りドル買いが先行してドルが今日の日本市場の高値圏の136円88銭付近をつけたため、10時頃からは日本の輸出企業によるドル売り円買いの方が優勢に転じた。

また、米長期金利が今朝の日本時間の時間外米債権市場の取引で再び低下したことを受けての日米金利差縮小時の円買いドル売りなども加わり、昼頃には今日の日本市場の円の高値でドルの安値の135円77銭付近を記録した。米長期金利は、前日終値の3.48%から更に低下した3.45%台付近を一時記録していた。

しかし、午後になり、欧州英国市場が参入すると、米長期金利が回復し始めたことで、連動するかの様に日米金利差拡大による円売りドル買いの抵抗が入り、ドルが下げ幅を縮めた。ただし、今夜発表予定の米卸売物価指数(PPI)などを控えたドルのイベント前の持ち高調整やイベントリスクのドル買い控えや様子見などがあり、ドルの上昇幅は限られていた。

そのため、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のドル円相場の終値は136円41~42銭付近で、前日17時の前東京終値比では約29銭の円高ドル安になった。

今夜この後には、最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間でのスケジュールは今夜22時半に11月の米卸売物価指数 (PPI) と米生産者物価コア指数とも呼ばれるPPIコア指数、深夜24時に10月の米卸売売上高と12月の米ミシガン大学消費者態度指数の速報値などがあり、世界のFX投資家やFXトレーダー達が為替相場の値動き予想のためのファンダメンタル分析用データとして注目している。

また、来週13日に発表予定の米消費者物価指数 (CPI) と、14日の米国連邦公開市場委員会FOMC)の新政策金利発表と米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長のFOMC後の記者会見発言は、世界的なニュースになることが予想されている。

来週は米国連邦準備制度理事会 (FRB) だけでなく、12月15日の欧州中央銀行 (ECB) 理事会や、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) も14〜15日開催の英国金融政策委員会(MPC)で新政策金利や金融政策を発表する予定があり、今週の市場では今年最後の大イベント週を前にした持ち高調整が進んでいる。

再来週には日本銀行 (日銀 / BoJ) も12月19〜20日に金融政策決定会合を予定しているが、黒田総裁の任期内であるために、現状の金利抑制の大規模緩和の金融政策を維持する公算が大きく、対照的に欧米英の利上げ継続予想で利上げ幅やペースや最終金利などが注目され市場予想や値動きに変化を与えている欧米英の中央銀行と比較すると話題が少ない。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は144円13~15銭付近で、前日同時刻の前東京終値比では約24銭の円安ユーロ高であった。 昨夜は欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の講演発言の機会などもあり、日欧金利差拡大についても意識され、円安ユーロ高になっていた。ただし、欧州中央銀行 (ECB) にも利上げ減速予想も出ており、今夜の欧州英国市場では20時台には円高ユーロ安に転じていた。

ユーロドルは、17時の今日の日本の東京外国為替市場の終値は1.0566~1.0567ドル付近で、前日同時刻の前東京終値比で約0.40セントのユーロ高ドル安だった。 理由は、前述の欧米株価を受けたリスクオンのユーロ買いで安全資産のドル売りや、欧州債権利回り上昇時のユーロ買い、そして米長期金利低下時のドル売りでは円だけでなくユーロなども買われており、今夜の米卸売物価指数 (PPI) などの経済指標の発表前のドルの買い控えの影響なども加わっていた。

今夜この後には欧州には経済指標などの発表予定はないが、今日は欧州連合 (EU) には加盟していないが地理的に近く、欧州経済領域 (EEA) で欧州に原油天然ガスなどのエネルギーを供給しているノルウェーの最新那消費者物価指数 (CPI) が夕方16時頃に発表され、前月比で前回の0.3%と市場予想の0.2%に対して-0.2%に低下し、前年比でも前回の7.5%と市場予想の7.0%に対して6.5%に低下したことでは、エネルギー価格の高騰による欧州インフレ景気懸念はやや緩和され、今日の欧州株上昇のリスクオンのユーロ買いなどによるユーロ上昇の一因にもなっていた。

今日の英国ポンドは、前述の日英金利差拡大予想やユーロ同様にドルに対しても買われた影響もあり、今夜17時の日本の東京外国為替市場の終値は167円15〜16銭付近で、前日同時刻比で円安ポンド高であったが、その後の英国ロンドン市場では英国景気懸念の利益確定売りや持ち高調整などが入り、20時台には前日比で円高ポンド安に転じた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月9日の日本時間(JST)20時25分(英国時間(GMT)11時25分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:25の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 135.95 〜 135.96 −0.75 (円高)
ユーロ/円 143.47 〜 143.49 -0.42 (円高)
ユーロ/ドル 1.0552 〜 1.0553 +0.0026 (ドル安)
英ポンド/円 166.69 〜 166.75 -0.53 (円高)
スイスフラン/円 145.71 〜 145.77 -0.21 (円高)
豪ドル/円 92.12 〜 92.16 -0.40 (円高)

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