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FXニュース:米ISM非製造業景況感指数増で利上げ長期化予想

FXニュース:米ISM非製造業景況感指数増で利上げ長期化予想|

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FXニュース:米ISM非製造業景況感指数増で利上げ長期化予想

FXニュース:米ISM非製造業景況感指数増で利上げ長期化予想

東西FXニュース – 2022年12月6日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 長期金利の上昇で円安要因の日米金利差が拡大
  • 12月FOMCで米政策金利見通しの上方修正報道が
  • 欧小売売上高減や米株安リスク回避のドル買いも
  • 豪準備銀行(RBA)利上げ継続で日豪金利差拡大

今日2022年12月6日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の137円42銭前後から高値の136円32銭前後の値動き幅が約1円10銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は136円96~98銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約1円84銭の大幅な円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な原因はまず、昨日の東西FXニュースでも予告していた通り、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で最新米国重要経済指標が発表され、市場予想以上の結果で米利上げ長期化予想が強まり、米長期金利が上昇し、かねてからの円安要因であった日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢になった。

日本時間で昨夜23時45分に発表された11月の米購買担当者景気指数 (PMI) の改定値が、サービス部門と総合の両方で前回と市場予想以上に上昇したことに加えて、深夜に発表された米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長も注目している重要データで有名な11月の米ISM (Institute for Supply Management = 全米供給管理協会のサプライマネジメント協会) 非製造業景況感指数の総合が、前回の米大幅利上げ継続後にも関わらず、前月の54.4と市場予想の53.7に対して56.5に上昇し、FRBの利上げ長期化予想が強まり、米長期金利が上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いが起きた。

同時発表の10月の米製造業新規受注の前月比も、前回の0.3%と市場予想の0.7%に対して1.0%に増加しており、米国大幅利上げ継続の抵抗要因であった米景気懸念が減退した。

先週末に発表された11月の米雇用統計が堅調さを示していたことなどからも、米連邦準備理事会 (FRB) が堅調な米雇用市場を背景に、目標の2%を目指した米国の高インフレ抑制のための利上げ継続をしやすくなるという予測から、米利上げ長期化予想が高まった。

また、米経済紙のウォール・ストリート・ジャーナル (WSJ) が、来週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) で、2023年の政策金利見通しが上方修正される可能性があるというニュースを載せたことも一因となり、米国での利上げの長期化と最終的なターミナルレートの米政策金利の高金利予測により、日米金利差拡大予想による円売りドル買いが優勢であった。

同時進行だった米国ニューヨーク株式市場では、米利上げ長期化による企業ローン金利上昇による企業決算による株価への影響を警戒したリスク回避の株売りで米株価が三指数ともに大幅に下落したことでも、安全資産のドルが買われて円などの主要通貨に対して上昇した。

長期金利が一時3.61%台付近に上昇し、先週末のニューヨーク債権市場の終値の3.49%から大幅に上昇回復をしたことで、日米金利差拡大による円売りドル買いの円安ドル高が再燃し、それまでに一時高値をつけていた円には利益確定売りや持ち高調整が入っていた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は136円75~85銭付近で、前営業日同時刻のニューヨーク終値比で約2円45銭の大幅な円安ドル高だった。

その市場トレンドを引き継いで始まった今日の日本の外国為替市場では、今朝の市場開始前に日本の最新経済指標の発表があり、10月の毎月勤労統計調査の現金給与総額の前年同月比は前回の2.1%と前回修正の2.2%と市場予想の2.0%に対して1.8%の市場予想以下であったが、同時発表の全世帯家計調査の消費支出は前回の2.3%と市場予想の1.0%に対して1.2%で市場予想よりも増えていた。円安による物価高懸念もあり、時間外の米債権市場で米長期金利上昇が一時弱まったことをきっかけに今朝はドル売り円買いの抵抗が入り、一時136円32銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、今朝10時前の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需増加による円売りドル買いで再び円相場が下落し、ドルが上昇した。輸出企業によるドル売り円買いも続いたことで、一時は再び抵抗も入ったが、再び安値圏になったドルはニューヨーク・トレンドを引き継いだ米利上げ長期化予想による投資系の円売りドル買いで結果的にドルが再上昇した。

今日は日本銀行 (日銀 / BoJ) の黒田東彦総裁が衆院財務金融委員会に出席し、「金融政策の枠組みについて、具体的に論じるのは時期尚早」と発言しており、田村直樹審議委員は金融政策の点検と検証の必要性を主張していたものの、黒田総裁は円安要因の金利抑制の大規模緩和金融政策を継続の姿勢が意識されたことでも、日米金利差拡大予想が継続した。

前述の米経済指標を受けた米利上げ長期化予想と米政策金利の高金利予測で、日米金利差拡大予想による円売りドル買いが継続し、午後には欧州英国市場の参入もあって、夕方の16時台には一時137円42銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

今日の日本市場での高値圏のドルには利益確定売りや持ち高調整の抵抗も入ったものの、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は136円96~98銭付近で、前日同時刻の前東京終値比では約1円84銭の大幅な円安ドル高になった。

今夜この後には、日本時間で22時半に最新米国経済指標の10月の米貿易収支の発表予定があるが、来週の12月13〜14日に米連邦公開市場委員会 (FOMC)を控えている米連邦準備制理事会 (FRB) の高官達は発言自粛期間に入り始めており、為替相場の値動き予想材料には、経済指標やFXニュースが世界のFXトレーダー達により注目されている。

今週金曜の夜には米国の重要経済指標の生産者物価指数やミシガン大消費者信頼感指数の発表予定もあるほか、特に来週のFOMC初日の直前に発表される米消費者物価指数 (CPI) はパウエル議長やFRB高官達にも注目されており、今後の為替相場の値動き及びに、FOMCでの新米国政策金利の決定の協議にも影響を及ぼす可能性も高いので注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は143円73~76銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約1円34銭の大幅な円安ユーロ高であった。

原因は、今日の日米金利差拡大によるドルに対する円安の影響が、ユーロなどの他の主要通貨に対しても円安として波及したことに加えて、金利抑制姿勢の日本銀行(日銀)に対し、欧州中央銀行 (ECB) も米国同様に利上げ継続予想であることから、日欧金利差拡大予想による円安ユーロ高の影響も見られた。

ユーロドルは、17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0494~1.0495ドル付近で、前日同時刻の前東京終値比で約0.44セントのユーロ安ドル高になった。先述の米経済指標を受けた米利上げ長期化予想の米長期金利上昇を受けたドル買いと、米株安時のリスクオフ市場では、安全資産のドルが買われてリスクオフに弱いユーロなどが売られた影響も出ていた。

ただし、昨夜の欧州市場では、アイルランド中銀のマクルーフ総裁などの欧州中央銀行 (ECB) にも利上げ継続予想が強まる関係者発言があったことで、欧州債利回りも上昇していた時にはユーロ買いが強まった時間もあり、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では大幅な円安ユーロ高に加えて、一時はユーロ高ドル安になっていた時間もあった。

また、今日の夕方16時に発表されたドイツの最新経済指標の10月の独製造業新規受注が前月比で前回の-4.0%と前回修正の-2.9%と市場予想の0.1%に対して0.8%に上昇していたことでは、欧州景気懸念がやや緩和されて、ユーロがドルに対して買われる抵抗もあった。

しかし、昨夜発表の欧州ユーロ圏の経済指標の10月の欧小売売上高が市場予想以上に下げたことでは欧州景気懸念もあり、米国景気指標の方が好調であったために、一時高値だったユーロには今日の日本市場では利益確定売りによる安全資産のドル買いが入り、ユーロ安ドル高に転じていた。

また、今日は欧州ユーロ圏のチーフ・エコノミストとしても知られる欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事が、「欧州インフレはピークに近い可能性が高く、インフレ率は来年に6〜7%に低下するであろう」と発言していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は167円2〜8銭付近で、前日同時刻比で約48銭の円安ポンド高であった。ドルやユーロに対する円安の影響の波及と、日英金利差拡大による円安要因なども継続していた。

しかし、今夜18時半には英国の最新経済指標の発表もあり、11月の英建設業購買担当者景気指数 (PMI) が前回の53.2と市場予想の52.0に対して50.4に低下していたことでは英国景気懸念も出ており、安全資産のドルに続く低リスク通貨の円買いの影響で、その後の欧州市場では20時台には前日比で一時は僅差で円高ポンド安にも転じていたが、その後には再び僅差の円安ポンド高に戻すというレンジ付近での値動きも見せている。

今日のオーストラリアの豪ドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の豪ドル円相場の終値は92円8〜12銭付近で、前日同時刻比で約62銭の円安豪ドル高であった。

原因は、今朝は豪州経済指標の7〜9月期経常収支の発表の後の昼過ぎに豪準備銀行 (RBA) の新政策金利の発表があり、豪政策金利を0.25%利上げした年率3.10%に決定し、その後も利上げ継続姿勢であったことから、日豪金利差拡大による円売り豪ドル買いが起きた。

豪準備銀行 (RBA) のロウ総裁は金融政策運営に関して、「今後数カ月にわたって政策金利を引き上げる見込み」であることを強調したややタカ派寄りの発言をしており、発表後の13時半過ぎには1豪ドル円は一時92円19銭付近に上昇していた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月6日の日本時間(JST)20時36分(英国時間(GMT)11時36分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:36の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 136.35 〜 136.37 +1.23 (円安)
ユーロ/円 143.39 〜 143.41 +1.00 (円安)
ユーロ/ドル 1.0515 〜 1.0517 -0.0023 (ドル高)
英ポンド/円 166.60 〜 166.66 +0.06 (円安)
スイスフラン/円 145.04 〜 145.10 +0.07 (円安)
豪ドル/円 91.80 〜 91.84 +0.34 (円安)

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