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FXニュース:ドル円一時149円台記録

FXニュース:ドル円一時149円台記

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FXニュース:ドル円一時149円台記録

FXニュース:ドル円一時149円台記

東西FXニュース – 2023年9月26日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日米金利差拡大の円売り
  • FRB発言で金利先高観
  • 長期金利一時4.56%台
  • 2007年以来の米高利回り
  • 日本政府の為替介入警戒
  • 欧英景気懸念の安全資産

今日2023年9月26日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の148円70銭前後から円の安値でドルの高値の149円19銭前後の値幅約49銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は148円81~82銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の148円45~46銭付近の前東京終値比で約36銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、金利抑制の日本銀行 (日銀 / BoJ) と米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達のタカ派発言で米国利上げ長期化予想の日米の金融政策の違いが意識される中で、円安要因の日米金利差による円安ドル高が進行し、昨日の日本市場では日本政府の岸田文雄首相などが為替相場について、「過度な変動 (ボラティリティ) は望ましくない。政府としては、引き続き高い緊張感をもって注視したい」と円安牽制発言をしており、為替介入警戒感があったものの、昨夜の英国ロンドン外国為替市場と米国ニューヨーク外国為替市場では、米国連邦準備制度理事会 (FRB) による米国の高金利の長期化と先高感から米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が上昇し、一時4.54%台付近と2007年10月以来の高利回りを記録したことで、日米金利差拡大による円安ドル高が進み、欧州と英国の景気減速懸念によるリスク回避の欧州ユーロと英国ポンド売りで世界的に流動性が高いドルが買われた影響なども主要通貨に対するドル高として円相場にも波及して今年の円安ドル高記録を更新後に、今日の日本市場でも米国長期金利が一時4.567%付近を記録後、今日の午後に一時149円台の昨年以来の今年最大の円安ドル高の記録を続伸した。

時間に沿った世界市場の解説では、昨夜21時頃から今朝6時頃までの米国ニューヨーク外国為替市場では、先週末に複数形で米国利上げを示唆した米国連邦準備制度理事会 (FRB)のボウマン理事やタカ派発言のあった米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁などに続き、昨日も米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国シカゴ連銀のグールズビー総裁が、米国経済専門チャンネルのCNBCテレビに出演し、「米国のインフレ抑制のために政策金利の利上げをしても、リセッション (景気後退) を回避することは可能だ。私はそれを黄金の道と呼び、実現可能と考えるが、多くのリスクもあり、その道は長く曲がりくねっている。しかし、米国のインフレ率が、我々の目標水準よりも高止まりするリスクの方が、大きなリスクだ。我々は米国インフレ率を目標の2%に戻すことに100%のコミットメントを持つべき」と、再びタカ派寄りの発言をしており、追加利上げの必要性については、「データ次第」との含みもあったものの、複数のFRB高官達のタカ派発言が米国市場で意識され、米国長期金利が4.5%台半ばでおよそ16年ぶりの高利回りに上昇し、昨夜23時25分頃にドルは円相場で一時148円96銭付近と昨年2022年10月25日以来と言われる米国市場の円の安値でドルの高値を記録し、この時点での今年最大の円安ドル高記録を更新した。

また、欧州ユーロや英国ポンドや豪ドルなどの他の主要通貨に対するドル高も進み、一時はドルが全面高を記録し、ドル指数 (インデックス) も一時105台後半と、昨年2022年11月以来と言われる高水準を記録していた。

年内高値を記録後のドルには、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の為替介入への警戒感などもあり、高値からのドルの利益確定売りや持ち高調整の抵抗も入り始めた。

ただし、同時進行中だった米国ニューヨーク株式市場では、前営業日までは米国政策金利の先高感による米国主要企業の決算への影響の警戒感のリスク回避の株売りで続落傾向であったものが、利上げ後も米国のリセッション (景気後退) が回避できる可能性が示唆されたこともあり、景気懸念が強かった欧州や英国と比較した米国景気の好感により、安値後の米国株の買い戻しが入り始めたことで米国主要株価が反発上昇を見せたことも、以前の米国株安時のリスク回避で買われていた低リスク通貨の円が、記録安による損失回避や損切りなども加えながら売られた影響が出ていたことでは、やや横ばいに近い値動きも混ざった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の148円65銭前後から円の安値でドルの高値の148円96銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を148円88銭付近と前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約51銭の円安ドル高でつけていた。

米国市場終了後の早朝のオセアニア市場時間の今朝7時頃には、米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が、米国ペンシルバニア州のウォートン・スクール・オブ・ビジネスのイベントで講演したニュースがあり、米国経済の驚愕すべき底堅さを踏まえれば、米国連邦準備制度理事会 (FRB) は「0.25%の追加利上げをもう1回実施してから、高金利水準を維持することが必要になる可能性がある」と発言したことが世界FXニュースで広がり始めた。

一方で、今朝8時50分に発表された日本の最新経済指標の8月の企業向けサービス価格指数が、前年同月比で前回の1.7%と市場予想の1.8%に対し2.1%に上昇していた。

今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場では、今朝までの円安ドル高進行と日本政府の円安牽制を受けた日本政府と日銀の為替介入警戒感により、今朝9時26〜27分頃にかけて、一時148円70銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

今朝のニュースでも日本政府の鈴木俊一財務相が、最近の円安ドル高について、「米国はじめ海外当局とは意思疎通を図っており、過度な変動 (ボラティリティ) は好ましくないと、共有している」と、為替介入警戒感を高める円安牽制の発言を繰り返していた。

しかし、日本市場時間の時間外の米国債券市場では、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りが更に上昇し、今朝11時台には一時4.567%の2007年以来の高利回り記録を続伸したこともあり、かねてからの円安要因である日米金利差拡大による円高ドル安が再び進行し、今日の午後の欧州市場の参入のユーロ売りドル買いの影響の波及もあってドル円は149円台にシフトし、午後15時42分頃に一時149円18〜19銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録し、昨年2022年10月25日以来と言われる今年最大の円安ドル高の記録を続伸した。

ただし、年内高値を記録後のドルには、日本政府と日銀による為替介入への警戒感もあり、再び利益確定売りや持ち高調整の抵抗が入り始めた。

また、今日の日本の東京株式市場では日経平均株価が大幅に下落し、15時台に3万2315円5銭と前日比で363円57銭安の大幅安で大引けしていたことでも、夕方には日本株安時のリスク回避の国内第一安全資産の低リスク通貨の円買い需要があったほか、安値後の米国債が欧州市場で安全資産として買われた影響で、債券価格上昇に伴う利回り低下で米国長期金利が一時下げた影響も抵抗要因になった。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は148円81~82銭付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の148円45~46銭付近の前東京終値比では約36銭の円安ドル高になった。

今夜この後にも最新米国経済指標の発表予定や米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定などがあり、日本時間での経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜22時に7月のS&Pとケース・シラーの米国住宅価格指数、23時に8月の米国新築住宅販売件数と9月のコンファレンス・ボードの米国消費者信頼感指数と9月の米国リッチモンド連銀製造業指数が同時発表され、26時に米国2年債の入札予定と、26時半頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) のボウマン理事の発言予定が続く。

その他の米ドルのファンダメンタルズ分析の要素としては、米国の自動車業界の大規模ストライキによる米国賃金インフレリスクや、期末の追加予算問題で米国の政府機関の一部に閉鎖リスクがあることなどの米国内懸念材料もあり、今後のニュースには注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は157円50~52銭付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の157円95~96銭付近と比較すると約45銭の円高ユーロ安であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0583~1.0585ドル付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の1.0638~1.0640ドル付近の前東京終値比では約0.55セントのユーロ安ドル高だった。

主な要因は、欧州景気懸念によるユーロ売りで安全資産のドルや低リスク通貨の円が買われた影響や、米国長期金利上昇時の欧米金利差によるユーロ売りドル買いが進行した影響も円相場に波及していた。

昨夜の欧州中央銀行 (ECB) 理事会のラガルド総裁は、「欧州のインフレは低下し続けているが、依然として高すぎる状態が長期間続くと考えている」と、「利下げについて議論していない」と発言した一方で、同ECBのシュナーベル専務理事が、昨夕のドイツIfo経済研究所の9月の独企業景況感指数が5カ月連続で悪化したことなどを受けて、「欧州ユーロ圏の経済活動は、明らかに減速している」と発言し、欧州で物価高のインフレ (Inflation) と景気停滞 (Stagnation) が同時に起きるスタグフレーション (Stagflation) 懸念が強まり、欧州ユーロ売りで安全資産のドルや低リスク通貨の円が買われる値動きになった。

ただし、今夜その後の欧州英国市場では、安値後のユーロの買い戻しもあり、今夜19時台にはユーロ円は小幅な円安ユーロ高と、ユーロドルは前日東京終値比で横ばいレンジ圏にも転じている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は181円11~17銭付近と、前営業日同時刻の昨夜17時の181円73~79銭付近の前東京終値比で約62銭の円高ポンド安であった。

主な原因は、欧州連合 (EU) の離脱後にも経済的な結び付きが強く、地理的にも欧州に近い英国通貨は、元々欧州ユーロの影響を受けやすいこともあり、英国景気懸念と先週の英国政策金利据え置き後の英国利上げサイクルの終了時期に関する市場予想により、英国ポンドも安全資産のドルや低リスク通貨の円に対して売られていた影響などが出ていた。

ただし、その後の今夜の英国ロンドン外国為替市場では、欧州ユーロ同様に英国ポンドにも買い戻しが出ており、今夜19時台にはポンド円は小幅な円安ポンド高にも転じている。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年9月26日の日本時間(JST)19時29分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時29分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:29の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 148.84 〜 148.86 +0.39 (円安)
ユーロ/円 158.12 〜 158.13 +0.17 (円安)
ユーロ/ドル 1.0639 〜 1.0640 ±0.0000 (レンジ)
英ポンド/円 181.80 〜 181.86 +0.07 (円安)
スイスフラン/円 163.48 〜 163.54 +0.37 (円安)
豪ドル/円 95.58 〜 95.62 +0.25 (円安)

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