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FXニュース:一時138円台の円高ドル安の記録後に再び140円台に

FXニュース:一時138円台の円高ドル安の記録後に再び140円台に|

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FXニュース:一時138円台の円高ドル安の記録後に再び140円台に

FXニュース:一時138円台の円高ドル安の記録後に再び140円台に

東西FXニュース – 2022年11月14日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2022年11月14日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値の139円91銭前後から高値の138円79銭前後の値動き幅約1円12銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は139円41〜42銭付近で、先週金曜の前営業日同時刻の前東京終値と比較すると、約1円77銭の大幅な円高ドル安であった。

また、今朝の日本市場が始まる前の先週末の世界FX市場では、日本時間で土曜の朝5時前に、復員軍人の日 (Veterans day) で祝日休場中の米国ニューヨーク外国為替市場相当時間に、今年8月以来の一時138円46〜47銭付近のより大幅な円安ドル高も記録していた。

主な原因はやはり、前回までにもお伝えしていた先週発表の10月の米消費者物価指数(CPI)の米国インフレ上昇率の鈍化データを受けて、米国連邦準備制度理事会 (FRB) が今後の利上げペースを通常の3倍の大幅な0.75%から0.5%に減速の協議をする市場予想が優勢になったことで、日米金利差の拡大幅の減速予想でドル売り円買いが起き継続した影響が大きい。

先週金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場は米祝日で休場であったが、同時刻の米国ニューヨーク株式市場と世界FX市場は通常営業中で、また米国市場時間と後半が同時進行の英国ロンドン外国為替市場でも、前述の米CPIによるドル売りトレンドが継続した。

更に、先週金曜の深夜に発表された最新の米国経済指標の11月の米ミシガン大学の米消費者態度指数の速報値が、前回の59.9と市場予想の59.5に対して54.7に低下したことで、ドル売りが増し、土曜の朝5時前に一時138円47銭付近の8月31日以来の円高ドル安を記録した。

また、米国ニューヨーク株式市場時間の24時間営業の世界暗号資産(仮想通貨)市場では、世界的な仮想通貨交換業者である米FTXトレーディングが、米連邦破産法第11条(通称:チャプター11)の適用を申請し、経営破綻をしたニュースを受けて、仮想通貨が再下落した。

米FTXトレーディングの推定負債総額は、米仮想通貨ビジネスで過去最大の数兆円規模で、同業最大手のバイナンスが救済的買収措置を撤回した理由には、2001年のエンロン事件のような巨額不正会計の疑いもあり、2008年のリーマン・ショック金融危機の時の様な連鎖的な経営悪化の影響の波及への警戒で、リスク回避の仮想通貨売りが起き、ビットコインなどの仮想通貨(クリプトカレンシー)が再び下落した。

米ドルが米CPI発表後の下降トレンドになっていたことで、コイン売りのリスク回避では、通常のドル買いの代わりに、当時上昇トレンドだったユーロなども買われた。

そのため、先週末の土曜の朝の米国ニューヨーク外国為替市場の終値相当時間のドル円相場は138円81銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約2円17銭の大幅な円高ドル安で、前週末の取引を終えていた。

しかし、週が明け、今朝早朝の世界FX市場とアジア・オセアニアの海外FX市場では、日本時間の今朝6時半から米連邦準備制度理事会 (FRB) のウォラー理事が、「米国のインフレ率が低下しているという明確で強い証拠ない限りは、金利は引き下げられない。米インフレ率を可能な限り、速く低下させることが重要である」と、利上げ継続のタカ派の発言をしたことでは、日米金利差拡大予想が再浮上し、今朝7時台には一時139円94銭付近にドルが買われた。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場でも、今朝はウォラー理事発言を受けた日米金利差拡大継続予想の安値のドル買いがあり、139円台にドルが上昇していたが、その後には利上げペースには減速予想もあることでの利益確定売りも入った。

今朝10時頃の仲値決済では、今日は日本の輸入実需のドル買いよりも輸出企業のドル売り円買いの方が優勢で、10時過ぎには再び138円台に円相場が上昇し、今日の日本市場の円の高値でドルの安値の138円79銭付近を記録した。

昼頃のニュースでは、今日は日本銀行(日銀 / BoJ)の黒田東彦総裁が、金融経済懇談会の挨拶で、「現在は金融緩和を継続することによって、経済活動をしっかりと支えていくべき局面にある」と発言しており、大きなトレンドの流れとしての円安要因になってきた日銀の金利抑制の大規模緩和の金融政策は今後も現状維持されることが再び意識され、例え米利上げペースが減速をしても、今朝のウォラー理事の発言にあった様に米国が利下げをしない限りは、日米金利差拡大は継続の予想が優勢で、米長期金利が3.8%台から3.9%台に再上昇したことから、午後の欧州英国市場の参入では、再び安値のドル買いと高値圏になっていた円が利益確定で売られ始めた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は139円41〜42銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比較では約1円77銭の大幅な円高ドル安ではあったものの、ドルは今朝の一時の138円台の数ヶ月ぶりの安値圏からは、やや回復していた。また、今夜19時台のその後の英国ロンドン外国為替市場では、140円台にも回復している。

今夜は18時半からバリ島で米中首脳会談が行われており、明日からはG20首脳会議も予定されており、世界市場が動向を注視している。

また、今夜この後の深夜過ぎの1時半には、米連邦準備制度理事会 (FRB) のブレイナード副議長の発言予定等もあり、FXトレーダー達が値動き予想材料として注目し、話題にしている。

更に、明日の朝8時50分には、日本の最新重要経済指標の7〜9月四半期の国内総生産 (GDP) も発表される予定である。

一方、今日のユーロは、今夜17時の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は144円1~3銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比で約61銭の円高ユーロ安であった。

米CPI発表後に対ドルの円相場が上昇した影響が他の主要通貨のユーロに対しても円高として波及していたことが原因であったが、今夜その後の欧州市場では、19時に欧州ユーロ圏の最新経済指標の9月の欧鉱工業生産が発表され、前月比では前回の1.5%〜2.0%と市場予想の0.5%に対して0.9%で、前年同月比では前回の2.5%〜2.8%と市場予想の3.0%に対して4.9%に上昇していたことなどではユーロ買い円売りが増加し、20時頃には前営業日同時刻の前東京終値比での円安ユーロ高にも転じている。

今日のユーロドルは、欧州中央銀行 (ECB) の大幅利上げ継続予想で欧州債の利回りも上昇しており、米CPI発表後の欧米金利差縮小予想の影響で、今夜17時の東京外国為替市場の終値は1.0330~1.0331ドル付近で、前東京終値比で約0.87セントのユーロ高ドル安であった。

日本市場開場前の今朝4時台には、一時1.0364ドル付近の8月11日以来のユーロ高ドル安も記録し、同時刻に主要通貨に対するドルインデックスも一時106.28付近の8月15日以来の低水準を記録する一因となり、その後にドルは下げ幅を縮めたものの、今夜の終値時点でもまだ今朝までのユーロ高ドル安の影響が残っていた。

今日の英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は164円36〜42銭付近で、前営業日同時刻比で約29円の円安ポンド高であった。

原因は、金利抑制の日銀と高インフレで利上げ継続予想の英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) との日英金利差拡大予想が優勢であることや、ユーロにつられてドルに対して上昇したポンド高が他の主要通貨の円相場にも波及した影響などが挙げられる。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年11月14日の日本時間(JST)20時20分(英国時間(GMT)11時20分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:20の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 140.65 〜 140.66 -0.53 (円高)
ユーロ/円 144.76 〜 144.77 +0.14 (円安)
ユーロ/ドル 1.0289 〜 1.0290 +0.0046 (ドル安)
英ポンド/円 165.50 〜 165.56 +1.43 (円安)
スイスフラン/円 148.48 〜 148.54 +1.15 (円安)
豪ドル/円 93.78 〜 93.82 +0.78 (円安)

 

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