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FXニュース:経済堅調で米長期金利上昇

FXニュース:経済堅調で米長期金利上昇

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FXニュース:経済堅調で米長期金利上昇

FXニュース:経済堅調で米長期金利上昇

東西FXニュース – 2023年9月4日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米非農業部門雇用者数増加
  • 米失業率増加後も尚低水準
  • 米平均時給の上昇率は鈍化
  • 米ISM製造業景況感が上昇
  • FRB高官の発言の影響も
  • 米国比の欧州景気減速懸念

今日2023年9月4日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の146円3銭前後から円の安値でドルの高値の146円42銭前後の値幅約39銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は146円40~41銭付近と、前営業日同時刻の先週金曜17時の145円38~40銭付近の前東京終値比では約1円2銭の大幅な円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、日本時間で先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場で、先週金曜21時半に発表された最新米国重要経済指標の米国雇用統計では、8月の米国非農業部門雇用者数変化 (NFP) の前月比は前回の18.7万人と前回下方修正の15.7万人と市場予想の17.0万人に対し18.7万人に上昇したものの、3ヶ月連続で20万人を下回り、8月の米国失業率は前回と市場予想の3.5%に対し昨年2022年2月以来の3.8%に増加し、8月の米国平均時給は前月比は、前回の0.4%と市場予想の0.3%に対して0.2%に伸び率が鈍化し、前年同月比でも前回と市場予想の4.4%に対し4.3%の前回と市場予想以下であったことを受けて、堅調だった米国雇用市場の逼迫感の軟化および米国賃金インフレの上昇率の鈍化から、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の追加利上げ予想が減退し、米国長期金利が一時4.05%付近に急低下したため、日米金利差縮小時の円買いドル売りが先行し、先週金曜の夜21時50分頃に一時144円44銭付近と米国市場および約3週間ぶりの円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、先週前半に一時147円台を記録したドルには市場安値後のショートカバーの買い戻しが入り始めたことに加えて、続いて先週金曜の22時45分に発表された最新米国経済指標の8月の米国製造業購買担当者景気指数 (PMI) は前回と市場予想の47.0に対し47.9と、前回と市場予想以上の米国経済の堅調さを示したことでもドルが買い戻された。

また、同じく先週金曜の夜22時45分頃から、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国クリーブランド連銀のメスター総裁の発言があり、「米国雇用市場は需給がより均衡してきたが、米国失業率は3.8%と依然として低い」、「米国インフレには一定の進展があるものの、米国インフレは依然として高すぎる」という内容が話題になり、堅調な米国経済指標と同時に米国雇用市場の強さとインフレ圧の根強さから、米国の金融引き締めの長期化の市場予想が高まり、米国長期金利が反発上昇し、日米金利差拡大時の円売りドル買いに転じた。

続いて、先週金曜の23時に発表された最新米国重要経済指標の8月の米国サプライマネジメント協会 (ISM) の製造業景況指数も前回の46.4と市場予想の47.0に対し47.6と強く、同時発表だった経済指標の7月の米国建設支出の前月比も前回と市場予想の0.5%と前回上方修正の0.6%に対し0.7%に上昇し、いずれも前回と市場予想以上に上昇したことで米国経済の強さが更に意識され、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が更に急上昇し、深夜24時35分頃には一時4.20%台の高利回りを記録したことで、円相場だけでなく欧州ユーロや英国ポンドなどの主要通貨に対してもドルが買われて大幅に上昇し、前日高値の146円25銭付近を上抜けて、先週土曜の午前1時頃に一時146円29銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

また、米国市場では、日本時間の今夜にあたる9月4日の月曜日の労働者の日のレイバー・デー (Labor Day) の祝日の三連休を控えた週末の利益確定や持ち高調整も入っており、米国と比較して欧州景気懸念の欧州ユーロや英国ポンドを売ってドルを買い戻す動きや、米国重要経済指標発表のイベントリスクの後のドル買いもあり、144円台から146円台に反発後のドルは146円台の横ばいに近い小動きに転じた。

そのため、先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の144円44銭前後から円の安値でドルの高値の146円29銭前後の値幅約1円85銭で、先週土曜の朝6時頃のニューヨーク終値を146円22銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約68銭の円安ドル高でつけていた。

週が明け、今朝8時50分には、今週の日本市場に先駆けて日本の最新経済指標が発表され、8月の日本のマネタリーベースは前回の-1.3%に対し1.2%に増加し、金利低下圧が意識され、金利抑制方向の日本銀行 (日銀 / BoJ) の大規模緩和金融政策の継続予想から、今朝早朝のオセアニア市場では8時56分頃までに一時146円2銭付近まで対ドルの買い戻しの入っていた円相場は、今朝9時から始まった今日の日本の東京外国為替市場で再び下落を始めたため、開場直後の今朝9時2分頃の一時146円3銭付近が今日の日本市場の円の高値でドルの安値になった。

今朝9時55分の日本市場の仲値決済に向けては日本企業の輸出入実需の偏りは少なかったものの、先週末の米国重要経済指標の発表イベントの後の市場トレンドを受け継ぎ、米国経済の強さが意識され、米国長期金利が一時4.20%台に上昇後も4.19%付近で高止まりしていたこともあり、日米金利差拡大による円売りドル買いが日本市場でも再開した。

また、週明けの今日の日本の東京株式市場では、日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が大幅に上昇し、午後15時15分に今日の日経平均が3万2939円18銭の前日比228円56銭高で大引けしたことでも、ブル・マーケット (強気市場) のリスクオン (リスク選好) で低リスク通貨の円が売られやすくなった。

午後からの欧州英国市場が参入では、米国連邦準備制度理事会 (FRB) による次回の追加利上げ予想は減退していたものの、米国経済の強さを背景とした金融引き締めの長期化の市場予想が優勢で、低金利の日本に対して米国の高金利が長期間継続するという日米金利差拡大予想による円売りドル買いも加わったことで、円売りドル買いの勢いが増し、午後16時56分頃に一時146円42銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

また、欧州市場では、米国経済の強さに対する欧州リセッション (景気後退) 懸念による安全資産のドル買いとユーロ売りがあった一方で、欧州中央銀行 (ECB) 理事会メンバーの中には先週公開された議事要旨で、欧州の高インフレーションとスタグネーション (景気停滞) が同時に起きるスタフグレーション懸念の言及があったことで、次回の欧州利上げは不透明になってきたことでは、欧州金利上昇の警戒感が緩和され、現地朝にあたる日本市場の午後の欧州株価が上昇して始めったため、日本市場の株価上昇時の低リスク通貨の円売りに加えて、欧州市場でも円売りとリスクオンのユーロの買い戻しが入っていた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は146円40~41銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の145円38~40銭付近の前東京終値比では、約1円2銭の大幅な円安ドル高になっていた。

今夜この後の米国市場は、米国とカナダの労働者の日にあたるレイバー・デーの祝日休場予定のため、最新米国経済指標の発表予定はないものの、開場中の世界FX市場では、欧州経済指標などが続いており、今夜22時半頃からは欧州中央銀行 (ECB) 理事会のラガルド総裁の発言予定が注目されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は158円3~8銭付近と、前営業日同時刻の先週金曜17時の157円80~81銭付近の前東京終値比で約23銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、金利抑制の大規模緩和継続の日本との日米金利差拡大による対ドルなどの主要通貨に対する今日の円安の影響や、日欧株価上昇時の低リスク通貨の円売りとリスクオンのユーロ買いが影響を及ぼしたが、米国景気に対して欧州景気懸念もあることでは、ユーロドルがユーロ安ドル高であったために、外貨である円相場への波及で比較的小幅域に留まった。

前述の通り、ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0795~1.0796ドル付近と、先週金曜17時の1.0854~1.0858ドル付近の前東京終値比で約0.59セントのユーロ安ドル高だった。

また、今日の午後15時に発表された欧州ユーロ圏主要国ドイツの最新経済指標の7月の独貿易収支は、前回の187億ユーロと市場予想の180億ユーロに対し159億ユーロに低下しており、最近の米国経済指標の強さに対する欧州経済指標の弱さを示していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は184円79~85銭付近と、先週金曜17時の184円35~41銭付近の前東京終値比で約44銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、他の主要通貨であるドルや欧州ユーロに対する今日の円安は英国ポンドにも影響が波及したものの、元欧州連合 (EU) で、ブレクジット (Brexit) のEU離脱後も地理的にも近く欧州ユーロと連動しやすい英国ポンドも欧州周辺の景気懸念の影響があったために、対円のドルほどは大幅高にはならなかった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年9月4日の日本時間(JST)19時15分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時15分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:15の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 146.35 〜 146.37 +0.97 (円安)
ユーロ/円 158.05 〜 158.06 +0.25 (円安)
ユーロ/ドル 1.0798 〜 1.0800 -0.0056 (ドル高)
英ポンド/円 184.89 〜 184.95 +0.54 (円安)
スイスフラン/円 165.50 〜 165.56 +0.64 (円安)
豪ドル/円 94.64 〜 94.68 +0.50 (円安)

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