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FXニュース:日本の新発10年債利回りが一時0.48%に上昇

FXニュース:日本の新発10年債利回りが一時0.48%に上昇|

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FXニュース:日本の新発10年債利回りが一時0.48%に上昇

FXニュース:日本の新発10年債利回りが一時0.48%に上昇

東西FXニュース – 2022年12月21日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日銀の長期金利許容変動幅±0.5%拡大後の円続伸
  • 欧米市場では事実上の日銀の緩和縮小と受け止められ
  • 日米金利差縮小で一時130円台の円高ドル安を記録

今日2022年12月21日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の132円37銭前後から高値の131円50銭前後の値幅87銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は131円77~79銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約81銭の円高ドル安であった。

原因はまず、昨日に日本銀行 (日銀 / BoJ) が金融政策決定会合で、長短金利操作のイールドカーブコントロール (YCC) の日本国債長期金利の上限を± (プラスマイナス) 0.25%から±0.5%に引き上げたことを受け、市場では事実上の日銀の大規模緩和縮小の始まりであるとの見方から、日米金利差縮小予想による円買いドル売りや、日欧英金利差縮小予想などで円相場がドルやユーロなどの主要通貨に対して急伸し、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では一時130円58銭付近の、8月以来の円高ドル安を記録した。

米国や欧州、英国などの各国中銀が利上げ継続をしていた中で、日銀は金利抑制の異次元大規模緩和の金融政策を来春までの黒田総裁の任期中は維持をする市場予想が優勢であったために、黒田総裁は「イールドカーブコントロール (YCC) の見直しは利上げではない」とは強調していたものの、昨日の日銀の長期金利上限拡大は、想定外の早期の大規模緩和縮小の実質的な日本の利上げと米国市場では受け止められ、それまでの円安要因の日米金利差拡大で積もっていたロングポジションの持ち高調整や、欧米のクリスマスホリデー前の利益確定売りやポジション調整の動きなども見られた。

欧州や米国ではクリスマスホリデーは国の祝日にもなる一大イベントで、現在のホリデー前の市場流動性から平常時よりも値動きが大きく出やすくなることも、日米金利差縮小時の円相場の大幅な急伸に影響を与えていた。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は131円65~75銭付近で、前日同時刻比で約5円20銭の大幅な円高ドル安であった。

その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場でも、早朝には米国市場のトレンドを引き継いだ日米金利差縮小時の円買いドル売りがあったが、今朝10時頃の仲値決済では、久々の円高とドルの安値感から日本企業の輸入実需の円売りドル買いや安値のドル買いが活発になり、10時台後半には一時132円台に対ドルの円相場が下落した。

しかし、午後の欧州英国市場の参入では、債権市場で日本の長期金利の指標となる新発10年債利回りが一時0.48%と、新上限の±0.5%付近に上昇したことで、再び日米金利差縮小時の円買いドル売りで円相場が上昇し、夕方には131円台へとドルが再下落した。

今日も日経平均株価が続落し、15時台に26,387円72銭の前日比180円31銭安で大引けしていたことでも、日本株安時のリスク回避で低リスク通貨の円が買われる動きがあった。

しかし、今日は米長期金利も一時3.7%台付近に上昇していたことからは、昨日ほどの大幅な円高ドル安には偏らずに、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は131円77~79銭付近で、昨日17時の前東京終値比で約81銭の円高ドル安になった。

今夜この後にも最新の米国経済指標の発表予定があり、日本時間のスケジュールは今夜21時に米MBA住宅ローン申請指数、22時半に7~9月の米第3期四半期経常収支、24時に11月の米中古住宅販売件数と12月の米コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数、24時半に週間の米原油在庫、27時には米20年債入札予定などが、ドルクロスのFXトレーダー達に値動き予想材料として注目されている。

また明日の夜には、より重要度の高い米国の7〜9月期の第3四半期実質国内総生産 (GDP) の確定値なども発表される予定である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は140円2~4銭付近で、前日同時刻の前東京終値比では約68銭の円高ユーロ安であった。

前述の通り、日欧金利差縮小時の円買いユーロ売りの影響が出ており、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、より顕著な前日比で5円強の大幅な円高ユーロ安であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0632~1.0633ドル付近で、前日同時刻の前東京終値比では約0.21セントのユーロ高ドル安だった。

原因は、昨夜の欧州英国市場でも日銀発表後の対円のドル売りがユーロに対してもドル安として波及しており、今日の日本市場の夕方(時差で欧州市場の朝)には一時上昇していた米長期金利が低下に転じたことでも、ユーロ買いドル売りが入った影響が見られた。

今日の16時には欧州ユーロ圏主要国のドイツの最新経済指標の1月独GFK消費者信頼感調査の発表もあり、前回の-40.2と前回修正の-40.1と市場予想の-38.0に対して-37.8にやや改善したことでも、夕方には一時ドルに対してややユーロが買われたが、この景気先行指標では50を景況感のボーダーラインとしており、下げ幅は縮めたもののマイナスであることでは、欧州景気懸念も継続しており、大きなユーロ買いには繋がらなかった。

ただし、ドイツの長期金利の指標である独10年債利回りが一時2.31%半ばに上昇したことでは、夕方のユーロドルは一時1.0632ドルの今日の市場高値を更新していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は、前日の下げ幅が大きかった分の反動や対ドルでの一時上昇もあり、160円39〜45銭付近で、前日同時刻の前東京終値比では約3銭の僅差の円安ポンド高であった。

ただし、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場では、17時台後半から再び日英金利差縮小予想や英国景気懸念などで円高ポンド安に転じ、18時頃には159円台の円高ポンド安になっている。

尚、英国も明日の夕方に7〜9月の第3四半期の英国内総生産 (GDP) 改定値などが発表される予定である。今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月21日の日本時間(JST)20時6分(英国時間 (GMT) 11時6分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:06の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 131.76 〜 131.77 -0.82 (円高)
ユーロ/円 139.89 〜 139.91 -0.81 (円高)
ユーロ/ドル 1.0616 〜 1.0618 +0.0005 (ドル安)
英ポンド/円 159.83 〜 159.89 -0.53 (円高)
スイスフラン/円 142.23 〜 142.29 +0.02 (円安)
豪ドル/円 88.00 〜 88.04 +0.05 (円安)

 

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