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FXニュース:明日の米雇用統計発表を控え

FXニュース:明日の米雇用統計発表を控え

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FXニュース:明日の米雇用統計発表を控え

FXニュース:明日の米雇用統計発表を控え

東西FXニュース – 2024年4月4日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • ADP全米雇用統計は予想以上
  • 152円手前の為替介入警戒感
  • 米ISM非製造業指数は下振れ
  • 長期金利4.42%台から反落
  • FRB議長と高官達の発言も
  • 日経平均大幅反発リスクオン
  • 欧ユーロ買戻しドル指数低下
  • 豪ドルが円相場で100円台に

今日2024年4月4日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の151円54銭付近から、円の安値でドルの高値の151円76銭付近の値幅約22銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円終値は151円69〜70銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の151円67〜69銭付近の前東京終値比で約2銭の小幅な円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、日本時間の昨夜21時頃の欧州英国市場の後半から始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時151円77銭付近であったが、明日の夜に米国連邦準備制度理事会 (FRB/ Federal Reserve Board) が米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) で米国の新政策金利や金融政策を決める上で重視していることが知られている最新米国重要経済指標の米国雇用統計発表イベントを控えている米国市場で、先行する米国雇用市場関連の最新米国重要経済指標の3月の米国ADP (Automatic Data Processing / 給与支払い代行大手の米国オートマティック・データ・プロセッシング社) 全米雇用統計が昨夜21時15分に発表され、前回の14.0万人と前回上方修正の15.5万人と市場予想の14.8万人を上回る18.4万人に上昇し、堅調な給与支払いデータによる賃金インフレ圧が意識されて米国長期金利が今年最高圏の一時4.428%付近に向けて上昇したため、日米金利差拡大による円売りドル買いでドルは円相場で上昇を続け、昨夜22時44頃に一時151円95銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

また、昨夜21時30分頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国アトランタ連銀のラファエル・ボスティック総裁のタカ派発言もあり、「米国経済が私の予想通りの進展であれば、今年末、つまり第4四半期の10〜12月に米国利下げを開始するのが適切になると考えている」と、自身の今年1回の米国利下げ予想を維持するとしており、「多くの人が予想している以上に、辛抱強くなる必要があるだろう」とも言及しており、前回のFOMCでも19人の参加者のうち9人が2回以下の利下げを予想していたことが知られていたため、米国利下げ開始時期が今年の後期にずれ込む可能性による金利先高感も、米国ニューヨーク債券市場での今年最大の債券利回りの米国長期金利上昇や日米金利差予想に影響を与えていた。

しかし、先日に記録した今年最大の円安ドル高の一時151円97銭付近の152円手前に近づくと、欧米市場が狙われやすい日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) による為替介入への警戒感が高まり、早期の利益確定のドル売りと持ち高調整の円買いの抵抗が混ざり始めたほか、昨夜22時45分に発表された3月の米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers’ Index) の改定値は前回と市場予想通りの51.7の横ばいであったものの、3月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は前回の52.2から52.1に下方修正されたため、米国ニューヨーク債券市場では米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利も昨夜22時50分頃にはピークに達してピークアウトに向かい始めたため、ドルも円相場で昨夜22時51分頃には再び一時151円95銭手前の高値の天井を打っていた。

そこに、昨夜23時の米国景気関連の最新米国重要経済指標の3月の米国ISM (Institute for Supply Management / 全米供給管理協会の米国サプライマネジメント協会) 非製造業景況指数が発表され、前回の52.6と市場予想の52.7を下回る51.4であったことから、好景気要因のインフレ圧鈍化が意識され、市場では既に入り始めていた利益確定と持ち高調整の勢いが一気に増し、ドルは円相場や主要通貨に対して一時急落し、発表時の昨夜23時0分の1分間に一時151円92銭付近から一時151円63銭付近に瞬落した。

午前1時10分頃からは次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の中でも市場への影響力が最も強いジェローム・パウエル議長の発言があり、「米国経済の強さなどを踏まえれば、我々の金融政策決定をこれから発表される経済データに委ねる時間がある」としており、これまでと同じ「米国利下げを急ぐ必要はない」というこれまでの慎重な意見を維持していたが、その一方で、「雇用とインフレに関する最近の統計は予想よりも強いが、全体像は大きく変わらない」と年内3回利下げの見通しを維持しており、「米国経済が予想通りに進展すれば、FOMC参加者の大半は年内に利下げが始まると見ている」と19人中10人が前回も年内3回の利下げ見通しであったことから、先ほどの19人中9人の2回以下の年内利下げボスティック総裁の発言を受けて買われたドルが売られたほか、年中気候の良い陽気な雰囲気の米国カリフォルニア州のイベント講演で、「米国のインフレが上昇傾向に反転しているとは考えていない」とやや楽観的な見解も述べたことでも、米国長期金利反落に伴う主要通貨に対するドル売りの一因となった。

米国ニューヨーク債券市場では、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利は米国ISM発表以降の下落を続けており、午前1時30分頃には一時4.35%台に低下したため、日米金利差縮小時や欧米金利差縮小時の主要通貨に対するドル売りにより、対円だけでなく欧州ユーロなどの他の主要通貨全般に対するドルインデックス (ドル指数) も一時104.37付近の一時全面安に低下の影響が対ドルの円相場にも波及したため、午前1時33分頃にドルは円相場で一時151円58銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、同時進行していた米国ニューヨーク株式市場では、米国金利政策金利の高止まり長期化への警戒感がやや緩和されたため、前日には揃って下落した米国主要株価三指数が下げ止まり、うち二指数は反発し上昇に向かったため、安全資産の米国債買いの後の米国債券価格上昇後の利益確定や持ち高調整も混ざり始めたことでは、米国債券価格の反落に伴う利回りの反発を混ぜながらも米国長期金利も米国ニューヨーク債券市場終値の4.347%付近で下げ止まったことでは、明日の夜の米国雇用統計発表イベント前のイベントリスクの様子見や買い控えもある中でも、市場予想上振れ警戒によるドルの買い戻しや、イベント前の持ち高調整なども入ったことでは、ドルも円相場で151円70銭付近にまで反発した。

米国ニューヨーク外国為替市場よりも早めに終値を迎える米国ニューヨーク株式市場では、米国主要株価三指数の米国ダウ工業株30種 (Dow Jones Industrial Average) は小幅に続落したものの、米国S&P500種 (Standard and Poor’s 500) と米国ナズダック総合 (NASDAQ Composite) は前日比で小幅高の終値をつけていた。

午前5時30分頃からは、同じく次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) のアドリアナ・クーグラー理事の発言もあり、米国政策金利誘導目標の「フェデラル・ファンド (FF / Federal Funds) 金利レートに対する私の予想は、前回の3月のFOMCの見通しと一致」と、今年年内に3回の米国利下げ見通しを支持した19人中10人であったことが意識され、「もし今後も、予想通りの米国のディスインフレ(Disinflation / インフレ鈍化のディスインフレーションの略)と米国労働市場の状況であれば、今年にある程度の米国利下げをすることは適切であろう」としており、「自身の予想では、ディスインフレ傾向は今後も続くと予想している」と同じく米国インフレに対してやや楽観的なハト派寄りの発言をしたことも、ドルの上値を抑えていたが、今後のデータ重視の姿勢も見られたことでは、明日の夜の米国雇用統計の最新データに注目が集まり、利益確定や持ち高調整の後には、様子見や買い控えの値動きで小動きになる市場時間も見られた。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の151円95銭付近から、円の高値でドルの安値の151円58銭付近の値幅約37銭で、今朝6時頃のニューヨーク終値は151円70銭付近と、前営業日の前ニューヨーク終値の151円56銭付近と比較すると、約14銭の小幅な円安ドル高をつけていた。

今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時151円58銭付近で、日本市場でも明日の夜の米国雇用統計の発表イベントを控えたイベントリスクの様子見やドルの買い控えの値動きでやや小動きになっていた。

ただし、昨夜から今朝までの米国市場で一時151円95銭付近と今年の円安ドル高記録に迫った為替介入警戒感による円の買い戻しがあったことや、今朝も米国長期金利が昨夜の一時4.42%台から下落後の米国債券市場の終値時の一時4.34%台付近に下げたままで推移していた頃の今朝9時3分頃には、対ドルの円相場は一時151円54銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、今朝の日本市場の仲値決済では、日本の貿易企業の輸入実需の円売りドル買いが入ったほか、今朝の米国主要株価の下げ止まりと反発の影響もあり、今日の東京株式市場でも、昨日は下落した日経平均株価が大幅に反発上昇したため、株価上昇時のブル・マーケット (Bull Market / 強気市場) で起きやすいリスク選好のリスクオン (Risk-on) の低リスク通貨の円売りで、ドルはイベントリスクや為替介入警戒感による買い控えを混ぜながらの上昇であったが、リスクオンで買われやすい欧州ユーロが買われて対円や対ドルで上昇した。

前日終値では前日比で300円以上の大幅安だった日経平均株価は、今日は前日比で一時700円以上の大幅高を記録した時間もあったが、利益確定の抵抗も入ったため、午後15時台に3万9,773円14銭の終値で前日比321円29銭高で大引けした。

午後からの欧州市場と世界最大規模の英国ロンドン外国為替市場の参入では、米国長期金利は一時4.37%台に反発上昇したため、午後16時23分頃に日米金利差拡大による円売りドル買いではドルは円相場で一時151円76銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録したが、明日の米国雇用統計発表イベントなどを控えたイベントリスクによるドルの買い控えでは、欧州ユーロが対円だけでなく対ドルでも上昇していたため、152円台手前の151円台後半では為替介入警戒感もあり早期の利益確定売りが入りやすく、ドルの円相場での上値を抑える形になっていた。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は151円69〜70銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の151円67〜69銭付近の前東京終値比では約2銭の小幅な円安ドル高になっていた。

今夜この後にも、最新米国経済指標の発表予定や米国連邦準備制度理事会 (FRB) の高官達の発言予定などがあり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜20時30分に3月の米国チャレンジャー人員削減数、今夜21時30分に前週分の米国新規失業保険申請件数および米国失業保険継続受給者数と、2月の米国貿易収支が同時発表され、続いて、今夜23時頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権は持たないがFRB高官の米国フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言予定、25時15分頃からは次回のFOMC投票権を持つFRB高官の米国リッチモンド連銀のバーキン総裁の発言予定、25時45分頃から次回のFOMC投票権は持たないFRB高官の米国シカゴ連銀のグールズビー総裁の発言予定、27時頃から次回のFOMC投票権を持つFRB高官の米国クリーブランド連銀のメスター総裁の発言予定、27時頃からは次回のFOMC投票権は持たないがFRB高官の米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の発言などが予定されている。

一方、欧州ユーロの円相場は、今夜17時の今日の東京外国為替市場の今日のユーロ円相場の終値は164円66~67銭付近と、日本市場の前営業日同時刻にあたる昨日17時の163円37~38銭付近の前東京終値比で約1円29銭の大幅な円安ユーロ高であった。

主な要因は、先週末からサマータイムに時差変更され、今週は春の復活祭のイースタホリデー明けの欧州では、夏季の観光シーズンによる実需が始まったほか、先週までに欧州利下げ時期に関する市場予想で売られて安値圏になった後の欧州ユーロが買い戻される動きが続いていた。

さらに、今日の日本市場でも、日経平均株価反発上昇によるリスク選好のリスクオンの低リスク通貨の円売りで欧州ユーロが買われており、対するドルは、日本政府と日銀の為替介入警戒感や明日の米国雇用統計を控えたドルのイベントリスクなどでやや買いにくい様子見や買い控え雰囲気があった中で、欧州ユーロはドルに対しても上昇していた。

加えて、今日の午後16時50分に発表された欧州ユーロ圏のフランスの最新経済指標の3月の仏サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 改定値は前回と市場予想の47.8を上回る48.3に上方修正され、続いて16時55分に発表されたドイツの3月の独サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値も前回と市場予想の49.8と景気ボーダーライン (Borderline) の50を超える50.1に上方修正され、今夜17時に発表された欧州ユーロ圏総合の3月の欧州サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値も前回と市場予想の51.1を上回る51.5に上方修正されたことも、欧州景気懸念緩和による欧州ユーロの買いに影響を与えていた。

そのため、ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0854〜1.0856ドル付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の1.0770〜1.0771ドル付近の前東京終値比では約0.84セントのユーロ高ドル安であった。

ただし、今夜17時の日本市場終了後の英国ロンドン外国為替市場で今夜18時に発表された欧州ユーロ圏総合の2月の欧州卸売物価指数 (PPI / Producer Price Index) は、前月比は前回の-0.9%と市場予想の-0.7%よりも鈍化した-1.0%であったが、前年同月比では前回の-8.6%と前回修正の-8.0%と市場予想の-8.6%に対し-8.3%と市場予想比の強弱はやや混合していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は192円4〜10銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の190円57〜63銭付近の前東京終値比では約1円47銭の大幅な円安ポンド高であった。

主な要因は、経済や地理的に近いこともあって欧州ユーロの影響を受けやすい英国ポンドも、今日の日経平均株価上昇時のリスク選好の低リスク通貨の円売りで買われていた。

今夜17時の東京終値の後の今夜17時30分に発表された最新英国経済指標の3月の英国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は、前回と市場予想の53.4を下回る53.1に下方修正されたが、好景気と不景気を分けるボーダーラインの50は上回り続けていた。

また、債券利回りを受けた実質的な日英金利差や、今朝の米国長期金利の一時低下時には欧州ユーロだけでなく英国ポンドも対ドルで上昇していた影響が円相場にも波及していた。

なお、今日のリスク選好市場の低リスク通貨の円売りやイベント前の調整などで世界的に流動性が高い安全資産でもあるドル売りでは豪ドルも買われており、円相場では今夜の東京終値の頃にも一時100円台付近に上昇していたが、今夜19時台の英国ロンドン外国為替市場でも豪ドルは円相場で100円台に乗せて推移している。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年4月4日の日本時間(JST)19時56分(チャート画像の時間帯は、3月最終日曜日から英国夏時間 (BST / British Summer Time) に1時間時差変更され、日本から時差8時間遅れになった英国ロンドン外国為替市場の英国夏時間 (BST / GMT+1 / JST-8) の11時56分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。(なお、米国市場では3月第二日曜日から米国夏時間 (EDT / Eastern Daylight Time / JST-13) になっていたが、今回の変更で、EDTは英国冬のGMT-5から夏のGMT-4に変更された。)

通貨ペア JST 19:56の為替レート 前営業日JST 17:00の前東京終値
ドル/円 151.70 〜 151.72 +0.03 (円安)
ユーロ/円 164.76 〜 164.78 +1.39 (円安)
ユーロ/ドル 1.0860 〜 1.0861 +0.0090 (ドル安)
英ポンド/円 192.08 〜 192.14 +1.51 (円安)
スイスフラン/円 167.42 〜 167.48 +0.49 (円安)
豪ドル/円 100.28 〜 100.32 +1.56 (円安)

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