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FXニュース:米連邦公開市場委員会(FOMC)が0.5%利上げ

FXニュース:米連邦公開市場委員会FOMC)が0.5%利上げ|

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FXニュース:米連邦公開市場委員会(FOMC)が0.5%利上げ

FXニュース:米連邦公開市場委員会FOMC)が0.5%利上げ

東西FXニュース – 2022年12月15日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 2023末の米政策金利予想中央値5.125%に上方修正
  • FRBパウエル議長はインフレ目標の2%掲げ長期化も
  • 日銀が来年4月に金融政策見直し検討との一部報道
  • 欧州ECBと英国BoEとスイスSNBも今夜新金利を発表

今日2022年12月15日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の135円90銭前後から高値の135円24銭前後の値幅約66銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は135円83~84銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約37銭の円安ドル高であった。

主な原因は、米国時間で14日の午後(日本時間では時差で今朝4時頃)に、米国連邦公開市場委員会 (FOMC) は0.50%の米国政策金利の利上げを決定し、米国フェデラルファンド (FF) 金利の誘導目標レンジが4.25〜4.5%に上昇した。利上げ幅は前回までの大幅な0.75%から0.50%への米利上げ減速予想通りではあったが、新たな米政策金利の見通しでは、来年2023年末の予想中央値が5.125%(5.00~5.25%)に上方修正されたことを受けて、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、日米金利差拡大予想による円売りドル買いが優勢になり、発表前は134円台だったドルが135円台後半に上昇した。

続いて、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のジェローム・パウエル議長の定例記者会見があり、「一言にインフレと言っても3種類あって、資源高による物品高のグッズ・インフレ、住宅価格のインフレ、それ以外の半数近くには人件費やサービス料の高騰によるサービス・インフレなどがあるけれども、最初のガソリン価格高騰などの資源高インフレは確かにピークアウトしてきていて、次に住宅インフレも収拾がつきそうな見通しもある。しかし、新型コロナで米国は労働者を数多く失い、早期引退等で働かない人達もいることで、実際には想定よりも400万人近い人手不足が考えられ、完全雇用に近い現在の堅調な労働市場の引き締まりがある一方で、賃金上乗せで労働者を雇った場合の人件費高騰やサービス代上乗せなどのサービス・インフレはまだ根強い。」「我々は、最新データや金融政策の反応を見ながら、米国のインフレ率を目標の2%に戻すことに強くコミットしていく。」というようなタカ派とも受け取れる米利上げ長期化の可能性についての発言では追加のドル買いが起き、ドル円相場は一時135円99銭付近にドルが上昇し円相場が下落した。

しかし、記者達の質問などに対して、次回0.25%への利上げ減速の可能性などについては、パウエル議長は「利上げの速度は重要ではない」として特に否定をしなかったことや、「今後の金融政策の決定は、最新のデータ次第」であるとし、「充分に抑制的な米金利水準には近づきつつある」などの回答をしたことからは、それほどのタカ派寄りではないと受け止められ、買われたドルが利益確定で売られて戻るという住って来いの市場反応なども起きた。

一方で、同時進行中の米国ニューヨーク株式市場では、米利上げ長期化の可能性などから、企業ローン上昇警戒や景気懸念などの株売りで反応し、米株価下落時のリスク回避では低リスク通貨の円が買われる抵抗もあった。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は135円50~55銭付近の前日同時刻比と横ばいレンジ圏になっていた。

その後に始まった今日の日本市場では、米利上げ長期化予想を受けて日米金利差拡大予想による円売りドル買いが再び優勢になり円相場が下落したが、今朝は日本銀行(日銀)が、来年4月の黒田総裁の任期終了の頃に大規模緩和金融政策の点検と検証を実施する可能性があるとした一部報道が伝わったことなどで、抵抗を加えた横ばいに近い動きが混ざった。

今朝は財務省が日本の最新経済指標の11月の貿易統計の通関ベースを速報で発表し、貿易収支は市場予想の1兆6802億円を超える2兆274億円の赤字であった一因に円安が考えられることも円買い抵抗に影響を与えていた。

また、今朝10時前の仲値決済に向けては、今日は日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10のつく日の五十日であることから、輸入実需での円売りドル買いと輸出企業の円買いドル売り売買が交錯した。

しかし、午後の欧州英国市場の参入では、日米金利差拡大予想による円売りドル買いが優勢さを増し、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は135円83~84銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約37銭の円安ドル高になった。

今夜その後の欧州英国市場では、18時台には136円台に円安ドル高が進行している。

今夜この後にも最新の米国経済指標の発表予定があり、22時半に注目度の高い11月の米小売売上高、12月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、前週分の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数、23時15分に11月の米鉱工業生産と米設備稼働率、24時に10月の米企業在庫などが予定されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は144円56~58銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約56銭の円安ユーロ高だった。欧州中央銀行 (ECB) も今夜この後に新政策金利発表を予定しており、日欧金利差拡大予想があることに加えて、ドルに対する円安がユーロ円相場にも波及していた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0642~1.0643ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.12セントのユーロ高ドル安だった。

今夜この後の日本時間22時15分には、欧州中央銀行 (ECB) も新政策金利発表を予定しており、22時45分からのラガルド総裁の定例記者会見も注目されている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は168円13〜19銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約8銭の円安ポンド高であった。

英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) も今夜この後の21時に新政策金利を発表予定で、英中銀金融政策委員会 (MPC) 議事要旨も同時公開される予定で、日英金利差拡大予想が優勢である。

今夜17時半にはスイス国立銀行 (SNB) も0.5%の追加利上げの新政策金利を発表し、市場予想通りに1.0%の新政策金利になった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月15日の日本時間(JST)20時30分(英国時間(GMT)11時30分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:30の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 136.72 〜 136.74 +1.26 (円安)
ユーロ/円 145.16 〜 145.17 +1.16 (円安)
ユーロ/ドル 1.0615 〜 1.0617 -0.0015 (ドル高)
英ポンド/円 168.76 〜 168.82 +0.71 (円安)
スイスフラン/円 147.28 〜 147.34 +0.93 (円安)
豪ドル/円 92.54 〜 92.58 -0.28 (円高)

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