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FXニュース:今夜の米雇用統計発表を控え

FXニュース:今夜の米雇用統計発表を控え

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FXニュース:今夜の米雇用統計発表を控え

FXニュース:今夜の米雇用統計発表を控え

東西FXニュース – 2024年3月8日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 欧ECB理事会が金利据え置き
  • 欧ECB今回は利下げ議論なし
  • FRB議長年内利下げ再言及
  • 日銀マイナス金利解除圧続く
  • 今年の春闘の高賃上げ率意識

今日2024年3月8日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の147円52銭付近から、円の安値でドルの高値の148円12銭付近の値幅約60銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円終値は147円87~89銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の147円93銭~148円0銭付近の前東京終値比で約6銭の小幅な円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜の英国ロンドン外国市場後半の昨夜22時頃に始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、米国長期金利が一時4.09%台に低下していた日米金利差縮小の影響や、日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の早期のマイナス金利解除期待圧の影響により、昨日の日本市場の日米金利差縮小予想による円買いドル売りトレンドの影響が続き、一時147円97銭付近の始値であった。

また、昨夜22時15分には、欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会の新欧州政策金利発表があり、市場予想通り4.50%の現状金利据え置きを決定し、同時発表の声明文と欧州経済見通しもほぼ市場予想通りの内容であったことから、今年の欧州利下げ予想が意識され、欧州長期金利が低下した影響から、米国長期金利も一時4.06%台に向けて急落したため、日米欧金利差縮小時の円買いと欧米通貨売りにより、昨夜22時23分頃にドルは円相場で一時147円58銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

昨夜22時30分に発表された最新米国経済指標の昨年10〜12月の前四半期の米国非農業部門労働生産性の前期比の改定値が市場予想の3.1%を上回る前回の速報値と同じ3.2%であったことではややドルの買い戻しが入り始めたが、同時発表だった前週分の米国新規失業保険申請件数は前回と市場予想の21.5万件に対し前回修正と横ばいの21.7万件と市場予想よりもやや軟化し、前週分の米国失業保険継続受給者数も前回の190.5万人と前回修正の189.8万人と市場予想の188.9万人に対し190.6万人に悪化し、1月の米国貿易収支も前回の-622億ドルと前回修正の-642億ドルと市場予想の-635億ドルに対して-674億ドルとやや赤字額が増えたことでも、米国経済指標の発表直後には再びドルが売られた。

しかし、昨夜22時45分頃から欧州中央銀行 (ECB) 理事会のクリスティーヌ・ラガルド総裁の記者会見と発言が始まり、「今回の理事会では、欧州利下げは議論しなかった」と発言をしたため、欧州長期金利は一時およそ1カ月ぶりの低利回りを記録後に反発し、その影響で米国長期金利も反発上昇に向かい、日米金利差拡大でドルが円相場で買い戻され始めた。

また、同時進行していた米国ニューヨーク株式市場では、米国主要株価三指数が上昇しており、ブル・マーケット (Bull Market / 強気市場) 特有のリスク選好のリスクオン (Risk-on) でも世界的な安全資産でもある米国債が売られた影響で、米国長期金利は深夜前には一時4.10%台に上昇し、日米金利差拡大の影響で低リスク通貨の円が売られて、ドルは円相場で反発上昇し、昨夜23時49分頃には一時148円22銭付近に上昇していた。

続いて、深夜24時頃からは、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) のジェローム・パウエル議長の米国議会証言の2日目が米国上院銀行委員会にて始まり、前日の米国下院に続き、米国インフレ率が持続的に目標の2%に向かっていると確信を持てるまでは米国利下げ転換に慎重なデータ重視の姿勢を継続していたことでは、米国ニューヨーク債券市場で米国10年債の利回りが指標の米国長期金利が反発上昇後にさらに一時4.11%台に上昇を続け、日米金利差拡大の円売りドル買いにより、ドルは円相場で深夜24時27分頃に一時148円29〜30銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、パウエル議長は、最新データを基にして米国の利下げ転換への確信が持てるようになるまでの期間については、「そう遠くはない (Not far) 」とも発言しており、米国経済が想定通りであれば、「今年のどこかの時点で、利下げを始めることが適切になる」と、前日に続いて、年内の米国利下げに再言及したことでは、再びドルが売られる場面もあった。

ただし、米国ニューヨーク株式市場では、米国主要企業の決算に影響を与える可能性がある金利警戒感の緩和もあって、米国主要株価三指数が揃って上昇し、米国ダウ工業株 (Dow Jones Industrial Average) やナズダック総合 (NASDAQ Composite) が前日比で大幅高になったほか、米国S&P500種 (Standard and Poor’s 500) 株価指数が史上最高値を更新し、欧州市場でもドイツ株価指数DAX)が最高値を更新しており、欧米主要株式相場の上昇を受けたリスク選好のリスクオンでは、安全資産の米国債売りによる債券価格低下に伴う利回り上昇で米国長期金利が一時4.12%台に上昇し、日米金利差拡大により低リスク通貨の円が売られた影響では、ドルの買い戻しも混ざっていた。

また、午前1時30分頃からは次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国クリーブランド連銀のメスター総裁の発言もあり、「米国インフレが鈍化し続ければ、私は確信を持てるだろう」としながらも、 パウエル議長同様に今後のデータ次第の慎重姿勢も示しており、「インフレ鈍化が滞った場合には、景気抑制的な金利水準をより長く維持することも可能」としていた。

なお、午前5時に発表された最新米国経済指標の1月の米国消費者信用残高は、前回の15.6億ドルと9.2億ドルと市場予想の92.5億ドルを大幅に上回る195.0億ドルに増加していた。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の147円58銭付近から、円の安値でドルの高値の148円30銭付近の値幅約72銭で、今朝7時前頃のニューヨーク終値は148円5銭付近で、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値の149円38銭付近と比べると約1円33銭の大幅な円高ドル安をつけていた。

今朝早朝のアジア・オセアニア市場時間の今朝8時30分には、今日の日本市場に先立って日本の最新経済指標が発表され、1月の日本全世帯家計調査の消費支出の前年同月比は、前回の-2.5%と市場予想の-4.3%を下回る-6.3%に低下した。

続いて、今朝8時50分に発表された1月の日本の国際収支の貿易収支は、前回プラス圏の黒字だった1155億円と市場予想の-1兆4832億円に対し、市場予想ほどの悪化ではないもののかなり近いマイナス圏の-1兆4427億円の赤字に転じていた。

今朝9時頃の今日の日本の東京外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時147円87銭付近であったが、今朝の日本市場でも昨日までのニュース報道を受けて強まっていた日本銀行 (日銀 / BoJ) の早期のマイナス金利解除期待圧の話題が続き、昨日午後の今年の春闘労働組合が要求した賃上げ率が30年ぶりに5%台になったニュースの影響も広がっており、大手企業による今年の春闘の労使交渉の集中回答日となる13日の行方次第ではあるものの、市場では日銀が早ければ今月3月18~19日に開く次回の日銀金融政策決定会合、もしくはその次回で早期のマイナス金利政策解除に向かう可能性が意識され、その一方で、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長が米国利下げへの確信を持てるまでを「遠くない」と言及していたため、昨日の日本市場での日米金利差縮小予想の円買いドル売りのトレンドが再燃し、今朝9時35分頃に対ドル円相場は一時147円52銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、今朝早朝に一時4.08%台に再低下した後の米国長期金利が、今日の日本市場の時間外の米国債券取引では再び反発し、一時4.10%台に上昇したため、債券利回りを受けた実質的な日米金利差拡大により、高値の円の利益確定売りと安値のドル買いの抵抗が入ったことでは、午前10時34分頃にドルは円相場で一時148円12銭付近の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

また、昨日は日銀のマイナス金利解除予想による国内金利上昇への警戒感や、大幅な円高時の海外投資家達の利益確定売りで大幅に下落した日経平均株価が、今朝までの欧米株式市場が好調だった影響もあって、今日の東京株式市場では日経平均株価が小幅に反発したことでも、リスクオンの低リスク通貨の円売りが入り、今日の為替相場に影響を与えていた。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円終値は147円87~89銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の147円93銭~148円0銭付近の前東京終値比では約6銭の小幅な円高ドル安になった。

ただし、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場でも、日銀 (BoJ) の早期のマイナス金利解除期待圧のニュースが意識され、今夜18時台に米国長期金利が一時4.06%台に再低下したことを受けて、日米金利差縮小と予想の円買いドル売りの勢いが増し、今夜18時49分頃にドルは円相場で一時146円87〜88銭付近に急落する時間があった。

また、今夜この後の最新米国重要経済指標の米国雇用統計発表イベント前の、イベントリスクによる持ち高調整や買い控えなども影響を与えていた。

今夜この後には、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定と最新米国重要経済指標の発表予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜21時頃から米国ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言予定、そして、今夜22時30分に注目の最新米国重要経済指標の2月の米国雇用統計の米国非農業部門雇用者数変化 (NFP / Non-Farm Payrolls) 、米国製造業雇用者数、米国失業率、米国平均時給などが発表される予定である。

また、米国市場では、今月末の英国市場に先行して今週末が米国冬時間の最後となるため、今年の米国冬時間最後の週末を控えた利益確定や持ち高調整などにも注意が必要である。

今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は161円68~69銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の161円18~19銭付近の前東京終値比では約50銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、先述の通り、今夜の欧州中央銀行 (ECB) 理事会のラガルド総裁が、「今回の理事会では、欧州利下げを議論していない」と発言したことを受けた欧州ユーロの買い戻しや、今朝までの欧米株価上昇や日経平均株価小反発のリスクオンの低リスク通貨の円の利益確定売りでも欧州ユーロが買い戻された影響が、今日のユーロ円の為替相場に影響を与えた。

また、今日の午後16時に発表された欧州ユーロ圏主要国ドイツの最新経済指標の1月の独鉱工業生産は、前月比が前回マイナス圏だった-1.6%と前回修正の-2.0%と市場予想の0.6%に対し、プラス圏の1.0%に改善したことも好感されていた。ただし、前年同月比では、前回の-3.0%と前回修正の-3.5%と市場予想の-4.8%に対し-5.5%に低下していたことでは小幅域に留まったが、同時刻の1月の独生産者物価指数 (PPI / Producer Price Index) の前月比も、前回の-1.2%から市場予想通りの0.2%に上昇していた。

しかし、続いての午後16時45分のフランスの1月の仏貿易収支と経常収支は、前回よりも赤字額が増えており、今夜19時に発表された欧州ユーロ圏総合の最新重要経済指標の昨年10〜12月の前四半期の欧州域内総生産 (GDP / Gross Domestic Product) の確定値は、前期比が前回と市場予想通りの0.0%の横ばいで、前年同期比も前回と市場予想一致の0.1%であったことでは、今夜20時台には円高ユーロ安に市場反転も見せている。

ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0932〜1.0934ドル付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の1.0893〜1.0895ドル付近の前東京終値比で約0.39セントのユーロ高ドル安であった。

主な要因は、欧州中央銀行 (ECB) が利下げの議論をしなかったことに対し、米国議会証言では、支持票獲得目的の議員達の年内の米国利下げ圧が強かったほか、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長が米国利下げへの確信を持てるまで遠くないと言及した影響が強かった。また、ドルには円相場からも下落圧があり、他の主要通貨にも影響が波及した。

欧州ユーロの影響を受けやすい英国ポンドも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は189円30〜36銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の188円45〜51銭付近の前東京終値比で約85銭の円安ポンド高であった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年3月8日の日本時間(JST)20時36分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の11時36分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。なお、英国市場のサマータイムは3月末からであるが、米国市場では今週末に冬時間が終了し、来週からサマータイムで時差が1時間変わることには注意が必要である。

通貨ペア JST 20:36の為替レート 前営業日JST 17:00の前東京終値
ドル/円 147.01 〜 147.03 -0.94 (円高)
ユーロ/円 160.71 〜 160.72 -0.47 (円高)
ユーロ/ドル 1.0930 〜 1.0932 +0.0037 (ドル安)
英ポンド/円 188.55 〜 188.61 +0.10 (円安)
スイスフラン/円 167.77 〜 167.83 -0.05 (円高)
豪ドル/円 97.71 〜 97.75 +0.21 (円安)

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