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FXニュース:今年の円安ドル高再進行

FXニュース:今年の円安ドル高再進行

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FXニュース:今年の円安ドル高再進行

FXニュース:今年の円安ドル高再進行

東西FXニュース – 2023年10月03日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年10月3日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の149円93銭前後から円の高値でドルの安値の149円65銭前後の値幅約28銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円77~79銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の149円74~75銭付近の前東京終値比で約3銭の円安ドル高であった。

今日の日本市場では、かねてからの円安要因であった日米金利差拡大により、今日の午頃14時54分頃に一時149円93銭付近と、昨年2022年10月以来の今年最大の円安ドル高の記録をさらに続伸した。

時間に沿った今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、昨日の朝の米国政府のつなぎ予算案決定のニュースを受けた米国通貨のファンダメンタルズ的なリスク緩和と、米国連邦準備制度理事会 (FRB / The Federal Reserve Board) による米国金融引き締め長期化予想などにより、米国長期金利が4.6%台で上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いや、欧州ユーロなどの主要通貨に対するドル買いが先行していた。

また、昨夜21時頃の欧州市場では、欧州中央銀行 (ECB) のデギンドス副総裁の発言があり、「現行の欧州金利は、欧州インフレ目標の達成に役立つと考えている。欧州インフレは、今後数カ月低下する見通しだ」とハト派発言をしたことでも、主要通貨に対してユーロが売られていた。

時を同じくして、欧州英国市場の後半の昨夜21時頃から始まった昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、米国市場開始時の昨夜21時頃の一時149円67銭付近が米国市場での円の高値でドルの安値となり、昨夜22時45分に発表された最新米国経済指標の9月の米国製造業購買担当者景気指数 (PMI) の改定値が前回と市場予想の48.9を上回る49.8に改善され、続いて昨夜23時に発表された最新米国重要経済指標の9月の米国サプライマネジメント協会 (ISM / Institute for Supply Management) 製造業景況指数も前回の47.6と市場予想の47.7を大幅に上回る49.0に上昇したことを受けて、堅調な米国景気を背景とした米国政策金利の先高感から、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りが一時4.7014%付近の4.7%台に上昇し、2007年10月以来の高利回りを記録したことで、米国長期金利上昇時の主要通貨に対するドル買いの勢いが増し、ドルは円相場で昨夜23時過ぎ頃に一時149円87〜88銭付近の昨年2022年10月以来のこの時点での今年最大の円安ドル高記録を更新し、米国市場での円の安値でドルの高値を記録した。

主要通貨に対するドルの値動きのドルインデックスも、一時107.03と昨年2022年11月以来の高値記録を更新したが、円相場で年内高値を更新後のドルには利益確定売りや持ち高調整の抵抗が入り始め、金利先高感による企業決済と株価への影響の警戒感のリスク回避の一部の株売りで米国株価下落時には、高値圏の安全資産のドルからでも買える年内安値記録後の低リスク通貨の円買い抵抗が入り始めた。

昨夜には、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ複数の米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言があり、深夜24時頃からのパウエル議長の発言は、米国フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁達と共に参加した米国ペンシルベニア州ヨークでの地元住民や企業と経済について協議をする会合で、米国労働市場の持続的かつ力強い育成を努めていることに言及し、そのための物価安定の必要性を示した上で、「我々FRBは、物価安定の回復に大きな焦点を充てている」と発言したが、両氏とも短い発言時間内であったため、米国の今後の金融政策や経済見通しについての発言は控えていた。

今朝未明2時頃からの米国連邦準備制度理事会 (FRB) のバー副議長の米国ニューヨーク州のフォーキャスターズ・クラブでの発言は、「FRBが十分に景気抑制的な金利水準に達しているか、極めて接近している可能性が高い」と、今後の追加利上げについて関しては慎重に進めることが可能であるというハト派寄りの発言をしたことでは、米国市場ではドルの年内高値後すぐの再トライにはならならず、午前3時15分頃には一時149円71銭付近まで円相場が反発した。

しかし、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のボウマン理事の講演発言もあり、「米国のインフレを適時に2%に戻す為には、更なる利上げが必要になるだろう」と、タカ派発言もあったことでは、市場では米国政策金利金利据え置き後も高水準で長期間維持されるという市場予想に加えて、FRB内で意見は分かれているものの米国利上げ長期化予想もあったことで、米国市場でドルは円相場で年内最大の高値を記録後の利益確定売りと持ち高調整の抵抗で一時下げが入っていたが、再びドルが円相場で買い戻される値動きが混ざり始めて反発し、米国市場終盤付近にはドルは円相場で一時149円87銭付近に再上昇していた。

ボウマン理事は、「入手されるデータで、インフレ鈍化の進展が停滞したり、適時にインフレ率を目標の2%にする過程が緩慢過ぎると示される場合には、今後の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) で米国フェデラル・ファンド (FF) 政策金利誘導目標の引き上げを支持する」とも言及していたが、「今後の利上げは今後のデータ次第」という様子見も混ざった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、円の高値でドルの安値の149円67銭前後から円の安値でドルの高値の149円88銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を149円86銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約49銭の円安ドル高をつけていた。

今朝早朝の8時半頃からは、米国クリーブランド連銀のメスター総裁の講演での発言があり、米国のインフレ圧の継続からは米国連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げはまだ終了していない可能性が高いとの見解を示し、「我々は経済動向に関する更なる情報を集め、これまでの金融引き締めの影響を評価しているが、年内にもうあと1回金利を引き上げ、その後しばらく据え置く必要があるのではないか」とタカ派発言であった。その上で、追加利上げの必要性やいつまで高金利で維持するかは、経済動向の「今後のデータ次第」と言及した。

今日の世界FX市場でも、昨日に続き日本市場と時間帯が近い今朝のアジア・オセアニア市場の中国と韓国が祝日休場であったため、世界三大市場でもある日本の東京外国為替市場の値動きの影響が世界市場に出やすくなっていた。

今朝9時頃からの日本の東京外国為替市場では、米国金融引き締め長期化予想や米国利上げ長期化予想などを受けて、金利抑制の日本銀行 (日銀 / BoJ) との日米の金融政策の方向性の違いが意識され、兼ねてからの円安要因の日米金利差拡大と日米金利差拡大予想による円売りドル買いが再燃した。

今朝9時55分の日本市場の仲値決済では日本企業の輸入実需の円売りドル買いも加わり、今朝10時過ぎには昨夜の米国市場で記録していた今年最大の円安ドル高の記録を超え始め、今日の午後14時54分頃には一時149円93銭付近と、昨年2022年10月以来の今年最大の円安ドル高の記録をさらに続伸した。

ただし、今日の日経平均株価の大幅下落を受けては、リスク回避のリスクオフで国内第一安全資産でもある低リスク通貨の円買いの抵抗も入ったほか、日本政府の鈴木俊一財務相が今日も再び記録的な円安ドル高の進行について、「引き続き、高い緊張感を持って、万全の対応をする」と、急激なボラティリティ (価格変動性) に対しては、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) による円買い為替介入への警戒感も高めていたことでは、利益確定売りや持ち高調整の円安抵抗も入った。

また、日本と時間帯の近いオセアニア市場で、今日の昼過ぎにオーストラリア準備銀行 (RBA) が新政策金利と声明を発表し、市場予想通りの4.10%で金利据え置きを決定したことで、豪ドルに対して午後の円相場が上昇したことの外貨への波及も抵抗の一因となった。

今日の午後15時15分には、今日の日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が3万1237円94銭の終値と、前営業日比で521円94銭安の大幅安で大引けしたことで、低リスク通貨の円の買い戻しが強まり、午後16時4分頃には一時149円65銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、夕方から本格参入の欧州英国市場でもドルが欧州通貨に対して上昇していた影響の波及もあり、円相場でもドルが再び上昇した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は149円77~79銭付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の149円74~75銭付近の前東京終値比で約3銭の円安ドル高になっていた。

今夜この後にも、最新の米国経済指標の発表予定と米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは今夜21時頃に次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権は持たないが米国連邦準備制度理事会 (FRB) の高官で以前にハト派発言のあった米国アトランタ連銀のボスティック総裁の発言予定があり、続いて23時には米国雇用市場関連の経済指標の8月の米国雇用動態調査 (JOLTS) 求人件数の発表予定などがある。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は156円99銭~157円1銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の158円31~33銭付近と比較すると約1円32銭の円高ユーロ安であった。

主な要因は、欧米や日本の株安時のリスク回避のリスクオフで低リスク通貨の円が買われて、欧州景気懸念が強く、欧州中央銀行デギンドス副総裁のハト派発言もあった欧州ユーロが売られた。また、米国長期金利の上昇を受け、安全資産のドルに対しても欧州ユーロが売られていたことから、今日の円安ドル高の円相場でも大幅なユーロ安になっていた。

このため、ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0481~1.0482ドル付近で、前営業日同時刻である昨夜17時の1.0571~1.0573付近の前東京終値比では約0.90セントのユーロ安ドル高だった。

欧州通貨の影響を受けやすい英国ポンドも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は180円95銭~181円0銭付近と、前営業日同時刻である昨夜17時の182円57~63銭銭付近の前東京終値比で約1円62銭の大幅な円高ポンド安であった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年10月3日の日本時間(JST)19時37分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時37分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:37の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.86 〜 149.88 +0.12 (円安)
ユーロ/円 157.08 〜 157.10 -1.23 (円高)
ユーロ/ドル 1.0480 〜 1.0482 -0.0091 (ドル高)
英ポンド/円 180.79 〜 180.85 -1.78 (円高)
スイスフラン/円 162.48 〜 162.54 -1.72 (円高)
豪ドル/円 94.54 〜 94.58 -1.43(円高)

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