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FXニュース:米長期金利5%から4.8%に

FXニュース:米長期金利5%から4.8%に

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FXニュース:米長期金利5%から4.8%に

FXニュース:米長期金利5%から4.8%に

東西FXニュース – 2023年10月24日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米株価下落時の米国債買い
  • 対ユーロのドル売りの波及
  • 2008年以来の円安ユーロ高
  • 今週に欧ECB理事会を控え
  • 為替介入警戒の持ち高調整
  • 日経平均株価がプラス圏に
  • 中東情勢警戒感の一時緩和

今日2023年10月24日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の149円79銭前後から円の高値でドルの安値の149円32銭前後の値幅約47銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円46~47銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の149円89~90銭付近の前東京終値比では約43銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜19時過ぎの英国ロンドン外国為替市場では、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が2007年以来の一時5.02%付近に上昇し、日米金利差拡大により一時149円99銭付近の前東京終値比の円安ドル高に転じていたが、150円台目前では日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の為替介入警戒による利益確定や持ち高調整が入り始めた。

続いて、昨夜21時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場では、決算報告期の米国ニューヨーク株式市場で米国主要株価の大幅下落時にリスク回避のリスクオフで安全資産の米国債買いが起き、米国債券価格の上昇に伴う利回り低下の影響で米国長期金利が5%台から一時4.8%台に低下したため、今週の10月26日に欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会と来週の10月31日〜11月1日に米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の新政策金利発表イベントを控える欧州ユーロが欧州市場で買い戻され、昨夜23時に発表された最新欧州経済指標の10月の欧州ユーロ圏総合の消費者信頼感の速報値が前回の-17.8と市場予想の-18.3に対し-17.9と市場予想ほどの悪化を見せなかったこともあり、対ドルでの持ち高調整で買い戻されて上昇したユーロ高ドル安の影響が円相場のドルの値動きに波及したほか、米国長期金利低下時の日米金利差縮小による円買いドル売りや、米国株安時のリスク回避のドルから買える低リスク通貨の円買いの勢いが増した。

ただし、ユーロは対円でも上昇したため、2008年以来の円安ユーロ高に向かったことでは、ユーロドルからのドル安圧はあったとはいえ、ユーロ円からの円安圧もあったため、来週の10月30〜31日には日本銀行 (日銀 / BoJ) 金融政策決定会合も予定されており、一部報道では日銀が日本の物価見通しの上方修正や、長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) の再修正を議論するなどの話題はあったものの、先日の植田和男総裁の発言では「粘り強く」大規模緩和金融政策を継続との市場予想が強まっていたため、もし次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) で米国政策金利フェデラルファンド (FF) が据え置きにされた場合でも米国で高金利が長期間維持されるという米国金融引き締め長期化予想や、今後のデータ次第では米国追加利上げの可能性も残されているため、日米の金融政策の方向性の違いが意識されており米国市場での円相場でのドルの底値は堅く、昨日のオセアニア市場の週明け前には一部のプレマーケットの週末市場で一時150円台に需要が上昇していたという世界的に流動性が高いドル需要の噂もあり、ドルは円相場で午前4時1分頃の一時149円56銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値で下げ止まって反発したが、日本政府と日銀の為替介入警戒感も強く、149円台後半付近までに留まった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の149円96銭前後から円の高値でドルの安値の149円56銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を149円71銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約15銭の円高ドル安をつけていた。

今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝9時頃にユーロ円が一時159円82銭付近の2008年8月以来の円安ユーロ高の記録を更新し、ドル円も米国長期金利の再上昇や今日の日本市場の今朝9時55分の仲値決済に向けた今朝9時54分頃に日本企業の輸入実需の円売りドル買い需要が入った影響もあって一時149円79銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録したが、輸出企業の円買いドル売りの抵抗も入っていたことでは、やや下げてから横ばいに近い値動きに転じた。

しかし、今朝10時21分頃には一時4.87%台に再上昇していた米国10年債の利回りが指標の米国長期金利が、午前10時45分頃には一時4.84%台に再び低下したため、米国長期金利低下時の日米金利差縮小による円の買い戻しのドル売りが再び入り始めた。

今日の日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) は、一時の低下の後にプラス圏に転じ始め、午後15時15分の終値は3万1062円35銭と前営業日比62円80銭高で大引けしたため、日本の株式市場からの低リスク通貨の円買い需要は時間を追って緩和されていき、ややリスクオンの円安ユーロ高になっていた。

しかし、午後からの欧州英国市場の参入では、世界的な安全資産の米国債買いの需要があり、米国債券価格上昇時の利回り低下で利回りが指標となる米国長期金利が再び低下したため、日米金利差縮小時の円買いドル売りが再び強まり、午後16時9分頃にドルは円相場で一時149円32銭付近の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

今日の午後16時半頃には米国長期金利も今日の日本市場時間で最低レベルの一時4.801%付近を記録したが、そこからは今夜の欧州市場では4.84%付近に向けた反発を始めた。

この一因には、中東情勢に関する今日のニュースで、米国政府が支援を表明しているイスラエルに軍の地上侵攻の延期を求めたことや、米国のバイデン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相の再会談の報道などを受けて、中東情勢への地政学的なリスクへの警戒感が一時緩和されたことにより、安全資産へのリスク回避が一時緩和された影響なども見られた。

また、市場では今週に発表予定の最新米国重要経済指標の国内総生産 (GDP) に上昇の市場予想が出て来ている反面、今日の午後に発表された最新欧州経済指標に市場予想以下の項目があったことで、今日上昇したユーロが市場終盤にやや売られた影響も出ていたが、昨夜から今朝までの上昇分の影響も残っていたため、外貨影響の波及の前日比の対円や対ユーロのドル安も今日の日本市場終盤の円相場には残る形になった。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は149円46~47銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の149円89~90銭付近の前東京終値比では約43銭の円高ドル安になった。

今夜この後には、最新米国経済指標の発表予定や米国株式市場に向けた決算報告予定などが注目されており、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールでは今夜22時45分に10月の総合・製造業・サービス部門の米国購買担当者景気指数 (PMI) の発表予定があり、続いて23時に10月の米国リッチモンド連銀製造業指数、26時に米国2年債の入札予定があり、米国株式市場では明日早朝の株引け後の時間になるが、Googleの米国アルファベット社 (GOOGL / GOOG) と米国マイクロソフト社 (MSFT) などの米国主要企業の決算報告予定があり、株式市場からの為替相場への値動きの影響にも注意が必要である。

また、今週と来週には経済指標の発表が続くほか、日米欧英の新金融政策発表のイベントも控えているため、世界市場では持ち高調整や買い控えの様子見なども入り始めている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は159円30〜32銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の158円87〜88銭付近の前東京終値比で約43銭の円安ユーロ高であった。

ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0657~1.0659ドル付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の1.0597~1.0599ドル付近の前東京終値比で約0.60セントのユーロ高ドル安だった。

主な要因は、前述の通り、今週に欧州中央銀行 (ECB) 理事会を控えた欧米金利差予想の持ち高調整のユーロの買い戻しの影響もあり、昨夜の米国長期金利低下時のユーロ買いドル売りの影響が円相場にも波及した。

ただし、今日の午後15時に発表された欧州ユーロ圏の最新欧州経済指標のドイツの11月の独GFK消費者信頼感調査が前回の-26.5と前回修正の-26.7と市場予想の-26.6を下回る-28.1に低下したほか、続いて16時15分に発表されたフランスの10月の仏製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値が前回の44.2と市場予想の44.4に対し42.6に低下し、10月の仏サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回の44.4と市場予想の44.6以上の46.1ではあったが、好景気と不景気を分けるボーダーラインの50以下で、16時半に発表されたドイツの10月の独製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回の39.6と市場予想の40.0に対し40.7だったが、10月の独サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回の50.3と市場予想の50.0に対し48.0に低下しており、今夜17時に発表された欧州ユーロ圏総合の10月の欧州製造業購買担当者景気指数 (PMI) 速報値も前回の43.4と市場予想の43.7に対し43.0の市場予想以下で、10月の欧州サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 速報値も前回と市場予想の48.7に対し47.8という総合的に弱い不景気寄りであったことでは、上昇後のユーロの売り抵抗も入ったため、小幅域に留まっていた。

なお、今夜この後の日本時間21時半頃からは、欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の要人発言予定があり、イベント前の持ち高調整なども入っている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は183円27〜33銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の182円38〜44銭付近の前東京終値比で約89銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、先述の米国長期金利低下時のユーロ買いと共に、欧州通貨と連動しやすい英国ポンドも対ドルで買い戻された影響が波及した。

また、今日の午後15時に発表された最新英国経済指標の8月の英国ILO方式の失業率は、前回と市場予想の4.3%に対し4.2%に改善されていた。

ただし、9月の英国失業率は前回と横ばいの4.0%で、9月の英国失業保険申請件数は前回の0.09万件に対し2.04万件に悪化していた。

今夜17時半に発表された最新英国経済指標の10月の英国製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は、前回の44.3と市場予想の44.7に対し45.2に上昇したが、10月の英国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回と市場予想の49.3に対し49.2とやや弱く、いずれも不景気寄りの50以下であることでは、今夜この後に発表予定の米国の同購買担当者景気指数 (PMI) との欧州英国との比較の様子見も入っている。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年10月24日の日本時間(JST)19時44分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で8時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の夏時間 (GMT+1 / BST / JST-8) 11時44分頃。なお、英国市場は今週末の10月最後の日曜日から冬時間になり日本との時差が9時間遅れと1時間広がり、米国市場は来週末の11月最初の週末にサマータイム終了予定とおよそ1週間のずれがあることには留意したい。) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:44の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.72 〜 149.73 −0.17 (円高)
ユーロ/円 159.18 〜 159.20 +0.31 (円安)
ユーロ/ドル 1.0630 〜 1.0632 +0.0033 (ドル安)
英ポンド/円 183.01 〜 183.07 +0.63 (円安)
スイスフラン/円 167.54 〜 167.60 −0.26 (円高)
豪ドル/円 95.17 〜 95.21 −0.34 (円高)

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