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FXニュース:米CPIが市場予想よりも鈍化

FXニュース:米CPIが市場予想よりも鈍化

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FXニュース:米CPIが市場予想よりも鈍化

FXニュース:米CPIが市場予想よりも鈍化

東西FXニュース – 2023年07月13日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年7月13日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値138円7銭前後から円の安値でドルの高値138円82銭前後の値幅約75銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は138円36~37銭付近と、前日同時刻の前東京終値比で約1円19銭の大幅な円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析は、日本時間で昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で昨夜21時半に発表された米国連邦準備制度理事会 (FRB) が金融政策を決める上で重視していることが知られており注目されていた最新米国重要経済指標の6月の米国消費者物価指数 (CPI) とCPIコア指数が、鈍化予想を示したことでドル売り要因となっていた市場予想よりも更なる鈍化を見せたことが原因となり、米国利上げ長期化予想が後退し、米国長期金利が低下に伴って主要通貨に対するドル売りが強まり、円高ドル安に加えてユーロやポンドなどに対しても全面ドル安になった。

6月の米国消費者物価指数 (CPI) は、前年同月比が前回の4.0%と市場予想の3.1%に対し3.0%、前月比も前回の0.1%と市場予想の0.3%に対し0.2%の鈍化を示し、米国消費者物価指数 (CPI) から価格変動の激しい食品とエネルギーを除いた物価基調指標のCPIコア指数も、前年同月比が前回の5.3%と市場予想の5.0%に対し4.8%、前月比も前回の0.4%と市場予想の0.3%に対し0.2%と、いずれも前回と市場予想よりも米国消費者物価のインフレ鈍化傾向を示したことで、インフレ抑制のための積極的なタカ派の米国利上げ長期化予想が後退し、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りは3.84%台に大幅低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが勢いを増し、深夜過ぎの午前1時前には一時138円16銭付近の5月22日以来の円高ドル安の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

米国CPIコア指数鈍化の発表を受け、米国フェデラルファンド (FF) 金利の市場予想値で有名な今日のフェッドウォッチ・ツール (CME FedWatch Tool) では、年内2回の連続利上げの利上げ長期化予想が減退し、今月7月25〜26日の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) で0.25%の米国利上げの市場予想はまだ92.4%の確定値 (70%) 超えの優勢ではあるものの、2回目の次回9月には金利据え置きの市場予想が82.2%の確定値超えになり、このまま米国インフレ鈍化が続けば、早期の利上げ終了予想なども出始めたことで、利上げ継続予想のユーロや大幅利上げ継続予想のポンドなどにドルが売られて、一時全面安になった。

また、今月7月27〜28日に予定されている日本銀行 (日銀 / BoJ) 金融政策決定会合で、日銀が金利抑制の大規模緩和金融政策の見直しや修正に動き始める可能性や、日本の経済紙が期待値を高めるような記事を掲載したことなどについても一部の市場予想に影響を与えた期待円買いの一因となり、一時は日本政府と日銀の為替介入警戒域付近まで進行していた円安ドル高の後の、巻き返し時期が近いという予測による一部の投資系のロングポジションの利益確定売りや持ち高調整も引き続き影響を与えていた。

ただし、今夜この後にも最新米国経済指標の6月の米国卸売 (生産者) 物価指数 (PPI) の発表予定があり、また昨夜は北米カナダが0.25%の追加利上げを実施したニュースもあったことや、米国ニューヨーク株式市場では米国金利上昇警戒感の弱まりもあり、決算報告期を控えた銘柄などを中心に米国株価が上昇したため、米国市場の高値からは低リスク通貨の円の利益確定売りや安値のドル買いの抵抗もやや入った。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、米国CPI発表前の円の安値でドルの高値の139円64銭前後から発表後の円の高値でドルの安値の138円16銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を138円50銭付近の前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円86銭の大幅な円高ドル安でつけていた。

続いて、今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場でも、昨夜発表された6月の米国消費者物価指数 (CPI) が市場予想を下回って鈍化したことを受け、米国トレンドと同じく米国連邦準備理事会 (FRB) の利上げ長期化予想が減退し、日米金利差縮小予想の円買いドル売りが優勢になり、今朝9時24分頃には一時138円7銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録し、今朝までの米国市場での対ドル円相場の高値記録を更新し、5月下旬以来のおよそ1カ月半ぶりの円高ドル安になった。

ただし、今朝9時55分の日本市場の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需の円売りドル買い需要があり、また今日の日経平均株価が反発して大幅な上昇を示し始めたことでは、株式市場はリスクオン市場で高値圏からの低リスク通貨の円売りの抵抗も入り始めた。

午後15時15分に今日の日経平均株価は、3万2419円33銭の前日比475円40銭高の大幅高で大引けしたが、それに先駆けて日本の株式市場では15時に東証株価指数TOPIXなども軒並みプラス圏で大引けしており、日本株高時のリスクオンの低リスク通貨の円売りで15時4分頃にはドル円は一時138円82銭付近の日本市場での円の安値でドルの高値を記録したが、前日比では円高ドル安の範囲内に留まった。

夕方からの欧州英国市場の本格参入では、日本市場での高値圏から再びドル売りが再開し、今日の日本市場時間の時間外の米国債券市場で米国10年債利回りが一時3.81%台まで低下幅を拡大した影響もあり、米国長期金利低下による欧米金利差によるドル売りで再びドルは138円台前半に押し戻された。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は138円36~37銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約1円19銭の大幅な円高ドル安になった。

今夜この後にも最新米国経済指標の発表予定や、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定などがあり、日本時間の今夜のスケジュールは、今夜21時半に 6月の米国卸売 (生産者) 物価指数 (PPI) と米国PPIコア指数、同時刻に前週分の米国新規失業保険申請件数と米国失業保険継続受給者数、深夜24時10分頃から米国サンフランシスコ連銀のデイリー総裁の発言予定、26時に米国30年債の入札、27時に 6月の米国月次財政収支などが予定されている。

また、米国株式市場では、今週は米国主要企業の決算発表予定が多数あることにも注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は154円35~37銭付近と、昨夜17時の前東京終値比で約49銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、今日の日米株高時のリスク選好市場の低リスク通貨の円売りユーロ買いが影響を及ぼしたほか、ユーロドルが米国利上げ長期化予想の減退に対しての欧州中央銀行 (ECB) の欧州利上げ継続予想などで大幅なユーロ高ドル安になった影響が、他の主要通貨である円相場にもユーロ高として波及した。

ユーロドルは、前述の通り、欧米金利差予想などにより本日ユーロはドルに対して昨年2022年3月以来の高値記録を一時更新しており、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値も1.1154〜1.1156ドル付近で、昨日17時の前東京終値比で約1.29セントの大幅なユーロ高ドル安だった。

今日の午後15時45分に発表された欧州ユーロ圏のフランスの6月の仏消費者物価指数 (CPI) の改定値は、前年同月比と前年比ともに前回と市場予想一致の高止まりで、欧州利上げ継続予想が優勢であった。

ただし、今夜18時に発表された欧州ユーロ圏総合の最新経済指標の5月の欧州鉱工業生産は、前年同月比が前回の0.2%と市場予想の-1.2%に対し-2.2%に低下し、前月比も前回の1.0%と市場予想の0.3%に対し0.2%の市場予想以下で欧州景気懸念はユーロ高の抵抗要因となった。

また、今夜この後の20時半には、前回6月15日開催分の欧州中央銀行 (ECB) 理事会の議事要旨が公開される予定で、今後の欧州ユーロの利上げ幅の市場予想に影響を与える可能性から、今夜の世界市場での注目度が高まっている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は180円23~29銭付近と、昨夜17時の180円56〜62銭付近の前東京終値比では約33銭の円高ポンド安であった。

今日の午後15時に発表された最新英国重要経済指標の5月の英国月次国内総生産 (GDP) の前月比は、前回の0.2%と市場予想の-0.3%に対し-0.1%の市場予想ほどの悪化ではないものの、マイナス成長に転じた。

同時発表の英国経済指標も、5月の英国鉱工業生産は前年同月比が前回の-1.9%と前回修正の-1.6%に対し市場予想通りの-2.3%に悪化し、前月比では前回の-0.3%と前回修正の-0.2%と市場予想の-0.4%に対し-0.6%に低下し、5月の英国貿易収支も前回の-15.18億ポンドと前回修正の-24.63億ポンドと市場予想の-15.00億ポンドに対し-65.78億ポンドと大幅赤字で、5月の英国商品貿易収支も前回の-149.96億ポンドと前回修正の-146.39億ポンドと市場予想の-147.00億ポンドに対し-187.23億ポンドと高金利の上に赤字額が増えていることで、英国の記録的な高インフレ抑制のための英国大幅利上げ継続予想は出ているものの、英国景気懸念も浮上している。

ただし、5月の英国製造業生産指数の前月比は、前回の-0.3%と前回修正の-0.1%と市場予想の-0.5%に対し-0.2%で、また本日発表の英国経済指標の数々中で最も重要度が高かった5月の英国月次国内総生産 (GDP) に関しては、すでにマイナス圏の市場予想が出ていたことから、マイナス幅が市場予想ほどは悪化していなかったことからは、英国利上げ継続予想に対し米国利上げ長期化予想の減退により、英ポンド高ドル安が進行していたため、日本市場の終値の後の今夜の英国ロンドン外国為替市場では、対ドルのポンド高の影響の波及もあり、日英金利差拡大予想による円安ポンド高に市場反転も見せており、今夜18時45分頃には、英国ポンドは円相場で一時181円17銭付近に上昇した。

なお、今日の株高時のリスク選好市場の低リスク通貨の円売りや世界的に流動性が高い安全資産のドル売りでは、スイスフランや豪ドルなども買われて円相場で上昇していた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年7月13日の日本時間(JST)19時26分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時26分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:26の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 138.56 ~ 138.58 -0.99 (円高)
ユーロ/円 154.64 ~ 154.69 +0.78 (円安)
ユーロ/ドル 1.1160 ~ 1.1162 +0.0135 (ドル安)
英ポンド/円 180.95 ~ 181.01 +0.39 (円安)
スイスフラン/円 160.47 ~ 160.53 +1.70 (円安)
豪ドル/円 94.91 ~ 94.95 +1.60 (円安)

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