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FXニュース:景気懸念の欧米株安で安全資産のドルが上昇

FXニュース:景気懸念の欧米株安で安全資産のドルが上昇|

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FXニュース:景気懸念の欧米株安で安全資産のドルが上昇

FXニュース:景気懸念の欧米株安で安全資産のドルが上昇

 

 

 

 

東西FXニュース – 2022年12月16日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2022年12月16日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の137円89銭前後から高値の136円96銭前後の値幅約93銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は137円21~22銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約1円36銭の大幅な円安ドル高であった。

原因はまず、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、前日の米国連邦準備制度理事会 (FRB) の0.5%の追加利上げの後にも、欧州や英国の中央銀行による利上げが継続し、金利抑制の日本銀行 (日銀 / BoJ) との金利差拡大が改めて意識され、日米金利差拡大予想による円安ドル高が進行した。

市場時間に沿った流れでは、昨夜17時半にスイス国立銀行 (SNB) が0.5%の追加利上げを発表し、スイスの新政策金利が1.00%に上昇した。

昨夜21時には、英国中央銀行にあたるイングランド銀行 (BoE) の金融政策委員会 (MPC) も0.5%の追加利上げを決定し、英国の新政策金利は3.50%に上昇した。

昨夜22時15分には欧州中央銀行 (ECB) 理事会も0.5%の利上げを継続し、欧州ユーロ圏の新政策金利は2.50%に上昇した。

欧米市場では高インフレ抑制のための利上げ継続の中で、企業や個人などへの貸付ローン金利上昇などの影響による世界景気減速懸念も増加しており、欧米株価が急落したことを受けて、イベントリスクの買い控えがなくなった安全資産のドルがリスク回避で買われた。

加えて、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新の米国経済指標の米小売売上高や、米ニューヨーク連銀製造業景気指数などが軒並み市場予想以下であったことから米景気後退 (リセッション) 懸念が増し、米株価は三指数ともに大幅に下落し、米株安時のリスク回避でも世界的に流動性が高い安全資産のドルが買われたことで、米連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げ長期化予測と日米金利差拡大予想や欧州利上げ継続でも下げていた円相場では、136円台から一時138円18銭付近へとドルが急騰した。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は137円70~80銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約2円25銭の大幅な円安ドル高であった。

ただし、その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今日は日経平均株価も大幅に下落したために、日本国内で流動性が最も高い低リスク通貨の日本円がリスク回避で買われ、また安値での円買いの持ち高調整の抵抗も入った。

今朝10時前の仲値決済に向けては、日本の輸出企業の円買いドル売りの後には、輸出企業の円売りドル買いが交錯したが、137円台の横ばいに近い値動きで推移した。

午後からの欧州英国市場の参入では、今夜の欧州と英国と米国の最新経済指標の購買担当者景気指数 (PMI) の速報値の発表予定を控えた持ち高調整と様子見が入っていたが、昨日までの中銀利上げの大イベント後にはややホリデー前ムードもあり、比較的小動きであった。

そのため、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のドル円相場の終値は137円21~22銭付近で、昨日17時の前東京終値比で約1円36銭の大幅な円安ドル高になった。

今夜この後にも、為替相場に影響を与える可能性の高い最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間のスケジュールでは23時45分発表予定の12月の製造業とサービス部門と総合の米購買担当者景気指数 (PMI) が、FXトレーダーや投資家達に注目されている。

また、明日未明2時には、米連邦準備制度理事会 (FRB) 関係者の米サンフランシスコ連銀のデイリー総裁の発言予定もある。

 

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は145円88~89銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約1円32銭の大幅な円安ユーロ高であった。

主な原因は、昨夜の欧州中央銀行 (ECB) 理事会の0.5%の利上げ継続発表後に、ラガルド総裁がタカ派の追加利上げ継続を強調したことから、日欧金利差拡大予想による円売りユーロ買いが強まった。

その一方で、前述の欧州利上げ継続による世界景気懸念の株安などがあり、安全資産のドルに対してはユーロ売りドル買いが入った影響があり、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロドル相場の終値は1.0632~1.0634ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.09セントのユーロ安ドル高だった。

今夜その後の欧州英国市場では、最新の欧州ユーロ圏の経済指標の発表があった。

今夜17時15分に発表されたフランスの12月の仏購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は、製造業は前回の48.3と市場予想の48.2に対して48.9に上昇したが、サービス部門はストライキと休暇の多いフランスでは人件費インフレの影響もあり、前回の49.3と市場予想の49.1に対して48.1に低下した。

今夜17時半に発表されたドイツの独購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は、製造業は前回の46.2と市場予想の46.3に対して47.4に上昇し、サービス部門も前回の46.1と市場予想の46.3に対し49.0に上昇したことでは、景気好感から一時ユーロが買われた影響で、ドルに対して東京終値の前日比レンジ付近から一時ユーロ高ドル安にも転じたが、好景気と不景気のボーダーラインと考えられている50を依然として下回っているために、その後には再び欧州景気懸念でユーロ安ドル高に戻した。

今夜18時には欧州ユーロ圏総合の欧購買担当者景気指数 (PMI) の速報値が発表され、製造業は前回と市場予想の47.1に対し47.8に上昇し、サービス部門も前回と市場予想の48.5に対して49.1に上昇していたが、やはりまだ50以下の不景気寄りであった。

今夜19時には欧州ユーロ圏の11月の欧州消費者物価指数 (HICP) 改定値が発表され、前年同月比で前回と市場予想の10.0%に対して10.1%に上昇していた。ただし、HICPコア指数の方の改定値は、前年同月比で前回と市場予想と同じ5.0%の横ばいであった。

また、同時発表の欧州ユーロ圏の10月貿易収支は、季調前が前回の-344億ユーロに対して-265億ユーロで、季調済も前回の-377億ユーロに対して-283億ユーロに赤字額が減っていたが、赤字続きであることでは欧州景気懸念を覆すには至らなかった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は167円12~18銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約53銭の円高ポンド安になった。

主な原因は、昨夜の英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の利上げ時に、6対3の賛成多数で0.5%の利上げが決定されたと公表され、非賛成派は1人が0.75%の大幅利上げを主張し、2人は英リセッション (景気減退) 懸念から金利据え置きを求めていたことで、ハト派と受け止められ、ポンド売りが優勢になった影響などが見られた。

また、今日の16時には英国の最新経済指標の11月の英小売売上高が発表され、インフレの影響があり、前月比で前回の0.6%と市場予想の0.3%に対し-0.4%に大幅低下しており、英国景気懸念が強まった。前年同月比では前回の-6.1%と市場予想の-5.6%に対して-5.9%で、自動車を除いた前月比も前回と市場予想の0.3%に対し-0.3%に低下し、前年同月比では前回の-6.7%と市場予想の-5.8%に対して-5.9%で、英国景気懸念は継続した。

ただし、今夜18時半には英国の最新経済指標の12月の英購買担当者景気指数 (PMI) の速報値の発表もあり、製造業は前回の46.5と市場予想の46.3に対して44.7に低下したが、サービス部門では前回の48.8と市場予想の48.5に対して50.0に上昇していた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月16日の日本時間(JST)20時28分(英国時間(GMT)11時28分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:28の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 137.04 〜 137.05 +1.19 (円安)
ユーロ/円 145.75 〜 145.76 +1.19 (円安)
ユーロ/ドル 1.0634 〜 1.0636 -0.0007 (ドル高)
英ポンド/円 167.21 〜 167.27 -0.44 (円高)
スイスフラン/円 147.51 〜 147.57 -0.71 (円高)
豪ドル/円 91.77 〜 91.81 -0.48 (円高)

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