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FXニュース:一時148円台の円安ドル高 

FXニュース:一時148円台の円安ドル高 

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FXニュース:一時148円台の円安ドル高 

FXニュース:一時148円台の円安ドル高 

東西FXニュース – 2023年9月20日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年9月20日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の147円70銭前後から円の安値でドルの高値の148円17銭前後の値幅約47銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は148円11~12銭付近と、前営業日同時刻の昨日17時の147円63~64銭付近の前東京終値比では約48銭の円安ドル高であった。

今日の夕方16時46分頃から16時59分頃の東京外国為替市場と英国ロンドン外国為替市場では、一時148円16〜17銭付近の2022年11月以来の今年最大の円安ドル高の記録を、ドルが円相場で高値付近に何回もタッチしてしばらく高止まりする形で更新した。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、今夜この後の日本時間27時に米国連邦公開市場委員会 (FOMC) が米国の新政策金利と金融政策の声明を発表予定で、続いて、日本時間27時半頃から市場注目度の高い米国連邦準備制度理事会 (FRB) のジェローム・パウエル議長の定例記者会見での発言予定と、今後の米国政策金利見通し (ドットチャート) 解説などのビッグイベントを控え、今夜この後の今月のFOMCでは米国政策金利の据え置きの市場予想が優勢ではあるものの、市場では既に織り込み済みで様子見ムードがあったために、最近の堅調な米国経済指標と原油先物高によるインフレ圧と、昨日の米国のニュースで全米自動車労組 (UAW) が三大自動車メーカーのビッグスリー (Big 3 / 米国GMクライスラー、フォード社を指す) に対してのストライキ拡大を検討したことで米国の賃金インフレ圧も意識され、今月の次の10月31日〜11月1日のFOMCでは一部のタカ派の市場予想が浮上していたこともあり、米国金利の先高感から米国長期金利が上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢になった。

昨夜21時半に発表された最新米国経済指標の8月の米国建設許可件数の前月比は、前回の0.1%と市場予想の-0.2%に対し6.9%に大幅に上昇し、年率換算件数でも前回の144.2万件と前回修正の144.3万件と市場予想の144.0万件に対し154.3万件に増加した。

ただし、前日の全米建設業協会 (NAHB) の米国住宅市場指数の2ヵ月連続の低下を受けて、NAHB会長のアリシア・ヒューイ氏が「米国の住宅ローン金利が7%以上に上昇したことが影響を及ぼした可能性」について言及していたが、この日に同時発表された8月の米国住宅着工件数の前月比は、前回の3.9%と前回修正の2.0%と市場予想の-1.0%に対し-11.3%に低下し、年率換算件数でも前回の145.2万件と前回修正の144.7万件と市場予想の144.0万件を下回る128.3万件であった。

米国金利の先高感により、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りが上昇し、昨夜22時10分頃には一時4.372%付近と、2007年11月以来の高利回りを記録したことで、日米金利差拡大による金利差トレードの円売りドル買いの勢いが増し、ドルは円相場で147円台後半に上昇して推移し、今週の日米の金融政策発表前のイベントリスクによる短期の利益確定や持ち高調整などの抵抗を交えながらも、午前3時15分頃には一時147円92銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

一方、米国高金利長期化への警戒感により、米国ニューヨーク株式市場ではイベント前のリスク回避の株売りが起きたことでは、ドルから買える安全資産の国債や低リスク通貨の円買いの抵抗も混ざったが、米国ニューヨーク債券市場では午前2時に米国20年債の入札などの影響もあり、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りは4.36%付近の終値と、前日比で0.06%高になっていた。

また、原油高が車社会の米国のインフレ圧や、島国の日本の貿易赤字懸念を高めているが、先日のサウジアラビアなどの主要産油国の減産のニュースに加えて、米国内での人件費上昇や人手不足の問題などで米国内の原油生産量減少への懸念もあり、米国原油先物相場が一時1バレル93ドル台後半の昨年2022年11月以来の高値を記録したことも影響を及ぼした。

しかし、今月9月15日に記録したこの時点での年内高値の147円95銭付近にはテクニカル分析的なレジスタンス・ラインがあり、これを上抜けしなかったことでは、米国市場では、イベント前の短期の利益確定売りと持ち高調整やイベントリスクの買い控えの抵抗が混ざった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の147円64銭前後から円の安値でドルの高値の147円92銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を147円86銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約25銭の円安ドル高をつけていた。

今朝早朝の世界市場のオセアニア市場時間には、今朝7時頃に米国政府のイエレン財務長官が、米国ニューヨークで開催中の国連総会で記者団の質問に答え、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の円買いドル売りの為替介入について、「外国為替取引 (FX) レートの水準に影響を及ぼすことでなく、過度のボラティリティ (変動) を抑えるスムージングが目的であれば、理解できる」との見解を示したことで、日本の為替介入警戒感による持ち高調整の円買いが入り始め、今朝8時5分頃には一時147円68〜69銭付近まで円が買われる値動きもあった。

今朝8時50分には日本の最新経済指標の8月の貿易統計の通関ベースの速報値を財務省が発表し、輸出額から輸入額を引いた日本の貿易収支は、季調前が前回の-787億円と前回修正の-663億円と市場予想の-6431億円を上回る-9305億円と赤字で、季調済も前回の-5572億円と前回修正の-6002億円と市場予想の-4425億円に対し-5557億円だった。

今朝は日本のニュースでも、日本政府の神田真人財務官が、最近の円安の円相場について、「海外の金融当局、とりわけ米国金融当局とは、日頃から極めて緊密に意思疎通を図っており、過度な変動 (ボラティリティ) が好ましくないとの認識を共有している」と発言しており、「行き過ぎた変動に対しては、適切な対応を、あらゆる手段を排除せずに取る」とも発言し、今朝早朝のイエレン米国財務長官の発言と併せて、急速な円安が加速した際には、円買いの為替介入が米国側にも容認されるのではないかとして、為替介入の警戒感が高まっていたことから、今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場の始値は一時147円75銭付近と、今朝までの米国市場の終値よりも円相場がやや上昇して始まった。

今朝9時55分の日本市場の仲値決済は、今日は20日で日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10の付く日の五十日(ごとおび、ゴトーび)であることで売買が交錯していたが、日本の為替介入警戒感を受けての持ち高調整や輸出企業の円買いドル売りも入ったことなどで、10時2分頃には一時147円70銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、今朝10時10分に日本銀行 (日銀 / BoJ) が金利抑制の公開市場操作の定例国債買い入れオペを通知したことで、日米の金融政策の方向性の違いが意識され、米国長期金利上昇時の日米金利差拡大による円売りドル買いと、日米金利差拡大予想による円売りドル買いも優勢になり、再び円安ドル高が進行し始めた。

日本市場では、国内長期金利がおよそ9年8カ月ぶりの水準に上昇したことでは、為替介入警戒感もあり円安ドル高の進行には抵抗も混ざっていたが、午後からの欧州英国市場の参入では、米国連邦準備理事会 (FRB) が今夜この後の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の結果発表で、米国の高金利を長期間に渡り維持する市場予想が根強く、米国長期金利上昇を伴う円売りドル買いが強まり、FX市場で世界最大規模の英国ロンドン外国為替市場の本格参入後の今日の夕方16時46分頃から16時59分頃にかけての東京外国為替市場では、一時148円16〜17銭付近の2022年11月以来の今年最大の円安ドル高の記録を更新した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は148円11~12銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の147円63~64銭付近の前東京終値比で約48銭の円安ドル高になった。

今夜この後には、日本時間の今夜20時に最新米国経済指標のMBA住宅ローン申請指数 と23時半に米国週間原油在庫の発表があり、それから世界的に注目を集めている話題の27時の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の米国新政策金利と声明などの発表予定があり、市場注目度の高い27時半頃からの米国連邦準備制度理事会 (FRB) の パウエル議長の発言予定がある定例記者会見が予定されており、ビッグイベント時の値動きには注意が必要である。

また、今週は明日9月21日にスイスと英国の新政策金利と金融政策の発表予定や、明後日の9月22日の金曜日に日本銀行 (日銀 / BoJ) の金融政策決定会合の結果発表と植田和男総裁の発言予定も控えているイベント週である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は、158円34~36銭付近で、昨夜17時の157円85~86銭付近と比較すると約49銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、主要通貨の米ドルに対する年内最大の円安の影響の外貨への波及に加えて、欧州中央銀行 (ECB) が追加利上げの余地を残していることで日欧金利差も影響を及ぼしていた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は、1.0689~1.0691ドル付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の1.0690~1.0692ドル付近の前東京終値比では約0.01セントのほぼ横ばいに近い僅差のユーロ安ドル高だった。

主な原因は、最近の原油高などの欧米インフレ圧が意識される中で、欧米経済指標の比較では米国景気の方が景気懸念の強い欧州景気よりは市場好感があったものの、今夜この後のFOMCとパウエル議長発言の米ドルの大イベント前のイベントリスクのドルの持ち高調整と買い控えや様子見も入っていたことでは、今日は横ばいに近い値動きになっていた。

また、今日の午後に発表された欧州ユーロ圏ドイツの最新経済指標の8月の独生産者物価指数 (PPI) の前月比は、前回の-1.1%と市場予想の0.2%に対し0.3%の上昇を見せており、欧州中央銀行 (ECB) がインフレ抑制のための欧州追加利上げの可能性を残していることなどから、今夜19時半過ぎの英国ロンドン外国為替市場では小幅なユーロ高ドル安にも転じている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は183円0~6銭付近と、前営業日同時刻の昨夜17時の182円86~92銭付近の前東京終値比では約14銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、今週に日米英の金融政策イベントを控える中で、ドルやユーロなどの他の主要通貨に対する円安の影響が波及したほか、英国利上げサイクルが終了に近づいたとの市場予想はあるが、金利抑制の日本の金利と比較すると英国政策金利も既に高金利域に達しているため、日英金利差トレードなどによる円売りポンド買いなどが入っていた。

ただし、今日の午後15時に発表された最新英国経済指標の8月の英国消費者物価指数 (CPI) は、前月比が前回の-0.4%と市場予想の0.7%に対し0.3%で、前年同月比も前回の6.8%と市場予想の7.0%に対し6.7%で、英国CPIコア指数の前年同月比も前回の6.9%と市場予想の6.8%に対し6.2%と、市場予想よりもインフレ抑制の効果が見え始めていた。

8月の英国小売物価指数 (RPI) は、前月比が前回の-0.6%と市場予想の0.8%に対し0.6%であったが、前年同月比では前回の9.0%と市場予想の9.3%に対し9.1%と、市場予想は下回ったものの前年同月比の前回ほどは鈍化していなかったものの、英国利上げサイクルの終了の可能性も出てきたことでは、今週のイベント前の持ち高調整も入り、今夜19時半過ぎの英国ロンドン外国為替市場では、小幅な円高ポンド安にも転じている。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年9月20日の日本時間(JST)19時35分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時35分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:35の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 147.88 〜 147.89 +0.25 (円安)
ユーロ/円 158.26 〜 158.27 +0.41 (円安)
ユーロ/ドル 1.0701 〜 1.0703 +0.0011 (ドル安)
英ポンド/円 182.82 〜 182.88 -0.04 (円高)
スイスフラン/円 164.94 〜 165.00 +0.03 (円安)
豪ドル/円 95.77 〜 95.81 +0.53 (円安)

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