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FXニュース:米小売売上高が予想比堅調

FXニュース:米小売売上高が予想比堅調

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FXニュース:米小売売上高が予想比堅調

FXニュース:米小売売上高が予想比堅調

東西FXニュース – 2023年11月16日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • NY連銀製造業景況指数上昇
  • PPIは市場予想よりも鈍化
  • 長期金利低下後反発上昇
  • 日米金利差のドル買い戻し
  • 今年の円安ユーロ高を続伸
  • 史上最大円安スイスフラン
  • 英CPI鈍化受けたポンド売り

今日2023年11月16日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の151円12銭前後から円の安値でドルの高値の151円43銭前後の値幅約31銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は151円36~38銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の150円67~68銭付近の前東京終値比で約69銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、日本時間で昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で、昨夜22時半に発表された最新米国経済指標の10月の米国生産者物価指数とも呼ばれる米国卸売物価指数 (PPI / Producer Price Index) が、前月比が前回の0.5%と前回下方修正の0.4%と市場予想の0.1%に対し-0.5%に低下、前年同月比も前回の2.2%と市場予想の1.9%に対し1.3%に鈍化し、食品とエネルギー除いた米国PPIコア指数も前月比が前回の0.3%と前回下方修正の0.2%と市場予想の0.3%に対し0.0%で、前年同月比も前回と市場予想の2.7%に対し2.4%に鈍化と、前日に発表された米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) に続き米国のインフレ鈍化を示したことでは、米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) で追加利上げを見送る市場予想が優勢で、昨夜22時半頃にドルは円相場で一時150円4銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、昨夜22時半に同時発表された最新米国重要経済指標の10月の米国小売売上高は、前月の0.7%が0.9%に上方修正され、前月比は市場予想の-0.3%に対し-0.1%と市場予想ほどは低下せず、自動車を除く10月の米国小売売上高のコア指数の基調も前月の0.6%が前回上方修正の0.8%になり、前月比の市場予想の0.0%に対しプラス圏の0.1%と市場予想を上回って米国景気減速懸念が後退し、米国経済のソフトランディング (軟着陸) 期待が増え始めたところに、同じく発表された米国ニューヨーク連銀製造業景気指数が前回のマイナス圏の-4.6と市場予想の-2.8に対してプラス圏の9.1に大幅に上昇し、今年4月以来の高水準を記録したことで、市場予想よりも堅調な米国景気を背景にした安全資産の米国債売りの影響で、前日のCPI発表後に低下していた米国長期金利が4.4%台から4.5%台後半に向けて反発上昇し、主要通貨に対するドルの買い戻しや、日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢に転じ、ドルは円相場で151円台に向けた上昇を始めた。

また、同時に進行していた米国ニューヨーク株式市場でも、米国インフレ鈍化を受けた米国追加利上げ予想の後退による金利上昇警戒感の緩和や、市場予想よりも堅調な米国経済を受けて、米国主要株価三指数が続伸し、ブル・マーケット (強気市場) のリスクオン (リスク選好) で安全資産の米国債や低リスク通貨の円が売られる一方で、米国市場と市場後半が同時進行の英国ロンドン外国為替市場でも低リスク通貨の円売りで欧州ユーロやスイスフランや豪ドルが買われていた影響もあり、対ドル円相場に円相場の下落圧として波及していた。

深夜24時に発表された9月の米国企業在庫の前月比は、前回と市場予想通りの0.4%の横ばいでやや抵抗も交えたが、米国ニューヨーク債券市場では米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が午前3時35分頃には一時4.56%付近に達して、主要通貨に対するドルの買い戻しの一方で金利差による円売りが進行したほか、米国主要株価三指数が続伸し、米国ダウ工業株30種 (DJI / Dow Jones Industrial Average) は終値が34,991.21ドルと前日比163.51ドルの大幅続伸で、米国S&P500種 (SPX / Standard and Poor’s 500) も終値4,502.88ドルと前日比7.18ドル高、米国ナスダック (NASDAQ Composite Index / National Association of Securities Dealers Automated Quotations) も終値14,103.836ドルと前日比9.455ドル高で大引けすると、リスクオンの低リスク通貨の円売りドル買いにより、午前6時2分頃にドルは円相場で一時151円42銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

また、ドル円以外のクロス円でも日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の金利抑制の大規模緩和継続による金利差トレードやリスクオンの低リスク通貨の円売りが進み、今年最大の2008年以来の円安ユーロ高を続伸したほか、2022年以来の円安豪ドル高と2015年以来の円安ニュージーランドドル高を記録し、史上最大の一時170円50銭付近の円安スイスフラン高の記録も連日で更新していた。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は円の高値でドルの安値の150円4銭前後から円の安値でドルの高値の151円42銭前後の値動きで、今朝7時頃の冬時間のニューヨーク終値を151円36銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約99銭の円安ドル高をつけていた。

なお、日本時間の今朝早朝から米中首脳会談が始まっていたが、今朝8時50分には日本の最新経済指標が発表され、10月の通関ベースの日本の貿易統計は、季調前が前回の624億円と前回修正の721億円と市場予想の-7357億円に対し-6625億円の赤字であったが、季調済は前回の-4341億円と前回修正の-4203億円と市場予想の-6998億円に対し-4620億円といずれも市場予想ほどの悪化は見せず、同時発表の9月の日本の機械受注も前月比が前回の-0.5%と市場予想の0.9%に対し1.4%に上昇したことでは日本の景気懸念がやや緩和された円の買い戻し抵抗も入り、今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場は151円21銭付近から始まった。

今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場では、今朝9時55分の仲値決済に向けては日本企業の輸入実需の円売りと輸出企業の円買いが交錯したが、今日の日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が下落に向かったため低リスク通貨の円買いが入ったほか、今朝9時5分頃には一時4.527%付近だった日本市場時間の時間外の米国債券市場の米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利も、世界的な安全資産の米国債買いの影響で今朝10時台には4.50%付近に向けた低下を見せたため、今朝10時35分頃に対ドル円相場は一時151円12銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、その後には米国長期金利が一時反発したことや、金利差トレード以外の景気要因などにより、前日までに売られ過ぎた分のドルの買い戻しが続いたことで、ドルは再び円相場で上昇を始めた。

午後15時15分には、今日の日経平均株価は3万3424円41銭の終値と、前日比95円29銭安で大引けをしたが、日中に一時は前日比で大幅安が懸念されていたものが盛り返して小幅安の範囲にとどまったことも、低リスク通貨の円買い需要の減少に繋がっていた。

午後からの欧州英国市場の参入では、ユーロに対する2008年以来の円安続伸の影響や、米国同様にインフレ鈍化を示した英国ポンドに対するドルの買い戻しの影響の波及などもあり、ドルは円相場で午後16時31分頃に一時151円43銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は151円36~38銭付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の150円67~68銭付近の前東京終値比では約69銭の円安ドル高になった。

今夜この後の20時半頃から欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) のラガルド総裁の発言予定があるが、その後の米国市場にかけても最新米国経済指標の発表予定や米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定などが続き、日本時間の今夜の経済指標カレンダーのスケジュールは、21時10分頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つFRBのバー副議長の発言予定、22時半に前週分の米国失業保険継続受給者数と米国新規失業保険申請件数、同時刻に11月の米国フィラデルフィア連銀製造業景気指数と、10月の米国輸入物価指数と輸出物価指数、同じく22時半頃から米国クリーブランド連銀メスター総裁の発言予定、23時15分に10月の米国鉱工業生産と10月の米国設備稼働率、23時25分頃から次回FOMC投票権ありのFRB高官の米国ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言予定、深夜24時に11月の全米住宅建設業者協会 (NAHB / National Association of Home Builders) 住宅市場指数、24時半頃からFOMCメンバーのFRBのウォラー理事の発言予定、24時35分頃からバー副議長の再発言予定、25時45分頃から米国クリーブランド連銀メスター総裁の再発言予定、26時頃からFOMCメンバーのFRBのクック理事の発言予定、30時に 9月の対米証券投資などが予定されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は164円10〜12銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の163円85〜86銭付近の前東京終値比で約25銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、米国主要株価上昇時のリスクオン市場で低リスク通貨の円売りが進行したほか、日欧金利差トレードなどでも円売りユーロ買いが進み、2008年以来の今年最大の円安ユーロ高が進行した。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0841〜1.0843ドル付近で、昨夜17時1.0873〜1.0875ドル付近の前東京終値で約0.32セントのユーロ安ドル高だった。

主な要因は、先述の市場予想比で堅調な米国経済指標によるドルの買い戻しが、対欧州通貨でも進んだことがユーロドルの為替相場に影響を与えていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は187円38〜44銭付近で、昨夜17時187円89〜95銭付近の前東京終値比で約51銭の円高ポンド安であった。 主な要因は、昨夕の英国ロンドン外国為替市場で発表された最新英国経済指標の10月の英国消費者物価指数 (CPI) が、前月の0.5%と市場予想の0.1%に対して0.0%と前回と鈍化し、前年同月比も前回の6.7%と市場予想の4.8%に対して4.6%に低下し、英国CPIコア指数や10月の英国小売物価指数 (RPI) も英国インフレ鈍化を示したことが影響を及ぼしたほか、英国景気懸念を受けて英国株価のFTSE100 は低調だったため、世界的に流動性が高い安全資産のドルや低リスク通貨の円に対して英国ポンドが売られた影響が出ていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年11月16日の日本時間(JST)20時45分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の午前11時45分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:45の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 151.20 〜 151.21 +0.53 (円安)
ユーロ/円 164.07 〜 164.08 +0.22 (円安)
ユーロ/ドル 1.0850 〜 1.0852 -0.0023 (ドル高)
英ポンド/円 187.46 〜 187.52 -0.43 (円高)
スイスフラン/円 170.12 〜 170.18 +0.40 (円安)
豪ドル/円 98.13 〜 98.17 +0.05 (円安)

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