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FXニュース:米FRBパウエル議長発言控え

FXニュース:米FRBパウエル議長発言控え

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FXニュース:米FRBパウエル議長発言控え

FXニュース:米FRBパウエル議長発言控え

東西FXニュース – 2023年12月01日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • FRBハト派タカ派と中道派
  • 来年早期の米利下げ予想後退
  • 米PCEデフレーター予想通り
  • 米ダウ工業株が今年の最高値
  • 日米金利差拡大と持ち高調整
  • 欧インフレ鈍化で利下げ予想

今日2023年12月1日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の147円60銭前後から円の安値でドルの高値の148円32銭前後の値幅約72銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は147円3~4銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の148円27~28銭付近の前東京終値比では約1円24銭の大幅な円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では欧州インフレ鈍化を受けた欧州利下げ時期に関する市場予想が再燃し、欧州ユーロ売りと欧州に連動しやすい英国ポンド売りでドルが買われた影響が円相場にも波及し、ドルが円相場で上昇していたが、月末要因の持ち高調整や買い戻しの抵抗を交えながら、昨夜22時頃からの米国ニューヨーク外国為替市場が始まった。

昨夜22時半に発表された最新米国重要経済指標の10月の米国個人消費支出 (PCE / Personal consumption expenditures) デフレーターの前年同月比は、前回3.4%に対し市場予想通りの3.0%で、食品とエネルギー除くコアPCEデフレーターは、前年同月比が前回の3.7%に対し市場予想一致の3.5%で、前月比は前回の0.3%に対し市場予想通りの0.2%といずれも市場予想通りの鈍化を示し、10月の米国個人消費支出 (PCE) の前月比も前回の0.7%に対し市場予想通りの0.2%で、同時発表の10月の米国個人所得の前月比も前回の0.3%と前回修正の0.4%に対し市場予想通りの0.2%に鈍化し、いずれも市場の想定通りであったが、昨夜22時25分頃には米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.2%台に下げていた影響もあり、昨夜22時半頃には瞬時反発ではあったがドルは円相場で一時147円20銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、市場予想通りの結果に加えて、同時発表だった米国雇用市場関連の最新経済指標の前週分の米国新規失業保険申請件数は、前回の20.9万件と前回修正の21.1万件と市場予想の22.0万件に対し21.8万件と市場予想よりも強く、前週分の米国失業保険継続受給者数は前回の184.0万人と前回修正の184.1万人と市場予想の187.2万人に対し192.7万人と市場予想よりも弱く強弱が入り混じったことでは、すぐに安値後のドルの買い戻しや、欧州市場でのユーロ売りドル買いの影響の波及などでドルは再び上昇に転じた。

続いて、昨夜23時45分に発表された11月の米国シカゴ購買部協会景気指数は、前回の44.0と市場予想の45.4に対し55.8と大幅に上昇し、米国長期金利が4.3%台に上昇したほか、好景気はインフレ圧となりやすいため、ドル買いが強まった。

また、この日の米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達のタカ派発言のニュースが市場で話題になり、米国サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は、「現時点では、米国利下げについては全く考えていません。FRBが米国利上げを終了したかどうかを考えるのには、時期尚早ではないでしょうか」と発言したほか、これまではFRBの中でもハト派で知られていた米国ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、同連銀のカンファレンス講演で「依然として先行きは極めて不透明であり、我々FRBの決定は、引き続き今後のデータ次第である。米国経済の現在のリスクの高すぎる米国インフレと景気減速リスクの双方のリスク・バランスを考慮する必要があり、私の見解では現在の米国政策金利フェデラル・ファンド (FF) 目標レンジはピークかそれに近い水準であるとしているが、私の予想以上の物価上昇圧や不透明性が続く場合には、米国追加利上げが必要になるかもしれない」と発言し、米国インフレ率の見通しを今年3%、来年2.25%、再来年に目標の2%に近づくとしたことで、先日のFRBのウォラー理事のハト派発言のサプライズ以来高まっていた来年早期の米国利下げ予想が後退し、米国長期金利が更に上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いが起きた。

このため、昨夜23時47分頃にドルは円相場で一時148円52銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

午前1時の英国市場のロンドン・フィキシング (ロンフィク / London Fixing) に向けた月末の円買いフローは抵抗要因になり、米国市場で安値を記録後の円相場はしばらく下げ渋ったが、午前1時のロンフィク後からは、日米金利差拡大の影響もあり、再び対ドルの円相場が下落した。

同時進行していた米国ニューヨーク株式市場でも、米国好景気の指標などを受けて米国ダウ工業株30種 (DJI / Dow Jones Industrial Average) が前日比で500ドル以上の大幅高に上昇し今年の最高値を記録するなど、安全資産の米国債売りに伴う利回り上昇で米国長期金利が上昇し日米金利差が拡大したほか、ナズダック (NASDAQ) のみ小幅低下したものの他の米国主要株価三指数のダウやS&P500の上昇によるリスク選好のリスクオンの低リスク通貨の円売りや月末のドルの買い戻しなども為替相場に影響を与えた。

ただし、今夜この後には米国連邦準備制度理事会 (FRB) の中でも中道派として知られているパウエル議長の発言予定があり、これまでにタカ派だったウォラー理事のハト派発言や、ハト派だったニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁のタカ派発言のサプライズがあったため、中道派だったパウエル議長が今回はタカ派ハト派のどちら寄りの発言をするのか、また早計な市場の米国利上げ終了予想や早期の利下げ転換の市場予想などを牽制するのかなど、注目が集まり始めたことでも、月末要因のドルの持ち高調整とともに様子見の値動きも混ざり始めた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場は、円の高値でドルの安値の147円20銭前後から円の安値でドルの高値の148円52銭前後の値動きで、今朝7時頃のニューヨーク終値を148円20銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約96銭の円安ドル高をつけていた。

今朝8時半には、日本の最新経済指標の発表があり、10月失業率は前回と市場予想の2.6%に対し2.5%に改善され、10月有効求人倍率も前回と市場予想の1.29に対し1.30と前回と市場予想以上に堅調であった。

同時発表だった7〜9月の第3期四半期法人企業統計調査のソフトウェア含む全産業設備投資額は、前回の4.5%に対し前年同期比が市場予想通りの3.4%であった。

今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場では、今朝の日本の雇用市場の指標を受けた日本景気好感の円買い需要や、今夜のパウエル議長の要人発言イベントを控えたイベント前のドルの持ち高調整などが入り、今朝9時55分の日本市場の仲値決済では月末決算後で実需勢の売買は控えめであったため、午前10時10分頃に一時147円60銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録したが、市場安値後のドルは再び反発を始めた。

午後15時15分には、今日の東京株式市場で日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が3万3431円51銭の終値と、前日比55円38銭安で大引けしたことでは、ややリスク回避のリスクオフの低リスク通貨の円買いの抵抗も交えた。

しかし、夕方からの欧州英国市場の本格参入では、昨夜からの欧州インフレ鈍化による欧州利下げ時期に関する市場予想が出ていたことから欧州ユーロに対するドル買いの影響が円相場にもドル上昇圧として波及したほか、米国長期金利が3.3%台に乗せて上昇していたことでも、日米金利差拡大による円売りドル買いも入り、午後16時54分頃にドルは円相場で一時148円32銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は147円3~4銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の148円27~28銭付近の前東京終値比では約1円24銭の大幅な円安ドル高になった。

今夜この後には、最新米国経済指標の発表予定や次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言予定があり、日本時間の今夜の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜23時45分に11月の米国製造業購買担当者景気指数、深夜24時に 11月の米国ISM製造業景況指数と10月の米国建設支出、同じく深夜24時頃から米国シカゴ連銀グールズビー総裁の発言予定、25時頃から注目度の高いFRBのパウエル議長の発言予定と、続いて28時頃からも再びパウエルFRB議長の発言予定があり、同時刻頃からFRBのクック理事の発言も予定されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は161円55〜56銭付近と、日本市場の前営業日同時刻にあたる昨夜17時の161円1〜3銭付近の前東京終値比で約54銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、今日の対ドル円相場の前日比で大幅な円安の影響が他の主要通貨でもある欧州ユーロにも波及したが、昨夜の欧州インフレ鈍化の経済指標を受けた欧州利下げ時期予想で欧州ユーロもドルに対して売られていたために、ユーロ円の下げ幅はドル円よりも小幅域に留まっていた。

また、その後の今夜17時50分に発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標では、フランスの11月の仏製造業購買担当者景気指数 (PMI) 改定値が前回と市場予想の42.6に対し42.9で、今夜17時55分発表のドイツの11月の独製造業購買担当者景気指数(PMI) 改定値も前回と市場予想の42.3に対し42.6で、今夜18時の欧州ユーロ圏総合の11月の欧州製造業購買担当者景気指数 (PMI) 改定値も前回と市場予想の43.8に対し44.2と前回と市場予想を上回っていたが、好景気と不景気のボーダーライン (境界線) の50は下回っていた。

なお、今夜20時半頃からも欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁が連日で発言している。

前述のユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0894〜1.0896付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の1.0950〜1.0952ドル付近の前東京終値で約0.56セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、前述の通り、欧州のインフレ鈍化を示す経済データを受けて、来年の欧州利下げ転換時期に関する市場予想が再燃しており、欧州ユーロが対ドルで売られたことが為替相場に影響を及ぼしていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は187円31〜37銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の186円65〜71銭付近の前東京終値比で約66銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、先述の今日の対ドル円相場の大幅円安の影響が英国ポンドにも波及したほか、今日の午後16時に発表された最新英国経済指標では、11月の英国ネーションワイド住宅価格の前月比が前回の0.9%と市場予想の-0.4%に対し0.2%で、市場予想ほど英国の住宅インフレは鈍化していなかった。

また、今夜18時半に英国ロンドン外国為替市場で発表された11月の英国製造業購買担当者景気指数 (PMI) 改定値も、欧州同様に前回と市場予想の46.7に対し47.2と市場予想を上回ったが、好景気と不景気の境界の50は下回っていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年12月1日の日本時間(JST)20時32分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の11時32分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:32の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 148.10 〜 148.11 +1.07 (円安)
ユーロ/円 161.29 〜 161.31 +0.28 (円安)
ユーロ/ドル 1.0889 〜 1.0891 -0.0061 (ドル高)
英ポンド/円 187.30 〜 187.36 +0.65 (円安)
スイスフラン/円 169.35 〜 169.41 +0.90 (円安)
豪ドル/円 97.97 〜 98.01 +0.40 (円安)

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FXニュース:今夜米PCEデフレーター控え

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FXニュース:今夜米PCEデフレーター控え

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東西FXニュース – 2023年11月30日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • GDPの改定値が上方修正
  • 個人消費は市場予想下回る
  • 昨夜の米コアPCEは想定以下
  • 米地区連銀経済報告の減速
  • 日経平均株価が大幅高に転ず
  • 欧州インフレ鈍化利下げ意識

今日2023年11月30日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の146円86銭前後から円の安値でドルの高値の147円26銭前後の値幅約40銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は147円3~4銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の147円30~32銭付近の前東京終値比で約27銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では日本市場の終了後も昨日の日本市場の円相場で9月以来の一時146円台の安値を記録後のドルの買い戻しが進み、昨夜19時48分頃にはドルは円相場で一時147円82銭付近を記録していた。

昨夜22時に発表された欧州ユーロ圏主要国ドイツの最新経済指標の11月の独消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) 速報値が、前月比で前回の0.0%と市場予想の-0.1%に対し-0.4%と前回と市場予想よりも鈍化を示し、前年同月比も前回の3.8%と市場予想の3.5%に対し3.2%と前回と想定よりも欧州主要国のインフレ鈍化を示したことで、米国だけではなく欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会も来年利下げに転じる可能性が意識され、欧州ユーロ売りの円が買われた影響では円相場が反発上昇したが、欧州ユーロ売りではドルも買われたことでは抵抗も混ざった。

続いて、米国ニューヨーク外国為替市場で昨夜22時半に発表された最新米国重要経済指標の7〜9月の第3期四半期の米国実質国内総生産 (GDP / Gross Domestic Product) 改定値は、前期比年率が前回の4.9%と市場予想の5.0%に対し5.2%に上方修正されたことを受けては、米国長期金利が4.318%台に上昇し、円などの主要通貨に対してドルが買われて上昇し、昨夜23時1分頃にドルは円相場で一時147円91銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、同時発表だった同四半期の米国経済活動の3分の2以上を占める米国GDP個人消費の改定値は前期比年率が前回と市場予想の4.0%に対し3.6%と前回と市場予想を下回り、米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が物価指標としても注視している食品とエネルギーを除いた米国コアPCE (個人消費支出 / Personal Consumption Expenditures) 改定値の前期比年率も前回と市場予想の2.4%に対し2.3%に低下していたことでは、市場高値を記録後のドルには利益確定売りが入り始めた。

また、深夜24時頃には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の中でもハト派で知られる米国アトランタ連銀のボスティック総裁が論文で、「我々の調査や企業経営者達からの情報では、米国インフレ鈍化の軌道は継続する可能性が高い。米国の経済活動は、今後数カ月に減速すると考えられる。米国の景気抑制的な金融政策と金融引き締まりにより、経済活動が一段と抑制されていることが一因」と発言したことが米国ブルームバーグ (Bloomberg) などのニュースになり、前日のウォラー理事のハト派発言以来高まっていた来年早期の米国利下げ予想が再燃し、深夜頃に米国長期金利が一時4.252%付近に一時急落したため、日米金利差縮小時の円買いドル売りで深夜24時4分頃には円相場で一時147円12銭付近にドルが売られた。

しかし、その直後の深夜24時過ぎ頃には、米国リッチモンド連銀のバーキン総裁が米国経済ニュース専門局のCNBCのインタビューで、「米国のインフレが目標の2%に向けて軌道に乗っているかどうかには懐疑的で、来年早期の米国利下げについて語るには、時期尚早」と発言したほか、「米国のインフレが鈍化しているのであれば金利に関して特に何かする必要はないが、米国のインフレが再び加速するのであれば金利をさらに引き上げるという選択肢が必要だ」と、米国のインフレ警戒と追加利上げの可能性についてタカ派の発言をしたニュースが英国ロイター通信 (Reuters) などの国際メディアでも伝わり、「市場は米国のインフレについて、私とは異なる予想を立てている。我々が発信するメッセージが市場に反映されることを願う」との発言内容もソーシャルメディアなどで話題になり、米国長期金利が4.3%台に向けて反発したほか、深夜24時34分頃にはドルも円相場で一時147円71銭付近に反発した。

一方で、深夜過ぎ頃からは、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) のベイリー総裁の発言やインタビューもニュースになり、「今はまだ、英国利下げを協議できる段階ではない」と発言したことなどが話題になっており、「来年1〜3月の第1四半期末までに英国のインフレ率は4%を若干下回る見込みであるが、目標の2%を達成する道のりにおいて、最終段階がどのような展開になるのかを見極める必要があり、まだ確信をつかめるようなところまではきていない」と発言し、早期の英国利下げ期待を牽制していたことでは、再上昇後のドルの利益確定売りで英国ポンドが買われた影響なども円相場に波及した。

午前3時頃からの米国クリーブランド連銀のメスター総裁の発言は、「今後の経済データを評価する上で、現在の米国金融政策は好位置にある。更なる追加利上げが必要かどうかは、経済状況次第」と発言し、今夜この後の米国重要経済指標の米国個人消費支出 (PCE) デフレーターなどが注目され、再び利益確定や持ち高調整なども入り始めた。

午前4時には米国連邦準備制度理事会 (FRB) が最新の米国地区連銀経済報告 (ベージュブック) を公表し、内容に「米国の経済活動は、前回の報告書以降、減速した」とあったことでは低リスク通貨の円に対してドルが売られて、午前4時10分頃に一時147円8銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、同ベージュブックの内容では、米国の物価上昇については「米国の地区全体でほぼ緩やかにはなったが、依然として高止まりしている」としていたことではドルの買い戻しの抵抗も入ったが、米国労働需要について「引き続き緩和した」とあったことでは、米国長期金利が低下し、再びドルが売られる動きも入った。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の147円91銭前後から円の高値でドルの安値の147円8銭前後の値動きで、今朝7時頃の米国ニューヨーク終値は147円24銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約24銭の円高ドル安をつけていた。

今朝8時50分には日本の最新経済指標も発表され、10月の鉱工業生産の速報値は、前月比が前回の0.5%と市場予想の0.8%に対し1.0%に上昇し、前年同月比も前回の-4.4%と市場予想の0.4%を上回る0.9%に上昇と好調であった。

ただし、同時発表の10月の小売業販売額は前年同月比が前回の5.8%と前回上方修正の6.3%と市場予想の5.9%に対し4.2%で、10月の百貨店・スーパー販売額 (既存店) の前年同月比も前回の4.5%から3.7%に低下していたことでは強弱入り混じった。

今朝9時頃からの今日の東京外国為替市場では、今朝9時55分の日本市場の仲値決済で今日は日本の貿易企業の決算日の集中しやすい5と10が付く日の「五十日 (ゴトーび / ごとおび) 」であったことから、輸入実需と輸出企業の円売りと円買いが交錯したが、月末要因の輸出企業のまとまった円買いドル売り需要があり、9時55分頃にドルは円相場で一時146円88銭付近を記録したが、昨日同様に146円台の安値圏からは安値のドルの買い戻しも入り始めた。

今日の東京株式市場で日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が大幅な上昇に転じたことも、日本株価上昇時のリスク選好のリスクオンの低リスク通貨の円売りを促していた。

また、今日は日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の中村豊明審議委員が、兵庫県金融経済懇談会の挨拶で、「当面は、現在の金融緩和を、粘り強く続ける必要がある」と発言していたことも、日銀の金利抑制の大規模緩和金融政策継続予想を強めていた。

ただし、午後14時には日本の最新経済指標の11月の日本消費者態度指数の一般世帯が前回の35.7と市場予想の35.6を上回る36.1に上昇し、同時発表の10月の日本新設住宅着工戸数の前年同月比も前回と市場予想の-6.8%から-6.3%に改善されており、日本経済の強さが意識されたことなどでは円が買われたほか、午後からの欧州市場の参入による対ユーロの円買いなどの影響も対ドル円相場に円高圧として波及し、午後15時42分頃に対ドル円相場は一時146円86銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、午後16時には、欧州ユーロ圏主要国ドイツの最新経済指標の10月の独小売売上高の前月比が前回の-0.8%と前回修正の-0.1%と市場予想の0.4%に対し1.1%に上昇し、前年同月比も前回の-4.6%と前回修正の-3.9%と市場予想の-2.0%に対し-0.1%と改善されたことでは欧州ユーロが買い戻される値動きも入ったが、16時45分に発表されたフランスの11月の仏消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) 速報値が、前月比が前回の0.1%と市場予想の0.0%に対し-0.2%にインフレ鈍化し、前年同月比も前回の4.0%と市場予想の3.7%に対し3.4%と前回と市場予想よりもインフレ鈍化を示したことでは、再びユーロが売られてドルが買われて上昇した影響の対ドル円相場への波及もあり、ドルは円相場で午後16時46分頃に一時147円26銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

同時発表されたフランスの10月仏消費支出の前月比も市場予想以下で、10月仏卸売物価指数 (PPI) の前月比も前回の0.7%と前回下方修正の0.6%から0.0%に低下し、より重要度の高い7〜9月の第3期の仏国内総生産 (GDP) 改定値の前期比も前回と市場予想の0.1%に対しマイナス成長の-0.1%に低下していたことでは、欧州ユーロ売りで安全資産のドルや米国債も買われたため、米国10年債の価格上昇に伴う利回り低下で、利回りが指標となる米国長期金利が低下した17時頃には、日米金利差縮小で低リスク通貨の円も買われた。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は147円3~4銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の147円30~32銭付近の前東京終値比では約27銭の円高ドル安になった。

ただし、今夜21時頃の英国ロンドン外国為替市場では、欧州ユーロなどに対してドルが買われた影響や持ち高調整などもあり、前東京終値日比では小幅な円安ドル高にも転じている。

今夜この後には最新米国重要経済指標の発表予定や、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官発言予定などがあり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜22時半に前週分の米国新規失業保険申請件数と米国失業保険継続受給者数、同時刻に10月の米国個人所得と、10月の米国個人消費支出 (PCE) 、PCEデフレーター、PCEコア・デフレーターなどの重要経済データが発表されるイベント時間があり、続いて23時15分頃から次回の米国公開指標委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言予定、23時45分に 11月の米国シカゴ購買部協会景気指数、深夜24時に10月の米国住宅販売保留指数などが発表される予定である。

また、欧州市場でも、今日は欧州経済指標発表が相次いでいるが、今夜22時半頃から欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の発言予定がある。

先述に要因を述べた欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は161円1〜3銭付近と、日本市場の前営業日同時刻にあたる昨夜17時の161円83〜84銭付近の前東京終値比で約82銭の円高ユーロ安であった。

また、今夜の欧州市場では今夜17時55分にドイツの11月の独失業者数も発表され、前月比では前回の3.00万人と前回修正の3.10万人に対し市場予想通りの2.20万人に改善された一方で、11月の独失業率は前回と市場予想の5.8%に対し5.9%に悪化していた。

今夜19時には、欧州ユーロ圏の最新欧州重要経済指標の11月消費者物価指数 (HICP) 速報値は、前年同月比が前回の2.9%と市場予想の2.7%に対し2.4%と前回と市場予想よりも欧州インフレ鈍化を示し、欧州HICPコア指数の速報値の前年同月比も前回の4.2%と市場予想の3.9%に対し3.6%に低下し、欧州利下げ時期に関する市場予想が再燃している。

ただし、同時刻の欧州ユーロ圏の10月失業率は、前回と市場予想一致の6.5%の横ばいであった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0950〜1.0952ドル付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の1.0982〜1.0986ドル付近の前東京終値で約0.32セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、昨夜発表された欧州ユーロ圏のドイツやスペインのインフレ鈍化や、前述の今日の欧州インフレ鈍化などを受けて、欧州利下げ時期に関する市場予想が再燃し、欧州ユーロ売りでドルが買われる値動きに影響を与えていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は186円65〜71銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の187円8〜14銭付近の前東京終値比で約43銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、欧州ユーロ圏経済の影響を受けやすい英国ポンドも低リスク通貨の円に対して売られた影響が出ていたが、比較的小幅域に留まっていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年11月30日の日本時間(JST)21時2分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の12時2分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 21:02の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 147.70 〜 147.71 +0.40 (円安)
ユーロ/円 161.23 〜 161.25 -0.60 (円高)
ユーロ/ドル 1.0916 〜 1.0917 -0.0066 (ドル高)
英ポンド/円 186.70 〜 186.76 -0.38 (円高)
スイスフラン/円 168.74 〜 168.80 +0.92 (円安)
豪ドル/円 97.46 〜 97.50 -0.20 (円高)

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FXニュース:世界株安時の低リスク通貨

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FXニュース:世界株安時の低リスク通貨

FXニュース:世界株安時の低リスク通貨

東西FXニュース – 2023年11月28日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日米欧英株安でリスク回避
  • 欧米長期金利低下で円買い
  • 米新築住宅販売数想定以下
  • 米国債入札受け利回り低下
  • 月末前の輸出企業の円買い
  • 今夜米FRB高官の発言控え

今日2023年11月28日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の147円97銭前後から円の安値でドルの高値の148円55銭前後の値幅約58銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は148円51~53銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の149円4~6銭付近の前東京終値比で約53銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日午後の日本の東京外国為替市場では、東京株式市場の日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) の大幅反落やアジアの主要株安などを受けたリスク回避のリスクオフによる低リスク通貨の円買いが起きていたが、その後の昨夜の欧州英国市場でもドイツの主要株価指数の独DAX (Deutsche Aktienindex) や英国ロンドン証券取引所LSE / London Stock Exchange)の英FTSE (Financial Times Stock Exchange) 100株価指数などが低下したため、昨夜19時10分頃には欧州通貨に対する安全資産でもあるドルは円相場で一時149円33銭付近まで買い戻されたが、昨夜22時頃からの連休明けの米国ニューヨーク外国為替市場でも、米国ニューヨーク株式市場で米国主要株価三指数が軒並み下げ始め、世界的な株安時のリスク回避が強まり、安全資産の欧米国債買いにより欧米債券価格上昇に伴う利回り低下の影響で欧米長期金利が低下し、世界株安時の低リスク通貨の円買いに加えて、日米欧金利差縮小時の円買いにより、ユーロやドルなどの主要通貨に対して円相場が上昇した。

昨夜23時頃から欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会のラガルド総裁の発言があり、欧州議会新型コロナウイルスの流行期に購入した1兆7000億ユーロ (およそ277兆円相当) の債券について、「我々は少なくとも2024年末までは再投資を続けると表明してきた。これは遠くない将来に政策委員会で議論や検討される問題で、恐らく見直すことにはなるが」と発言していたことでも欧州国債買いが継続しており、債券価格上昇に伴う利回り低下で欧州長期金利が低下したほか、「欧州雇用市場の伸びが、今年の年末にかけて失速する可能性を示す兆しが幾つかある」と言及したことでも、前回までの欧州インフレ圧への警戒の発言では欧州利上げ長期化予想で買われたユーロが安全資産のドルや低リスク通貨の円に対して売られていた。

また、ラガルド総裁は先日にインタビューで息子が仮想通貨に投資し、リスクについて何度も警告したが無視されて彼は投資額をほぼ全額失ったとややハイリスク投資への牽制的な話をしていたが、今回は欧州景気懸念の再燃に繋がる発言もあったために、欧州株安時には低リスクの安全資産の欧州債券買いが起きやすかった。

昨夜から今朝までの米国市場で深夜24時に発表された最新米国重要経済指標の10月の米国新築住宅販売件数は、年率換算件数が前回の75.9万件から前回71.9万件に下方修正され、市場予想の72.3万件に対し67.9万件と前回下方修正後と市場予想よりも低下し、前月比も前回プラス圏だった12.3%と前回下方修正の8.6%と市場予想の-4.8%に対しマイナス圏の-5.6%と大幅に低下したことで、米国高金利による住宅ローンへの影響や米国景気減速懸念が起き、米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が来月の次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) で米国政策金利の据え置き予想による米国利上げ終了予想が強まったほか、米国利下げ時期に関する市場予想が浮上した影響などで、米国長期金利が更に低下を続けたが、欧州長期金利の方が低下していた欧州英国市場と重なる午前2〜3時頃までは対ユーロでのドル買い需要もあったため、円相場ではドル下落には抵抗も入っていた。

同時進行していた米国ニューヨーク債券市場では、午前1時半に米国2年債の入札があり、欧州英国市場でのドルの買いも入っていた午前1時35分頃にはドルは円相場で一時149円8銭付近の米国市場での円の安値でドルの高値を記録したが、米国債の入札は堅調であったため、米国長期金利は低下を続けており、日米金利差縮小時の円買いドル売りも継続した。

欧州英国市場の終了後の午前3時にも米国市場では米国5年債の入札があり、世界的な安全資産でもある米国債の入札が世界株安時のリスクオフムードで堅調な結果であったことから他の種類の米国債券価格も連れ高になり、米国債の債券価格上昇時の利回り低下の影響により、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利は低下を続け、昨夜22時頃の米国市場開場時には一時4.461%付近だった米国長期金利は、米国市場終盤の午前6時頃には一時4.384%付近に向けて大幅に低下していたため、欧州英国市場終了後でドル買い抵抗の減ったドルは円相場で日米金利差縮小による円買いドル売りの影響で、午前4時45分頃に一時148円54銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

米国ニューヨーク株式市場では、米国主要株価指数が軒並み下落し、米国ダウ工業株30種 (DJI / Dow Jones Industrial Average) が終値35,333.47ドルで前営業日比56.68ドル安、S&P500 (Standard and Poor’s 500) も終値4,550.43で前営業日比8.91ドル安、ナスダック総合指数 (NASDAQ Composite / National Association of Securities Dealers Automated Quotations Composite) も終値14,241.023と前営業日比9.832ドル安で終了した。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の149円8銭前後から円の高値でドルの安値の148円54銭前後の値動きで、今朝7時頃のニューヨーク終値は148円69銭付近と前営業日同時刻の前ニューヨーク終値(149.40円)と比べて約71銭の円高ドル安をつけていた。

今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場は148円41銭付近から始まったが、今朝の日本市場の仲値決済では、今週に月末決算を控えた日本の輸出企業の円買いドル売りが優勢で円相場が上昇し、また今朝9時半過ぎの時点でも米国長期金利が4.395%付近と日米金利差縮小時の影響が続いていたことや、今日の日経平均株価が続落方向でリスク回避の低リスク通貨の円買い需要が続いたことに加えて、日本市場と時間帯の近いアジア市場でもアジア株安懸念の一方で中国人民銀行が今朝の対ドル人民元の売買の基準レートを前日比で元高ドル安に設定した影響の外貨へのドル安圧の波及もあり、午前11時40分頃にドルは円相場で一時147円97銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、一時147円台後半の日本市場の安値を記録後にはドルの買い戻しが進んだほか、昼の13時頃には米国長期金利も低下幅を縮めて一時4.411%付近に日米金利差拡大したため、ドルは円相場で反発して下げ幅を縮め始めた。

前日は大幅安で終値をつけていた続落懸念のあった日経平均株価も、一時プラス圏に上昇したほか、午後15時15分に3万3408円39銭と前営業日比で39円28銭安の小幅安に留まったことでも、リスク回避で買われていた低リスク通貨の円の利益確定売りや安値からのドル買いやユーロ買いなどの持ち高調整が進んだ。

午後からの欧州英国市場の参入でも、午後16時に発表された欧州ユーロ圏の主要国ドイツの最新経済指標の12月の独GFK消費者信頼感調査が発表され、前回の-28.1と前回修正の-28.3と市場予想の-27.9に対し-27.8と前回と市場予想よりも改善したほか、16時45分発表のフランスの11月の仏消費者信頼感指数も前回と市場予想の84に対し87に上昇したことでも、低リスク通貨の円の利益確定売りでユーロが買い戻されて下げ幅を縮めた影響も波及しており、午後16時59分頃にはドルは円相場で一時148円55銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値まで下げ幅を縮めた。

また、米国利上げ終了後の利下げ時期に関する市場予想が高まっていたが、今夜この後には米国連邦準備制度理事会 (FRB) の高官達の発言予定が相次ぐことや、欧州中央銀行 (ECB) 理事会のラガルド総裁の再発言予定などもあることから、イベントを控えた持ち高調整も影響を与えた。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は148円51~53銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の149円4~6銭付近の前東京終値比で約53銭の円高ドル安になった。

今夜この後には、最新米国経済指標や米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言予定と米国債入札予定などがあり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜23時に9月のS&Pとケース・シラーの米国住宅価格指数と 7〜9月の第3期四半期の米国住宅価格指数、深夜24時に11月の米国消費者信頼感指数と11月の米国リッチモンド連銀製造業指数、同じく深夜24時頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 投票権を持つ米国シカゴ連銀のグールズビー総裁の発言予定、24時5分頃から同じくFOMC投票権を持つFRBのウォラー理事の発言予定、24時45分頃から同FOMC投票権を持つFRBのボウマン理事の発言予定、27時に米国7年債の入札予定、27時5分頃から同FOMC投票権を持つFRBのバー副議長の発言予定と29時半頃からも再発言予定などがあり、今後のドル円の値動き予想材料として市場で注目されている。

また、欧州英国市場でも、今夜25時頃から欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の再発言予定などが注視されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は162円40〜42銭付近と、日本市場の前営業日同時刻にあたる昨夜17時の163円16〜18銭付近の前東京終値比で約76銭の円高ユーロ安であった。

主な要因は、前述の昨夜の欧米株安時のリスク回避や、欧州長期金利低下時の日欧金利差縮小の欧州ユーロ売りで、低リスク通貨の円が買われた影響が残った。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0935〜1.0937ドル付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の1.0946〜1.0948ドル付近の前東京終値で約0.11セントのユーロ安ドル高であった。

主な原因は、円と同じく昨夜の欧州株安時のリスクオフのユーロ売りで世界的に流動性が高い安全資産でもあるドルが買われたほか、米国長期金利の低下よりも欧州長期金利の低下幅の方が大きかった時にもユーロに対してドルが買われていた。

しかし、今夜の英国ロンドン外国為替市場では、欧州と米国の利下げ時期に関する市場予想の影響もあり、今日の夕方に米国長期金利が一時4.376%付近に低下した影響もあり、対ドルで欧州ユーロが買い戻されて、今夜20時台には前東京終値比で小幅なユーロ高ドル安にも転じている。また今夜の要人発言予定が注目され、持ち高調整なども進んでいる。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は187円32〜38銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の187円98銭〜188円4銭付近の前東京終値比で約66銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、欧州ユーロ圏経済の影響を受けやすい英国ポンドも、昨夜の英国主要株価低下時のリスク回避で、低リスク通貨の円に対して売られていたことなどが影響していた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年11月28日の日本時間(JST)20時40分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の午前11時40分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:40の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 148.51 〜 148.52 -0.53 (円高)
ユーロ/円 162.69 〜 162.71 -0.47 (円高)
ユーロ/ドル 1.0954 〜 1.0955 +0.0008 (ドル安)
英ポンド/円 187.50 〜 187.56 -0.48 (円高)
スイスフラン/円 168.56 〜 168.62 -0.60 (円高)
豪ドル/円 98.28 〜 98.32 +0.14 (円安)

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FXニュース:日経平均年内高値後大幅安

FXニュース:日経平均年内高値後大幅安

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FXニュース:日経平均年内高値後大幅安

FXニュース:日経平均年内高値後大幅安

東西FXニュース – 2023年11月27日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米PMI製造業市場予想以下
  • 米PMIサービス部門上振れ
  • 米ホリデー期の欧ドル売り
  • 米利上げ終了予想も根強く
  • リスク回避の低リスク通貨
  • 欧インフレ圧意識ユーロ高

今日2023年11月27日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の149円67銭前後から円の高値でドルの安値の148円77銭前後の値幅約90銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円4~6銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の149円43~45銭付近の前東京終値比で約39銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、先週金曜の夜の英国ロンドン外国為替市場と、米国感謝祭 (Thanksgiving Day) 翌日のブラックフライデー (Black Friday) のホリデーシーズンで同時進行の米国債券市場と米国株式市場などは短縮取引で市場参加者が減っていた先週金曜の夜22時頃から始まった先週末の米国ニューヨーク外国為替市場では、欧州英国市場で欧州株価上昇時のリスク選好のリスクオンの欧州ユーロ買いと英国ポンドに対する低リスク通貨の円の利益確定売りや持ち高調整が進んだ影響の波及も強く、米国長期金利が一時4.486%付近への上昇を見せた先週金曜の夜22時32分頃にドルは円相場で一時149円67銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録していた。

しかし、米国のホリデー時期のため、ビジネスや企業などによるまとまったドル実需が減少していたこともあり、続いては欧州英国通貨に対して世界的な安全資産でもあるドルにも利益確定や持ち高調整が入り始めた外貨影響も対ドル円相場に波及し、ドルに対する円相場は反発を始めた。

この原因には、先週金曜の夜19時頃からの欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会のラガルド総裁の「欧州インフレとの闘いはまだ終わっていない」というインフレ警戒継続の発言や、それまでにも他のECB高官の発言でもオーストリア中銀のホルツマン総裁が欧州のインフレ圧力の根強さに言及し、「欧州追加利上げの可能性は、利下げに転ずる可能性よりも低くない」とタカ派寄りの発言が伝わっていた影響もあった。

先週金曜の夜23時45分に発表された最新米国経済指標の11月の米国製造業購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers’ Index) 速報値は前回の50.0と市場予想の49.8に対し49.4と前回と市場予想を下回り弱かったが、11月の米国サービス部門の購買担当者景気指数 (PMI) 速報値は前回の50.6と市場予想の50.4に対し50.8と前回と市場予想を上回って強く、強弱入り混じる結果になっていたが、11月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) 速報値は前回の50.7と市場予想の50.4に対し50.7と市場予想は上回ったものの前回と横ばいであったことでは、横ばいに近い値動きが続いた。

米国ホリデー期で米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) 関係者には特に発言がなかったことから、米国利上げサイクルの終了は引き続き意識されていた中で、欧州の早期の利下げ予想の後退と共に追加利上げの可能性が意識され、欧州ユーロ買いドル売りが起きていたが、先週金曜の夜23時半過ぎのニュースでは欧州中央銀行 (ECB) 理事会のデギンドス副総裁がスペインで開催されたイベントで、欧州インフレと世界経済のモメンタム鈍化および欧州金融政策により、欧州ユーロ圏の経済成長の見通しには下振れリスクがあり、「経済成長は、我々の予想を下回る可能性がある」とした上で、「現在の欧州金利水準は十分に長く維持されており、今後、欧州インフレは抑制される可能性が高い」と発言したことではやや抵抗も混ざり始めたが、英国ロンドン外国為替市場の冬時間で午前3時頃の終了後の日本時間午前3時半過ぎには、ECB高官のエストニア中銀のミュラー総裁も、「恐らく、最早、これ以上の欧州利上げの必要はない」と発言していたことなどでは、ユーロの対するドル下落圧の傍らでやや低リスク通貨の円の買い戻しの円相場の抵抗も入ったため、米国市場終盤付近の土曜の朝7時頃にはドルは円相場で一時149円39銭付近の円の高値でドルの安値を記録した。

このため、先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の149円65銭前後から円の高値でドルの安値の149円39銭前後の値動きで、先週土曜の朝7時頃のニューヨーク終値は149円40円付近と前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約8銭の小幅な円高ドル安をつけていた。

週が明けた今朝早朝のオセアニア市場では、今朝8時頃にはドルは円相場で149円50銭付近に推移しており、今朝8時50分に日本の最新経済指標が発表され、10月の企業向けサービス価格指数の前年同月比は前回の2.1%と前回修正の2.0%と市場予想の2.1%に対し2.3%と前回と市場予想よりも上昇していたことでは、今朝9時頃からの日本の東京外国為替市場では149円54銭付近の始値からはやや円買いも混ざり始めたが、今朝の米国長期金利が4.488%付近から午前10時頃の一時4.517%付近に向けて上昇していたことや、今週月末を控えた今朝9時55分の日本企業の仲値決済に向けては輸入実需のドル買い需要もあり、今朝9時35分頃にドルは円相場で一時149円67銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、今日の東京株式市場では、日経平均株価指数 (Nikkei 225 / JP225) が今朝9時19分頃に一時3万3811円41銭付近の今年の高値記録を更新後に利益確定売りなどで大幅な下落に転じ始めたため、日本株価下落時のリスク回避のリスクオフの国内第一安全資産の低リスク通貨の円買いがドルに対して優勢に転じ、今日の日経平均株価は午後15時15分に3万3447円67銭の終値と、前営業日同時刻比で177円86銭安の大幅下落で大引けしたため、低リスク通貨の円買いが続き、ドルに対する円相場が上昇した。

また、日本市場と時間帯の近いアジア市場でも今日の上海株式市場が軟調で、その一方で米国WTI原油先物価格が低下しており、低リスク通貨の円が対ドルで買い戻されていた。

今夜は米国債の入札予定を控えていることもあり、米国長期金利も再び一時4.47%台付近に低下したことや、ユーロドルでも欧州と米国の利上げ終了時期に関する市場予想の影響と今夜23時頃からの欧州中央銀行 (ECB) 理事会のラガルド総裁の再発言予定を前にしたタカ派発言期待の欧州ユーロ買いドル売りなども入っていたため、ユーロ高ドル安の影響も他の主要通貨である対ドル円相場にドル下落圧として波及し、午後からの欧州英国市場の参入のあった午後16時22分頃に一時148円77銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

今日の円相場で市場安値を記録後のドルにはやや買い戻しも入ったものの、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円4~6銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の149円43~45銭付近の前東京終値比で約39銭の円高ドル安になった。

今夜この後には最新米国経済指標の発表予定や米国債入札予定などがあり、日本時間の今夜の経済指標カレンダーのスケジュールは、深夜24時に10月の米国新築住宅販売件数、25時半に米国2年債の入札予定、27時に米国5年債の入札予定があり、また欧州市場では今夜この後の23時頃から 欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の発言予定が注目されている。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は163円16〜18銭付近と、日本市場の前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時163円0〜1銭付近の前東京終値比で約16銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、先週末の欧州市場では欧州株価上昇時のリスクオンのリスク選好で低リスク通貨の円売りで欧州ユーロが買われたほか、欧州中央銀行 (ECB) の高官達の発言を受けた欧米の利下げ終了時期に関する市場予想でユーロドルのユーロ高の影響や、米国ホリデー時期で現地需要の減ったドル売りで欧州ユーロが買われて上昇していた影響も他の主要通貨である円相場などに波及していた。

このため、ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0946〜1.0948ドル付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜の夜17時の1.0906〜1.0908ドル付近の前東京終値で約0.40セントのユーロ高ドル安であった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は187円98銭〜188円4銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の187円25〜31銭付近の前東京終値比で約73銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、先週の市場予想以上の英国経済指標発表後の英国景気懸念の緩和による英国ポンド買いの影響が続いたほか、先週には英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) のベイリー総裁の発言でも、欧州同様に英国のインフレ圧の根強さが言及されていたことで、日英金利差予想による円売り英ポンド買いが引き続き影響を及ぼしていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年11月27日の日本時間(JST)20時31分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の午前11時31分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JJST 20:31の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.02 〜 149.03 -0.41 (円高)
ユーロ/円 163.19 〜 163.20 +0.19 (円安)
ユーロ/ドル 1.0950 〜 1.0951 +0.0044 (ドル安)
英ポンド/円 188.08 〜 188.14 +0.83 (円安)
スイスフラン/円 169.24 〜 169.30 +0.23 (円安)
豪ドル/円 98.39 〜 98.43 +0.38 (円安)

 

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FXニュース:米購買担当者景気指数控え

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FXニュース:米購買担当者景気指数控え

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東西FXニュース – 2023年11月24日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日米金利差拡大の円安続く
  • 日経平均株価今年の最高値
  • 株高時の低リスク通貨売り
  • 米経済指標発表控え調整も
  • 欧英景気懸念後退の買戻し

今日2023年11月24日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の 円 銭前後から円の安値でドルの高値の 円 銭前後の値幅約 銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円43~45銭付近と、世界市場の昨日17時の149円14~15銭付近と比較すると約29銭の円安ドル高で、昨日は日本市場が祝日休場であったため前営業日同時刻にあたる一昨日17時の148円94~96銭付近の前東京終値比では約49銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日は日本の勤労感謝の日と米国感謝祭で日米市場が祝日休場であったが、昨日の東西FXニュースでもお伝えした通り、昨夕の英国ロンドン外国為替市場で発表された欧州ユーロ圏主要国のドイツ及び欧州ユーロ圏総合と英国の最新経済指標が市場予想を上回ったことから、欧州英国景気懸念が緩和され、欧州ユーロや英国ポンドが低リスク通貨の円に対して買い戻されて円相場で上昇した影響が対ドル円相場に円安圧として波及したほか、昨夜21時半に公開された前回10月25~26日開催分の欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会議事要旨の内容に、経済データ次第の方針ではあるが、「欧州追加利上げの可能性を残しておくことを支持」とあり、日欧金利差拡大の可能性が意識されていた。

昨夜22時頃からの米国ニューヨーク外国為替市場は米国感謝祭 (Thanksgiving Day) の祝日休場で、今日もカレンダー上では一応は平日ではあるが、米国で年内最大の売り上げが計上されることが多いブラック・フライデー (Black Friday) セールのイベント日であり、米国では昨日から今週末にかけて休暇を取る習慣が一般的なホリデー時期のため、昨夜の米国市場相当時間の世界市場も、市場時間が重なる前述の英国ロンドン外国為替市場の値動きの影響が強く、昨夜22時1分頃の一時149円44銭付近が昨夜から今朝までの米国市場該当時間の円の高値でドルの安値となってドルが円相場で上昇を続け、同時進行中だった欧州株式市場で景気懸念後退による欧州株価上昇時のリスクオン (リスク選好) の低リスク通貨の円売りの影響もあり、深夜24時7分頃に一時149円69銭付近の米国市場該当時間の円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、昨夜発表の11月の英国購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers’ Index) 速報値の総合指数が50.1と好景気と不景気のボーダーライン (境界線) の50を4カ月ぶりに上回ったことが好感されたリスクオンの英国ポンド買いの影響は、低リスク通貨の円だけでなく、世界的に流動性が高い安全資産のドルに対しても波及していたことや、ドイツの株価指数の独DAXはプラス圏で終値を付けたが英国株価指数のFTSE100は小幅なマイナス圏で終値をつけたため、安値後の低リスク通貨の円買いと高値後のドルの利益確定売りの抵抗もやや入った後、英国ロンドン外国為替市場終了後の米国市場該当時間後半にはやや横ばいに近い小幅な値動きに転じた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場相当時間の世界市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の149円44銭前後から円の安値でドルの高値の149円69銭前後の値動きで、今朝7時頃のニューヨーク終値相当時間は149円56銭付近と、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約2銭の小幅な円安ドル高をつけていた。

今朝早朝8時半のオセアニア市場時間には、日本の最新重要経済指標の発表があり、10月の日本の全国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) は、前年同月比が前回の3.0%と市場予想の3.4%に対し3.3%と前回よりは上昇したものの市場予想を下回り、生鮮食料品を除いたCPIコア指数の前年同月比も前回の2.8%と市場予想の3.0%に対し2.9%の市場予想以下で、生鮮食料品とエネルギー除いたCPIコアコア指数は、前回の4.2%と市場予想の4.1%に対し4.0%と前回と市場予想よりも鈍化しており、日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の早期の金融緩和修正期待が更に後退し、日銀の金利抑制の大規模緩和金融政策継続予想が優勢で、日米金利差拡大予想の円売りドル買いが入った。

今朝9時頃からの祝日休み明けの今日の日本市場では、昨日の勤労感謝の日の休場前に発表されていた最新米国経済指標の米国雇用関連の指標が堅調で、11月の米国ミシガン大学の消費者態度指数の確報値が速報値から上方修正された上に、米国消費者の1年後の予想インフレ率が4.5%に上昇し4月以来の高水準で、米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が前回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) 議事要旨で米国利下げ転換に言及していなかったことなどもあり、米国政策金利が高金利で長期間維持されるとの市場予想が高まり、日本市場時間の今朝の時間外米国債券市場では米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利の上昇が意識されており、円安要因である日米金利差拡大による円売りドル買いの影響もあり、今朝9時8分頃にドルは円相場で一時149円71銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

また、今朝の日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が上昇し、今年の高値を一時上回ったことも、リスクオンの低リスク通貨の円売りに影響を及ぼしていた。

ただし、今朝9時55分の今日の日本市場の仲値決済では、明日の25日は土曜日のため、今日が実質的な日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10が付く日の五十日 (ゴトーび / ごとおび) にあたるが、前述の通り米国はホリデー・シーズンで輸入実需の円売りドル買い需要は少なめで、その一方で、輸出企業の円買いドル売りや、ドル円が21日に一時147円台を記録後に149円台後半に乗せたため投資系の利益確定や持ち高調整の円買いドル売りが入り始めたため、米国長期金利はやや上昇トレンドではあったものの、対ドル円相場には円安抵抗も入り、午後14時12分頃には一時149円20銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、今朝の4.45%台付近から今日の午後には4.49%台付近に向けて米国長期金利が上昇していたため、利益確定や持高調整の一巡後には再び、かねてからの円安要因でもある日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢になった。

また、午後15時15分には今日の東京株式市場で今年の高値を記録後の日経平均株価が、3万3625円53銭の終値と前営業日比で173円70銭高の大幅高で大引けしたため、日本株高時のリスク選好市場での低リスク通貨の円売りも再開し、再び円相場が下落した。

なお、今日のブラック・フライデーは正式な米国の連邦祝日の休日ではないため、米国のホリデー・シーズンで参加規模の縮小は予想されてはいるが、流動性の関係では小さな値動きも大きく出やすくなる可能性から、今夜この後の米国市場は開場予定で、今夜23時45分の最新米国経済指標の11月の米国購買担当者景気指数 (PMI) 速報値の発表予定が注目されており、イベント前の持ち高調整も入り始めている。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は149円43~45銭付近で、世界市場の昨夜17時の149円14~15銭付近と比較すると約29銭の円安ドル高で、昨日の日本市場の祝日休場前の前営業日同時刻にあたる一昨日17時の148円94~96銭付近の前東京終値比で約49銭の円安ドル高になった。

今夜この後には、前述の最新米国経済指標の発表があり、今夜23時45分に11月の米国製造業・サービス部門と総合の購買担当者景気指数 (PMI) 速報値は発表される予定である。ただし、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の高官達も休暇中の可能性が高く、特に注意すべき今夜の米国の要人発言予定は、現時点では伝わってきていない。

ただし、欧州市場では今夜19時頃から欧州中央銀行 (ECB) 理事会のラガルド総裁の発言があり、欧州インフレについて、「闘いはまだ終わっていない。勝利を宣言する状態にないのは明らかだ」と発言していたことが先ほど伝わっている。

今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は163円0〜1銭付近と、日本市場の前営業日同時刻にあたる一昨日17時の162円61〜62銭付近の前東京終値比で約39銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、昨夜の欧州経済指標を受けた欧州景気懸念後退や、日欧株価上昇時のリスクオンの低リスク通貨の円売りで欧州ユーロも買われていた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0906〜1.0908ドル付近で、日本市場の前営業日同時刻にあたる一昨日17時の1.0916〜1.0917ドル付近の前東京終値では約0.10セントのユーロ安ドル高であったが、世界FX市場の昨夜17時の1.0912〜1.0914ドル付近と比較すると約0.06セントの小幅なユーロ安ドル高であった。

主な要因は、先述の昨夜の市場予想以上の欧州経済指標を受けた欧州景気懸念の一時後退では欧州ユーロが安全資産のドルに対して買い戻されたが、欧州指標は好景気と不景気の境界線の50を軒並み下回っていたことや、米国経済指標と比較すると依然として欧州ユーロ圏は強弱が入り混ざっており、今日の夕方16時に発表された欧州ユーロ圏主要国ドイツの最新重要経済指標の7〜9月の第3四半期期の独国内総生産 (GDP / Gross domestic product) の改定値は、前回と市場予想通りの前期比-0.1%の横ばいのマイナス成長で、前年同期比は前回と市場予想の-0.3%に対し-0.4%に低下していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は187円25〜31銭付近で、日本市場の祝日前の前営業日同時刻の一昨日17時の186円58〜64銭付近の前東京終値比で約67銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、昨夜の英国経済指標が市場予想以上かつ、わずかに好景気寄りの50以上であったことで、英国景気懸念の緩和により、主要通貨に対する英国ポンドの買い戻しが入ったほか、先日の英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) のベイリー総裁の発言の影響もあり、英国のインフレ圧の根強さが意識され、日英金利差予想による円売り英ポンド買いなども影響を及ぼした。

また、今日の日本株価上昇によるリスクオンの低リスク通貨の円売りでも、ドルや欧州ユーロだけでなく、英国ポンドも買われていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年11月24日の日本時間(JST)20時50分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の午前11時50分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:50の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.56 〜 149.58 +0.62 (円安)
ユーロ/円 163.23 〜 163.25 +0.62 (円安)
ユーロ/ドル 1.0913 〜 1.0915 -0.0003 (ドル高)
英ポンド/円 187.95 〜 188.01 +1.37 (円安)
スイスフラン/円 169.30 〜 169.36 +0.68 (円安)
豪ドル/円 98.28 〜 98.32 +0.87 (円安)

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FXニュース:米経済指標受け金利差拡大

FXニュース:米経済指標受け金利差拡大

FXニュース:米経済指標受け金利差拡大

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東西FXニュース – 2023年11月23日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 新規失業保険申請件数改善
  • 米消費者態度指数上方修正
  • 米消費者期待インフレ率高
  • 日米金利差縮小から拡大に
  • 日米祝日休場日の世界市場
  • 欧英経済指標受けた円安も

今日2023年11月23日木曜日の日本の東京外国為替市場は「勤労感謝の日 (Labor Thanksgiving Day)」で祝日休場であるが、日本市場相当時間の9時から17時までの世界FX市場の外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の149円46銭前後から円の高値でドルの安値の148円89銭前後の値幅約57銭で、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値相当時間は149円14~15銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の148円94~96銭付近の前東京終値比で約20銭の円安ドル高であった。

なお、今夜この後の米国市場も米国の「感謝祭 (Thanksgiving Day) 」の祝日休場予定であるが、欧州英国市場などの世界市場の海外FXでは、通常通りのトレードが可能である。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夕の英国ロンドン外国為替市場では、中東情勢のニュースなどを受けた地政学リスク警戒感の一時緩和などから、世界的な安全資産でもある米国債が売られて米国長期金利が一時4.4%台付近に上昇していた時には、日米金利差拡大による円売りドル買いや主要通貨に対するドルの買い戻しが進み、昨夜17時55分頃にドルは円相場で一時149円35銭付近に上昇した。

ただし、英国景気懸念などもあり、債券価格低下後の世界的な安全資産の米国債が安値感から買い戻され、債券価格再上昇に伴う利回り低下の影響で米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.3615%付近と、およそ2カ月ぶりの低利回りを記録したため、日米金利差縮小時の円買いドル売りや主要通貨に対するドル売りで、昨夜21時46分頃にドルは円相場で一時148円59銭付近まで一時低下した。

しかし、昨夜22時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場では、昨夜22時19分頃の一時148円60銭付近が米国市場での円の高値でドルの安値となりドルが反発したほか、昨夜22時半に発表された米国雇用関連の最新米国経済指標の前週分の米国新規失業保険申請件数が前回の23.1万件と前回修正の23.3万件と市場予想の22.6万件に対し20.9万件に改善され、前週分の米国失業保険継続受給者数も前回の186.5万人と前回修正の186.2万人と市場予想の187.5万人に対し184.0万人と前回と市場予想よりも好調で、堅調な米国雇用市場を背景とした米国の賃金インフレ圧が意識され、米国長期金利が反発上昇に転じ、主要通貨に対するドルの買い戻しが始まり、円相場でもドルが再び149円台に向けた再上昇を始めた。

同時発表だった10月の米国耐久財受注の前月比は、前回の4.6%と前回修正の4.0%と市場予想の-3.1%に対し-5.4%と市場予想よりも低く、輸送用機器除いたコアな前月比も前回の0.4%と前回修正の0.2%と市場予想の0.1%に対し0.0%であったことではやや抵抗も混ざっていたが、続いて深夜24時に発表された11月の米国ミシガン大学消費者態度指数の確報値が、前回速報値の60.4と市場予想の60.6に対し61.3に上方修正されて市場予想を上回り、同時発表の米国消費者期待インフレ率も4.5%と市場予想を上回る今年4月以来の高水準であったことなどから、米国連邦準備理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が米国政策金利を高金利で長期間維持するとの市場予想が高まり、米国長期金利上昇に伴う日米金利差拡大の円売りドル買いが進み、24時39分頃にドルは円相場で一時149円75銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

同時進行していた英国ロンドン外国為替市場でも、同じく深夜24時に発表された欧州ユーロ圏総合の最新経済指標の11月の欧州消費者信頼感の速報値が、前回の-17.9と前回修正の-17.8と市場予想の-17.6に対し-16.9にマイナス圏で改善されていたものの、米国消費者信頼感と比較した欧州ユーロなどの他の主要通貨に対するドル買いの影響も波及した。

同じく同時進行していた米国ニューヨーク株式市場でも、市場予想よりも堅調だった米国経済指標を好感し、11月23日の米国感謝祭の祝日と11月24日のブラック・フライデー (Black Friday) のビッグ・セールスの週末を控えたホリデー前の米国主要株価三指数が上昇し、ブル・マーケット (強気市場) のリスクオン (リスク選好) で低リスク通貨の円が売られドルの買い戻しが進んでいたが、その後の市場終盤に向けては、米国のホリデー前の利益確定などの持ち高調整の抵抗を交えた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の148円60銭前後から円の安値でドルの高値の149円75銭前後の値動きで、今朝7時頃のニューヨーク終値は149円54銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円15銭の大幅な円安ドル高をつけていた。

今朝のアジア・オセアニア市場では、海外市場において前日比で大幅な円安ドル高が進んだことを受けた調整の安値の低リスク通貨の円買いと高値のドルの利益確定売りや、今日から始まる米国のホリデー時期を見込んだ持ち高調整では、世界的に流動性が高いドルの米国での実需低下予想のドル売りが先行したため、今日は日本市場も勤労感謝の日の祝日休場であったが、今朝9時頃の東京外国為替市場相当時間の対ドル円相場の一時149円46銭付近が、今日の日本市場相当時間の円の安値でドルの高値となり、その後には円相場が今朝までの大幅な下げ幅を縮め始めた。

今日の日本市場が休場中のため、日本市場相当時間には小幅な値動きになったものの、時間帯が重なるアジア・オセアニア市場の値動きの影響があり、時間外の米国ダウ先物が上昇後の低下で小安く推移したことなどによるドル需要低下売りや、オセアニア通貨のオーストラリアの豪ドルやニュージーランドドルに対する持ち高調整のドルの利益確定売りなどが続いた。

午後からの欧州市場の参入でも、欧州英国通貨に対するクロス円の円相場の上昇や、米国ホリデーで実需低下のドル売りの影響などが対ドル円相場に波及し、午後15時7〜8分頃にかけて一時148円89銭付近の今日の日本市場相当時間の円の高値でドルの安値を記録した。

欧州本土からやや時差遅れの夕方からの英国ロンドン外国為替市場の本格参入では、再びやや円売りドル買いに転じたものの、この後の米国市場がホリデー時期でドル実需が少ないことでは、ドルの買い戻し幅は限られていた。

ただし、夕方16時45分に欧州市場で発表された欧州ユーロ圏のフランスの最新経済指標の11月の仏企業景況感指数が前回と市場予想の98に対し97で、前回と市場予想よりも低下したことでは、堅調だった米国経済市場と比較した欧州英国景気懸念による世界的な安全資産のドル買いもやや入っていた。

このため、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値相当時間は149円14~15銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の148円94~96銭付近の前東京終値比では約20銭の円安ドル高になった。

今夜この後の米国市場はホリデー休場予定のため、最新米国経済指標や米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達もお休みの予定であるが、今夜の欧州英国市場では後述する通り、最新経済指標などの発表が続いている。

今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値相当時間は162円76〜78銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の162円61〜62銭付近の前東京終値比で約15銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、前述の今朝までの対ドルの円安の影響が波及していたほか、日欧金利差に加えて、今日は日本市場も祝日休場で円実需が少なかった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間は1.0912〜1.0914ドル付近で、昨夜17時の1.0916〜1.0917ドル付近の前東京終値で約0.04セントの小幅なユーロ安ドル高だった。

今夜17時15分に発表された欧州ユーロ圏のフランスの11月の仏製造業購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers’ Index) の速報値は前回の42.8と市場予想の43.1に対し42.6と前回と市場予想を下回り、11月の仏サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の速報値も前回の45.2と市場予想の45.6に対し45.3と、前回ほどではないものの市場予想以下であったが、今夜17時半に発表された欧州ユーロ圏のドイツの11月の独製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回の40.8と市場予想の41.2に対し42.3に上昇し、11月の独サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の速報値も前回の48.2と市場予想の48.5に対し48.7に上昇しており、市場予想比の強弱が入り混じっていた。

続いて、今夜18時に発表された欧州ユーロ圏総合の11月の欧州製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回の43.1と市場予想の43.4に対し43.8と前回と市場予想よりも上昇し、11月の欧州サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 速報値も前回の47.8と市場予想の48.1に対し48.2といずれも前回と欧州景気懸念の市場予想は上回ったことではユーロが買われていたが、依然として不景気と好景気を分けるボーダーライン (境界線) の50を下回っていたことではユーロの上昇幅はやや限られたが、発表後の今夜20時台にはユーロドルは前営業日の東京終値比の横ばいレンジ圏に達している。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は186円76〜82銭付近で、昨夜17時の186円58〜64銭付近の前東京終値比で約18銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、先述のドルやユーロなどの主要通貨に対する円安の影響が英国ポンドにも波及していたほか、日英金利差予想も影響を与えていた。

また、その後の今夜18時半に英国ロンドン外国為替市場で発表された最新英国経済指標の11月の英国製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は、前回の44.8と市場予想の45.0に対し46.7に上昇し、11月の英国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 速報値も前回と市場予想の49.5に対し50.5と前回と市場予想以上に上昇し、不景気と好景気を分けるボーダーラインの50を上回ったことも好感され、発表後の英ポンドは円相場で上昇幅を広げている。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年11月23日の日本時間(JST)20時27分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の午前11時27分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:27の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.18 〜 149.19 +0.24 (円安)
ユーロ/円 162.86 〜 162.88 +0.25 (円安)
ユーロ/ドル 1.0916 〜 1.0918 ±0.0000 (レンジ)
英ポンド/円 187.32 〜 187.38 +0.74 (円安)
スイスフラン/円 169.02 〜 169.08 +0.40 (円安)
豪ドル/円 98.00 〜 98.04 +0.59 (円安)

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FXニュース:米FOMC議事要旨公開影響

FXニュース:米FOMC議事要旨公開影響

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FXニュース:米FOMC議事要旨公開影響

FXニュース:米FOMC議事要旨公開影響

東西FXニュース – 2023年11月22日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米利下げ転換への言及なし
  • 米金融引き締め長期化予想
  • 長期金利上昇時の金利
  • 米中古住宅販売件数は減少
  • ロンドンフィキシング調整
  • 日米祝日前の持ち高調整も
  • 英インフレ圧の根強さ意識

今日2023年11月22日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の148円2銭前後から円の安値でドルの高値の149円5銭前後の値幅約1円3銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は148円94~96銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の147円55~56銭付近の前東京終値比で約1円39銭の大幅な円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日の日本市場終了後の昨夜17時32分頃の英国ロンドン外国為替市場では、前週の米国インフレ鈍化の米国重要経済指標を受けた米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が来月の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) で米国政策金利据え置きと米国利上げサイクルの終了予想が優勢で、米国利下げ時期に関する市場予想も浮上していたことから米国長期金利が低下し、日米金利差縮小による円買いドル売りや、日米金利差縮小予想の持ち高調整が進み、ドルは円相場で一時147円15銭付近と今年9月14日以来の日通しの円の高値でドルの安値を記録したが、その後は明日11月23日の米国感謝祭 (Thanksgiving Day) と翌24日の欧米のブラック・フライデー (Black Friday) から週末にかけたホリデー・シーズンを控えていたため、昨夜22時頃からの米国ニューヨーク外国為替市場と後半の市場時間が重なる英国ロンドン外国為替市場では、日本時間の午前1時 (英国現地冬時間の16時) のロンドン・フィキシング (London Fixing) の値決め時間に向けた対円や対ユーロなどを含む主要通貨に対する大規模なドルの買い戻しのフロー (Flow / 流れ) が始まった。

このため、昨夜22時からの米国市場では、22時26分頃の一時147円35銭付近が米国市場の円の高値でドルの安値となり、その後にはドルは円相場で下げ幅を縮めて上昇した。

ただし、米国市場で深夜24時に発表された最新米国経済指標の全米リアルター協会 (NAR / National Association of Realtors) 統計の10月の米国中古住宅販売件数は、年率換算件数が前回の396万件と前回下方修正の395万件と市場予想の390万件に対し379万件に低下し、前月比も前回の-2.0%と前回下方修正の-2.2%と市場予想の-1.5%に対し-4.1%と、いずれも前回と市場予想を下回ったことでは、ドル買いにはやや抵抗も混ざった。

また、午前1時頃から欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) のラガルド総裁の発言があり、欧州利上げ後の最近のインフレ率の鈍化傾向について、「今はまだ勝利宣言をする時期ではない。欧州のインフレ率を目標の2%に戻すことに引き続き注力し、短期的なデータ動向に基づいて時期尚早な結論を急がないようにするべきだ。欧州のインフレが持続するリスクにも、引き続き注意する必要があり、欧州のインフレが持続的に目標の2%に抑制されるための条件が整っているという確実な証拠が得られるまでは、引き続き注意を払う必要がある」と述べていたことで、先日のドイツ連銀のナーゲル総裁の発言に続き、欧州の早期の利下げ時期の市場予想を牽制していた。

しかし、午前4時の米国市場で公表された前回10月31日〜11月1日開催分の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨では、「FOMC参加メンバー全員が、米国政策金利について慎重に進めることに同意した」が、「大半のFOMCメンバーは米国インフレの上振れリスクを認識」しており、今後、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のインフレ目標の2%の達成に向けた進展が十分でないことを示す経済データが出てきた場合には、「更なる金融引き締めが適切になる」と、米国追加利上げ検討の可能性についてのタカ派寄りの言及があり、「引き続き十分な期間、金融引き締め的なスタンスを維持することが重要」との意見も出ていた一方で、ハト派の米国利下げ転換時期についての言及は一切なかったことから、市場ではややタカ派寄りの内容と受け止められ、米国政策金利の据え置き後も高金利を長期間維持するという米国金融引き締め長期化予想が再燃し、一時は午前3時の米国10年TIPS (物価連動債) の入札に向けて一時4.39%台に低下していた米国長期金利はTIPS入札結果の低調さも相まって4.44%付近に反発上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いや主要通貨に対する円の利益確定売りとドルの買い戻しが強まり、午前4時9分にドルは円相場で一時148円59〜60銭付近と、米国市場および日通しの円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、同時進行していた米国ニューヨーク株式市場では、米国政策金利上昇警への戒感と企業ローン金利コスト上昇による決算への影響の懸念など高まり、米国主要株価三指数が軒並み低下したため、リスク回避のリスクオフで安全資産の米国債が買われて米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時上昇後に再び一時4.39%台付近に戻すという「往って来い」になったことは、低リスク通貨の円買いの抵抗も入っていた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の147円35銭前後から円の安値でドルの高値の148円60銭前後の値動きで、今朝7時頃のニューヨーク終値は148円39銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で0銭と同価格の横ばいレンジ圏をつけていた。

その後の今朝9時頃から始まった今日の日本市場と東京外国為替市場でも、米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨のタカ派寄りの内容の影響を受けた米国利上げ長期化予想の再燃により、今日は米国政策金利フェデラル・ファンド (FF) 金利の市場予想値で有名なフェド・ウォッチ (CME FedWatch) で、次回12月の米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国金利据え置き予想値が以前の確定値超えの100%付近から94.8%付近に低下し、以前に一部でごく僅かに浮上していた早期の米国利下げ予想が0%に後退した一方で、代わりに次回の米国追加利上げの市場予想が5.2%に上昇し始めており、日本市場時間の時間外の米国債券市場でも米国10年債の利回りが指標の米国長期金利が一時の4.39%台から再び4.42%台付近に向けた上昇を始めたことで、日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢になった。

ただし、今朝10時過ぎ頃に、日本政府が今月の月例経済報告で、11月の国内景気判断について、前月の「緩やかに回復している」に対し、設備投資などの内需に弱さから「このところ、一部に足踏みも見られるが、緩やかに回復している」に引き下げ、今年1月以来の下方修正となったことを受けては、国内第一安全資産でもある低リスク通貨の円の買い戻しの抵抗も入ったことでは、今朝10時15分頃には対ドル円相場は一時148円2銭付近の今日の円の高値でドルの安値を記録したが、日本の景気懸念材料は少なかったために一時的な抵抗に留まり、再び日米金利差拡大による円売りドル買いが再開した。

また、今日は東京株式市場で日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が上昇し、午後15時15分に3万3451円83銭付近の終値で、前日比97円69銭高で大引けしたことも、低リスク通貨の円売りドル買いを継続させていた。

午後からの欧州市場の参入もあり、日米金利差拡大による円売りドル買いや、米国の金融引き締め長期化予想による日米金利差拡大予想のドルの買い戻しと持ち高調整も進行し、午後15時53分頃には、ドルは円相場で一時149円5銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は148円94~96銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の147円55~56銭付近の前東京終値比で約1円39銭の大幅な円安ドル高になった。

また、その後の今夜17時55分頃には、英国ロンドン外国為替市場で、ドルは円相場で一時149円35銭付近も記録している。

今夜この後にも、最新米国経済指標の発表予定などがあり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜21時に米国MBA住宅ローン申請指数、22時半に前週分の米国失業保険継続受給者数と米国新規失業保険申請件数、同時刻に10月の米国耐久財受注、深夜24時に11月の米国ミシガン大学消費者態度指数の確報値、24時半に週間の米国原油在庫などが発表される予定である。また、米国では明日23日の米国感謝祭の祝日から翌日のブラック・フライデーの金曜日以降の週末にかけてホリデーを取る人が多く、ホリデー前のポジション調整やドルの買い戻しなどが入っていることにも注意が必要である。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は162円61〜62銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の161円64〜65銭付近の前東京終値比で約97銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、基軸通貨で主要通貨のドルに対する今日の円売りの円安圧の影響が、他の主要通貨でもある欧州ユーロにも波及したほか、先述の欧州中央銀行 (ECB) 理事会のラガルド総裁や高官の独連銀総裁の欧州利下げ予想の牽制を受けた日欧金利差による円売りユーロ買いなども影響を及ぼした。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値1.0916〜1.0917ドル付近で、昨夜17時の1.0954〜1.09551ドル付近の前東京終値で約0.38セントのユーロ安ドル高だった。

主な要因は、前述の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨を受けて、早期の米国利下げ予想が後退し、タカ派の市場予想も浮上したことや、主要通貨に対するホリデー前のドルの買い戻しなどが影響を与えた。

なお、今夜この後の深夜24時頃には、欧州ユーロ圏の最新欧州経済指標の11月の欧州消費者信頼感の速報値の発表予定もある。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は186円58〜64銭付近で、昨夜17時の184円73〜79銭付近の前東京終値比で約1円85銭の大幅な円安ポンド高であった。

主な要因は、前述のドルや欧州ユーロなどの主要通貨に対する今日の円安の影響が英国ポンドにも波及したほか、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) のベイリー総裁達が昨夜の英国議会財政委員会で英国のインフレ圧の根強さに改めて言及したことで、英国政策金利も高金利で長期間据え置きされる市場予想が浮上したことで、日英金利差予想による円売り英ポンド買いなども入っていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年11月22日の日本時間(JST)20時39分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の午前11時39分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:39の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 148.84 〜 148.85 +1.29 (円安)
ユーロ/円 162.25 〜 162.26 +0.61 (円安)
ユーロ/ドル 1.0898 〜 1.0900 -0.0056 (ドル高)
英ポンド/円 186.44 〜 186.50 +1.71 (円安)
スイスフラン/円 168.33 〜 168.39 +1.34 (円安)
豪ドル/円 97.66 〜 97.70 +0.70 (円安)

 

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