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FXニュース:最新の米国消費者信頼感指数が市場予想超え

FXニュース:最新の米国消費者信頼感指数が市場予想超え|

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FXニュース:欧米の利上げ継続予想と日銀の主な意見

FXニュース:欧米の利上げ継続予想と日銀の主な意見

東西FXニュース – 2022年12月28日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2022年12月28日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値134円40銭前後から高値133円38銭前後の値幅約1円2銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は133円82~84銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約95銭の円安ドル高であった。

原因はまず、連休明けの昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新の米国経済指標が市場予想を上回り、米利上げ継続予想で米長期金利が一時3.86%付近に前営業日比で0.12%上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢になった。

日本時間で昨夜23時に発表された最新の米国経済指標の10月のS&Pケース・シラー米国住宅価格指数の前年同月比は前回の10.4%と市場予想の8.0%に対して8.6%と市場予想を上回り、10月の米住宅価格指数の前月比も前回の0.1%と市場予想の-0.8%に対して0.0%の市場予想以上で、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のインフレ抑制のための米利上げ継続予想が強まり、円安要因の日米金利差拡大予想による円売りドル買いが入った。

米国市場と後半が同時進行だった昨夜の欧州市場でも、欧州ユーロ圏の主要貿易先である中国のコロナ規制の追加緩和策を受けて欧州株価や米原先物相場が上昇し、リスク選好のリスクオン市場になって低リスク通貨の円売りが入り、また安全資産の欧米債権売りでは長期債利回りが指標となる欧米の長期金利が上昇し、日欧米金利差拡大による円売りユーロ買いやドル買いがあったことも為替相場に影響を与えていた。

また、昨日の東西FXでもお伝えした通り、欧州中央銀行(ECB)理事会のメンバーが欧州インフレ抑制を重視するタカ派の姿勢を示していたことでも、日欧金利差拡大予想の円売りユーロ買いの円安ユーロ高が対ドルの円相場にも波及していた。

ただし、リスクオン市場では低リスク通貨の円売りだけでなく、世界的に流動性の高い第一安全資産のドルも売られて今日から連休明けの資源国通貨のオーストラリアドルカナダドルが買われたことでは、ドルの上値もある程度抑えられたために急速に大幅な円安ドル高が進むことは回避されていた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は133円45~55銭付近で、前営業日比で約65銭の円安ドル高であった。

その後の今日の日本の東京外国為替市場では、今朝9時の開場10分前に日本銀行 (日銀 / BoJ) が、今月19~20日に開催した日銀金融政策決定会合での「主な意見」を公開し、先日の円買い要因となったイールドカーブコントロール (YCC) の長期金利の変動許容幅の±0.5%への拡大について、「金融緩和の出口に向けた変更ではなく、国債買い入れを通じて、現状の緩和姿勢は維持されるべきである」と、黒田東彦総裁が会合後の記者会見で話した内容とほぼ一致していたことで、今朝の日米金利差拡大予想の市場優位性が保たれた。

加えて、今朝も日銀は日本の中期国債金利抑制のための国債買い入れ公開市場操作の「指し値オペ」を通知し、長期債も対象とした臨時の国債買い入れオペも実施すると発表したことから、改めて日銀の大規模緩和の金融政策継続の金利抑制姿勢が意識されたことも、日米金利差拡大予想の円売りドル買いトレンドが今日の日本市場で継続する原因になった。そのため、今朝9時過ぎの市場開始頃の133円38銭付近が、今日の日本市場の円の高値でドルの安値になった。

今朝10時前の日本市場の仲値決済に向けても、今日は日系貿易企業の輸入実需の円売りドル買いが優勢で、日米金利差拡大予想による円売りドル買いや、年末を控えたポジション調整も続いていたことから、12時台には134円台に円安ドル高が進行し、12時40分過ぎに今日の日本市場の円の安値でドルの高値の一時134円40銭付近を記録した。

ただし、今日の日本市場でのドルの高値からは利益確定売りの抵抗が入り、加えて先述の米利上げ継続予想では、金利上昇への警戒の米株売りや年末前のポジション調整などで今朝までの米株価に一部下げがあった影響もあり、今日の日本の株式市場でも日経平均株価が下げており、15時15分に26,340円50銭の前日比107円37銭安で大引けしたことでは、日本の株安時のリスク回避で低リスク通貨の円が買われる抵抗も入った。

午後から参入の欧州英国市場では、欧州債利回りの上昇を受けた欧米金利差によるユーロ買いドル売りや、持ち高調整のユーロの買い戻しなどが優勢であったことでは円相場でもドルの上値をやや抑えたが、連休明けの英国ポンドに対してはドルが上昇したため、ドル円相場はやや横ばいに近い抵抗の後に、ドルが再上昇する時間もあった。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は133円82~84銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約95銭の円安ドル高になった。

今夜この後にも最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間では深夜24時に12月の米リッチモンド連銀製造業指数と、11月の米住宅販売保留指数、27時に米5年債入札などが予定されており、FXトレーダーや投資家達のファンダメンタル分析の値動き予想材料とされている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は142円49~52銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約1円5銭の大幅な円安ユーロ高であった。

原因は、前述の欧州リスクオン市場で低リスク通貨の円が売られてユーロが買われたことや、欧州中央銀行(ECB) 理事会関係者の発言を受けた欧州利上げ継続予想で日欧金利差拡大予想の円売りユーロ買いも影響した。さらに、主要通貨のドルに対する今日の円安も、ユーロ円に波及していた。

ユーロドルは、17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0646~1.0648ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.01セントのほぼ横ばいのレンジ圏に近い僅差のユーロ高ドル安であった。

欧州も米国も共に利上げ継続予想が優勢で、円に対してはユーロ高とドル高であったために他の主要通貨に対しても競合しており、その後の今夜19時台の欧州市場と英国ロンドン外国為替市場では、ユーロドルは再び僅差でユーロ安ドル高に市場反転もしていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は161円26~32銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約66銭の円安ポンド高であった。

昨夜の英国ロンドン外国為替市場はボクシングデーの祝日振替休日で、今日の日本時間の午後から連休明けの英国市場が始まったが、今日のドルやユーロに対する日本と欧米の金利差拡大での円安の影響が、同じく利上げ継続予想があるポンドにも円安として波及していた。

ただし、今朝までの米国ニューヨーク市場では、連休中で実需の少なかった英国ポンド売りが先行していたために、ユーロと比較すると比較的小幅な円安で今日の東京終値をつけた。

また、マイナス金利を脱したスイスフランや、資源国通貨のオーストラリアドルに対しても、今夜17時の今日の東京外国為替市場の円相場は円安の終値をつけていた。

今夜17時の今日の東京外国為替市場のスイスフラン円の終値は144円4~10銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約39銭の円安スイスフラン高であった。

オーストラリアの豪ドル円も、17時の今日の東京外国為替市場の終値は90円58~62銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約73銭の円安豪ドル高で、今日の東京終値では主要通貨に対する全面的な円安が観測された。

今日の東京終値の全面円安の一因には、先日の日銀のイールドカーブコントロール (YCC) の±0.5%への上限変更を受けて、市場では実質利上げと受け止められて一時大量に買われて高値になった後の円が、今日の日銀の金利抑制姿勢や日米金利差拡大予想などで、年末を控えたポジション調整で円売りになったことなども、今日の為替相場に影響を与えたと市場では受け止められている。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月28日の日本時間(JST)20時16分(英国時間 (GMT) 11時16分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:16の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 133.85 〜 133.86 +0.98 (円安)
ユーロ/円 142.48 〜 142.49 +1.04 (円安)
ユーロ/ドル 1.0643 〜 1.0645 -0.0002 (ドル高)
英ポンド/円 161.62 〜 161.68 +1.02 (円安)
スイスフラン/円 144.27 〜 144.33 +0.62 (円安)
豪ドル/円 90.76 〜 90.80 +0.91 (円安)

 

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