(tozaifx_com)東西FXの公式ブログ

海外FX会社(ブローカー)の無料口座開設サポートと言えば、東西FXの公式サイト。使いやすい無料の口座開設サポートサービス、キャッシュバックキャンペーン実施中、詳細情報、新着情報・FXニューズ、FXを学ぶ、無料FXツールを展開で、FXがはじめての方でも安心です。

FXニュース:米国重要経済指標発表前の調整

FXニュース:米国重要経済指標発表前の調整|

参照元 URL

FXニュース:米国重要経済指標発表前の調整

FXニュース:米国重要経済指標発表前の調整

東西FXニュース – 2023年01月26日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年1月26日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値129円74銭前後から高値129円2銭前後の値幅約72銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は129円49~50銭付近で、前日17時の前東京終値比で約94銭の円高ドル安であった。

今日の値動きの主な原因はまず、前回の東西FXでもお知らせしていた通り、昨夜24時に米国と隣接する北米カナダの中央銀行にあたるカナダ銀行 (BoC) が新政策金利を発表し、0.25%に利上げ減速をしたことに加えて、経済情勢が見通し通りに進んだ場合には、政策金利を現在の水準で維持するという追加利上げの停止を示唆したことから、以前に米国の利上げ幅予想に影響を与えた時と同じく、米国連邦準備制度理事会 (FRB) も来週1月31日から2月1日に行われる米国連邦公開市場委員会 (FOMC) で同様に0.25%の利上げ減速をした後に、いずれは利上げ停止の協議もするのではないかという市場予想が浮上し、米利上げ減速予想で米長期金利が低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが優勢になった。

また、今夜この後に最新の米国重要経済指標である四半期実質米国内総生産 (GDP) や個人消費支出 (PCE) 、コアPCEや週間雇用統計や新築住宅販売件数などが発表される米ドルのイベントを控えており、イベントリスクによる米ドルの持ち高調整のドル売りや、結果が分かるまでのドルの買い控えや様子見なども影響している。

時間に沿った市場トレンドの動きとしては、まず昨夜の欧州英国市場で、欧州中央銀行 (ECB) 理事会メンバーのドイツ連邦銀行(通称ブンデスバンク)のナーゲル総裁が、「来月と3月のECB理事会で、再び大幅利上げの必要がある」という旨の発言をし、さらに「3月以降にも利上げ継続をしなければならないとしても、驚くことはない」と付け加えたタカ派発言を受けて、欧州中央銀行 (ECB) の大幅利上げ継続予想が優勢になり、米長期金利の低下時もあり、ユーロ買いドル売りが入ったことの波及などで、円相場でもドルが下げ始めていた。

そして、欧州市場の後半から始まった昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場時間に、先述のカナダ銀行の利上げ減速と今後の利上げ停止を示唆する発表があり、米利上げ減速予想に影響を与えたことから、日米金利差縮小予想による円買いドル売りが強まった。

また米国ニューヨーク債権市場でも、連日の米国債入札や決算シーズンの米株価下落時の安全資産としての米国債買いなどの影響で、米国債価格が上昇するにつれて利回りは低下し、米10年債の利回りが指標となる米長期金利が低下していたことでも、日米金利差縮小時の円買いドル売りや、欧米金利差縮小時のユーロ買いドル売りが入りやすくなっていた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の値動きは、円の安値130円2銭前後から高値129円27銭前後の値幅約75銭で、今朝7時頃の終値を129円59~60銭付近で、前日同時刻比で約60銭の円高ドル安であった。

その後に始まった今日のアジア・オセアニア市場では、時差の近いアジア市場では中国が春節旧正月)の連休であることに加えて、オセアニア市場のオーストラリアも「オーストラリアの日 (Australia Day) 」の祝日休場で、日本市場での値動きが世界市場に影響を与えやすくなっていた。

今日の日本の東京外国為替市場でも、今朝までの米国市場のトレンドを継承した米利上げ減速予想による米長期金利低下時の日米金利差縮小による円買いドル売りが朝から入り、129円台前半付近で始まった。

今朝は日本銀行 (日銀 / BoJ) が、今月開催分の日銀金融政策決定会合の「主な意見」を発表し、「企業の価格転嫁の動きは現在進行形で、物価上昇のモメンタム(勢い)は続いている」等の意見が見られたが、ほぼ同時発表だった先月分の日本企業向けサービス価格指数の前年同月比は、前回の1.7%と市場予想の1.6%に対して1.5%であったことでは、日本にもややインフレ鈍化傾向が見られ、横ばいに近い値動きも混ざった。

今朝10時前の仲値決済では、今日は月末が近いために日本の輸出企業による円買いドル売りの方が、日本企業の輸入実需による円売りドル買いよりもやや優勢であった。

10時台後半に円相場が129円8銭付近のドルの安値圏に入ると、安値のドル買いの抵抗も入ったが、11時台後半に129円58銭付近に達すると、今夜の重要米国経済指標の発表前のイベントリスクなどによる持ち高調整や利益確定のドル売りで上昇分以上に下げ、13時台には一時129円2銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、それからは低下していた米長期金利がやや回復傾向を示し始めたこともあり、再び高値の円の利益確定売りと安値のドルの買い戻しなどが入り始めた。

今日の午後には日本政府の神田真人財務官が、「投機を背景とした急速で一方的な(為替市場の)動きは容認できない」と発言をしたが、口先介入に留まった。

午後からの欧州英国市場の参入でも、欧州ユーロや英国ポンドがドルに対して一時上昇した後には、米長期金利の回復につれて、高値圏からのユーロやポンドの利益確定売りのドル買いの抵抗が入り始め、16時台にはドルが今日の下げ幅を縮め、一時129円74銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は129円49~50銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約94銭の円高ドル安になった。

今夜この後には、世界のFXトレーダーや投資家達が注目する最新の米国重要経済指標の発表予定があり、日本時間のスケジュールは、22時半に2022年10~12月の四半期の米国実質国内総生産 (GDP) と米国個人消費支出 (PCE) と米国コアPCE、そして先月分の米国卸売在庫と耐久財受注数、前週分の米国新規失業保険申請件数と米国失業保険継続受給者数も同時発表されるイベントがあり、続いて24時には先月分の米国新築住宅販売件数、27時には米国7年債入札予定もあり、ドルのイベント時の値動きには注意が必要である。来週開催される米国連邦公開市場委員会 (FOMC) に向けた、持ち高調整も始まっている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は141円41~43銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約50銭の円高ユーロ安になった。

主要通貨であるドルに対する今日の円相場での円高の影響が、欧州ユーロのドルに対するユーロ高よりも比較的大幅であったためにユーロに対する円高として波及していた。また、今日の高値のユーロの利益確定売りでは、米ドルには今日はイベントリスクがあるために、安全資産のドルに続く低リスク通貨の円が買われていたことなども影響した。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0919~1.0920ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.39セントのユーロ高ドル安であった。

前述の欧州中央銀行 (ECB) の大幅利上げ継続予想に対して、米国の利上げ減速予想と米長期金利低下時のユーロ買いドル売りで、ユーロが高値圏になった影響が残っていた。

昨夜の欧州英国市場では、欧州中央銀行 (ECB) 理事会メンバーのドイツ連邦銀行のナーゲル総裁だけでなく、東欧スロベニア中央銀行のバスレ総裁も、「今後2回の会合で、0.5%の利上げが適切」とタカ派の発言をしていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は160円65~71銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約6銭の僅差の円安ポンド高であった。

今日の英国ロンドン外国市場の参入時にも、欧州ユーロと共に元欧州連合 (EU) の英国ポンドもドルなどに対して高値圏で推移していたために、円相場にもポンド高の影響が波及していたが、円もドルに対して円高であったために僅差となった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年1月26日の日本時間(JST)20時17分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替時間 (GMT) 11時17分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:17の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 129.77 〜 129.79 -0.66 (円高)
ユーロ/円 141.50 〜 141.51 -0.41 (円高)
ユーロ/ドル 1.0902 〜 1.0903 +0.0022 (ドル安)
英ポンド/円 160.88 〜 160.94 +0.29 (円安)
スイスフラン/円 141.31 〜 141.37 +0.17 (円安)
豪ドル/円 92.42 〜 92.46 +0.41 (円安)

 www.tozaifx.com

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。