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FXニュース:今年の円安ドル高を続伸

FXニュース:今年の円安ドル高を続伸

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FXニュース:今年の円安ドル高を続伸

FXニュース:今年の円安ドル高を続伸

東西FXニュース – 2023年9月27日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日米金利差で149円台に
  • 長期金利再び4.56%台
  • 米経済の軟着陸率が60%
  • 日本政府の為替介入警戒

今日2023年9月27日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の148円86銭前後から円の安値でドルの高値の149円15銭前後の値幅約29銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円2~3銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の148円81~82銭付近の前東京終値比で約21銭の円安ドル高であった。

また、今夜19時3分頃の英国ロンドン外国為替市場では、日米金利差拡大予想の円売りドル買いが再燃し、一時149円22銭付近の昨年10月以来の今年最大の円安ドル高記録を更新し、追記時の19時51分頃にも149円22〜23銭付近に上昇し、追記終了時の今夜20時には一時149円25銭付近に続伸している。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日の日本市場で午後15時台後半に一時149円18〜19銭付近の昨年2022年秋以来の今年最大の円安ドル高の記録を続伸後のドル円は、日本政府の為替介入警戒感の高値後のドルの利益確定売りや持ち高調整と、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、欧州と英国の景気懸念によるリスク回避の安全資産買いの影響などもあり、昨日の午後に一時は2007年以来の高利回りの4.56%台を記録後の米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.51%台付近に低下時の昨夜17時半には一時148円76銭付近までドルが円相場で売られ、昨夜20時35分頃に米国長期金利が一時4.49%台まで低下した後の反発上昇時から昨夜21時頃から今朝6時頃までの米国ニューヨーク外国為替市場が始まった。

米国市場では、最新米国経済指標の発表があり、昨夜22時の7月の米国S&Pケース・シラー住宅価格指数の前年同月比は前回の-1.2%と市場予想の-0.3%に対し0.1%で、7月の米国住宅価格指数の前月比は前回の0.3%と前回修正と市場予想の0.4%に対し0.8%と堅調であったことでは、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国利上げ長期化予想が高まり、米国長期金利が再び上昇を始めたが、同時進行中の米国ニューヨーク株式市場では金利上昇警戒による米国主要株価の下落の影響で、リスク回避でドルから買える安全資産の米国債買いや低リスク通貨の円買いの抵抗も混ざったことでは、発表時のドル買いは昨夜22時台後半の148円99銭付近と、この時点では149円台の手前付近に留まっていた。

続いて、昨夜23時に発表された8月の米国新築住宅販売件数の年率換算件数は前回の71.4万件と前回修正の73.9万件と市場予想の70.0万件に対し67.5万件と弱く、8月の米国新築住宅販売件数の前月比も前回の4.4%と前回修正の8.0%と市場予想の-2.2%に対し-8.7%に低下し、全米産業審議会のコンファレンス・ボード (Conference Board) による9月の米国消費者信頼感指数も前回の106.1と前回修正の108.7と市場予想の105.5に対し103.0と弱かったことではドルが一時148円81銭付近まで売られたが、同時発表だった9月の米国リッチモンド連銀製造業指数は前回と市場予想の-7に対し5と堅調であったことでは、強弱入り混じる米国経済指標となったことで、欧州や英国の景気懸念と比較すると米国経済の底堅さが意識され、米国長期金利が再び上昇を続けた。

午前2時頃には米国の金融政策の影響を受けやすい米国2年債の入札があり、午前2時半頃から、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) のボウマン理事がFRB主催の米国住宅関連のオンラインイベントで講演し、米国の家賃の値上がり率が賃上げ率を上回る家賃インフレに関する発言をし、以前に複数形の利上げに言及していたこともあり、米国の根強いインフレ圧が意識された。

昨日には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も、米国経済が「ソフトランディング (軟着陸) できる可能性は60%、そうでない可能性を40%とみている」という見解を米国ミネアポリス連銀のウェブサイト掲載文で述べており、より可能性の高い自身の想定として、米国政策金利を0.25%追加利上げした後に、合理的な期間、米国インフレ率を目標値の2%にするために「十分なだけ長く」安定させる必要性を説いていたことも、米国利上げ長期化予想を高めていた。

午前4時頃には米国長期金利が上昇し、再び2007年以来と言われる一時4.56%台付近を記録したことで、日米金利差拡大による円売りドル買いの勢いが増してドルは円相場で再び149円台に上昇しており、午前5時52分頃には一時149円10銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

日米の金融政策の方向性の違いから日米金利差拡大予想の出ていた円安ドル高だけでなく、米国長期金利の上昇時には他の主要通貨である欧州ユーロなどに対してもドル高になった影響が対ドルの円相場にも波及していたため、主要通貨全般に対するドルの強さを示したドル指数も、106台前半の昨年2022年11月以来の高値圏を記録していた。

米国市場の高値後のドルには利益確定売りと持ち高調整の抵抗が入り始めたものの、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の148円81銭前後から円の安値でドルの高値の149円10銭前後の値動きで、今朝6時前頃のニューヨーク終値を149円7銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約19銭の円安ドル高をつけていた。

今朝早朝のオセアニア市場では、ドルの利益確定売りと持ち高調整の溜まったオーダーの処理から始まったことでは、今朝6時頃に一時148円86銭付近に窓開けする形で一瞬ドルが売られたが、すぐにドルが円相場で買われて反発上昇し、6時1分頃から再び149円台の推移を始めた。

今朝8時50分には、日本銀行 (日銀 / BoJ) の 日銀金融政策決定会合議事要旨が公開され、金利抑制の大規模緩和金融政策を「粘り強く」続ける日本と、米国利上げ長期化予想の米国との、日米の金融政策の方向性の違いによる日米金利差拡大予想が改めて意識された。

今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場では、2営業日後の受け渡しが月末にあたる直物相場とも呼ばれるスポット・レート取引の月末日にあたるため、今週の月末を控えた実需の売買が交錯し、9時55分頃の仲値決済では日本企業の輸入実需による円売りドル買いも活発で一時149円8銭付近まで円相場が下落したが、続いては月末決算を控えたドル売りと円の買い戻しもあり、今朝10時59分頃には一時148円86銭付近まで円相場が反発し、今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、今日の日本市場の時間外米国債券市場でも、日米金利差拡大予想の影響もあって米国長期金利が”4.5%台で高止まりしており、かねてからの円安要因の日米金利差拡大による円売りドル買いが再燃し、再びドルが円相場で上昇して149円台に戻した。

今日の午後14時には日本の最新経済指標の発表もあり、7月の日本景気一致指数 (CI) の改定値は前回の114.5に対し114.2であったが、7月の日本景気先行指数 (CI) 改定値は前回の107.6に対し108.2に上昇していた。

今朝の日経平均株価の一時下落時には、日本株安時のリスク回避のリスクオフで国内第一安全資産である低リスク通貨の円の買い戻し需要の円安抵抗もあったが、その後には今日の日経平均株価が反発上昇し、午後15時15分に3万2371円90銭の終値と、前日比56円85銭高で大引けしたことでは円買い需要が減少した。

午後からの欧州市場の参入もあって、午後15時29分頃には一時149円15銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、前日の日本市場で記録した今年最大の円安ドル高に再び近づいたことでは、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) による円買いの為替介入への警戒感もあり、今日の午後の欧州市場の欧州ユーロ圏の経済指標も軟調で、安全資産の米国債の安値買いで、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利も価格上昇に伴う利回り低下で一時やや下げた影響などもあり、市場高値後のドルには利益確定売りや持ち高調整の抵抗が入り始めた。

今日の日本のニュースでも、日本政府の鈴木俊一財務相が、最近の為替相場について、「強い緊張感を持って、動きを見ている」と円安牽制の発言を繰り返していたことで、日本市場でも市場高値後には為替介入警戒による持ち高調整の円買いや買い戻しが入っていた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は149円2~3銭付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の148円81~82銭付近の前東京終値比で約21銭の円安ドル高になっていた。

また、今夜その後の20時の英国ロンドン外国為替市場では、日米金利差拡大予想の円売りドル買いにより、一時149円25銭付近の今年最大の円安ドル高記録を続伸している。

今夜この後にも最新米国経済指標の発表予定や、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定や米国債入札予定などがあり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールでは、20時に米国MBA住宅ローン申請指数、21時頃から米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の発言予定、21時半に8月の米国耐久財受注、23時半に週間原油在庫と、26時に米国5年債入札予定などがある。

また、米国内のニュースでは、予算案が決まらなければ一時政府機関の閉鎖リスクが高まっていることで、一部の格付け会社が閉鎖時には格付けを下げる可能性を指摘し始めたことや、米国内のストライキによる賃金インフ懸念などもあり、引き続き通貨発行国のファンダメンタルズ・ニュースの動向にも注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は157円44~46銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時157円50~52銭付近と比較すると約6銭の円高ユーロ安であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0564~1.0566ドル付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の1.0583~1.0585ドル付近の前東京終値比では約0.19セントのユーロ安ドル高だった。

主な要因は、欧州景気懸念の継続によるユーロ売りで、欧州と比較して景気懸念が少ない米国と日本の世界的に流動性の高い安全資産のドルと低リスク通貨の円買い需要が挙げられる。

今日の午後15時に発表された欧州ユーロ圏主要国のドイツの最新経済指標の10月の独GFK消費者信頼感調査は、前回の-25.5と前回修正の-25.6と市場予想の-26.0に対し-26.5と前回と市場予想を下回るマイナス圏の低調さで、続いて午後15時45分に発表されたフランスの9月の仏消費者信頼感指数も前回の85と市場予想の84を下回る83で、ユーロ安要因の欧州景気減速懸念が継続していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は180円96銭~181円2銭付近と、前営業日同時刻の昨夜17時の181円11~17銭付近の前東京終値比で約15銭の円高ポンド安であった。

主な原因は、欧州と地理的に近く、欧州離脱後も経済的な関係があり、欧州通貨の影響を受けやすい英国ポンドにも英国景気懸念があり、また今月の市場予想を下回る英国政策金利の据え置き後の英国利上げサイクルの終了時期予想による英国長期金利低下時の対ドルの英国ポンド売りなども、引き続き円相場にも影響を及ぼしていた。

ただし、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場では、対ドルの円相場が今年最大の円安ドル高記録更新の円安圏に傾いた他の主要通貨の影響の波及により、小幅な円安ポンド高にも転じている。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年9月27日の日本時間(JST)19時32分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時32分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:32の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.17 〜 149.18 +0.36 (円安)
ユーロ/円 157.49 〜 157.50 -0.01 (円高)
ユーロ/ドル 1.0556 〜 1.0558 -0.0027 (ドル高)
英ポンド/円 181.23 〜 181.29 +0.12 (円安)
スイスフラン/円 162.66 〜 162.72 -0.27 (円高)
豪ドル/円 95.10 〜 95.14 -0.18 (円高)

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