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FXニュース:金利差円売りと株安時円買い

FXニュース:金利差円売りと株安時円買い

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FXニュース:金利差円売りと株安時円買い

FXニュース:金利差円売りと株安時円買い

東西FXニュース – 2024年4月3日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 長期金利一時4.40%台記
  • 米株価下落時の低リスク通貨
  • 米JOLTS求人件数は強弱混合
  • 日米株価大幅下落リスク回避
  • 日銀が国債買い入れオペ継続
  • FRB議長発言等イベントも
  • 連休明けの欧長期金利が上昇

今日2024年4月3日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の151円44銭付近から、円の安値でドルの高値の151円74銭付近の値幅約30銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円終値は151円67〜69銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の151円67〜68銭付近の前東京終値比で約0銭の横ばいレンジ圏であった。ただし、今夜19時台の英国ロンドン外国為替市場では、小幅な円安ドル高にも転じている。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、日本時間の昨夜21時頃にイースターマンデー (Easter Monday) までの連休明けの欧州英国市場後半から始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時151円65銭付近であったが、米国ニューヨーク債券市場では米国での原油高や景気背景のインフレ圧により米国連邦準備制度理事会 (FRB/ Federal Reserve Board) の利下げ時期が遅れる可能性から米国性先金利の先高感が意識され、昨夜21時45分頃に米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利は昨年2023年11月28日以来の今年最高の一時4.40%台に上昇したため、日米金利差拡大による円売りドル買いにより、昨夜21時48分と49分頃にドルは円相場で一時151円72銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録していた。

しかし、米国ニューヨーク株式市場では、米国政策金利の高金利が長期化した場合の企業決算への影響の警戒感が高まり、米国主要株価三指数の米国ダウ工業株30種 (Dow Jones Industrial Average) が大幅な続落を始めたほか、米国S&P500種 (Standard and Poor’s 500) と米国ナズダック総合 (NASDAQ Composite) も下落に向かったため、米国主要株価の下落を受けたリスク回避のリスクオフ (RIsk-off) では、安全資産の米国債買いによる米国債券価格上昇に伴う利回りの一時低下の影響もあって米国長期金利が再び一時4.38%台付近に反落し、米国の株安時に買われやすいドルからでも買える低リスク通貨の円買いが円相場の抵抗要因となった。

また、151円台後半や152円の手前付近では、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) による為替介入への警戒感によるリスク回避もあり、米国市場の高値後のドルには円相場での早期の利益確定売りも入り始めていたことでも、円相場が151円台中盤付近に反発していた。

昨夜23時に発表された最新米国経済指標の2月の米国雇用動態調査 (JOLTS / Job Openings and Labor Turnover Survey) 求人件数は、前回の886.3万件と前回修正の874.8万件と市場予想の874.0万件に対し875.6万件と市場予想を上回ったものの、前回分が886.3万件から874.8万件と大幅に下方修正されたことを受けては、強弱入り混じった指標となったため、今週の米国雇用統計発表を控えたイベントリスクも意識され、発表時の23時0分に瞬時151円63銭付近に上昇したドルは瞬時に151円50銭付近に下げてから151円54銭付近に戻すという荒い値動きを見せ、米国ニューヨーク債券市場で先述の米国ニューヨーク株式市場からの株価リスク回避の米国債買いの影響で米国長期金利が一時4.36%台に向けて低下していた日米金利差縮小時の影響による円買いドル売りも相まって、昨夜23時3分頃にドルは円相場で一時151円46銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、今週は最新米国重要経済指標の米国雇用統計の発表イベント予定を控えているため、米国雇用市場関連の指標の注目度が高かったものの、ほぼ同時に発表されていた平常時には同等の重要度がある2月の米国製造業新規受注の前月比は、前回マイナス圏の-3.6%が-3.8%に下方修正されたものの、市場予想の1.0%を上回るプラス圏の1.4%に大幅に改善されており、先述の市場予想よりも堅調だった米国製造業の経済指標と合わせて、堅調な米国景気を背景としたインフレ圧や車社会の米国で最近の原油高へのインフレ警戒感もあったため、米国株価リスク回避や米国雇用統計発表前のドルのイベントリスクの安全資産の米国債買いの抵抗を交えながらも、米国長期金利は一時4.35%台付近までで下げ止まって反発し、ドルも円相場で深夜24時35分頃には一時151円62銭付近に買い戻された。

午前1時5分頃からの次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国クリーブランド連銀メスター総裁の発言は、「年内に利下げに踏み切るとの見方は維持しているが、利下げが可能かどうかを裏付けるデータを、更に確認する必要がある」と慎重な意見を述べていた。

午前2時30分頃からの米国サンフランシスコ連銀デイリー総裁の発言も、米国政策金利誘導目標の「フェデラル・ファンド (FF / Federal Funds) 金利を今年3回引き下げるのは依然として妥当な見通しではあるが、現時点では、調整を急ぐ必要はない」と発言していた。

しかし、米国ニューヨーク株式市場では米国主要株価三指数は揃って下落の終値に向かい、米国主要株価三指数の米国ダウ工業株30種は39,170ドル24セントの終値で前営業日比396ドル61セント安の大幅安、米国S&P500種も5,205ドル81セントの終値で前営業日比37ドル96セント安、米国ナズダック総合も16,240ドル44.9セントの終値で前営業日比156ドル38.3セント安の大幅安で終値を迎えたため、株安リスク回避のドルからの低リスク通貨の円買いの影響は残っており、米国10年債の利回りも米国ニューヨーク債券市場の終値時点は4.35%であった。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の151円72銭付近から、円の高値でドルの安値の151円46銭付近の値幅約26銭で、今朝6時頃のニューヨーク終値は151円56銭付近と、前営業日の前ニューヨーク終値の151円65銭付近と比較すると、約9銭の小幅な円高ドル安をつけていた。

今朝早朝のアジア・オセアニア市場に続き、今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時151円55銭付近であったが、日本企業の主要取引先でもある米国の主要株価三指数の下落トレンドの影響を受けた今日の東京株式市場でも、今日は日経平均株価が大幅な下落を見せ始めたため、日米株価下落時のリスク回避のリスクオフで国内第一安全資産の低リスク通貨の円が買われたため対ドルの円相場が上昇し、今朝9時6分頃にドルは円相場で一時151円44銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、今朝9時55分の仲値決済に向けて、日本企業の輸入実需の円売りドル買いが入り始めたほか、午前10時10分に日本銀行 (日銀 / BoJ) が定例の公開市場操作国債買い入れオペの指し値オペを通知し、マイナス金利解除後にも以前と同じ据え置きの予定額で残存期間3年超5年以下などを4通知したため、ゼロから低金利の緩和的な金融政策が継続していることが意識され、日米金利差予想の円売りドル買いでドルは円相場で反発した。

ただし、日本市場の時間外の米国債券取引では、世界的な安全資産でもある米国債買いの影響で米国長期金利が午前中はやや下げて昼頃に一時4.34%台に低下した時間には日米金利差縮小時の円買い抵抗があったことや、午後15時台に今日の日経平均株価が3万9451円85銭の終値と、前営業日比387円6銭安の大幅安で大引けした日米株価下落時のリスク回避のリスクオフの低リスク通貨の円買いの抵抗時には、ドルの反発幅は限られていた。

また、日本銀行 (日銀 / BoJ) は、 今日の午後に日本経済の需要と供給力の差を示す需給ギャップの推計を発表し、昨年2023年10〜12月の四半期にプラス0.02%に転じ、日本国内では新型コロナの影響で経済活動が制約的だった2020年に大幅なマイナスになって以来マイナス圏が続いてきたが、2020年1〜3月期のプラス0.16%以来の15四半期ぶりのプラス転換となるという、マイナス金利解除後の国内需給ギャップ改善のニュースがあった。需給ギャップは一般的に、需要増加を示すプラス圏であると物価上昇圧のインフレが起きやすく、逆にマイナス圏だと物価下落圧でデフレが起きやすいとされており、市場では「賃金上昇を伴う2%のインフレ目標」をサポートする良い国内データとの受け止め方があった。

とはいえ、午後から欧州英国市場が参入すると米国長期金利が反発し、夕方の一時4.39%台に向けて再上昇を見せ始めたため、日米債券利回りの日米金利差拡大による円売りドル買いの影響で、午後16時34分頃にドルは円相場で一時151円74銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

一方で、151円台後半で152円手前に近づくと、再び、日本政府と日銀 (BoJ) の為替介入警戒感による早期の利益確定や持ち高調整が入り始めたことでは、前東京終値比で横ばいレンジ圏に近い今日の東京終値に向かった。

また、今週の米国雇用統計発表前のイベントリスクや、今夜この後にも最新米国重要経済指標の発表予定や米国連邦準備制度理事会 (FRB) のジェローム・パウエル議長を含む、高官達の発言イベントも控えていることで、持ち高調整や様子見の買い控えなども混ざった。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は151円67〜69銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の151円67〜68銭付近の前東京終値比で約0銭の横ばいレンジ圏になった。

今夜この後には、最新米国経済指標の発表予定や次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言予定などがあり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜20時に米国MBA住宅ローン申請指数、今夜21時15分に3月の米国ADP (Automatic Data Processing) 全米雇用統計、今夜21時30分頃から米国アトランタ連銀のボスティック総裁の発言予定、今夜22時45分に3月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers’ Index) 改定値と、3月の米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 改定値、今夜22時45分頃から米国FRBのボウマン理事の発言、今夜23時に 3月の米国ISM (Institute for Supply Management) 非製造業景況指数、今夜23時30分に週間米国原油在庫、25時10分頃から米国FRBのパウエル議長の発言予定、26時10分頃から米国FRBのバー副議長の発言予定、29時30分頃から米国FRBのクーグラー理事の発言予定などを控えている。

一方、欧州ユーロの円相場は、今夜17時の今日の東京外国為替市場の今日のユーロ円相場の終値は163円37~38銭付近と、日本市場の前営業日同時刻にあたる昨日17時の162円89~91銭付近の前東京終値比で約48銭の円安ユーロ高であった。

ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0770〜1.0771ドル付近で、日本市場の前営業日同時刻にあたる昨日17時の1.0739〜1.0741ドル付近の前東京終値比では約0.31セントのユーロ高ドル安であった。

今日の日本市場の東京終値時のユーロ高の主な要因は、昨夜のイースターマンデーまでの連休明けで欧州ユーロの実需が復活したことに加えて、昨夜の欧州債券市場では米国長期金利上昇の影響もあって欧州長期金利も上昇し、日本市場の前日にはユーロ安になっていたこともあり、日欧金利差や欧米金利差などによる円やドルへの欧州ユーロの買い戻しが進んだ。

昨夜には、欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会メンバーのオーストリア中銀のホルツマン総裁が、「6月の欧州利下げ開始には反対ではないが、もう少しデータを確認したい」と慎重な発言をしたことも影響を及ぼしていた。

ただし、今日の東京終値後の英国ロンドン外国為替市場で今夜18時に発表された欧州ユーロ圏総合の最新欧州重要経済指標の3月の欧州消費者物価指数 (HICP / 英語:Harmonised Index of Consumer Prices / 米語:Harmonized Index of Consumer Prices) の速報値は前年同月比が前回と市場予想の2.6%に対し2.4%で、欧州HICPコア指数の速報値の前年同月比も前回の3.1%と市場予想の3.0%に対し2.9%と、欧州インフレが市場予想より鈍化したデータを受けては、再び早期の欧州利下げ時期も意識されている。

今夜18時に同時発表だった欧州ユーロ圏総合の2月の欧州失業率は、前回6.4%が前回6.5%に下方修正され、市場予想の6.4%に対し6.5%の結果であった。

英国ポンドも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は190円57〜63銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の190円37〜43銭付近の前東京終値比では約20銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、欧州ユーロと同様に、イースターマンデーまでの春の復活祭明けの昨夜以降の英国ポンドにも買い戻しが見られた。

また、昨夜17時30分に発表された3月の英国製造業購買担当者景気指数 (PMI) の改定値が前回と市場予想の49.9を上回る50.3に上方修正され、景気ボーダーライン50以下の不景気寄りから50以上の好景気寄りの指標に転じたことも影響を与えていた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年4月3日の日本時間(JST)19時55分(チャート画像の時間帯は、3月最終日曜日から英国夏時間 (BST / British Summer Time) に1時間時差変更され、日本から時差8時間遅れになった英国ロンドン外国為替市場の英国夏時間 (BST / GMT+1 / JST-8) の11時55分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。(なお、米国市場では3月第二日曜日から米国夏時間 (EDT / Eastern Daylight Time / JST-13) になっていたが、今回の変更で、EDTは英国冬のGMT-5から夏のGMT-4に変更された。)

通貨ペア JST 19:55の為替レート 前営業日JST 17:00の前東京終値
ドル/円 151.70 〜 151.71 +0.03 (円安)
ユーロ/円 163.48 〜 163.50 +0.59 (円安)
ユーロ/ドル 1.0775 〜 1.0777 +0.0036 (ドル安)
英ポンド/円 190.77 〜 190.83 +0.40 (円安)
スイスフラン/円 167.01 〜 167.07 ±0.00 (レンジ)
豪ドル/円 98.76 〜 98.80 +0.23 (円安)

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