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FXニュース:明日の米国雇用統計を控え

FXニュース:明日の米国雇用統計を控え

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FXニュース:明日の米国雇用統計を控え

FXニュース:明日の米国雇用統計を控え

東西FXニュース – 2023年10月05日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 長期金利4.8%台後反落
  • 米ADP雇用報告が想定以下
  • 米ISM非製造業景況感低下
  • 日経平均株価が大幅に上昇
  • 日本の輸出企業のドル売り
  • 今年のユーロ安後の反発も

今日2023年10月5日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の149円9銭前後から円の安値でドルの高値の148円26銭前後の値幅約83銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円7~8銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の148円85~86銭付近の前東京終値比で約22銭の円安ドル高であった。

ただし、今夜この後の英国ロンドン外国為替市場では、19時半過ぎに前日比で横ばいレンジ圏付近にも転じている。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日の夕方に米国長期金利が一時4.877%を記録後も4.8%台の記録的な高利回りで推移していたため、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、米国長期金利の高止まりと欧州景気懸念に伴うユーロ売りドル買いが進行し、前日にユーロドルが今年最大のユーロ安ドル高を記録後にドルが再び高値圏になったことで、高値のドルの利益確定売りと欧州市場の実需を含めた対ドルのユーロの買い戻しが始まった。

また、欧州景気懸念では米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りの上昇に伴う債券価格の下落から、安値で買われ始めた動きもあり、米国長期金利が上昇後の下落に転じたことでドルが売られ始めて、昨夜20時10分頃から米国長期金利が4.79%台に低下すると、他の主要通貨である円相場にもユーロに対するドル売りの値動きの影響が波及したことが、米国ニューヨーク株式市場ではプレマーケットで一部の米国主要株価が上昇したため、リスクオンで低リスク通貨の円が売られたことでは、やや横ばいに近い値動きも混ざった。

欧州英国市場の後半の昨夜21時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場では、昨夜21時15分に最新米国重要経済指標の 9月の米国ADP雇用統計報告の前月比が発表され、前回の17.7万人と前回上方修正の18.0万人と市場予想の15.3万人に対し8.9万人と、前回と市場予想を大幅に下回ったことを受けては、米国長期金利が4.7%台の前半に向けて更に低下し、日米金利差縮小時の円買いドル売りが入った。

続いて、昨夜22時45分に発表された最新米国経済指標の9月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は、前回と市場予想の50.1に対し50.2と前回と市場予想を上回ったが、9月の米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値は、前回と市場予想の50.2に対し50.1と前回と市場予想を下回ったが、好景気と不景気のボーダーライン (境界線) の50を共に上回ったことでは、好景気側と言える堅調な米国経済指標となったことでは米国連邦準備制度理事会 (FRB / The Federal Reserve Board) による米国金融引き締め長期化予想のドルの買い戻しも入った。

昨夜23時に発表の最新米国重要経済指標の9月の米国サプライマネジメント協会 (ISM) 非製造業景況指数の総合は、前回の54.5に対し市場予想通りの53.6であったがボーダーラインの50を上回り続けていた好景気側の指標が続いており、また同時発表だった8月の米国製造業新規受注の前月比が、前回マイナス圏だった-2.1%と市場予想の0.2%に対しプラス圏の1.2%に大幅に上昇したことを受けては、ドルが買われて昨夜23時25分頃に一時149円13銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

また、昨夜23時25分頃からは米国連邦準備制度理事会 (FRB) のボウマン理事の発言予定があったことでも、これまでに複数形で米国利上げ長期化予想を強まる発言があったことから期待買いも入っていたが、この日の発言は特に新規材料のニュースにならなかった。

なお、前日の米国市場で日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の為替介入観測が一時浮上していた対ドル円相場の一時急伸の値動きについては、日本の財務省は「ノーコメント」としていたが、翌日の日銀当座預金残高推計に基づく試算によると「日本政府と日銀が為替介入をした可能性は低い」というニュースが話題になったものの、前米国市場で一時150円台前半から大規模な円買いドル売りフローが起きた原因には、市場で為替介入警戒感の高まりなどによる大規模な利益確定売りで、アルゴリズム売買のストップロスも引っ掛けたドルの一時大幅急落を見せたため、今日も為替介入警戒感がやや継続していたことは、円相場の底堅さにつながり、149円台の同米国市場の高値圏で推移後のドルには、再び早期の利益確定売りや持ち高調整の抵抗が入り始めたことで、深夜24時45分頃には一時148円76銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録したが、日米の金融政策の方向性の違いによる日米金利差拡大予想の根強く、すぐにドルの買い戻しも入ったためにドルは円相場で再び149円台前半に戻し、やや横ばいに近い値動きなどが混ざった。

また、米国市場では、明日の夜の米国雇用統計発表のイベントを控えた持ち高調整も入り始めていた。今後のデータ次第の「データ」の1つとして注目されている。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の149円13銭前後から円の高値でドルの安値の148円76銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値は149円12銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約10銭の円安ドル高をつけていた。

今朝のアジア・オセアニア市場でも、日本と時差が近いアジア市場で中国が大型連休の休場中で、日本市場の値動きの影響が、世界FX市場に出やすくなっていた。

今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場では、今日は新四半期の5日で、日本の貿易企業の決算日が集中しやすい5と10がつく日の「五十日 (ゴトーび / ごとおび) 」にあたるため、日本市場の今朝9時55分の今日の仲値決済では日本の輸出企業のまとまった円買いドル売りが始まって円相場が上昇し、今朝10時13分頃に一時148円26銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

今朝の日本市場時間の時間外の米国債券市場で、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りが4.70%台に向けて低下していたことも、日米金利差縮小時の円買いドル売りに繋がったため、米国長期金利の低下時には、日本市場の安値を記録後もしばらくドルが148円台の推移を続けたが、午前11時3分頃の4.705%付近を底辺に、米国長期金利が反発し、午後には4.75%台に向けた上昇を見せたことでは、日米金利差拡大により徐々にドルが買い戻され始めた。

また、今日の東京株式市場では、日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が大幅な上昇に転じ、午後15時15分に3万1075円36銭の終値と、前日比で548円48銭高の大幅高になったことで、リスクオンの低リスク通貨の円売りも起きた。

夕方には、欧州英国市場の本格参入もあり、米国長期金利の4.75%台付近の再上昇による日米金利差拡大などの影響などもあり、午後16時39分頃に一時149円9銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は149円7~8銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の148円85~86銭付近の前東京終値比では約22銭の円安ドル高になった。

今夜この後にも、米国経済指標の発表予定や米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言予定などがあり、日本時間の経済指標カレンダーのスケシュールは、今夜20時半に9月の米国チャレンジャー人員削減数、21時半に前週分の米国新規失業保険申請件数と米国失業保険継続受給者数、同時刻に 8月の米国貿易収支、22時頃から米国クリーブランド連銀のメスター総裁の発言予定、23時40分頃から次回の米国連邦公開市場委員会投票権を持つ米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の発言予定、深夜24時半頃から米国リッチモンド連銀のバーキン総裁の発言予定、25時頃から米国サンフランシスコ連銀のデイリー総裁の発言予定、そして25時15分頃から次回のFOMC投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) のバー副議長の発言予定などが注目されている。

また、明日の金曜の夜には、米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長も重視していることで有名な「最新データ」の1つである米国雇用統計の発表予定があり、既にイベントを控えた持ち高調整なども入り始めている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は156円63~64銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の156円6~8銭付近と比較すると約57銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、前述のドルに対するユーロの買い戻しの影響の波及や、今日の日経平均株価の大幅上昇のリスクオンの円売りでは、ドルは為替介入警戒感で買いにくい雰囲気があったため、リスク選好市場で買われやすいユーロが買われた影響も出ていた。

このため、ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0506~1.0508ドル付近で、前営業日同時刻である昨夜17時の1.0483~1.0485ドル付近の前東京終値比で約0.23セントのユーロ高ドル安だった。

また、今日の午後15時に発表された欧州ユーロ圏主要国のドイツの最新経済指標の8月の独貿易収支は、前回の159億ユーロと前回修正の177億ユーロと市場予想の150億ユーロに対し、市場予想を上回る166億ユーロに上昇していた。

続いて、午後15時45分に発表されたフランスの8月鉱工業生産の前月比は、前回の0.8%と前回修正の0.5%と市場予想の-0.4%に対し、欧州景気懸念の影響による市場予想ほどのマイナス幅ではなかったものの、マイナス圏の-0.3%に低下していたことでは、安全資産のドルや円に対するユーロの買い戻し幅は限られていた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は180円82~89銭付近と、前営業日同時刻である昨夜17時の179円86~92銭付近の前東京終値比で約96銭の円安ポンド高であった。

主な原因は、欧州連合 (EU) の離脱後も欧州通貨の影響を受けやすい英国通貨も、円相場では今日のユーロ高の連れ高になっていた。

ただし、今夜17時半に発表された最新英国経済指標の9月の英国建設業購買担当者景気指数 (PMI) は、住宅ローンを含めた英国の高金利の影響もあって、前回の50.8と市場予想の49.9に対し45.0に低下していたことでは、英国景気懸念も浮上している。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年10月5日の日本時間(JST)19時35分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で8時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時35分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:35の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 148.84 〜 148.86 ±0.00 (レンジ)
ユーロ/円 156.55 - 156.57 +0.49 (円安)
ユーロ/ドル 1.0516 - 1.0518 +0.0033 (ドル安)
英ポンド/円 180.57 - 180.63 +0.71 (円安)
スイスフラン/円 162.46 - 162.52 +0.66 (円安)
豪ドル/円 94.40 - 94.44 +0.33 (円安)

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