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FXニュース:今夜米FOMC議事要旨を控え

FXニュース:今夜米FOMC議事要旨を控え

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東西FXニュース – 2024年2月21日

https://www.tozaifx.com/articles/fx-news/daily-report-20240221/

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米景気先行指標市場予想以下
  • 米主要株銘柄の決算報告予定
  • 安全資産の米国債利回り影響
  • 日本貿易統計想定程悪化せず
  • 日米欧英の金融政策と金利

今日2024年2月21日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の149円85銭付近から、円の安値でドルの高値の150円15銭付近の値幅約30銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円終値は150円14~15銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の150円36~37銭付近の前東京終値比では約22銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜22時頃からの米国祝日連休明けの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は一時150円15銭付近から始まり、昨日のトレンドの日米の金融政策の違いから米国長期金利が一時4.285%付近で推移していた昨夜22時23分頃には、ドルは円相場で一時150円20銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録していた。

しかし、米国市場では、中国人民銀行が低迷する不動産市場の支援で、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利のローンプライムレート (LPR / Loan Prime Rate) 5年物をこれまでの4.20%から3.95%へと0.25%利下げし、市場予想を上回る2019年以降で最大の25ペーシスポイント (BP / Basis Point) の利下げ幅となった世界ニュースを受けて、世界経済への影響から世界的な安全資産の米国債が買われ、債券価格上昇に伴う利回り低下が起き、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.25%台付近に低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りや主要通貨に対するドル売りが起き始めた。

さらに、米国市場で深夜24時に発表された最新米国経済指標の1月の米国景気先行指標総合指数の前月比が前回の-0.1%と前回修正の-0.2%と市場予想の-0.3%を下回る-0.4%であったことを受け、米国景気懸念により、連休明けの米国ニューヨーク株式市場では米国主要株価三指数が揃って下落したため、リスク回避のリスクオフ (Risk-off) で安全資産の米国債買いが続いて米国長期金利が一段と低下して一時4.24%台付近に向かい日米金利差縮小時の円売りドル売りや株安時の低リスク通貨の円買いも相まって、深夜24時4分頃に対ドル円相場は一時149円68銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、米国ニューヨーク債券市場では、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が低下した一方で、米国債価格は上昇したことから、市場高値圏に達した米国債が利益確定で売られた反動で、米国長期金利が一時4.27%台に急反発し、4.28%方向に向かったため、日米金利差拡大による円の利益確定売りと安値後のドルの買い戻しの抵抗が始まった。

また、先週に発表されていた米国重要経済指標の1月の米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) や、米国連休前の米国卸売 (生産者) 物価指数 (PPI / Producer Price Index) が市場予想を上回っていたことなどから、米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の早期の利下げ予想値が市場で大幅に後退しており、次回3月の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) での米国政策金利の据え置き予想値は確定値超えの93.5%付近に上昇する一方で、小幅利下げ予想値は6.5%付近に減退しており、大幅利下げ予想値は0%以下の圏外で消失したほか、その次の5月の米国金利据え置き予想値も66.0%付近に上昇しており、四捨五入では確定値と考えられている70%に近づいていることも、米国長期金利の反発やドル買い戻しにつながっていた。

対する日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) は、日銀総裁や副総裁の発言通り、マイナス金利の解除後も緩和的な低金利政策継続予想が優勢で、日米金融政策の違いからも利益確定や持ち高調整の円買いドル売りの反発が入り、米国長期金利の反発上昇の日米金利差も相まって、午前5時3分頃には一時150円7銭付近にまでドルは円相場で下げ幅を縮めた。

ただ、米国の軟着陸のソフトランディング (Soft Landing) 期待が高まった後に、米国のインフレ警戒に加えて、米国景気減速のリセッション (Recession) 懸念を改めて意識させる米国経済指標が出ていたことは、ドルの反発後の上昇の抵抗となり、円相場のドルの反発幅は米国市場のドルの高値には届かなかった。

また、今夜この後の翌米国市場では、先月1月30~31日開催分の前回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨の発表予定があるために、内容が注目されており、発表イベント前の様子見や買い控えの値動きなども混ざっていた。

米国ニューヨーク株式市場でも、日本時間では時差で明日の朝になるが、AI関連で急成長した注目度の高い米国エヌビディア (NVIDIA) の決算報告予定のイベントを控えていた。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の150円20銭付近から、円の高値でドルの安値の149円68銭付近の値動きで、今朝7時前頃のニューヨーク終値は150円1銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値の150円13銭付近と比べて約12銭の円高ドル安をつけていた。

今朝8時50分には日本の最新経済指標が発表され、今年1月の日本貿易統計の通関ベースは、季調前が前回の621億円と前回修正の689億円と市場予想の-1兆9259億円に対し-1兆7583億円と、黒字だった前回からは赤字に転じたものの、市場予想ほどは悪化しておらず、季調済では前回赤字の-4127億円と前回修正の-4401億円と市場予想の-2307億円に対し黒字の2353億円に改善されており、市場予想よりも良い結果であった。

早朝のアジア・オセアニア市場に続いての今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場の対ドル円相場は一時149円97銭付近の始値となったが、今朝9時55分頃の日本市場の仲値決済の日本企業の輸入実需の円売りドル買いに続いて、今朝の日本市場時間の時間外米国債券市場では米国10年債の利回りが指標の米国長期金利が一時4.29%台に上昇していたことも支えとなり、ドルは円相場で再び150円台を回復したが、前日比で円高ドル安の範囲内であった。

その一時4.294%付近まで上昇した米国長期金利が、世界的な安全資産の米国債買いの影響により、米国債券価格上昇に伴う利回りの一時低下を見せ、米国10年債の利回りが指標の米国長期金利が一時4.27%台に低下したことを受けては、日米金利差縮小時の円の買い戻しが入ったほか、今朝までの米国主要株価三指数下落の影響もあって今日の東京株式市場では日経平均株価が続落したため、日本株安時の国内第一安全資産の低リスク通貨の円買いの抵抗も入り、今日の昼の12時49分頃には対ドル円相場が反発して一時149円85銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

日本市場でも、前述の米国市場同様に、今夜この後に発表予定の前回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の議事要旨を控えたドルのイベント前の様子見の買い控えがあり、今日のドル円為替相場の値動きに影響を与えていた。

ただし、午後からの欧州市場と夕方からの英国市場の参入では、債券価格上昇後の米国債の利益確定売りの影響もあって、一時は4.27%台に下げていた米国長期金利が一時4.28%台に反発した金利差売買の影響などがあり、ドルは円相場で反発して下げ幅を縮め、今夜17時には一時150円14~15銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録する形で東京終値を迎えた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は150円14~15銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の150円36~37銭付近の前東京終値比では約22銭の円高ドル安になった。

また、今夜17時29分頃のその後の英国ロンドン外国為替市場では、ドルは円相場で一時150円18〜19銭付近にも買われて日本市場の高値を上回ったが、その後に米国債買いで米国長期金利が再び低下したことに伴い、利益確定売りや持ち高調整が入り始めた。

今夜この後の日本時間での経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜21時に最新米国経済指標の米国MBA住宅ローン申請指数の発表があり、今夜22時頃から次回の米国連邦公開指標委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国アトランタ連銀のボスティック総裁の発言、27時に米国20年債入札予定、27時頃から同じく次回の米国連邦公開指標委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) のボウマン理事の発言予定、そして28時に注目度の高い前回1月30〜31日開催分の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事録が公開される予定である。また、今夜の米国市場の株引け後の時間になるが、日本時間の明日の朝には米国エヌビディア (NVIDIA) の決算報告予定があり、日米のAI関連の半導体株を牽引してきたことから注目されており、結果によっては株式相場から為替相場に影響を与える可能性もあることには注意が必要である。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は162円32〜34銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の161円97〜98銭付近の前東京終値比で約35銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、欧州中央銀行 (ECB) 高官達の発言を受けた日欧金利差予想の影響も続いていたが、昨夜に発表されていた欧州ユーロ圏総合の最新経済指標の昨年12月の欧州経常収支の季調済が前回の246億ユーロと前回修正の225億ユーロを上回る319億ユーロに改善されたほか、同12月の欧州建設支出も前回のマイナス圏からプラス圏に改善したため、欧州景気懸念が緩和されたところに、昨夜の米国景気懸念の経済指標が出てきた影響で、ユーロドルでユーロ高が進行した影響が円相場に波及していた。

このため、ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0809〜1.0811ドル付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の1.0771〜1.0773ドル付近の前東京終値比で約0.38セントのユーロ高ドル安であった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は189円59〜65銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の189円31〜37銭付近の前東京終値比では約28銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、昨夜19時15分頃から英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) のベイリー総裁が英国議会財務委員会の質疑応答で、「英国の利下げ開始前に、英国のインフレ率が目標の2%を下回る必要があるとは思っていない」と発言した一方で、英国のリセッション (景気減速) 懸念については、「実際のところ、英国経済は既に明確な好転の兆しを示し始めていると我々は見ている」などと発言したことで、利下げ時期には言及していないことから、しばらく英国政策金利を据え置いて好転の様子を見る可能性が指摘され、英国の利下げ時期の見通しがないことで、現在5.25%の英国の高金利と4%と目標の倍の英国インフレ率により、日英金利差が意識されていた。

しかし、今夜の英国ロンドン外国為替市場では、上昇後の英国ポンド売りで低リスク通貨の円が反発し、今夜20時台には小幅な円高ポンド安に市場反転も見せている。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年2月21日の日本時間(JST)20時39分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の11時39分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:39の為替レート 前営業日JST 17:00の前東京終値
ドル/円 150.04 〜 150.06 -0.32 (円高)
ユーロ/円 162.03 〜 162.04 +0.06 (円安)
ユーロ/ドル 1.0796 〜 1.0798 +0.0025 (ドル安)
英ポンド/円 189.23 〜 189.29 -0.08 (円高)
スイスフラン/円 170.43 〜 170.49 +0.25 (円安)
豪ドル/円 98.29 〜 98.33 +0.05 (円安)

 

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