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FXニュース:米ISMやFOMC議事要旨控え

FXニュース:米ISMやFOMC議事要旨控え

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FXニュース:米ISMやFOMC議事要旨控え

FXニュース:米ISMやFOMC議事要旨控え

東西FXニュース – 2024年1月3日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日銀の早期の修正予想が後退
  • 長期金利上昇時のドル買い
  • 米製造業PMI改定値下方修正
  • 早期米利下げ予想確定値割れ
  • 欧英景気懸念の安全資産ドル
  • 欧米株価下落時のリスク回避

今日2024年 (令和6年) 1月3日水曜日の日本の東京外国為替市場も三賀日で休場ですが海外FX市場は平常営業のため、日本時間9時頃から17時頃までの東京外為取引時間相当の世界市場の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の141円86銭前後から円の安値でドルの高値の142円47銭前後の値幅約61銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値相当時間は142円43~45銭付近と、昨日17時の世界市場の141円52~54銭付近の前東京終値相当時間比で約91銭の円安ドル高であった。

なお、日本市場の前営業日にあたる先週金曜日17時の141円38~40銭付近の昨年末の前東京終値比では約1円5銭の大幅な円安ドル高となる。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では日本の令和6年元旦の石川県能登半島地震の被害状況拡大のニュースを受けた懸念などにより、円買い要因だった日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の今年早期の大規模緩和金融政策修正予想やマイナス金利解除予想が後退し、その一方で年明けの米国債券市場では米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時3.97%台付近に向けて上昇していたことから、日米金利差拡大による円売りドル買いと欧州ユーロなどの主要通貨に対するドル買いの影響の波及で、昨夜21時47分頃にドルは円相場で一時142円21銭付近の昨日の日通しの円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、昨夜の英国ロンドン外国為替市場の後半と重なる昨夜22時頃から始まった正月休み明けの米国ニューヨーク外国為替市場では、ホリデー明けのキャッシュ需要の株売りや年始の持ち高調整などで欧米株価が下落したため、欧米景気懸念なども燻り世界的に流動性の高い安全資産の米国ドルだけでなく、世界一の対外純資産を持つ日本の低リスク通貨の円買い需要があったことは円相場の抵抗要因になった。

また、昨夜23時45分に発表された最新米国経済指標の前月12月の米国製造業購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers’ Index) の改定値が、前回の48.2と市場予想の48.4に対し47.9と下方修正されたことも米国リセッション (景気減速) 懸念により、リスクオフ (リスク回避 / Risk-off) で安全資産の米国債も買われたことでは債券価格上昇時の利回り低下により、一時は3.97%台付近に上昇していた米国長期金利が一時3.93%台に低下したため、日米金利差縮小時の円買いドル売りも入って円相場が反発した。

続いて、深夜24時頃に発表された11月の米国建設支出の前月比も、前回と市場予想の0.6%に対し0.4%に低下したため、深夜24時頃にドルは円相場で一時141円50銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、米国市場の安値後のドルにはショートカバーなどの買い戻しが入り始めたほか、午前1時のロンドン・フィキシング (London Fixing) に向けた欧州英国通貨に対するドル買い需要もあり、ドルは円相場で反発と上昇を始めた。

米国ニューヨーク債券市場では、年末年始の利益確定後の新年ポジション形成のための米国債の買いによる債券価格上昇時の利回り低下時には抵抗が混ざったほか、米国ニューヨーク市場で持ち高調整の株売りでナズダック平均 (NASDAQ Composite) が大幅下落するなどの米国株安時のリスクオフの安全資産の米国債買いも相まって、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利は午前1時15分頃に一時3.92%台にタッチしたが、そこからは米国債券価格上昇後の利益確定売りなども入り始めて反発し、一時3.95%台付近に向けて再上昇したため、再び日米金利差拡大による円売りドル買いが入った。

また、米国政府が紅海でのイラクの動向を警戒しており、原油供給に支障が出る可能性が指摘されたニュースなどにより、車社会の米国では原油高による米国インフレ再燃のリスクが意識されており、米国シカゴ・マーカンタイル取引所 (CME / Chicago Mercantile Exchange ) グループのフェドウォッチ (FedWatch) では、米国金利先物市場のデータを基にして米国の中央銀行制度にあたる米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が毎回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) で決める米国政策金利フェデラル・ファンド(FF Federal Funds)の将来の目標金利の市場予想値を算出しているが、以前は確定値の70%を超えていた今年2024年3月の早期の0.25%の米国利下げ予想が66.4%に低下して確定値を下回り、一部の0.50%の大幅利下げ予想も7.7%に減退した一方で、金利据え置き予想が25.9%に上昇したことを受けた日米金利差予想も、米国長期金利上昇と円売りドル買いに繋がった。

米国ニューヨーク株式市場では、米国主要株価三指数のうち、ナスダック平均は大幅安で終値をつけたものの、S&P500 (Standard and Poor’s 500) は小幅安に留まり、米国ダウ工業株30種平均 (Dow Jones Industrial Average) は小幅高に転じて終値をつけたことも、株安時のリスク回避の安全資産の米国債買いや低リスク通貨の円買い需要を弱めていたほか、原油高は米国のインフレリスクだけでなく日本の貿易赤字リスクを高めると考えられることから、日米金利差に加えた低リスク通貨としての円の需要の抵抗要因にもなり、午前6時8分頃にドルは円相場で一時142円2銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は円の高値でドルの安値の141円50銭前後から円の安値でドルの高値の142円2銭前後の値動きで、今朝7時頃のニューヨーク終値は141円99銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約95銭の円安ドル高をつけていた。

今朝9時頃からの日本の東京外国為替市場は正月三が日の連休で休場であったが、日本と時間帯の近いアジア・オセアニア市場や海外FXの世界市場の値動きがあり、今朝9時頃のドル円は一時142円17銭付近の東京始値相当となった。

アジア・オセアニア市場でも、世界的な安全資産の米国債の新四半期ポジション買い需要などがあり、米国長期金利は今朝と午後に一時3.93%台に低下後にしたため、今朝9時32分頃と昼の13時2分頃に円相場が反発し、一時141円86銭付近の今日の日本市場相当時間の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、夕方からの欧州英国市場の本格参入では、前述の米国市場トレンドで来年早期の米国利下げ予想が確定値割れに後退した影響などもあり、米国長期金利が今夜17時台の一時3.98%台付近に向けた再上昇を始めたためドルは円相場で上昇し、さらに欧州景気懸念や持ち高調整の欧州株安時のリスク回避でも世界的に流動性の高いドルが買われた影響があり、ドルは円相場で上昇の勢いを増し、午後16時47分頃に一時142円47銭付近の今日の日本市場相当時間の円の安値でドルの高値を記録した。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値相当時間は142円43~45銭付近で、世界市場の昨夜17時の141円52~54銭付近の前東京終値相当時間比では約91銭の円安ドル高になった。

また、今夜18時台の英国ロンドン外国為替市場では、米国長期金利が一時3.986%付近に更に上昇したため日米金利差拡大による円買いドル売りが続き、今夜の米国経済指標や米国雇用関連指標と米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の議事要旨は発表を控えた持ち高調整のドル買いもあり、今夜21時頃にはドルは円相場で一時142円99銭付近も記録している。

今夜この後には、以上を含む最新米国経済指標などの発表予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜21時に米国MBA住宅ローン申請指数、今夜22時半頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国リッチモンド連銀バーキン総裁の発言予定、深夜24時に昨年11月の米国雇用動態調査 (JOLTS/ Job Openings and Labor Turnover Survey) 求人件数と同時刻の昨年12月の米国供給管理協会 (ISM / Institute for Supply Management) 製造業景況指数、そして、28時に米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨の発表などが注目されており、すでに市場予想でイベントを控えた持ち高調整などが入り始めている。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値相当時間は156円15〜17銭付近と、世界FX市場の昨夜17時の155円96〜97銭付近の前東京終値相当時間比で約19銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、地震被害の影響懸念で今年早期の日銀修正予想が後退していたほか、日米金利差を受けた今日の対ドルでの円相場の下落が、他の主要通貨で日欧金利差もある欧州ユーロにも円安圧として影響が波及した。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間は1.0961〜1.0963ドル付近で、世界FX市場の昨夜17時の1.1018〜1.1020ドル付近の前東京終値相当時間比で約0.57セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、先述の来年早期の米国利下げ予想の減退により、米国長期金利が上昇し、欧州ユーロなどの主要通貨に対してもドルが買われて上昇していた。

ただし、その後の今夜17時55分の英国ロンドン外国為替市場では、欧州ユーロ圏主要国ドイツの最新経済指標の発表があり、前月12月の独失業者数の前月比は前回の2.20万人と前回修正の2.10万人と市場予想の2.00万人に対し0.50万人と大幅に改善されたことを受けては欧州景気懸念が一時後退したが、同12月の独失業率は前回と市場予想通りの5.9%であった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値相当時間は180円3〜9銭付近で、世界FX市場の昨夜17時の180円18〜24銭付近の前東京終値相当時間比では約9銭の小幅な円高ポンド安であった。

主な要因は、先週末に発表された英国インフレ指標の鈍化が、市場での今年の英国利下げ時期予想に影響したほか、昨夜18時30分に発表された最新英国経済指標の12月の英国製造業購買担当者景気指数 (PMI) の改定値が前回と市場予想の46.4に対し46.2と不景気側で更に下方修正されたことも英国リセッション (景気減速) 懸念の英国ポンド売りの一因となった。

しかし、今夜はその後に対ドルでの円相場が大幅安になった影響が欧州ユーロや英国ポンドなどの主要通貨に対して波及したことや、今夜の英国市場での英国ポンドの現地需要の買い戻しもあったことではポンド円は小幅域から横ばいレンジ圏になったほか、今夜20時台には前日比で小幅な円安ポンド高にも転じている。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年1月3日の日本時間(JST)20時35分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の11時35分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:35の為替レート 世界市場昨日17時の前東京終値相当時間比
ドル/円 142.82 〜 142.83 +1.30 (円安)
ユーロ/円 155.97 〜 155.98 +0.01 (円安)
ユーロ/ドル 1.0919 〜 1.0921 −0.0099 (ドル高)
英ポンド/円 180.22 〜 180.28 +0.04 (円安)
スイスフラン/円 167.13 〜 167.19 −0.25 (円高)
豪ドル/円 96.12 〜 96.16 −0.42 (円高)

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