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FXニュース:今夜の米国長期金利が5%台

FXニュース:今夜の米国長期金利が5%台

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FXニュース:今夜の米国長期金利が5%台

FXニュース:今夜の米国長期金利が5%台

東西FXニュース – 2023年10月23日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 政府と日銀の為替介入警戒
  • FRB高官達の発言の影響
  • 米利上げ長期化予想は優勢
  • 中東情勢懸念の株売り続く
  • 日経平均株続落リスク回避
  • 国内長期金利の上昇とYCC

今日2023年10月23日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の149円78銭前後から円の安値でドルの高値の149円96銭前後の値幅約18銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円89~90銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の149円95~97銭付近の前東京終値比では約6銭の小幅な円高ドル安であった。

ただし、今夜18時頃から英国ロンドン外国為替市場では、米国長期金利が5%台になり、18時台後半には一時5.01%台に上昇していることで、今夜19時1分頃には再び一時149円99銭付近の前日比の円安ドル高にも転じている。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、先週金曜の夜17時に日本市場が終了した直後の17時23分頃に、英国ロンドン外国為替市場では米国長期金利が一時4.99%台付近の2007年7月以来の高水準を記録した影響もあり、日米金利差拡大の円売りドル買いで対ドルの円相場は一時150円台目前の149円99銭付近にドルが上昇していたが、瞬時に149円61銭付近に利益確定売りや持ち高調整などで一時ドルが急落した後に、再び149円90銭台にすぐに戻すという荒い値動きを見せたことで、市場では150円台の大台を目前にした日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) による為替介入警戒感が高まっていた。

英国市場の後半から始まった先週金曜の夜21時頃から土曜の朝6時前頃までの米国ニューヨーク外国為替市場でも、米国長期金利上昇による日米金利差拡大や、先週金曜の日銀の植田総裁の発言を受けた大規模緩和金融政策の継続の市場予想に対し米国政策金利の先高感が強く、先週金曜21時25分頃に米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が再び一時4.985%付近に上昇したため、ドルは円相場で再び一時149円98〜99銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録したが、米国ニューヨーク債券市場で中東情勢懸念のリスク回避を受けた米国債の安値買いが入った影響もあり、債券価格の一時上昇に伴う利回り一時低下の影響や、為替介入警戒感の利益確定や持ち高調整の抵抗が再び入り始めたが、やや高止まりを見せる形のやや横ばいに近い値動きを見せていた。

ただし、先週金曜の夜22時頃からは、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) 高官の米国フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言があり、前日の10月19日に米国証券アナリスト (CFA) 協会に向けた講演で、「米国政策金利は、現状維持できる段階にあると思う。今のところ、経済と金融情勢は私のほぼ予想通りに推移しているが、最新データを注視しているところだ。データは、私の基本予想よりは幾分か強めになっている」と、来週に迫った次回のFOMCで米国政策金利の据え置きを支持するハト派発言をしていたが、この日の再発言でも「米国インフレ緩和のスピードは、想像以上と聞いている」とハト派寄りの発言を繰り返したことで、米国長期金利がやや下げたこともドルの上値を抑えた。

しかし、先週末の土曜の午前1時15分頃から始まった米国クリーブランド連銀メスター総裁の発言では、「次回のFOMCでどのような決定が下されても、経済が想定通りに推移すれば、米国政策金利フェデラルファンド (FF) 金利を据え置く地点に達しているか、それに近い可能性が高いというのが個人的な意見」や、他に高官達のハト派発言にあった米国長期債の利回り上昇が持続すれば、金融政策決定に影響を与える可能性があるとのハト派寄りの発言もあったものの、今月のはじめに言及していた「経済データの動向次第では、年内にあと1回金利を引き上げることが、なお望ましい」とのタカ派寄りの考えも示唆していたことでは円相場でのドルの底値は堅かった。

また、FRBの中でもハト派で知られる米国アトランタ連銀のボスティック総裁も、「2024年後半」には金融緩和が議論の対象になると発言していたことから、しばらく米国で高金利が長期化するという市場予想の金利先高感への警戒感もあり、決算報告期の米国ニューヨーク株式市場では、米国政府のバイデン大統領がイスラエル支援を表明している中東情勢への警戒感や米国下院議長後任問題などのリスク要因も相まって、米国株売りのリスク回避では安全資産の米国債やドルからでも買える低リスク通貨の円が買われたため、円相場が一時上昇を見せた時にも、土曜の朝未明の午前2時14分頃の一時149円78銭付近が先週末の米国市場の円の高値でドルの安値だった。

先週末の土曜の午前3時には最新米国経済指標の 9月の米国月次財政収支が発表され、前回の893億ドルと市場予想の-1415億ドルに対し-1710億ドルに低下したこともあり、ドルの上値も抑えられたことでは、先週末の米国市場の対ドル円相場は比較的狭い値幅での推移となった。

そのため、先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は円の安値でドルの高値の149円99銭前後から円の高値でドルの安値の149円78銭前後の値幅約21銭で、先週土曜の朝6時頃のニューヨーク終値を149円86銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約6銭の小幅な円安ドル高をつけていた。

週が明け、今朝9時頃からの日本の東京外国為替市場では、今日は日本市場と時間帯の近いアジア・オセアニア市場のニュージーランドと香港が祝日休場で、開場している市場の値動きが出やすくなっていたため、早朝の世界FX市場で一時的な値動きがあり、また今日は日本市場の値動きも出やすくなっていたが、今朝9時頃にはドル円は一時149円85〜89銭付近の先週末のニューヨーク市場の終値付近に戻しており、日本政府と日銀の為替介入のトリガーになると考えられているボラティリティ (価格変動) を抑えた価格帯から始まった。

今朝9時55分頃の日本市場の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需の円売りドル買いと輸出企業の円買いドル売りが交錯していたが、直前の午前9時54分頃には一時149円78銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

また、今朝の日本の経済新聞の朝刊で、来週10月30〜31日に開催予定の日銀金融政策決定会合での議論について、最近の国内長期金利上昇が上限の±1%に近づいた影響もあり、「長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) の再修正論が浮上」とのニュースもあったこともやや影響を及ぼしていた。

日本市場では為替介入警戒の一方で、今夕の米国長期金利の5%台に向けた上昇の影響もあり、日米金利差拡大による円売りドル買いにより、日本市場でもドルは円相場で再び緩やかなボラティリティ控えめの再上昇は続けていたが、為替介入警戒感の方が強く、日本市場時間には前営業日の終値を上抜けはしなかったことでは、午後14時27分頃の一時149円96銭付近が今日の日本市場の円の安値でドルの高値となった。

中東情勢懸念の影響もあり、午後15時15分には今日の日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) の終値が3万999円55銭と、前営業日比で259円81銭安の大幅下落で大引けしたことも、日本株安時のリスク回避のリスクオフで低リスク通貨の円が買われたことも抵抗要因になっていた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は149円89~90銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜の夜17時の149円95~97銭付近の前東京終値比では約6銭の小幅な円高ドル安になった。

しかし、前述の通り、今夜18時頃の英国ロンドン外国為替市場では米国長期金利が5%台に上昇し、18時台後半には一時5.01%台に上昇したことで、19時頃には一時149円99銭付近の円安ドル高にも転じていたが、再び為替介入警戒の利益確定売りや持ち高調整の抵抗も交えている。

今夜この後には特に重要度の高い最新米国経済指標の発表予定はないが、来週10月31日〜11月1日に開催予定の次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) を控えており、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達が発言を自粛するブラックアウト期間に入る一方で、米国株式市場では主要企業の決算報告シーズンが続くため、米国債の利回りの動向や、中東情勢も踏まえた株式市場からのリスク回避影響などには注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は158円87〜88銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜17時の158円51〜53銭付近の前東京終値と比較すると約36銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、先週金曜の日銀総裁の発言の影響もあり、欧州市場では日銀の大規模緩和金融政策継続予想が優勢で、日欧金利差拡大予想も出ていた影響もあり、対ドルでのユーロの買い戻しなどの現地需要もあって、ユーロが買い戻される機会があった。

ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0597~1.0599ドル付近で、前営業日同時刻の先週金曜17時の1.0569~1.0571ドル付近の前東京終値比で約0.28セントのユーロ高ドル安だった。

主な要因は、欧米金利差予想では、最近のFRB高官達のハト派発言の影響もあり、持ち高調整でもユーロが買い戻されていたことが影響を及ぼしていた。

ただし、米国長期金利の上昇を受けては、主要通貨に対してドルが買われる抵抗の動きもあったことや、世界的に流動性の高いドルは安全資産でもあるためにユーロでの下げ幅は小幅域になっていた。

なお、日本時間の今夜23時頃には、欧州市場で欧州ユーロ圏総合の最新欧州経済指標の10月の欧州消費者信頼感が発表される予定がある。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は182円38〜44銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜17時の181円43〜49銭付近の前東京終値比で約95 銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、先週金曜に発表された最新英国経済指標の9月の英国小売売上高は市場予想以下で英国ポンドが売られていたが、日英金利差予想を受けては、欧州ユーロ同様に対円での英国ポンドの買い戻しが入っていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年10月23日の日本時間(JST)19時35分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で8時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の夏時間 (GMT+1 / BST / JST-8) 11時35分頃。なお、英国市場は今週末の10月最後の日曜日から冬時間になり日本との時差が9時間遅れと1時間広がり、米国市場は来週末の11月最初の週末にサマータイム終了予定とおよそ1週間のずれがあることには留意したい。) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:35の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.96 〜 149.97 ±0.00 (レンジ)
ユーロ/円 158.86 〜 158.88 +0.35 (円安)
ユーロ/ドル 1.0593 〜 1.0594 +0.0027 (ドル安)
英ポンド/円 182.14 〜 182.20 +0.71 (円安)
スイスフラン/円 167.95 〜 168.01 −0.28 (円高)
豪ドル/円 94.46 〜 94.50 +0.01 (円安)

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