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FXニュース:英中銀の新政策金利発表控え

FXニュース:英中銀の新政策金利発表控え

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FXニュース:英中銀の新政策金利発表控え

FXニュース:英中銀の新政策金利発表控え

東西FXニュース – 2023年06月22日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • FRBパウエル議長証言続く
  • 日経平均株価下落時の円買い
  • 欧ECB高官発言でユーロ高に

今日2023年6月22日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値141円95銭前後から高値141円60銭前後の値幅約30銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は141円81~82銭付近と、前日同時刻の前東京終値比で約27銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動き要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、日本時間で昨夜から今朝までの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場では、昨夜23時頃から予定されていた米国連邦準備制度理事会 (FRB) のジェローム・パウエル議長の半期に一度の米国下院金融サービス委員会での議会証言の前に、事前原稿が公開され、「米国のインフレ圧は依然として高く、インフレ率を2%にするのには、まだ長い道のりがある」ことや、「先週の米国公開市場委員会 (FOMC) では米国政策金利の利上げ見送りを決定したが、ほぼ全員のメンバーが年内にさらなる利上げが適切と考えている」などのタカ派の内容を含んでいたことでは、米国利上げ長期化予想が高まり、米国長期金利が一時3.79%付近に上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いで、昨夜22時45分頃にドルは円相場で一時142円36銭付近の2022年11月以来の高値を記録した。

しかし、パウエル議長の米国下院議会証言の質疑応答の発言では、「米国利上げの初期にはスピードが重要だったが、現在はもう速度はそれほど重要ではない」ことや、「より緩やかなペースで、米国金利を引き上げることは合理的かもしれない」などの、積極的な利上げに対しては想定していたほどはタカ派ではない内容も含んでいたことや、2022年11月11日のドルの円相場での高値記録の142円48銭手前付近がテクニカル分析的なレジスタンスラインになっていたことなどもあり、米国市場での高値を記録後のドルには利益確定売りが入り始めた。

また、同時進行中の米国株式市場では、将来的な米国金利上昇による米国企業への貸付ローン金利上昇などに警戒した米国株売りで、米国株価下落時のリスク回避の低リスク通貨の円買いでも円相場が反発し、今朝未明の午前3時半頃には一時141円68銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、日本銀行 (日銀 / BoJ) の金利抑制の大規模緩和継続予想に対する米国利上げ長期化予想による日米金利差拡大予想は優勢で、市場安値後のドルには買い戻しも入った。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値142円36銭前後から高値141円68銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を141円88銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約41銭の円安ドル高でつけていた。

今朝早朝のオセアニア市場や世界FX市場でも、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の米国議会証言1日目のイベント後に、想定したほどタカ派ではない内容を含んでいたことから、以前のタカ派予想で買われていた余剰分のドルの利益確定売りや持ち高調整が入ったため、今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場は昨日17時の前東京終値比では円高ドル安の範囲から始まった。

今朝9時55分の日本市場の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需による円売りドル買いが先行したが、その後には輸出企業の円買いドル売りが続き、また、今日は日経平均株価が下落したため、日本株安時の国内第一安全資産の低リスク通貨の円買いも入ったため、11時50分頃には一時141円60銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

また、今日は日本市場と時間帯が近いアジア市場の中国と香港が祝日休場中であったため、日本市場での値動きの影響が為替相場に出やすくなっており、今日の日本の東京株式市場で日経平均株価が大幅下落を見せたため、低リスク通貨の円買いの影響が出やすかった。

しかし、今日は日本銀行 (日銀 / BoJ) の野口旭審議委員が沖縄県金融経済懇談会に出席し、最近の日本企業の賃上げ動向などを強固にするために、大規模緩和金融政策を継続する必要性について発言をしており、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長は米国の利上げをそれほどは急いでいない様な発言があったものの、欧州中央銀行 (ECB) 高官が欧州利上げに積極的なタカ派発言をしていたこともあり、欧州ユーロとの日欧金利差拡大で欧州ユーロの方が上昇していた。

また、今夜は日本時間の20時頃に、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の新政策金利発表予定もあり、日本とのスピーディーな金利差拡大が起きそうな英国通貨がこれまでに買われてきたが、昨日あたりから今夜のイベントリスクによる買い控えや持ち高調整が混ざり始めたことでも、今日の日本市場では円からユーロの方が買われていた。

なお、今日の午後16時半には、スイス国立銀行 (SNB) が0.25%の追加利上げを発表した。この利上げ後の新政策金利は1.75%になり、インフレへの対応として、この後の追加利上げも示唆したことで、欧州周辺や世界のインフレ圧が改めて意識された。

米ドルも早期の利上げ再開になるかはまだ不明でも、米国利上げ長期化予想による日米金利差拡大予想は優勢で、市場安値後のドルは円相場で反発上昇し、16時3分頃に一時141円95銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録したが、今朝の始値が前東京終値比で円高ドル安の範囲で始まっていたために、今朝の下げ幅を縮める形となっていた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は141円81~82銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約27銭の円高ドル安になった。

ちなみに今夜17時頃からは米国連邦準備制度理事会 (FRB) のウォラー理事の発言もあったが、日本市場の終値の頃にはまだ発言内容のニュースは伝わっていなかった。

今夜この後には、最新米国経済指標の発表や米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言及びパウエル議長の米国議会証言2日目の米国上院での発言予定もあり、日本時間でのスケジュールは、21時半に1〜3月四半期の米国経常収支、前週分の米国失業保険継続受給者数と米国新規失業保険申請件数、22時55分頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) のボウマン理事の発言予定、23時に5月の米国景気先行指標総合指数と5月の米国中古住宅販売件数、23時頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の米国上院議会証言予定、同じ頃から米国クリーブランド連銀のメスター総裁の発言予定、深夜24時に週間の米国原油在庫、29時半頃から米国リッチモンド連銀のバーキン総裁の発言予定などが、今夜のドルの値動き予想材料として注目されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は155円91~93銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約87銭の円安ユーロ高であった。

日欧金利差拡大予想で、今日は2008年9月以来の約14年9カ月ぶりの円安ユーロ高を記録した。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0993~1.0995ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比で約0.81セントのユーロ高ドル安だった。

今日のユーロ高の主な要因は、昨夜の欧州市場で欧州中央銀行 (ECB) 理事会メンバーのドイツ連銀のナーゲル総裁が、「欧州のインフレ率を目標の2%に戻せると確信はしているが、まだ道のりは長い」と欧州利上げ長期化を高めるタカ派発言をしたことがニュースになったことで、日欧金利差拡大予想の円売りユーロ買いや、それほど早期の利上げに積極的でないパウエル議長の発言内容のあったドル売りユーロ買いが強まった。

なお、今日の午後15時45分に発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標のフランスの6月の仏企業景況感指数は、前回と市場予想に一致する横ばいの100だった。また、今夜23時には、欧州ユーロ圏の最新経済指標の6月の欧消費者信頼感の発表予定がある。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は181円8~14銭付近で、昨夜17時の180円90~97銭付近の前東京終値比では約18銭の円安ポンド高であった。

今夜この後の20時の英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の金融政策委員会 (MPC) 後の英国新政策金利の発表予定と、金融政策委員会 (MPC) 議事要旨の公表予定を目前に控えており、英国インフレ継続による英国利上げ継続予想が優勢で、イベント前の持ち高調整や様子見を交えつつも、日英金利差拡大予想の円売りポンド買いが優勢であった。

なお、今日は16時半にスイス国立銀行 (SNB) が0.25%の追加利上げを発表したが、17時にノルウェーのノルゲバンクが0.5%の大幅利上げも発表しており、今夜20時の英国利上げ予想が優勢の中で英国の利上げ幅が現在注目されている。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年6月22日の日本時間(JST)19時21分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時21分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:21の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 141.96 ~ 141.97 -0.12 (円高)
ユーロ/円 1.1003 ~ 1.1005 +0.0091 (ドル安)
ユーロ/ドル 1.0922 ~ 1.0924 -0.0021 (ドル高)
英ポンド/円 181.52 ~ 181.58 +0.62 (円安)
スイスフラン/円 158.95 ~ 159.01 +0.11 (円安)
豪ドル/円 96.48 ~ 96.52 +0.06 (円安)

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