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FXニュース:ドル142円25銭を記録後の反落

FXニュース:ドル142円25銭を記録後の反落

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FXニュース:ドル142円25銭を記録後の反落

FXニュース:ドル142円25銭を記録後の反落

東西FXニュース – 2023年06月20日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 昨年以来の円安ドル高後の反発
  • 安値からの低リスク通貨円買い
  • 米国長期金利に伴う日米金利
  • 高値後の英ポンドの利益確定も

今日2023年6月20日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値142円25銭前後から高値141円58銭前後の値幅約67銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は141円77~78銭付近と、前日同時刻の前東京終値比では約7銭の小幅な円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動き要因と世界FX市場のトレンド動向はまず、昨夜19時台の英国ロンドン外国為替市場では、日米の金融政策の方向性の違いによる日米金利差拡大予想などで対ドルの円相場は一時142円0銭付近に達し、2022年11月末以来のおよそ7カ月ぶりの円安ドル高を記録したが、年内高値記録を更新後のドルには高値からの利益確定売りの抵抗が入り、また、昨夜の欧州株価下落時の安値の低リスク通貨の円買いなどで円相場は反発した。

昨夜の欧州英国市場時間の後半からの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場は、アメリカ合衆国奴隷制廃止を祝うジューンティーンス (Juneteenth) の祝日休場であったため、投資や貿易などのドルの現地実需は少なく、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場該当時間の世界市場では、昨夜23時頃に一時141円66銭付近まで円相場が反発した。

しかし、昨夜23時には全米ホームビルダー協会 (NAHB) とウェルズ・ファーゴが最新米国経済指標の6月NAHB住宅市場指数を発表し、前回の50と市場予想の51を上回る55と、11カ月ぶりの高水準で、米国の中古住宅不足により新築物件の購買意欲が引き続き高まっている好景気を示していたことで、世界市場では発表後にはドルの買い戻しが活発になった。

米国景気好感による世界市場での時間外の米国債取引でも、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利上昇に伴う日米金利差拡大により円売りドル買いが続き、ドルは円相場で再び142円に近い141円台後半に上昇し、米国市場休場によりやや横ばいに近い値動きになったものの、この時点ではまだ142円0銭を上抜けはしていなかった。

そのため、今朝6時頃の米国ニューヨーク外国為替市場の終値時間に相当する時間の世界FX市場では、ドルは円相場で141円98銭付近と、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約16銭の円安ドル高であった。

ただし、今朝9時頃からの日本の東京外国為替市場では、米国長期金利上昇による日米金利差拡大時の円売りドル買いが強まり、開場直後の9時3分頃にドルは円相場で142円3銭付近の142円台に上抜けて上昇し、9時19分頃からは142円台前半で推移を続けた。

今朝9時55分の日本市場の仲値決済に向けても、今日は20日で日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10のつく日の五十日 (ごとおび / ゴトービ) であったために、今夜この後の米国市場の連休明け準備資金を含めた輸入実需でのまとまった円売りドル買い注文も入り、今朝10時17分頃には一時142円25銭付近の今日の日本市場および今年の円の安値でドルの高値を記録し、2022年11月以来の円安ドル高記録を更新した。

しかし、円相場で今年の年内高値記録を更新後のドルには高値からの利益確定売りや、一部の株価の下落時の安値の低リスク通貨の円買いの抵抗が入ったほか、日本の輸出企業の円買いドル売り注文も強まって反落し、今朝11時33分頃には一時141円58銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

その後には、日米の金融政策の方向性の違いを意識したドルの買い戻しや米国長期金利上昇時の日米金利差拡大の円売りドル買いがあり、午後14時台には再び、対ドル円相場は142円台前半で推移をしたものの、ドルは今朝の高値を超えられないうちに利益確定売りが入り始め、また、日本市場と時間帯が近い香港などのアジアの株式市場が下落を見せたことで低リスク通貨の円買いが優勢になり、再び141円台後半に押し戻された。

夕方からの欧州英国市場の本格参入でも、米国長期金利の上昇が夕方には収まってきたことからドルの利益確定売りや低リスク通貨の円買いが強まったため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は141円77~78銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約7銭の小幅な円高ドル安になった。

今夜この後には、今夜19時半頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国セントルイス連銀のブラード総裁の発言予定や、21時半に最新米国経済指標の5月の米国住宅着工件数と建設許可件数、深夜24時45分頃からは米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官で次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権も持つ米国ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言予定と、同時刻から米国連邦準備制度理事会 (FRB) のバー副議長の発言予定などが、今夜の為替相場の値動き予想材料としてFXトレーダー達に注目されている。

また、明日の21日と明後日の22日には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の半期に一度の米国議会証言の1日目の下院証言と2日目の上院証言が予定されており、市場への影響の大きいパウエル議長の発言も注目度が高く、注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は155円16~18銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約14銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、先週の中銀ウィークでの欧州利上げ継続と日本銀行 (日銀 / BoJ) のマイナス金利継続の日欧金利差拡大により、高金利通貨が買われて低金利通貨が売られる金利調整分が自動利益になるポジティブ・キャリートレードなども活発で、今後の利上げ継続の日欧金利差拡大予想もあるために、2008年以来の155円台の円安ユーロ高の影響が継続した。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0943~1.0945ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.14セントのユーロ高ドル安だった。

原因は、先週の欧州中央銀行 (ECB) 理事会での欧州利上げ継続に対して、米国利上げ見送りにより、先に利上げを始めた米国と欧州の金利差が縮小したことや、昨夜の欧州市場では欧州ユーロ圏主要国のドイツやフランスなど欧州国債利回りが上昇時のユーロ買いドル売りの影響もあった。

ただし、今日の午後15時に発表されたドイツの最新経済指標の5月の独生産者物価指数 (PPI) の前月比は、前回の0.3%と市場予想の-0.7%に対し-1.4%に低下していた。

17時に発表された欧州ユーロ圏総合の季調済の4月の経常収支は、前回の312億ユーロから40億ユーロに低下したが、続いて18時に発表された欧州ユーロ圏総合の4月の建設支出は前年同月比が前回の-1.5%と前回修正の-0.7%に対し0.2%に上昇し、前月比も前回の-2.4%と前回修正の-1.7%に対し-0.4%に上昇していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は181円45~51銭付近で、昨夜17時の181円71~77銭付近の前東京終値比で約26銭の円高ポンド安であった。

主な原因は、昨夜の欧州市場で欧州株価下落時のリスク回避により、英国ポンドの利益確定売りが強まり、世界的に流動性が高い安全資産のドル買いや低リスク通貨の円が買われる動きがあった影響で、円相場での連日での日英金利差拡大予想による円安ポンド高の続伸が、今日は反発とブレイクを迎えた。

今週に予定されている英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の金融政策委員会 (MPC) では0.25%の英国利上げ継続の市場予想が優勢であるが、先週末にポンドドルが2022年4月以来の高値を記録した後でもあったため、今日は高値後の英国ポンドの利益確定売りが優勢になっていた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年6月20日の日本時間(JST)19時8分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時8分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:08の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 141.61 ~ 141.62 -0.23 (円高)
ユーロ/円 154.78 ~ 154.79 -0.24 (円高)
ユーロ/ドル 1.0929 ~ 1.0931 ±0.0000 (レンジ)
英ポンド/円 180.82 ~ 180.88 -0.89 (円高)
スイスフラン/円 157.88 ~ 157.94 -0.56 (円高)
豪ドル/円 96.12 ~ 96.16 -1.13 (円高)

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