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FXニュース:一時145円台で為替介入警戒

FXニュース:一時145円台で為替介入警戒

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FXニュース:一時145円台で為替介入警戒

FXニュース:一時145円台で為替介入警戒

東西FXニュース – 2023年06月30日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米経済指標受け利上げ予想
  • 米景気堅調で長期金利上昇
  • GDP確定値が2%増に修正
  • 米新規失業保険申請数改善
  • 今年の円安ドル高記録を更新

今日2023年6月30日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値145円7銭前後から円の高値でドルの安値144円44銭前後の値幅約63銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は144円83~84銭付近と、前日同時刻の前東京終値比で約52銭の円安ドル高であった。

ドル円は今日の日本市場で今朝10時台に一時145円7銭付近と、昨日に続いて今日も連日で、昨年2022年11月10日以来の今年最大の円安ドル高の記録を再び更新した。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、日本時間で昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新米国経済指標を受けて、市場予想を上回る堅調な米国の景気と労働市場を背景にした米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国利上げ長期化予想の高まりにより米国長期金利が上昇し、かねてからの円安要因であった日米金利差拡大による円安ドル高が進行した。

昨夜21時半に発表された最新米国重要経済指標の1〜3月四半期の米国実質国内総生産 (GDP) の確定値は、前期比年率が前回の1.3%と市場予想の1.4%に対し2.0%上昇に上方修正され、同四半期の米国GDP個人消費の確定値も、前期比年率が前回と市場予想の3.8%に対し4.2%に上昇した。同四半期の米国コアPCE (個人消費支出) の確定値は前期比年率が前回と市場予想の5.0%に対し4.9%であったものの、全体的には市場予想以上の米国景気の強さを示した。

さらに、同時発表だった前週分の米国新規失業保険申請件数も、前回の26.4万件と前回修正と市場予想の26.5万件に対して23.9万件に改善され、前週分の米国失業保険継続受給者数も前回の175.9万人と前回修正の176.1万人と市場予想の176.5万人に対し174.2万人と米国雇用市場の堅調さも示したことで、好調な米国景気と堅調な米国雇用市場を背景とした米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国利上げ長期化予想が強まり、米国長期金利が3.86%付近に上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いが起きて円相場でドルが上昇し、発表前には144円台前半だったドル円は、発表後には144円台後半に達して上昇を続け、昨夜23時頃に一時144円90銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録し、昨年以来の今年2022年11月以来の円安ドル安の記録を更新した。

同時進行の米国ニューヨーク債権市場でも、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りが一時3.8658%付近と、3月10日以来の高利回りを記録していた。

ただし、昨年秋に日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の為替介入があった145円台近くに迫ってきたこともあり、高値のドルには利益確定売りや安値の円買いの持ち高調整が抵抗となったほか、米国債券市場でも安値の米国債買いがあり、また昨夜23時に発表された5月の米国住宅販売保留指数は、前月比が前回の0.0%と前回修正の-0.4%と市場予想の-0.5%に対して-2.7%と弱かったこともドル売りの一因となった。しかし、5月の米国住宅販売保留指数も前年同月比では、前回の-22.6%と前回修正の-22.8%と市場予想の-20.5%に対し-20.8%と、前回よりは改善したものの市場予想にはやや届かずという範囲内であったため、深夜過ぎの一時144円54銭付近の一時抵抗の後には、再びドルの買い戻しが入った。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、米国GDP発表前の円の高値でドルの安値144円18銭前後から発表後の円の安値でドルの高値の144円90銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を144円76銭付近と、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約28銭の円安ドル高をつけていた。

今朝8時半には、日本の最新経済指標が発表され、6月の東京都区部消費者物価指数 (CPI) の中旬速報値の生鮮食料品を除いた総合指数のコアの前年同月比は、前回の3.2%と前回修正の3.1%と市場予想の3.4%に対して3.2%であった。大幅な上昇では日本銀行 (日銀 / BoJ) の大規模緩和金融政策に修正圧が入りやすいが、修正前の前回と横ばいに近かった。

同時発表だった最新5月の日本の失業率は、前回と市場予想に一致した2.6%の横ばいで、5月の有効求人倍率は、前回と市場予想の1.32に対し1.31にやや減少していた。

今朝8時50分には日本の最新経済指標の5月の鉱工業生産の速報値が発表され、前月比では前回の0.7%と市場予想の-1.0%に対し-1.6%と弱かったものの、前年同月比では前回の-0.7%と市場予想の4.3%に対して4.7%と強く、強弱入り混じった。

今朝9時からの今日の日本の東京外国為替市場では、前述の昨夜から今朝までの米国市場で一時144円90銭付近の昨年2022年11月上旬以来の円安ドル高が進行したニュースを受けて、145円台に近づいたことで日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の為替介入への警戒感から、利益確定や持ち高調整の円買いドル売りの円安抵抗が入り始めた。

しかし、最新の米国重要経済指標の米国GDPが示した米国経済の強さや、堅調な米国雇用市場を背景とした米国利上げ長期化予想による日米金利差拡大予想の円売りドル買いもあり、また今朝9時55分の仲値決済に向けては、今日は30日で「5と10がつく日本の貿易企業の決済日が集中しやすい五十日 (ごとおび / ゴトービ) 」であることに加えて、四半期末の月末でもあるために、輸入実需による円売りドル買い需要も強く、円相場でドルが再び上昇し、今朝10時46分頃には一時145円7銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの安値を記録し、昨年以来の今年の円安ドル高の記録を再び更新した。

しかし、一時145円台に乗せたことでは、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の為替介入警戒による高値のドルの利益確定や持ち高調整の安値の円買いの円安抵抗が強まり、投資系や輸出企業などの円買いドル売りも続き、午後15時15分に今日の日本の株式市場で日経平均株価が3万3189円4銭と前日比45円10銭安で大引けしたことでも日本株安時の低リスク通貨の円買い需要があり、午後15時45分頃には一時144円44銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

今日の記者会見でも、日本政府の鈴木俊一財務相が、円安の進行について、「急速で一方的な動きも見られる。市場の動向を、高い緊張感を持って注視している」と円安牽制の発言をしていたことも日本市場に影響を及ぼしていた。

ただし、午後からの欧州英国市場の参入では、再び日米金利差や日米金利差拡大予想などによる円売りドル買いが入り始め、再び144円台後半に向けて円相場でドルが上昇した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は144円83~84銭付近と、昨夜17時の前東京終値比で約52銭の円安ドル高になった。

今夜この後にも最新米国経済指標の発表予定があり、今夜21時半には市場の注目度と重要度の高い米国重要経済指標の5月の米国個人消費支出 (PCE) とPCEデフレーターとコアPCEデフレーターと5月の米国個人所得、22時45分に6月の米国シカゴ購買部協会景気指数、23時に6月の米国ミシガン大学消費者態度指数などの発表が予定されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は157円22~24銭付近と、昨夜17時の前東京終値比で約30銭の円高ユーロ安であった。

主な原因は、これまでに歴史的な円安ユーロ高が進行した後であることなどから、今日は為替介入警戒による安値の円買いや利益確定のユーロ売りなどの持ち高調整が影響を及ぼした。また、対ドルでのユーロ売りの影響も、他の主要通貨である円相場にも波及していた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0854〜1.0856ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.61セント銭のユーロ安ドル高であった。

主な原因は、昨夜の堅調な米国経済市場を受けた米国利上げ長期化予想の高まりで、以前の欧州の利上げの方が長期化するという市場予想で買われていたユーロが、欧州景気懸念もあってドルに対して売られていたことなどが影響をユーロドルの為替相場に及ぼしていた。

また、今日の夕方に発表された欧州ユーロ主要国のドイツの6月の独失業率と独失業者数が増加したことや、今夜18時に発表された欧州ユーロ圏の6月の欧州消費者物価指数 (HICP) とコア指数の速報値の前年同月比が市場予想以下であったことなども今日のユーロ安ドル高に影響している。

ただし、欧州ユーロ圏の総合では、欧州全体の失業率は前回と市場予想通りの横ばいだった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は183円5~11銭付近と、昨夜17時の182円46~52銭付近の前東京終値比で約59銭の円安ポンド高であった。

主な原因は、日英金利差拡大予想が優勢で、英国ポンドに対する円安進行に関しては、過去の例からして、日本政府の為替介入警戒感がまだ少ないことなども影響を及ぼしていた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年6月30日の日本時間(JST)19時30分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時30分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:30の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 144.70 ~ 144.71 +0.39 (円安)
ユーロ/円 156.88 ~ 156.90 -0.64 (円高)
ユーロ/ドル 1.0841 ~ 1.0843 -0.0074 (ドル高)
英ポンド/円 182.82 ~ 182.88 +0.36 (円安)
スイスフラン/円 160.49 ~ 160.55 -0.29 (円高)
豪ドル/円 95.81 ~ 95.85 +0.03 (円安)

 

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