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FXニュース: 米購買担当者景気指数 (PMI) 低下で景気懸念

FXニュース:景気懸念の欧米株安で安全資産のドルが上昇|

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FXニュース: 米購買担当者景気指数 (PMI) 低下で景気懸念

FXニュース: 米購買担当者景気指数 (PMI) 低下で景気懸念

東西FXニュース – 2022年12月19日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 明日の日銀会合前の持ち高調整と一部報道の円買いも
  • 世界景気懸念で日本株安時の低リスク通貨の円買いが
  • 長期金利低下時の日米金利差縮小の円買いドル売り
  • 米連邦準備理事会(FRB)高官が利上げ長期化を示唆

今日2022年12月19日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の136円61銭前後から高値の135円78銭前後の値幅約83銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は135円80~82銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比で約1円42銭の大幅な円高ドル安であった。

また、今夜17時過ぎには欧州英国市場で、一時135円76銭付近の今日の日本市場の円の高値を更新した。

原因はまず、先週末の金曜の夜23時45分に米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新米国経済指標の12月の米購買担当者景気指数 (PMI) の悪化を受けて、米利上げ継続後の景気懸念による円買いドル売りが強まった。

12月の米製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は、前回と市場予想の47.7に対して46.2に低下し、米サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の速報値も前回の46.2と市場予想の46.8に対し44.4で、米総合購買担当者景気指数 (PMI) の速報値も前回の46.4と市場予想の47.0に対して44.6で、いずれも好景気と不景気のボーダーラインの50を下回る不景気寄りが2020年以来の低水準と言われ、市場予想も下回っていたことから、米景気懸念による株安時の安全資産の米国債買いで米10年債の利回りが指標となる米長期金利が低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが起きた。

米国現地時間で先週14日の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) では来年末の米政策金利の見通しが上方修正されたこともあり、利上げ長期化予想から米景気後退 (リセッション) 懸念が浮上していたところに、16日(日本時間では時差で17日の土曜の朝)には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁が、完全雇用保ちつつ米国のインフレ目標の2%を達成するには「道のりはまだ長い」としており、「来年の利下げを想定している当局者はいない」と、米利上げ長期化を示唆する発言をした。

欧米の利上げ長期化への景気への影響の警戒から、欧米株式市場では株安時のリスク回避でも安全資産の米国債が買われる動きもあり、債権価格が上昇するにつれて利回りが低下したことから、米10年債利回りが指標となる米長期金利の低下時には、日米金利差縮小時の円買いドル売りと、ドルに続く安全資産の低リスク通貨の円買いが入りやすくなっていた。

また、前日までには米利上げ長期化予測によるドル高が進んでいたことで、週末市場ではドルの利益確定売りや、週明けの今週19〜20日の日本銀行(日銀)金融政策決定会合を控えた持ち高調整の円買いドル売りなどもあった。

そのため、先週末の土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は136円70~80銭付近で、前日同時刻の前ニューヨーク終値比で約1円0銭の大幅な円高ドル安であった。

 

週が明けて始まった今日のアジア・オセアニア市場と日本の東京外国為替市場では、今日から明日にかけて開催される日本銀行(日銀)金融政策決定委員会が意識されており、今朝の日本経済新聞の電子版の朝刊に「政府と日銀が定めたアコード(共同声明)の見直し論が浮上」との一部報道があったことが原因となり、今朝は早朝から日銀の大規模緩和金融政策の早期修正疑惑による一部の円買いドル売りが起き、今朝10時前の仲値決済に向けては日本企業の輸入実需の円売りドル買いもあったものの、11時頃には円相場は一時135円78銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、その後に日本政府の松野博一官房長官が記者会見に応じて、政府と日銀が定めたアコード(共同声明)の一部報道に関して、「そのような方針を固めた事実はない」と否定したことでは、11時過ぎからは高値圏の円の利益確定売りの抵抗が入り、円相場は再び136円台に下落した。

ただし、午後に欧州英国市場が参入すると、先週末の米国市場トレンドを引き継いだ米景気懸念の円買いドル売りの動きが入り、また先週末には下落したドイツやフランスなどの欧州主要株価指数が現地の今朝(日本市場の午後)には上昇回復傾向であったことから、それまでにリスク回避で買われていた安全資産のドルがリスクオンでユーロに対して一時売られてユーロがドルに対する下げ幅を縮めたことも、この時間のドル円相場にドル安方向の影響を与えていた。

また、日本の東京株式市場では今日の午後15時台に日経平均株価が27,237円64銭の前営業日比289円48銭安に下落して大引けしたことから、低リスク通貨の円が買われる動きがあった。

そのため、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のドル円相場の終値は135円80~82銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比では約1円42銭の大幅な円高ドル安になった。

また、今夜17時過ぎの欧州英国市場では、一時135円76銭付近の日本市場の円の高値も更新した。

今夜この後には、日本時間の深夜24時の米国ニューヨーク市場で、最新の米国経済指標の12月の全米住宅建設業者協会 (NAHB) 住宅市場指数が発表される予定があり、市場では米利上げの住宅ローン金利上昇などによる景気への影響が注視されている。

明日には日本市場でも、日本銀行(日銀)金融政策決定会合の結果発表と、黒田東彦総裁の定例記者会見の予定があり、持ち高調整が入っているほか、世界市場が注目している。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は144円30~32銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比では約1円60銭の大幅な円高ユーロ安だった。

主な原因は、基軸通貨のドルに対する今日の円高が他の主要通貨であるユーロにも円高として波及したことに加えて、日銀会合の発表を明日に控えた持ち高調整の円買いや日本株安時のリスク回避の低リスク通貨の円買いなども、今日の為替相場に影響を与えていた。

ユーロドルは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は1.0628~1.0629ドル付近で、前営業日同時刻の前東京終値比で約0.04セントの僅差のユーロ安ドル高であった。ユーロは今朝までのドルに対する下げ幅を夕方に縮めていた。

今夜18時には欧州ユーロ圏の経済指標の発表があり、ドイツの12月の経済研究所 (IFO) 企業景況感指数が前回の86.3と前回修正の86.4と市場予想の87.5に対して88.6に上昇した。

続いて19時に発表された欧州ユーロ圏の10月の欧州建設支出は、前月比が前回の0.1%と前回修正の0.5%に対し1.3%で、前年同月比も前回の1.0%と前回修正の0.9%に対して2.2%であった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は165円60〜66銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比で約61銭の円高ポンド安であった。

他の主要通貨であるドルやユーロに対する今日の円高の影響が、ポンドに対する円相場にも円高として波及したことに加えて、先週末の英国ロンドン外国為替市場では16日に発表された11月の英小売売上高が前月比で0.4%下落し、市場予想に反して減少をしたことを受け、英利上げ継続によるローン金利上昇と高インフレなどによる消費停滞が、英国景気に及ぼす影響の英景気懸念のポンド売りの低リスク通貨の円買いがあった影響も残していた。

また、今日は明日の日銀会合結果を控えた、持ち高調整の円買いも入っている。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月19日の日本時間(JST)20時22分(英国時間(GMT)11時22分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:22の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 136.21 〜 136.23 -1.01 (円高)
ユーロ/円 144.55 〜 144.56 -1.35 (円高)
ユーロ/ドル 1.0611 〜 1.0613 -0.0021 (ドル高)
英ポンド/円 165.95 〜 166.01 -0.26 (円高)
スイスフラン/円 146.17 〜 146.23 -0.13 (円高)
豪ドル/円 91.45 〜 91.49 +0.02 (円安)

 

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