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FXニュース:今夜米FOMC結果発表を控え

FXニュース:今夜米FOMC結果発表を控え

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FXニュース:今夜米FOMC結果発表を控え

FXニュース:今夜米FOMC結果発表を控え

東西FXニュース – 2023年12月13日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年12月13日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の145円27銭前後から円の安値でドルの高値の145円99銭前後の値幅約72銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は145円80~81銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の145円49~50銭付近の前東京終値比で約31銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜から始まった12月12〜13日の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の米国新政策金利と金融政策の発表を今夜この後に控えた米国ニューヨーク外国為替市場では、昨夜22時半に米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が金融政策を決める上で重視していることが知られている米国インフレ指標であり最新米国重要指標の11月の米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) の発表があり、前年同月比が前回の3.2%に対し市場予想通りの3.1%と米国インフレの鈍化継続を示す結果であったことでは、市場では米国利上げ終了予想が高まり、主要通貨に対してドルが売られ、ドルは円相場で一時144円72銭付近に下落し、米国市場および日通しの円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、11月の米国消費者物価指数 (CPI) は、前月比では前回と市場予想の0.0%に対し0.1%と前回と市場予想以上に上昇しており、米国の根強いインフレ圧が意識され始めたほか、気候条件などで価格変動が激しい生鮮食品などを除いた物価の基調を見る米国消費者物価指数 (CPI) のコア指数の前月比も前回の0.2%に対して市場予想通りではあるが0.3%上昇し、前年同月比も前回と市場予想一致の4.0%の想定内の横ばいとほぼ想定内の高止まりを示したことでは、早期の米国利下げ転換予想がやや後退していたこともあり、4.183%付近で推移していた米国長期金利が一時4.244%付近に上昇し、市場高値後の円の利益確定売りや市場安値後のドルの買い戻しに加えて、日米金利差縮小による円売りドル買いが入り始めたことで、ドルは円相場で反発し、昨夜23時45分頃には一時145円85銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

欧州ユーロや英国ポンドなどの他の主要通貨全般に対するドルの値動きを示すドル・インデックス (ドル指数) も同様に反発し、昨夜22時台の一時103.49のドルの市場安値を記録後に昨夜23時台には一時104.10のドルの市場高値を記録し、対ドル円相場にも影響が波及していた。

同時進行していた米国ニューヨーク株式市場では、ほぼ想定内の米国CPIの経済指標を受けた米国利上げ終了予想による金利上昇警戒感緩和では、企業への貸付ローン金利上昇が決算に悪影響を与える懸念が弱まったことなどで、米国主要株価三指数が揃って上昇し、ブル・マーケット (強気市場 / Bull Market) 続伸時のリスクオン (リスク選好 / Risk-on) の安全資産の米国債売りや低リスク通貨の円売りの影響もドル円為替相場に波及していた。

しかし、米国ニューヨーク債券市場では、午前3時に予定通り米国30年債の入札が行われたが、今夜この後の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) による米国新政策金利発表と声明の発表予定や、市場注目度の高い米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の定例記者会見での発言予定と今後の米国政策金利見通しのドットチャート発表などのビッグイベントを控えたイベントリスクが意識され、安全資産の米国債入札の結果が好調であったため、債券価格上昇に伴う利回り低下の影響が他の種類の米国債にも波及し、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が再び低下したため、今夜この後にイベントリスクの迫ったドルや明日12月14日に欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会のイベントリスクのある欧州ユーロと同じく明日に英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) 金融政策委員会 (MPC / Monetary Policy Committee) のイベントリスクが近い英国ポンドに対し、来週の12月18〜19日に日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) 金融政策決定会合を控える時間的余裕のある低リスク通貨の円買いの抵抗も入り始めた。

また、午前4時に発表された最新米国経済指標の11月の米国月次財政収支は、前回の-666億ドルと市場予想の-3010億ドルに対し-3140億ドルと、赤字額が悪化したことも、米国市場では米国景気減速懸念によるこの時間のドル売りの一因になった。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の144円72銭前後から円の安値でドルの高値の145円85銭前後の値動きで、今朝7時頃のニューヨーク終値は145円45銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比では約71銭の円高ドル安をつけていた。

今朝8時50分には、日本の最新経済指標でもある日本銀行 (日銀 / BoJ) の10〜12月の第4四半期日銀短観が発表され、最も重要度が高いと考えられている日本全国の四半期大企業製造業業況判断は、前回の9と市場予想の10に対し12に上昇し、3四半期連続で改善した日本景気好感に加えて、雇用に関する判断では人手不足による賃金インフレ圧が意識され、日本の大企業の賃金上昇が継続する場合には日銀の金融政策の修正の可能性が高まることなどから主要通貨に対して円が買われ、発表時の今朝8時50分頃の早朝のオセアニア市場を中心とする世界市場では対ドルの円相場は一時145円18銭付近に上昇した。

ただし、同四半期日銀短観の四半期大企業製造業先行きは、前回の10と市場予想の9に対し8に低下していたことでは上昇後の円は利益確定で売られ始めたが、日本全国の四半期大企業非製造業業況判断は前回と市場予想の27に対し30と前回と市場予想以上に上昇し、四半期大企業非製造業先行きも前回の21と市場予想の25に対し24と市場予想ほどではないものの前回よりも改善しており、同日銀短観の日本全国の四半期大企業全産業設備投資も、前年度比で前回の13.6%と市場予想の12.4%に対し13.5%と、前回ほどではないものの市場予想以上であったことでは、世界市場では日本経済の底堅さも意識されていた。

しかし、今朝9時頃から始まった今日の日本市場と東京外国為替市場では、今朝9時55分の仲値決済に向けた日本の貿易企業の輸入実需の円売りドル買い注文が入り、円相場が下落したことや、昨夜発表された「ほぼ市場予想通り」の米国インフレ指標の鈍化の中にも米国インフレのコアの高止まりや市場予想以上の前月比などの最新データもあったことなどから、今夜この後の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の米国新政策金利発表と声明文の発表予定や、その後の米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の発言のビッグイベントに注目が集まっており、ドル円の持ち高調整が入り始めたことから、今朝9時頃の開場時の一時145円27銭付近が今日の日本市場の円の高値でドルの安値になり、その後の日本市場ではドルが円相場で上昇を始めた。

市場では、今月の米国政策金利据え置きによる利上げ終了予想は優勢ではあるが、米国インフレ達成目標の2%にまだ達していない米国インフレの根強さもあり、来年早期の米国利下げ転換予想が後退しており、来年の米国利下げ時期を予測するための2024年末の米国政策金利見通しのドットチャートの発表予定やパウエル議長の発言内容が注目されている。

今日の東京株式市場では今朝の日本の経済指標を受けた国内景気好感の影響などもあり、日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が上昇し、午後15時15分に3万2926円35銭の終値をつけ、前日比82円65銭高で大引けしたことでも、日米株高時には低リスク通貨の円が売られやすくなっていた。

午後からの欧州英国市場の参入でも、今夜の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) と米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の発言予定のイベントを控えた市場予想と持ち高調整が進み、英国ロンドン外国為替市場の本格参入後の午後16時頃にドルは円相場で一時145円99銭付近の今日の日本市場時間の円の安値でドルの高値を記録した。

また、今日の午後16時の英国ロンドン外国為替市場では、最新英国重要経済指標の10月の英国月次国内総生産 (GDP / Gross Domestic Product) の前月比が発表されたが、前回の0.2%と市場予想の0.0%に対し-0.3%のマイナス成長と前回と市場予想よりも悪化したことでも、英国ポンド売りで世界的に流動性が高い安全資産でもあるドルが買われた値動きが対ドル円相場に影響が波及していた。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は145円80~81銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の145円49~50銭付近の前東京終値比では約31銭の円安ドル高になった。

今夜この後には、米ドルのビッグイベントを控えているが、最新米国経済指標の発表などもあり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜21時に米国MBA住宅ローン申請指数、22時半に11月の米国卸売 (生産者) 物価指数 (PPI / Producer Price Index) とコアPPI指数、深夜24時半に米国週間原油在庫、そして、重要イベントの28時に米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の米国新政策金利と声明発表と、28時半頃から注目の米国連邦準備理事会 (FRB) のパウエル議長の記者会見での発言とドットチャートなどの発表予定のビッグイベントを控えており、イベント時の値動きには注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は157円21〜22銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の156円76〜77銭付近の前東京終値比では約45銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、明日12月14日に欧州新政策金利と金融政策を決定する欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会を控え、持ち高調整のユーロの買い戻しが進んでいた。

また、昨日発表された欧州ユーロ圏とドイツの市場予想以上の経済指標を受けて、欧州景気懸念がやや緩和されたことも、欧州ユーロが買われた値動きの影響も残していた。

このため、ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値1.0781〜1.0783ドル付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の1.0776〜1.0778ドル付近の前東京終値で約0.05セントの小幅なユーロ高ドル安であった。

この原因には、今夜この後の米ドルのイベントリスクを目前にした持ち高調整も影響を与えていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は182円47〜53銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨日17時の182円65〜71銭付近の前東京終値比で約18銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、前述の今日の午後に発表された最新の10月の英国月次国内総生産 (GDP) がマイナス成長に転じた英国景気懸念による英国ポンド売りで、安全資産のドルには今夜のイベントリスクが迫ってきたこともあり、低リスク通貨の円も買われたことなどが対ポンドの円相場上昇に影響を及ぼした。

また、明日12月14日には、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) 金融政策委員会 (MPC / Monetary Policy Committee) の英国新政策金利と金融政策の声明発表のイベントリスクも控えており、持ち高調整も入っている。

今日の午後16時には、最新英国経済指標の10月の英国鉱工業生産も同時発表され、前月比が前回の0.0%と市場予想の-0.1%に対し-0.8%のマイナス圏に悪化し、前年同月比も前回の1.5%と市場予想の1.1%に対し0.4%に悪化していた。

同じく今日の夕方16時に発表された10月の英国製造業生産指数の前月比も、前回の0.1%と市場予想の0.0%に対し-1.1%のマイナスに転じ、10月の英国商品貿易収支も前回の-142.88億ポンドと市場予想の-143.00億ポンドに対し-170.32億ポンドと赤字額が増え、10月の英国貿易収支も前回の-15.74億ポンドと市場予想の-21.50億ポンドに対し-44.80億ポンドと、マイナス成長に加えた赤字倍増の悪化を示し、英国景気懸念の高まりにより、明日の英国利上げ終了予想が優勢になってきており、日英金利差縮小予想の円安ポンド高になっていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年12月13日の日本時間(JST)20時35分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の11時35分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:35の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 145.64 〜 145.65 +0.15 (円安)
ユーロ/円 157.03 〜 157.05 +0.27 (円安)
ユーロ/ドル 1.0781 〜 1.0782 +0.0005 (ドル安)
英ポンド/円 182.36 〜 182.42 −0.29 (円高)
スイスフラン/円 166.26 〜 166.32 +0.30 (円安)
豪ドル/円 95.40 〜 95.44 −0.48 (円高)

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