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FXニュース:米欧英長期金利低下で円上昇

FXニュース:米欧英長期金利低下で円上昇

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FXニュース:米欧英長期金利低下で円上昇

FXニュース:米欧英長期金利低下で円上昇

東西FXニュース – 2023年12月21日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米欧英利下げと日銀修正予想
  • 安全資産国債と低リスク通貨
  • 日米株価下落時のリスク回避
  • 欧米ホリデー前の利益確定も

今日2023年12月21日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の143円57銭前後から円の高値でドルの安値の142円80銭前後の値幅約77銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は143円25~27銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の143円56~57銭銭付近の前東京終値比で約31銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、昨日16時に発表されていた最新英国経済指標の11月の英国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) が2021年9月以来の低水準になり、11月の英国小売物価指数 (RPI / Retail Price Index) も想定外の英国インフレ鈍化を示し、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) も来年から米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) や欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 同様に利下げを始める市場予想が高まり、早期の市場予想も再浮上し、安全資産の英国債や欧米国債が買われて債券価格上昇に伴う利回り低下が起き、英国債や欧州国債買いに続いて米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利も低下したため、日米金利差縮小による円買いドル売りが優勢になった。

ただし、英国ポンドや欧州ユーロに対しては世界的に流動性が高い安全資産でもあるドルも買われる値動きがあったため、欧州英国市場の後半の昨夜22時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場のドル円始値は一時143円57銭付近であったが、続いての米国市場で昨夜22時半に発表された最新米国経済指標の7〜9月の第3期四半期米国経常収支は前回の-2121億ドルと前回修正の-2168億ドルと市場予想の-1960億ドルに対し-2003億ドルと前回よりはやや改善したものの市場予想ほどは赤字額が改善しなかったことでは、米国景気懸念のドル売りで昨夜23時14分頃にドルは円相場で一時143円30銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、深夜24時に発表された最新米国経済指標の12月の米国コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数が、前回の102.0と前回修正の101.0と市場予想の104.0を上回る110.7と堅調で、同時発表だった11月の米国中古住宅販売件数の前月比も前回のマイナス圏だった-4.1%と市場予想の-0.4%に対しプラス圏の0.8%に改善され、年率換算件数も前回の379万件と市場予想の378万件に対し382万件に上昇し、米国景気の底堅さが意識されたことではドルが買い戻される値動きが高まってドルが反発上昇した。

また、午前2時半頃には米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言のニュースが話題になり、米国フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が「追加利上げの必要はないとしても、現行の金利水準をしばらく維持するべきで、利下げはするべきだが直ちにではない」と発言したことも、市場で70%超えの優勢だった来年3月の早期からの米国利下げ開始予想をやや牽制する形となり、午前2時42分頃にはドルは円相場で143円94銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

英国ロンドン外国為替市場でも深夜24時には欧州ユーロ圏の最新経済指標の12月の欧州消費者信頼感の速報値が発表されていたが、前回の-16.9と市場予想の-16.4に対し-15.1に改善されたもののマイナス圏に留まっており、米国と比較すると欧州景気懸念が燻っていたことでも世界的に流動性の高い安全資産でもあるドルが買われる値動きが出ていた。

しかし、米国市場の円相場で高値を記録後のドルは、英国では今週末のクリスマス (Christmas Day) とボクシングデー (Boxing Day) のホリデー連休時期を控えていることから、移動のために早めに休暇を取り始めるトレーダー達の利益確定売りが入りやすくなり、市場高値後のドルは利益確定で売られ始めた。

同じく、米国市場でも今週末のクリスマス休暇のホリデーシーズンの混雑前の利益確定や持ち高調整が始まり、上昇後の米国主要株価三指数が揃って下落に転じ、前日までに年内最高値を記録後の米国ダウ工業株30種平均 (Dow Jones Industrial Average) が大幅安になったため、米国株安時のリスクオフ (リスク回避 / Risk-off) や米国20年債入札でも安全資産の米国債が買われて利回りが低下し、一時は3.91%台に回復していた米国長期金利が再び低下し、午前6時台に一時3.84%台と7月27日以来の低利回りを記録したことから、日米金利差縮小時の円買いドル売りが再燃した。

また、米国政策金利の市場予想値で有名なフェドウォッチ (CME FedWatch Tool) では、複数の米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の牽制発言後にも、来年3月からの早期の米国利下げ予想が優勢で、今日の時点でも71.1%と確定値の70%をやや上回って推移していることも、市場予想の影響による米国長期金利低下の一因となっていた。その一方で、来年3月以降になるとしても来年の日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) のマイナス金利解除や大規模緩和金融政策の修正予想は根強く、日米金利差縮小予想の利益確定や持ち高調整も進んでいた。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の143円30銭前後から円の安値でドルの高値の143円94銭付近前後の値動きで、今朝7時頃のニューヨーク終値は143円57銭付近と前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約27銭の円高ドル安をつけていた。

今朝8時50分には日本の最新経済指標の前週分の対外対内証券売買契約等の状況が発表され、対外中長期債は前回の-1兆800億円と前回修正の-1兆795億円に対しプラス圏の2兆2861億円と大幅に上昇し、対内株式も同様に前回の-9906億円と前回修正の-9920億円に対し2738億円と大幅に増加した。

今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場の対ドル円相場は、開場直後の今朝9時1分頃に一時143円57銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録したが、その後は、来年早期の米国利下げ予想の影響もあり、米国長期金利低下による日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢になった。

また、前述の米国主要株安と同様に、海外投資系のクリスマス休暇前の利益確定売りなどのポジション調整などもあり、今日の東京株式市場でも日経平均株価 (Nikkei Stock Average) が大幅な下落を見せ始めたことから、日本株安時のリスク回避で国内第一安全資産の低リスク通貨の円買いが優勢になり、ドルや主要通貨に対して円相場が上昇した。

今朝11時台には日本市場時間の時間外の米国債取引でも米国長期金利が一時3.85%台に再び低下したことから、日米金利差縮小による円買いドル売りの勢いが増したため、午前11時4分頃に対ドル円相場は一時142円80銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、日米株安時にも米国債券価格は上昇していたことから、高値を記録後には利益確定売りも入り始めたため、債券価格低下に伴う利回り上昇で米国長期金利が反発したため、日米金利差拡大による円売りドル買いの抵抗も入り始めた。

午後からは欧州英国市場も参入し、米国長期金利が一時3.88%台に再上昇したことでは、円の利益確定売りやドルの買い戻しも進み、ドルは143円台に下げ幅を縮めていた。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は143円25~27銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の143円56~57銭銭付近の前東京終値比では約31銭の円高ドル安になった。

今夜この後にも最新米国重要経済指標などの発表予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜22時半に米国重要指標の 7〜9月第3四半期の米国実質国内総生産 (GDP / Gross Domestic Product) と米国GDP個人消費 (PCE / Personal consumption expenditures) と米国コアPCEの確定値が発表され、前週分の米国失業保険継続受給者数と米国新規失業保険申請件数と12月の米国フィラデルフィア連銀製造業景気指数も同時発表されるイベント時間があり、その後の深夜24時に11月の米国景気先行指標総合指数が発表される予定である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は156円77〜79銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の157円41〜42銭付近の前東京終値比で約64銭の円高ユーロ安であった。

主な要因は、昨夕の市場予想を超える英国インフレ鈍化により、地理的にも経済的にも近い欧州ユーロ圏の来年の利下げも意識され、英国債に続いて欧州国債が買われてドイツ国債などの利回りが低下し、欧州長期金利低下による日欧金利差縮小の円買いユーロ売りが影響を及ぼしたほか、今日の日経平均株価の大幅安のリスクオフの低リスク通貨の円売りでも、リスク市場に弱く欧州景気懸念の燻る欧州ユーロが売られたことが、今日の日本市場のユーロ円の為替相場に影響を及ぼしていた。

ただし、今日の夕方16時45分に発表された欧州ユーロ圏のフランスの最新経済指標の12月の仏企業景況感指数は、前回と市場予想の97に対し98に上昇していたことでは、小幅域に留まっていた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値1.0944〜1.0946ドル付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の1.0963〜1.0965ドル付近の前東京終値では約0.19セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、前述の通り、昨夜発表された12月の欧米の消費者信頼感の違いなどから、欧州景気懸念が燻っており、日米株安時のリスク回避市場ではリスク市場に強い世界的に流動性の高い安全資産でもある米国ドルや世界最大の対外純資産額を誇る経済大国の日本の低リスク通貨の円に対して、欧州ユーロや英国ポンドが売られやすかったことも影響していた。

そのため、英国ポンドも、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は181円10〜16銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の181円71〜77銭付近の前東京終値比で約61銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、先述の通り、英国インフレ鈍化による英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の来年の利下げ予想が高まり、これまでの市場予想よりも早く利下げ転換が始まる可能性から、英国債が買われて英国長期金利が低下し、日英金利差縮小時の円買いポンド売りに加えて、日米株安時のリスクオフで英国ポンドがドル円に対して売られやすかったことも影響していた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年12月21日の日本時間(JST)20時19分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の11時19分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:19の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 142.96 〜 142.97 −0.60 (円高)
ユーロ/円 156.70 〜 156.71 -0.71 (円高)
ユーロ/ドル 1.0962 〜 1.0963 -0.0001 (ドル高)
英ポンド/円 180.90 〜 180.96 -0.81 (円高)
スイスフラン/円 165.99 〜 166.05 -0.74 (円高)
豪ドル/円 96.48 〜 96.52 -0.65 (円高)

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