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FXニュース:今夜米雇用統計の発表控え

FXニュース:今夜米雇用統計の発表控え

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FXニュース:今夜米雇用統計の発表控え

FXニュース:今夜米雇用統計の発表控え

東西FXニュース – 2023年11月3日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米新規失業保険申請数増加
  • 米労働生産単位コスト低下
  • FRBが重視の最新データ
  • 米ダウ平均株価が一時高騰
  • 英中銀利上げ見送りの影響

今日2023年11月3日金曜日の日本の東京外国為替市場は「文化の日」で祝日休場であるが、日本時間で今朝9時から17時頃までの世界FX市場での外為取引相当時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の150円50銭前後から円の高値でドルの安値の150円23銭前後の値幅約27銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値相当時間は150円32~33銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の150円37~40銭付近の前東京終値比では約5銭の小幅な円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因は、日本時間で昨朝未明の米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) による2会合連続の米国政策金利金利据え置きに続き、昨夜には英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) の金融政策委員会 (MPC / Monetary Policy Committee) も2会合連続で英国政策金利金利据え置きを決定したことで、先日の日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の金融政策決定会合で長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) の1%を目処にした柔軟化の微修正だった金利抑制の大規模緩和金融政策を継続する日本円との金利差が特に拡大しなかったことを受けて、一時は円が大きく買われる値動きが出ていたが、米国の追加利上げにはパウエル議長はリスクバランスを考慮した慎重姿勢は示したものの、米英ともに今後のデータ次第では追加利上げの可能性を残していることから、最新経済指標データに反応しやすい値動きになり、今夜発表予定の最新米国重要経済指標の米国雇用統計が世界的な注目を集めており、発表イベント前の持ち高調整や様子見が入り始めていた。

時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析では、昨夜の英国ロンドン外国為替市場で21時に英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) が英国政策金利を現状の5.25%で据え置きを発表し、発表時には英国ポンドが主要通貨に対して売られたが、同時発表の声明文では「最新予測では、英国金融政策は長期間に渡って制約的である必要がある。英国のインフレ圧の更なる継続を示すデータがあれば、一段の金融引き締めが必要になる」と金融引き締めの長期化と追加利上げの可能性が残されたほか、ベイリー総裁を含めた6人が今回の英国利上げの見送りに賛成したものの、残りの3人は0.25%の追加利上げが必要と反対票を入れていたことが明らかになり、すぐに買い戻しが入った。

その後の定例記者会見のベイリー総裁の発言は、現在6.7%の英国のインフレ率が、「2%の目標まで低下し続けることを、確認する必要がある。今月は英国政策金利の据え置きを決定したが、更なる追加利上げが必要かどうかのデータを注視していく。英国の利下げを考えるのには、時期尚早だ」と述べており、最近のインフレ鈍化を示すデータについても、「はっきり言えば、まだ効果が出てきたと自己満足できる様な余裕はなく、英国のインフレ率は高すぎる。目標の2%の目標にまで確実に戻すために十分な期間、英国政策金利を高金利で維持するつもりだ」と、英国の金融引き締め長期化と追加利上げの可能性に言及したことで、英国ポンドが金利据え置きの発表時に一時は対円や対ドルで売られた後に買い戻された影響が、円相場にも波及していた。

また、英国ロイター通信や米国ブルームバーグ通信 (Bloomberg) などが関係者筋の情報として、「日本銀行 (日銀 / BoJ) が金融緩和政策を来年脱却する計画」についての報道をしていたニュースも市場で話題になっていたことでも、一時は円が買われていた。

一方で、昨夜21時頃から始まっていた米国ニューヨーク外国為替市場市場では、昨夜21時半に最新米国経済指標の前週分の米国新規失業保険申請件数が前回の21.0万件と前回修正の21.2万件と市場予想の21.0万件に対し21.7万件に悪化し、前週分の米国失業保険継続受給者数も前回の179.0万人と前回修正の178.3万人と市場予想の180.0万人に対し181.8万人と弱かったことで、円や主要通貨に対してドルが売られた。

同時発表だった7〜9月の第3期四半期の米国非農業部門労働生産性の速報値の前期比は前回の3.5%と前回修正の3.6%と市場予想の4.1%に対し4.7%と市場予想を上回る堅調さを示したものの、同四半期の米国単位労働コストの速報値が、前期比年率で前回の2.2%と前回修正の3.2%と市場予想の0.7%に対し-0.8%と、市場予想よりも大幅に鈍化したため、米国賃金インフレ圧の想定以上の鈍化観測により、米国インフレ抑制のための米国利上げ長期化予想が後退し、米国長期金利の4.7%台から4.6%台への低下に伴う日米金利差縮小による円買いドル売りが勢いを増し、昨夜21時頃の米国市場の始値では一時150円36銭付近だったドルは円相場で下落を続け、昨夜22時13分頃に一時149円84銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、その後にはショートカバーでドルが買い戻され始めたことに加えて、同時進行中だった決算報告期の米国ニューヨーク株式市場では、米国金利上昇警戒の一時緩和の影響などもあり、米国主要株価三指数が上昇し、ダウ工業株30種平均指数 (DJI / Dow Jones Industrial Average) が一時大幅に高騰するなど、リスク選好のリスクオンで安全資産の米国債売りや低リスク通貨の円売りが入った。

昨夜23時に発表された最新米国経済指標の9月の米国製造業新規受注の前月比も、前回の1.2%と前回修正の1.0%と市場予想の2.4%に対し、前回と市場予想を上回る2.8%と強く、堅調な米国景気を背景としたインフレ圧や、中東情勢などで原油価格上昇などへの懸念も燻っていたことなどから、米国債売りに伴う利回り上昇で米国長期金利が反発し、再び4.69%台付近に向けて戻し始めたため、日米金利差拡大による円売りドル買いが入り始め、午前1時26分頃には一時150円54〜55銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、今夜この後には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) が今後の金融政策を決める上でも重視している最新米国重要経済指標の米国雇用統計の発表予定を控えており、イベント前の持ち高調整や結果がわかるまでの様子見の買い控えも入り始めていたことは、この日の米国雇用関連の指標がやや軟化していたことが市場予想に影響を与えて、ドルの上値を抑えていた。

また、米国ニューヨーク債券市場では、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りは4.66%付近で終値をつけ、前日比で0.07%と小幅に低下していた。

このため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の149円84銭前後から円の安値でドルの高値の150円54銭前後の値動きで、今朝6時前頃のニューヨーク終値を150円45銭付近と前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約50銭の円高ドル安をつけていた。

今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場は、文化の日の祝日で休場であったため、始値相当の一時150円49銭付近から比較的小幅な値動きになったが、日本の祝日も通常営業中の世界FX市場では、日本と時間帯の近いアジア・オセアニア市場の値動きの影響が出ており、今日は為替介入に備えた日系金融機関の休日出勤のニュースも入っており、今夜の米国雇用統計発表イベント前のイベントリスクや為替介入警戒に備えた持ち高調整では、ドルが円相場で売られ始めたため、今朝9時26分頃の一時150円50銭付近が今日の日本市場相当時間の円の安値でドルの高値の記録になった。

今朝10時45分には、アジア市場で中国の最新経済指標の10月の中国Caixinサービス部門購買担当者景気指数 (PMI) が発表され、前回の50.2と市場予想の51.0に対し50.4と、市場予想は下回ったものの前回よりはやや上昇したことでは、オフショア人民元 (CNH) が買われた影響も外貨に波及し始めた。

午後には欧州英国市場の参入があり、16時に欧州ユーロ圏主要国のドイツの最新経済指標の9月の独貿易収支が発表され、前回の166億ユーロと前回修正の165億ユーロと市場予想の163億ユーロに対し165億ユーロと市場予想を上回ったことで、欧州ユーロが対ドルで買われた影響が円相場にもドル下落圧として影響が波及し、午後16時17分頃に一時150円23銭付近の今日の日本市場相当時間の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、続いて午後16時45分に発表された欧州ユーロ圏のフランスの最新経済指標の9月の仏鉱工業生産の前月比は、前回の-0.3%と前回修正の-0.1%と市場予想の0.0%に対し-0.5%と弱く、欧州ユーロに対するドルの買い戻しなどが入ったことでは、ドルは円相場でも反発した。

ただし、今夜の米国重要経済指標の発表イベントを控えた持ち高調整や、結果が分かるまでのイベントリスクによる様子見の買い控えなどは抵抗要因になっていた。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値相当時間は150円32~33銭付近で、昨夜17時の150円37~40銭付近の前東京終値比で約5銭の小幅な円高ドル安になっていた。

今夜この後の経済指標カレンダーでは、日本時間の21時頃から米国連邦公開市場委員会 (FOMC) のブラックアウト期間明けの米国連邦準備制度理事会 (FRB) のバー副議長の発言予定があり、そして今夜21時半に世界市場が注目の最新米国重要経済指標の10月の米国雇用統計の10月の米国非農業部門雇用者数変化、米国失業率、平均時給などが同時発表されるイベントタイムがあり、続いて22時45分に10月のサービス部門と総合の米国購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Manager’s Index) と、23時に10月の全米供給管理協会 (ISM / Institute for Supply Management) 非製造業景況指数、25時45分頃からFRB高官の米国ミネアポリス連銀カシュカリ総裁の発言予定、28時30分頃から再びFRBのバー副議長の発言予定と、最新米国重要経済指標の発表に加えて次回のFOMC投票権を持つメンバーの発言予定があることで注目される米国市場のイベント日になっている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値相当時間には159円79〜81銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の159円45〜47銭付近の前東京終値比で約34銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、今朝の米国株価指数の上昇を受けたリスクオンの低リスク通貨の円売りユーロ買いの影響などが見られた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間は1.0629~1.0630ドル付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時1.0601~1.0603ドル付近の前東京終値比で約0.28セントのユーロ高ドル安だった。

主な要因は、米国政策金利の据え置き後に米国利上げサイクルの終了時期に関する市場予想が出てきたこともあり、米国長期金利低下時のドル売りユーロ買いが影響を及ぼしていた。

ただし、今夜19時に発表された9月の欧州ユーロ圏の欧州失業率は、前回と市場予想の6.4%に対して6.5%にやや悪化し、欧州雇用市場の軟化によるユーロ売りも入っており、比較用の今夜この後の米国雇用統計が注目されている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値相当時間は183円33銭〜39銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の183円3〜9銭付近の前東京終値比で約30銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、昨夜の英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) の金融政策委員会 (MPC / Monetary Policy Committee) の新政策金利の据え置き後にも英国に追加利上げの可能性が残ることで、日英金利差拡大予想があったなどが影響を及ぼしていた。

また、今夜18時半に発表された最新英国経済指標の10月の英国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は、前回と市場予想の49.2に対し49.5と市場予想を上回った。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年11月3日の日本時間(JST)20時48分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) 11時48分頃。なお、サマータイム制のある欧州英国市場は先週末の10月最後の日曜日から冬時間になり日本との時差が9時間になったが、米国市場は今週末の11月最初の日曜日にサマータイム終了予定で1週間のずれがあることに留意したい) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:48の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 150.17 〜 150.19 -0.20 (円高)
ユーロ/円 159.91 〜 159.92 +0.46 (円安)
ユーロ/ドル 1.0647 〜 1.0649 +0.0046 (ドル安)
英ポンド/円 183.55 〜 183.61 +0.52 (円安)
スイスフラン/円 166.05 〜 166.11 -0.21 (円高)
豪ドル/円 96.76 〜 96.80 +0.13(円安)

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