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FXニュース:米雇用統計が市場予想以下

FXニュース:米雇用統計が市場予想以下

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FXニュース:米雇用統計が市場予想以下

FXニュース:米雇用統計が市場予想以下

東西FXニュース – 2023年11月6日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米ISM非製造業景況指数も
  • 米次回利上げ据え置き予想
  • 米利上げ終了予想の強まり
  • 米経済減速兆候で国債買い
  • 長期金利が一時4.4798%
  • 日経平均ハイテク株が高騰
  • 今日の日銀植田総裁の発言

今日2023年11月6日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の149円44銭前後から円の安値でドルの高値の149円74銭前後の値幅約44銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円68~69銭付近と、日本は祝日連休明けのため前営業日同時刻にあたる先週木曜日17時の150円37~40銭付近の前東京終値比では約69銭の円高ドル安で、世界市場の前営業日の先週金曜日の夜17時の東京終値相当時間の150円32~33銭付近と比較すると約64銭の円高ドル安であった。

なお、前週の欧州英国市場に続き、先週末に米国現地時間のサマータイム (夏時間) が終了し、来年2024年3月10日の午前2時まで米国の「冬時間」になったため、今週から米国市場は日本市場との時差が1時間広がることには注意が必要である。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、日本時間で先週金曜の夜から土曜の朝までの今年の米国夏時間 (サマータイム) 終了前の米国ニューヨーク外国為替市場では、先週金曜の夜21時14分頃にはドルは円相場で一時150円23銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録していたが、先週金曜の夜21時半に発表された最新米国重要経済指標の10月の米国雇用統計の発表を受けて、米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が次回12月の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) でも米国政策金利を据え置きする市場予想が強まり、米国利上げサイクル終了予想の高まりにより米国長期金利が一時4.4798%付近と9月25日以来の低利回りに向けて低下し、日米金利差縮小時の円売りドル買いの影響で、発表前は150円台で推移していたドルは円相場で149円台に急落したほか、欧州ユーロや英国ポンドなどの他の主要通貨に対してもドルが売られて下落した。

先週金曜の夜21時半の米国労働省の最新米国雇用統計では、10月の米国非農業部門雇用者数変化 (NFP / Non-Farm Payroll) の前月比が前回の33.6万人と前回修正の29.7万人と市場予想の18.0万人に対し15.0万人と市場予想を大幅に下回り、10月の米国失業率は前回と市場予想の3.8%に対し3.9%に悪化した。

10月の米国平均時給も、前月比が前回の0.2%と前回修正と市場予想の0.3%に対し0.2%と市場予想以下で、10月の米国平均時給の前年同月比は前回の4.2%と前回修正の4.3%と市場予想の4.0%に対し4.1%と市場予想は上回ったものの前回よりも低下した。

続いて、先週金曜の夜22時45分に発表された最新米国経済指標の10月の米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値も前回と市場予想の50.9に対し50.6と市場予想以下と弱く、10月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) 改定値も前回と市場予想の51.0に対し50.7と市場予想を下回った。

さらに、先週金曜の夜23時に発表された最新米国重要経済指標の10月の全米供給管理協会 (米国サプライマネジメント協会 / ISM / Institute for Supply Management) 非製造業景況指数の総合も、前回の53.6と市場予想の53.0に対し51.8と弱く、米国雇用統計が示した米国雇用市場の軟化に加えて、米国夏時間の終わりに軒並み市場予想を下回る弱い米国経済指標が発表されたことを受けて、先週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) で米国政策金利の据え置き後の追加利上げの可能性は残しているものの、市場では米国経済の減速兆候から、データ重視でリスクバランスを考慮した慎重姿勢を示した米国連邦準備制度理事会 (FRB) が、次回の米国政策金利据え置きの市場予想と米国利上げの見送り継続による米国利上げサイクル終了の市場予想が高まり、米国長期金利低下に伴う主要通貨へのドル売りの勢いが増し、日米金利差縮小時の円買いドル売りでドルは円相場で先週金曜の夜23時頃のISM発表直後に一時149円18〜19銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

また、主要通貨全般に対するドルの値動きのドルインデックスも、一時104.94と9月20日以来の安値を記録し、一時はドル全面安に傾いていた。

ただし、次回も米国政策金利が据え置きにされた場合でも、米国政策金利が高金利で長期間維持されるという市場予想は優勢で、日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の金利抑制の大規模緩和金融政策継続による日米金利差は意識されており、円相場で市場安値後のドルにはショートカバーの買い戻しなどが入ったほか、同時進行中だった米国ニューヨーク株式市場では金利上昇警戒感の緩和から米国主要株価が上昇し、ダウ工業株30種平均指数 (DJI / Dow Jones Industrial Average) が一時320ドル以上も大幅上昇するなど、リスク選好のリスクオンによる市場高値後の低リスク通貨の円売りは抵抗要因になった。

また、午前1時45分頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が米国ミネソタ州のエコノミック・クラブで、最新米国重要経済指標の10月の米国雇用統計のデータについて、「単月の米国雇用統計のデータに、過剰な反応は示したくはない。米国労働市場の減速が示唆されたが、米国経済は均衡を取り戻しつつあるとの安心感は得られている」と発言しており、今回の最新米国雇用統計発表を受けて米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が低下したことで米国政策金利の追加利上げの必要性が出てくる可能性があるかどうかの質問に対しても、「米国のインフレ率を2%の目標に抑制するために十分な進展が得られているのかどうかのデータを見守り続けなければならない。判断をするには、時期尚早」としたことなどでも、米国長期金利が4.5%台に反発し、ドルの買い戻しなどがやや入ったが、米国雇用統計発表後のドルの急落幅をやや縮める形に留まった。

このため、先週金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の150円23銭前後から円の高値でドルの安値の149円18銭前後の値動きで、先週土曜の早朝の先週末のニューヨーク終値は149円39銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円6銭の大幅な円高ドル安をつけていた。

先週末の日曜日には、ハワイなどの一部を除いたサマータイム制のある米国地域の米国夏時間が終了し、冬時間になったことで日本との時差が1時間拡大し、米国ニューヨーク州やワシントンなどの米国東部時間が夏時間時の13時間から冬時間の14時間遅れに時差が伸び、西海岸のカリフォルニア州の時差も夏時間時の16時間時差から冬時間の17時間遅れの時差に移行した。

週が明けた今日の連休明けの日本の東京外国為替市場でも、先述の米国雇用統計発表後の米国長期金利の低下を受けた日米金利差縮小時の円買いドル売りの影響で、前東京終値比の円高ドル安で始まったが、今朝の時間外債券市場では一時4.59%台に米国長期金利が反発したことや、今朝8時50分に発表された9月21〜22日開催分の日銀金融政策決定会合議事要旨の大規模緩和金融政策継続を意識した日米金利差による円売りドル買いの抵抗が入り始めたため、今朝9時2分頃の一時149円44銭付近が今日の日本市場の円の高値でドルの安値となり、ドルは円相場で先週末の下げ幅をやや縮小し始めたが、次回の米国金利据え置き予想は優勢で、149円台後半付近までに留まっていた。

米国政策金利の利上げサイクルの終了予想ではユーロなどの主要通貨に対してドルが売られていたが、円相場では今日は日本銀行 (日銀 / BoJ) の植田和男総裁の金融経済懇談会での発言があり、日銀物価目標の2%の実現への確度について、「少しずつ高まってきてはいるが、現時点では十分な確度をもって見通せる状況には至っていない」として、「粘り強く」大規模緩和金融政策を継続するという発言を繰り返したことで、すでに5.25〜5.50%の米国政策金利と比較した日本のマイナス金利継続時の日米金利差が意識されていた。

一方で、今日の東京株式市場では日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が大幅に上昇し、リスクオンの低リスク通貨の円売りでユーロなどが買われていた影響も、対ドルの円相場に波及したが、ドルも米国利上げ終了予想でユーロに対して売られていたために、安全資産のドルと低リスク通貨の円の両方がユーロに対して下落していた。

今日の午後13時10分頃からは日銀の植田総裁の金融経済懇談会後の記者会見があり、記者団の2%の物価安定の目標の達成が見通せる時期はいつかという質問に対し「いつになれば自信が持てるかというのは、現時点で分かっていない」と発言しており、一部の早期の大規模緩和金融政策の修正予想が後退した。

午後15時15分には今日の日経平均株価が大幅に続伸し、先週末の米国株式市場の影響もあり、日本の半導体や電子部品などハイテク株も上昇し一時800円超えの高騰を見せたほか、3万2708円48銭の終値と前営業日比758円59銭高で大引けしたことも、今日のリスクオンの低リスク通貨の円売りによるドルの抵抗要因となっていた。

午後からの欧州英国市場の参入もあり、ドルは円相場で午後16時59分に一時149円73〜74銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録し、ドルは円相場で先週末の大幅な下げ幅を縮める形になった。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は149円68~69銭付近と、日本の祝日連休前の前営業日同時刻にあたる先週木曜17時の150円37~40銭付近の前東京終値比で約69銭の円高ドル安で、世界FX市場の前営業日にあたる先週金曜17時の東京終値相当時間の150円32~33銭付近と比較すると、約64銭の円高ドル安になった。

ただし、その後の英国ロンドン外国為替市場では、日本市場の高値後のドルの利益確定売りや、欧州通貨に対するドル安の影響もあり、再びドルは円相場でも上昇幅を戻している。

今夜この後には、日本時間の今夜25時頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) のクックFRB理事の発言予定などがあるが、今夜は米国冬時間開始の調整などもあり、特に注目度の高い米国の経済指標の発表は特に予定されていない。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は160円63〜64銭付近で、先週金曜の夜17時の世界FX市場の159円79〜81銭付近と比較すると約84銭の円安ユーロ高で、日本市場の前営業日同時刻にあたる先週木曜の夜17時の159円45〜47銭付近の前東京終値比では約1円18銭の大幅な円安ユーロ高であった。

主な要因は、前述の通り、日米株高時のリスクオンの低リスク通貨の円売りで欧州ユーロが買われた影響や、米国雇用統計後の米国金利据え置き予想と米国利上げサイクルの終了予想による米国長期金利低下時のドル売りの対ドルのユーロ高も円相場に影響が波及した。

このため、ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0730〜1.0732ドル付近と、先週金曜の夜17時の世界市場の1.0629~1.0630ドル付近と比較すると約1.01セントの大幅なユーロ高ドル安で、日本の連休前の前営業日同時刻にあたる先週木曜日17時の1.0601~1.0603ドル付近の前東京終値比では約1.29セントのより大幅なユーロ高ドル安だった。

なお、今日の午後16時に発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標では、ドイツの9月の独製造業新規受注が、前月比は前回の3.9%と前回修正の1.9%と市場予想の-1.0%に対し0.2%であったが、前年同月比では前回の-4.2%と前回修正の-6.3%と市場予想の-2.3%に対し-4.3%と、市場予想比で強弱入り混じった。

17時50分のフランスの10月の仏サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 改定値は前回と市場予想の46.1に対し45.2と市場予想以下であったが、17時55分のドイツの10月の独サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は前回と市場予想の48.0に対し48.2と市場予想を上回ったが、18時の欧州ユーロ圏総合の10月の欧州サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は前回と市場予想通りの47.8の横ばいであった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は185円23〜29銭付近で、先週金曜日17時の世界市場の前営業日の183円33銭〜39銭付近と比較すると約1円90銭の大幅な円安ポンド高で、連休前の日本市場の前営業日同時刻にあたる先週木曜日17時の183円3〜9銭付近の前東京終値比では約2円20銭のより大幅な円安ポンド高であった。

主な要因は、欧州通貨と連動しやすい英国ポンドも、日米株高時のリスクオンの低リスク通貨の円売りで買われやすかっ他ことに加えて、米国雇用統計を受けた米国長期金利低下によるドル売りや、英国政策金利が高金利で据え置き後に追加利上げの可能性を残している英国ポンドも対ドルで買われた影響なども円相場に波及していた。

ただし、今夜18時半に発表された最新英国経済指標の10月の英国建設業購買担当者景気指数 (PMI) は、前回の45.0と市場予想の46.0に対し45.6であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年11月6日の日本時間(JST)20時43分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) 11時43分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も今週から冬時間になり、日本との時差が1時間広がった14時間遅れになった) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:43の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.59 〜 149.60 -0.78 (円高)
ユーロ/円 160.84 〜 160.86 +1.39 (円安)
ユーロ/ドル 1.0751 〜 1.0753 +0.0150 (ドル安)
英ポンド/円 185.81 〜 185.87 +2.78 (円安)
スイスフラン/円 166.81 〜 166.87 +0.55 (円安)
豪ドル/円 97.38 〜 97.42 +0.75 (円安)

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