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FXニュース:今年最大の円安ドル高を記録

FXニュース:今年最大の円安ドル高を記録

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FXニュース:今年最大の円安ドル高を記録

FXニュース:今年最大の円安ドル高を記録

東西FXニュース – 2023年06月28日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米経済指標が市場予想超える
  • 米消費者信頼感指数等が上昇
  • 長期金利上昇で日米金利
  • 日本政府の為替介入警戒感も
  • 日経平均株価は大幅高に反発
  • ECBフォーラムでの発言控え

今日2023年6月28日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値144円19銭前後から円の高値でドルの安値143円73銭前後の値幅約46銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は144円7~9銭付近と、前日同時刻の前東京終値比で約56銭の円安ドル高であった。

また、今日の日本市場の後の今夜17時24分頃の英国ロンドン外国為替市場では、一時144円25銭付近の今年最大の円安ドル高も記録している。

今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場でも、対ドルの円相場は一時144円17〜18銭付近の昨年11月上旬以来の今年最大級の円安ドル高の記録を更新していた。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析では、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新米国経済指標の数々が軒並み市場予想を上回ったことで、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げへの抵抗要因だった米国景気懸念が後退し、米国利上げ長期化予想が強まり、米国長期金利の上昇に伴って、日本銀行 (日銀 / BoJ) が金利抑制の大規模緩和の金融政策を継続している日本との日米金利差拡大予想が高まり、円安ドル高が進行した。

ただし、時間に沿った世界市場の解説では、昨夜の欧州英国市場と時間が重なる米国市場の始まりの頃には、欧米債券市場での安全資産の米国債買いの影響などで、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時3.69%台付近に低下したため、米国市場前半の昨夜22時35分頃にはドル円は一時143円29〜30銭付近の米国市場での円の高値でドルの安値を記録していた。

しかし、昨夜21時半に発表されていた最新米国経済指標の5月の米国耐久財受注の前月比は前回の1.1%と前回修正の1.2%と市場予想の-1.0%に対し1.7%に上昇しており、続いて22時に発表されていた4月の米国ケース・シラー米国住宅価格指数と4月の米国住宅価格指数も市場予想を上回っていたために、すぐにドルの買い戻しが始まった。

さらに、昨夜23時に発表された最新米国経済指標の6月の米国コンファレンス・ボード消費者信頼感指数が前回の102.3と前回修正の102.5と市場予想の104.0に対し109.7に大幅に上昇して2022年1月以来の高水準になり、同時発表でより注目度の高かった5月の米国新築住宅販売件数も前月の4.1%と前回修正の3.5%と市場予想の-1.2%に反して12.2%の桁違いの大幅な上昇を示し、同じく23時に発表された6月の米国リッチモンド連銀製造業指数も前回の-15と市場予想の-12に対して-7の大幅な改善を見せたことで、米国景気好感によるドル買いと共に、安全資産の米国債売りで米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時3.77%付近と前日比で0.05%高に上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢になり、円安ドル高が進行した。

軒並み市場予想以上だった最新の米国経済指標の数々を受けて、同時進行だった米国ニューヨーク株式市場でも、下落後の米国株価に米国景気好感による回復傾向がやや見えた時間が出たことも、この時間の安全資産の米国債売りや低リスク通貨の円売りを強めていた。

深夜過ぎの今朝0時5分頃には、一時144円17〜18銭付近の米国市場と日通しおよびこの時点での今年最大級の円の安値でドルの高値を記録し、2022年11月以来の約7ヶ月ぶりの円安ドル高の記録を更新した。

米国利上げ長期化予想に加えて、最近の世界的な利上げブームと最新データの米国経済指標を受けて、来月から早期の米国利上げ予想も強まっていたことでは、その後に米国株式市場では金利上昇警戒などで早期の株の利益確定売りが入ったことなどはやや抵抗要因となり、円相場で今年の高値を記録後のドルには利益確定売りの抵抗が入り始めたことでは、今朝早朝にはドルの急速な上昇トレンドはやや弱まった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の143円29銭前後から円の安値でドルの高値の144円18銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値は144円7銭付近と前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約56銭の円安ドル高をつけていた。

その後に始まった今朝早朝のオセアニア市場や、今朝9時頃からのアジア市場と今日の日本の東京外国為替市場では、前述の米国市場で年内記録を更新後の高値のドルには利益確定売りが先行し、日本市場では最近は日本政府の口先介入も相次いでいたことなどから為替介入への警戒による持ち高調整なども加わり、今朝も神田真人財務官による再度の円安牽制発言があり、今朝9時22分頃には一時143円73銭付近の今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、今朝9時55分の日本市場の仲値決済に向けては、日本企業の輸入実需での円売りドル買いがあった。

また、昨年秋に日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の為替介入が行われた時にはドル円は145円超えで、主に金曜の日本市場の後などの日本市場への影響が考慮されていたことなども意識され、一旦144円台から143円台へと為替介入の警戒域を一時離れたこともあって、昨夜の市場予想以上の米国経済指標を受けた世界市場トレンドの円安要因の日米金利差拡大予想が再び優勢になり、ドルは今日の日本市場でも円相場で再び上昇を始めた。

今日は日経平均株価 (Nikkei225 / JP225) が反発し、大幅な上昇を見せたことでも、低リスク通貨の円売りが強まった。今日の午後15時15分には、日経平均株価は3万3193円99銭の前日比655円66銭高で大引けした。

午後からの欧州英国市場の参入でも、最新の米国経済指標を受けた日米金利差拡大による円売りドル買いが継続し、今日の午後16時43分頃に一時144円19銭付近の今日の日本市場での円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、今夜この後にも、昨夜に続き欧州中央銀行 (ECB) 主催の国際金融会議シンポジウムのECBフォーラムが開催されており、昨夜は欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁のタカ派発言が話題になったが、今夜この後にも欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁や米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長、日本銀行 (日銀 / BoJ) の植田総裁、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) のベイリー総裁などの世界の主要中銀のトップ達のパネル討議での要人発言予定のイベントが続くため、最新データによる市場予想に加えて、イベント前の持ち高調整も進んでいたことでは、早期の利益確定売りや調整の抵抗も混ざった。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は144円7~9銭付近で、昨夜17時の昨日の前東京終値比で約56銭の円安ドル高になった。

そして、その後の今夜17時24分頃の英国ロンドン外国為替市場で、一時144円25銭付近の円安ドル高も記録を更新した。

今夜この後には、最新米国経済指標の発表予定もあり、日本時間で今夜20時に米国MBA住宅ローン申請指数、21時半に5月の米国卸売在庫、そして注目度が高い22時半頃からの米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長などの世界の主要中銀トップのECBフォーラムでの討論発言予定があり、続いて23時半に米国週間原油在庫と、26時に米国7年債の入札予定などもある。

なお、今日は欧州ユーロや英国ポンドも円相場で今年最大級の高値を記録しており、スイスフランは円相場で歴史的な史上高値を記録している。

欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は157円80~82銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約82銭の円安ユーロ高であった。

日欧金利差拡大予想により、今朝未明の午前4時半過ぎの米国市場でも、ユーロ円は一時157円94銭付近と、2008年9月以来のおよそ15年ぶりの円安ユーロ高を記録していた。

ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0951~1.0953ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.13セントのユーロ高ドル安だった。

主な原因は、昨夜の欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁などのタカ派発言で、日欧金利差拡大予想に加えて、同じ利上げ方向の米国に対しても欧州利上げ長期化予想も優勢である。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は183円39~45銭付近で、昨夜17時の182円70~76銭付近の前東京終値比で約69銭の円安ポンド高であった。

主な要因は日英金利差拡大予想で、英国ポンドも今朝までの米国市場で一時183円76銭付近の2015年12月以来の円安ポンド高を記録していた。

スイスフランは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の円相場の終値は160円94~161円0銭付近で、昨夜17時の160円43~49銭付近の前東京終値比で約51銭の円安スイスフラン高であった。

主な原因は、マイナス金利継続の日本に対し、スイスフラン金利が追加利上げで先週上昇したことが要因となり、今朝までの米国市場でもスイスフランは円相場で一時161円30銭付近の歴史的な史上高値記録の円安スイスフラン高を更新していた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年6月28日の日本時間(JST)19時38分(チャートの時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時38分) の、人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:38の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 144.04 ~ 144.05 +0.53 (円安)
ユーロ/円 157.83 ~ 157.85 +0.85 (円安)
ユーロ/ドル 1.0956 ~ 1.0958 +0.0018 (ドル安)
英ポンド/円 183.06 ~ 183.12 +0.36 (円安)
スイスフラン/円 160.88 ~ 160.94 +0.45 (円安)
豪ドル/円 95.64 ~ 95.68 -0.67 (円高)

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