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FXニュース:米PPIが市場予想を上回る

FXニュース:米PPIが市場予想を上回る

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FXニュース:米PPIが市場予想を上回る

FXニュース:米PPIが市場予想を上回る

東西FXニュース – 2023年8月14日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年8月14日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の145円22銭前後から円の高値でドルの安値の144円66銭前後の値幅約56銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は144円79~80銭付近と、世界FX市場の前営業日同時刻の先週金曜17時の144円62~63銭付近と比較すると約17銭の円安ドル高であったが、先週金曜は日本市場が祝日休場だったため、日本市場の連休前の前営業日にあたる先週木曜の夜17時の143円80~81銭付近の前東京終値比では約1円0銭の大幅な円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、先週金曜の夜の英国ロンドン外国為替市場では、欧州主要株価の下落を受けたリスク回避の低リスク通貨の円買いが起きたことで、欧州英国市場の後半から時差で始まった米国ニューヨーク外国為替市場の開場直後の21時5分頃には、対ドルの円相場は一時144円42銭付近の日通しの円の高値でドルの安値を記録して始まった。

しかし、先週金曜の夜21時半に米国ニューヨーク外国為替市場で発表された米国連邦準備制度理事会 (FRB) も注視する米国のインフレ物価関連の最新米国重要経済指標の7月の米国卸売 (生産者) 物価指数 (PPI) は、前年同月比が前回の0.1%と前回修正の0.2%と市場予想の0.7%に対し0.8%に上昇し、およそ13カ月ぶりの上昇加速を見せ、前月比も前回の0.1%と前回修正の0.0%と市場予想の0.2%に対し0.3%と、いずれも前回と市場予想を上回ったことで米国の生産者物価圧の根強さが再び意識され、ドルが買われ始めた。

7月の米国卸売物価指数 (PPI) から天候条件などで価格変動の激しい食品とエネルギーを除いた生産者卸売物価の基調を測る米国卸売物価指数 (PPI) のコア指数も、前年同月比が前回の2.4%と市場予想の2.3%に対して2.4%で、前月比も前回の0.1%と前回修正の-0.1%と市場予想の0.2%に対し0.3%と、いずれも市場予想以上に上昇したことを受け、米国利上げ長期化予想が再燃し、米国長期金利が上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢になり、発表後には144円台後半にドルが円相場で上昇した。

前米国市場で発表されていた7月の米国消費者物価指数 (CPI) の前年同月比の上昇率が市場予想を下回ったことでは一時は米国のインフレ鈍化が続いていると受け止められていたが、生産者物価圧に加えて、車社会の米国ではエネルギーの原油価格の上昇なども再び物価上昇圧を与える可能性が指摘され、7月の米国卸売物価指数 (PPI) の市場予想以上の上昇を受けて、根強い米国のインフレ圧による米国連邦準備制度理事会 (FRB) の金利高止まりやタカ派の利上げ長期化の可能性から、日米金利差拡大予想の円売りドル買いも入っていた。

続いて、先週金曜の夜23時に発表された最新米国経済指標の8月の米国ミシガン大学消費者態度指数の速報値も、前回の71.6と市場予想の71.0に対し71.2と、前回ほどではないものの市場予想を上回っていたが、1年先の米国消費者の期待インフレ率が前月の3.4%と市場予想の3.5%に対して3.3%に低下し、5年先の米国消費者の期待インフレ率も前月の3.0%と市場予想の3.0%に対し2.9%に低下したことでは、一時的な抵抗が入った。

 

ただし、米国ニューヨーク債券市場では、米国債の増発による需給悪化懸念から米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利に先高観があり、超低金利の円を借り入れ調達して利益を出しやすい高金利のドルや外貨を買って運用し、金利差益を利用して利益を得る円キャリー取引が活発になりやすくなっており、世界FX市場でも低金利通貨を売り高金利通貨を買うと、ポジションを保有した日数だけ自動的に金利差調整分のスワップポイントの利益を得られることでも、日本銀行 (日銀 / BoJ) の金利抑制の大規模緩和金融政策継続の低金利の円はドルなどの金利差のある他の主要通貨に対して売られやすくなっており、前述の米国利上げ長期化予想で上昇を続けていた米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りが一時4.1737%付近の高利回りを記録したことを受けて、日米金利差拡大による円売りドル買いの勢いが増し、先週末の土曜の午前2時50分頃には、一時145円0銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、今年6月末以来の一時145円台に乗せたことでは、昨年の秋の日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の為替介入域の145円台の高値感であることが意識され、週末を控えた米国市場では、市場高値記録後のドルの利益確定売りの抵抗もやや入った。

そのため、先週金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の144円42銭前後から円の安値でドルの高値の145円0銭前後の値動きで、先週末の土曜の朝6時頃のニューヨーク終値を144円96銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約21銭の円安ドル高をつけており、5営業日連続でドルが円相場で続伸していた。

週が明け、今朝9時頃から始まった連休明けの今日の日本の東京外国為替市場では、先週末の米国市場の7月の米国卸売物価指数 (PPI) 発表後のトレンド受け継いだ日米金利差拡大による円売りドル買いが先行し、今朝9時34分頃に一時145円22銭付近の昨年2022年11月以来の円安ドル高になり、今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

今朝9時37分頃の時間外の米国債券市場でも、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りは一時4.186%付近に上昇し、日米金利差が拡大していた。

ただし、145円台は昨年2022年9月に日本政府と日銀が為替介入を実施した経緯上、為替介入警戒域にあたるため、今日の円相場で市場高値記録後のドルには、投資系のまとまった利益確定のドル売りや、安値の円買いの持ち高調整の抵抗が入り始めた。

今朝9時55分の日本市場の仲値決済でも、日本の輸出企業による円買いドル売りが加わったことでは、今朝10時3分頃に一時144円65銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、日本市場と時間帯が近いアジア市場では、中国の景気懸念により人民元に対して世界的に流動性が高い安全資産のドルが買われており、また同じく日本市場に先行していたオセアニア市場のオーストラリアでは中国が主要貿易先である関係上、連動するようにリスクに弱い豪ドルも安全資産の米ドルに売られた影響が、他の主要通貨である円相場にもドル上昇圧として波及しており、市場安値後のドルは反発上昇したものの、日本市場での為替介入のトリガー (引き金) となる急激なボラティリティ (価格変動性) に警戒をした144円台後半での比較的小幅な値動きに転じた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は144円79~80銭付近で、世界FX市場の前営業日比同時刻の先週金曜17時の144円62~63銭付近と比較すると約17銭の円安ドル高であったが、日本市場の連休前の前営業同時刻の先週木曜の夜17時の143円80~81銭付近の前東京終値比では、約1円0銭の大幅な円安ドル高になった。

今夜この後には、特に重要度の高い米国経済指標の発表はなく、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の高官達も現在、夏休み時期のために発言機会が少なめになっているが、明日の夜には最新の米国重要経済市場の小売売上高の発表を控えている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は158円56~61銭付近と、世界市場の先週金曜17時の158円96~98銭付近と比較すると約40銭の円高ユーロ安であったが、日本の連休前の前営業日にあたる先週木曜の17時の158円32~33銭付近の前東京終値比では約24銭の円安ユーロ高であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0950~1.0954ドル付近と、世界市場の先週金曜17時の1.0991~1.0993ドル付近と比較すると約0.41セントのユーロ安ドル高で、日本の連休前の前営業日にあたる先週木曜の17時の1.1008~1.1010ドル付近の前東京終値比でも約0.58セントのユーロ安ドル高だった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は183円77~ 83銭付近と、世界市場の先週金曜17時の183円69~75銭付近と比較すると約8銭の円安ポンド高で、日本の連休前の前営業日にあたる先週木曜の17時の183円26~32銭付近の前東京終値比では約51銭の円安ポンド高であった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年8月14日の日本時間(JST)19時32分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時32分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:32の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 144.95 〜 144.97 +1.15 (円安)
ユーロ/円 158.71 〜 158.72 +0.39 (円安)
ユーロ/ドル 1.0947 〜 1.0949 -0.0061 (ドル高)
英ポンド/円 184.16 〜 184.22 +0.90 (円安)
スイスフラン/円 165.31 〜 165.37 -0.20 (円高)
豪ドル/円 94.16 〜 94.20 -0.06 (円高)

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