(tozaifx_com)東西FXの公式ブログ

海外FX会社(ブローカー)の無料口座開設サポートと言えば、東西FXの公式サイト。使いやすい無料の口座開設サポートサービス、キャッシュバックキャンペーン実施中、詳細情報、新着情報・FXニューズ、FXを学ぶ、無料FXツールを展開で、FXがはじめての方でも安心です。

FXニュース:米FRB理事と高官がタカ派発言

FXニュース:米FRB理事と高官がタカ派発言

参照元 URL

FXニュース:米FRB理事と高官がタカ派発言

FXニュース:米FRB理事と高官がタカ派発言

東西FXニュース – 2023年06月19日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米消費者態度指数が想定以上
  • 日本と欧米の金融政策の違い
  • 日米金利差拡大予想が優勢に
  • 日経平均株価下落時の円抵抗
  • 一時142円台の円安ドル高も
  • ユーロ円も15年ぶり円安続く

今日2023年6月19日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値141円97銭前後から高値141円43銭前後の値幅約54銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は141円81~82銭付近と、前営業日同時刻の前東京終値比で約67銭の円安ドル高であった。その後の今夜19時17分頃の英国ロンドン外国為替市場では、一時142円0銭付近の円安ドル高も記録した。

今日の為替相場の値動き要因と世界FX市場のトレンド動向はまず、先週金曜の日本の東京外国為替市場終了後の英国ロンドン外国為替市場では、先週金曜に日本銀行 (日銀 / BoJ) が日銀金融政策決定会合で日本の金利抑制の大規模緩和金融政策の長短金利操作のイールドカーブコントロール (YCC) やマイナス金利政策を現状維持で継続を決定したことを受けて、先週に欧州利上げを継続したユーロとの日欧金利差拡大や、今月の米国利上げ見送り後にあと2回の追加利上げの見通しが出てきた米ドルとの日米金利差拡大予想など、高金利通貨の主要通貨に対する日本の金利差により低金利通貨の日本円が売られて円安が進行していた。

金曜の午後の日本銀行 (日銀 / BoJ) 金融政策決定会合後の植田和男総裁の記者会見での発言も、「2%の物価安定目標の達成には、尚時間がかかる」ことや、「経済情勢等に応じ、機動的に対応しつつ、粘り強く緩和を継続」することに言及しており、以前に円安抵抗要因だった早期の日銀金融政策修正期待が後退したことは、国際ニュースでも報じられていた。

欧州英国市場の後半から時差で始まった先週金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク (NY) 外国為替市場では、前回の東西FXニュースでも予定をお伝えしていた通り、先週金曜の夜20時45分頃から始まった米国連邦準備制度理事会 (FRB) のクリストファー・ウォラー理事の発言があり、国際通貨基金 (IMF) とノルウェー銀行 (NB) が主催したオスロでのイベント講演で、「率直に言うと、米国連邦準備制度 (FRB) の仕事は、金融政策により責務を達成することであり、それは現時点では、インフレ抑制のための利上げを意味する。一部の米国銀行の経営不振の懸念により、米国の金融政策の運営姿勢を変更することは支持できない。」と、米国の利上げ再開に対するタカ派の発言をした。

さらに、ウォラー理事は講演後の質問回答でも、「米国のコアインフレ率は変わっておらず、下げるためには恐らく、幾分かの追加引き締めが必要になるだろう」とのタカ派発言したことも米国ブリームバーグ (Bloomberg) などでの金融・経済ニュースで報道され、先週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) でも米国政策金利フェデラルファンド (FF) 金利誘導目標レンジを据え置いた一方で、最新の四半期経済予測では今年の年末時点での米国FF金利の見通しの中央値を前回3月時点での予測値の5.1%から5.6%に引き上げており、今年中にあと2回の追加利上げの可能性が出てきたサプライズがあったが、その後の米国市場では最新の米国経済指標データによっては一部の懐疑的なドルの利益確定売りもあった中で、この日の日銀の大規模緩和継続の決定後の米国連邦準備制度理事会 (FRB) のウォラー理事のタカ派発言により、再び日米金利差拡大予想による円売りドル買いが強まった。

続いて、金曜の夜22時頃からは同じく前回予告の米国リッチモンド連銀のバーキン総裁の発言もあり、米国メリーランド州で開催された会合で、米国の需要の減速によりインフレ率は比較的、早期に目標の2%に向かって鈍化するとの期待感を示しながらも、米国のインフレ率が「鈍化しない場合は、一層の利上げ実施に前向きである」という利上げに積極的なタカ派発言も含んでいたことで、141円台の円売りドル買いが進行した。

そして、昨夜23時に最新米国経済指標の6月の米国ミシガン大学消費者態度指数の速報値の発表があり、前回の59.2と市場予想の60.0を上回る63.9に上昇したことも、米国の消費者マインドを示す経済指標の上昇により、先ほどの米国リッチモンド連銀のバーキン総裁が述べていた米国の需要の減速によりインフレ率が鈍化するという期待に反した鈍化しない場合の米国利上げ実施に積極的な見解につながるものであり、日米金利差拡大予想による円売りドル買いを加速させ、141円台後半へと円安ドル高が進行し、先週土曜の午前5時半過ぎの米国市場の終盤には、ドル円は一時141円92銭付近に達し、昨年2022年11月下旬以来のおよそ7カ月ぶりの米国市場および今年の円の安値でドルの高値の記録を更新した。

また、米国市場では週明けの月曜にあたる本日6月19日はアメリカ合衆国奴隷制度廃止を祝う「ジューンティーンス (Juneteenth) 」の祝日休場の予定があったため、先週末の週末市場では連休を控えたポジション調整による利益確定やドルの買い戻しも入っていた。

そのため、先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、円の高値140円91銭前後から安値141円92銭前後の値動きで、先週土曜の朝6時頃のニューヨーク終値を141円82銭付近と、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円53銭の大幅な円安ドル高でつけていた。

週が明けた今日の早朝のオセアニア市場でも、先週末の米国市場のトレンドを受け継いだ日米の金融政策の方向性の違いを意識した円売りドル買いが継続し、今朝8時過ぎには一時141円95銭付近と、ドルは円相場で先週末のニューヨーク市場での高値を超え、昨年11月以来の今年の円相場での円の安値でドルの高値の記録を更新した。

今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝8時台のドル円の年内高値記録の更新後には利益確定売りの抵抗が入ったことでは、日米金利差拡大予想の円売りドル買いが一時はやや高止まりを示す横ばいに近い値動きも見せ始めたものの、今朝9時55分頃の日本市場の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需準備の円売りドル買い注文があり、対ドルの円相場は今朝9時58分頃に一時141円97銭付近を記録し、2022年11月下旬以来の円の安値でドルの高値記録をさらに更新し、今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

今日の日本市場での年内高値記録を更新後のドルには利益確定売の抵抗が強まり、また日本の輸出企業の高値のドル売りと安値の円買いなども入ったため、13時57分頃には141円43〜44銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

この円買いの一因には、今日の日本の株式市場で日経平均株価が大幅に下落した際に、日本株安時の国内第一安全資産の低リスク通貨の円が買われたことも影響を及ぼしていた。

また、このまま急速な円安が進行すると、昨年の秋に起きたような日本政府と日銀による為替介入警戒域に近づくため、今夜この後の米国市場が祝日で休場予定であることもあり、ポジション調整では高値のドルの利益確定売りによる円の買い戻しなども入っていた。

しかし、今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録後のドルには、午後からの欧州市場の参入もあり、先週に欧州利上げ継続後の対ユーロでの2008年以来の円安ユーロ高も進行していた影響の波及などもあり、ドル円も日米金利差拡大予想の安値のドルの買い戻しが再び入り始め、円相場でドルが反発し、午後に再上昇した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は141円81~82銭付近で、前営業日にあたる先週金曜17時の前東京終値比で約67銭の円安ドル高になった。

その後の英国ロンドン外国為替市場でも円売りドル買いが続き、今夜19時17分頃には一時142円0銭付近の142円台にタッチする円安ドル高が進行した。

今夜この後の米国市場は祝日で休場予定であるが、日本時間の今夜23時には最新米国経済指標の6月の米国住宅建築業者協会 (NAHB) 住宅市場指数 (HMI) の発表予定がある。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は155円1~3銭付近で、前営業日にあたる先週金曜17時の前東京終値比で約58銭の円安ユーロ高であった。

主な原因は、日欧金利差拡大による2008年以来の記録的な欧州ユーロに対する円安ユーロ高が155円台に進行していたほか、他の高金利通貨に対する低金利通貨の円売りの影響も波及した。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0929~1.0931ドル付近で、前営業日の先週金曜17時の前東京終値比で約0.12セントのユーロ安ドル高であった。

主な原因は、前述の先週末の米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達のタカ派発言や、最新米国経済指標が市場予想以上であったことなどを受けたドル買いや、米国長期金利が上昇時のユーロ売りドル買いの影響などが見られた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は181円71~77銭付近で、前営業日の先週金曜17時の180円45~51銭付近の前東京終値比で約1円26銭の大幅な円安ポンド高であった。

主な原因は、今週6月22日の木曜日に予定されている英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の今月の金融政策委員会 (MPC) では、英国の記録的なインフレ継続による英国利上げ継続予想が優勢で、日英金利差拡大予想による円安ポンド高も大幅に続伸した。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年6月19日の日本時間(JST)19時23分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時23分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:23の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 141.95 ~ 141.97 +0.81 (円安)
ユーロ/円 154.92 - 154.94 +0.49 (円安)
ユーロ/ドル 1.0912 - 1.0914 -0.0029 (ドル高)
英ポンド/円 181.79 - 181.85 +1.34 (円安)
スイスフラン/円 158.32 - 158.38 -0.06 (円高)
豪ドル/円 97.25 - 97.29 +0.23 (円安)

 

www.tozaifx.com

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。