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FXニュース:米国長期金利低下時の持ち高調整

FXニュース:米国長期金利低下時の持ち高調整

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FXニュース:米国長期金利低下時の持ち高調整

FXニュース:米国長期金利低下時の持ち高調整

東西FXニュース – 2023年03月06日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米国債買い等で利回り指標金利が低下
  • 長期金利が一時4%台から3.9%台に
  • 米ISM非製造業景況感指数は想定以上
  • FRB高官発言で0.25%利上げ予想
  • 米大幅利上げ予想減退で利益確定も

今日2023年3月6日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値136円12銭前後から高値135円37銭前後の値幅約75銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は135円66~68銭付近で、前営業日17時の前東京終値比では約75銭の円高ドル安であった。

今日のドル円為替相場の値動きの要因は、先週に米国長期金利が一時4.09%付近に上昇して先週の今年最大の137円10銭付近の日米金利差拡大による円安ドル高の原因となった後に、米長期金利の3.9%台への低下により、日米金利差縮小時のドルの利益確定売りと、持ち高調整の円買いの反発に転じた影響が大きい。

先週末の金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、米国債の利回りが指標となる米長期金利低下の原因として、安全資産としても定評のある米国債が一時4.09%の利回り上昇時に債権価格は低下して安値をつけたため、安値の米国債買いで債権価格上昇に伴う利回りの低下があったことに加え、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国アトランタ連銀のボスティック総裁の発言等により、今月21〜22日に開催予定の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) での次回の米利上げ幅予想で0.25%の市場予想値が増加し、それ以前には一時3割付近も記録していた0.5%の大幅利上げ予想の後退によっても米長期金利がさらに低下して3.9%台になったことで、日米金利差縮小時の高値後のドルの利益確定売りと安値後の低リスク通貨の円の持ち高調整買いの影響が出た。

先週金曜の前回の東西FXニュースでもお伝えした通り、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国アトランタ連銀のボスティック総裁の発言と再発言等により、米国政策金利フェデラル・ファンド (FF) の次回利上げ幅予想では「0.25%の緩やかな利上げ」の市場予想値が強まり、フェッドウォッチ・ツール (CME FedWatch Tool) でも次回0.5%の大幅利上げ予想が先週金曜に一時26%付近に後退し、その後に他の米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言もあったものの、今後のデータ次第との見解が多く今日も27.7%付近で推移中であることから、次回0.25%の利上げ幅予想値は確定値の可能性が高いと市場で考えられている70%を超えて週明けの今日も72.3%付近で推移する勢いで続いたことで、先週の年内高値記録後のドルの利益確定売りと安値の低リスク通貨の円買いがあった。

しかし、ドル買いの抵抗要因もあり、先週金曜の夜23時45分に発表された最新米国経済指標の2月の米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は前回と市場予想の50.5に対し50.6に上昇し、また深夜24時に発表された注目度の高い米国重要経済指標の2月の米国供給管理協会サプライマネジメント (ISM) 非製造業景況指数の総合も前回の55.2と市場予想の54.5に対し55.1と市場予想を超えて上昇したことでは、米利上げ長期化予想により米長期金利が一時4%台に上昇回復した際に、日米金利差拡大によるドル買いもあった。

ただし、2月の米国ISM非製造業景況指数の総合は、市場予想以上ではあっても前回よりはやや低下したことに加えて、直前に発表されていた2月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) の改定値も前回の50.2から50.1に低下したことでは、米ISM発表後の一時的なドル上昇後には再び米国ニューヨーク債権市場で再び安値になった米国債が買われて米国長期金利が3.95%付近の終値へ再低下を見せたこともあり、一時上昇後のドルには短期の利益確定売りが入り、上昇前の値段に戻るという証券用語の「往って来い」の状態が起きた。

そのため、米長期金利の上昇後の低下時の利益確定のドル売りと、持ち高調整の円や他の主要通貨のユーロなどが買われた反発により、先週末の金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は円の安値136円41銭前後から高値は135円75銭前後の値動きをし、先週末土曜の朝7時頃のニューヨーク終値を135円75~85銭付近の前日同時刻比で約1円0銭の円高ドル安でつけていた。

週が明けて始まった今日の日本の東京外国為替市場でも、今朝早朝には最新米国重要経済指標の米国ISM非製造業景況指数の総合が市場予想以上であったことでは、米国利上げ長期化予想で一時ドルが買われて9時頃に今日の日本市場の円の安値でドルの高値の136円12銭付近から始まったが、その後には先週末の米国市場でのトレンドを受け継ぎ、日本時間午前の時間外の米債権市場で米長期金利が3.93%付近にさらに低下したため、日米金利差縮小時のドルの利益確定売りと持ち高調整の円買いが再び優勢になり、13時前に今日の日本市場の円の高値でドルの安値の135円37~38銭付近を記録した。

しかし、そこからは次回の米国利上げ幅は0.25%でも今後の米国利上げ継続と長期化予想もあるために、市場安値からのドルの買い戻しや高値の円売りの抵抗なども入り始めた。

その後の日本市場午後からの欧州英国市場の参入では、時間外の午後の米債権市場での米国債買いで米国債利回りが一時3.92%付近に低下した時には、ドルの利益確定売りと円やユーロなどの持ち高調整買いの影響が見られた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は135円66~68銭付近で、先週金曜の前営業日17時の前東京終値比で約75銭の円高ドル安になった。

ただし、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場でも、米国の利上げ長期化予想や欧州経済指標発表後の欧州景気懸念のユーロ売りでは135円台後半になった安全資産のドルが買い戻されて19時台に一時136円台に上昇したが、時間外の米国債買いなどで米長期金利が低迷すると、短期でのドルの利益確定売りも入っている。

しかし、今夜20時台にもドルは円相場で再び136円台にも戻しており、米ISM発表後の米景気好感によるドルの底堅さを見せている。

今夜この後の米国ニューヨーク外国為替市場でも、最新の米国経済指標等の発表予定があり、今夜24時には1月の米国製造業新規受注が発表される予定である。

また、明日の火曜の夜には米国雇用関連のADP雇用統計やJOLTS求人などが発表されることに加えて、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の高官達の中でも市場への影響が最も大きく注目されているジェローム・パウエル議長の発言予定があることも市場で注目されている。

今週の金曜には日本銀行 (日銀 / BoJ) の黒田東彦総裁の最後とも言われる金融政策発表と、黒田総裁の発言予定もあり、同日の夜には米国連邦準備制度理事会 (FRB) が重視する米国雇用統計のデータ発表のイベントも控えていることから、今週のイベント前の持ち高調整も入っている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は144円45~47銭付近で、先週金曜の前営業日17時の前東京終値比で約29銭の円高ユーロ安であった。

主な原因は、今日の基軸通貨ドルに対する前営業日比での円高がユーロにも波及したが、後述のユーロドルでのユーロ高抵抗もあったために、比較的小幅な円高ユーロ安になった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0647~1.0649ドル付近で、先週金曜の前営業日17時の前東京終値比では約0.37セントのユーロ高ドル安だった。

先週金曜の深夜に発表されていた前述の市場予想以上の米国ISM)非製造業景況感指数ではユーロに対してもドル買いがあったものの、今日の米長期金利の低下では、欧米金利差を意識したユーロ買いドル売りが入り、対ドルでユーロが上昇した。

また、欧州中央銀行(ECB)は次回の大幅利上げ予想が優勢で、インフレ抑制のための欧州利上げ長期化予想により、米長期金利低下時にはユーロが買われた。

ただし、今夜19時の欧州英国市場で発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標の1月小売売上高は、前年同月比が前回の-2.8%と市場予想の-1.8%に対し-2.3%に低下し、前月比でも前回の-2.7%と前回修正1の1.7%と市場予想の1.0%に対し0.3%に低下したことでは、欧州景気懸念によるユーロ売りで安全資産のドル買いの抵抗もあったものの、米長期金利低下時には再び短期でのドルの利益確定売りも入った。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は163円32~38銭付近で、先週金曜の前営業日17時の前東京終値比で約21銭の円高ポンド安であった。

主な原因は、主要通貨のドルやユーロなどへの今日の米長期金利低下時の持ち高調整の前営業日比での円高の影響が、他の主要通貨でユーロと連動しやすい元欧州連合 (EU) の英国のスターリング・ポンドにも影響を及ぼしていた。

ただし、今日の夕方16時半に発表された最新の英国経済指標の2月の英国建設業購買担当者景気指数 (PMI) が前回の48.4と市場予想の49.1に対し54.6に上昇したことでは、英国景気好感によるポンド買いの抵抗要因もあったために、比較的小幅な円高ポンド安になった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年3月6日の日本時間(JST)20時10分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時10分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:10の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 136.00 〜 136.02 -0.41 (円高)
ユーロ/円 144.50 〜 144.52 -0.24 (円高)
ユーロ/ドル 1.0623 〜 1.0625 +0.0013 (ドル安)
英ポンド/円 163.25 〜 163.31 -0.28 (円高)
スイスフラン/円 145.34 〜 145.40 +0.36 (円安)
豪ドル/円 91.46 〜 91.50 -0.49 (円高)

 

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