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FXニュース:今週日米英金融政策発表控え

FXニュース:今週日米英金融政策発表控え

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FXニュース:今週日米英金融政策発表控え

FXニュース:今週日米英金融政策発表控え

東西FXニュース – 2023年10月30日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 為替介入とYCC再修正警戒
  • 米PCE物価指数上昇率鈍化
  • 中東情勢リスク回避高まる
  • 安全資産買いで利回り低下
  • 日米株安時の低リスク通貨

今日2023年10月30日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の149円82銭前後から円の高値でドルの安値の149円28銭前後の値幅約54銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円50~51銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の150円16~17銭付近の前東京終値比では約66銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、今週の日米英の金融政策決定会合を控えた先週金曜の夜の英国ロンドン外国為替市場では、先週に一時150円台後半の今年最大の円安ドル高を記録後のドル円が、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の為替介入への警戒感などにより荒い値動きを見せた影響や、中東情勢懸念を受けた欧米株安時のリスク回避のリスクオフの安全資産の米国債買いで、米国10年債の債券価格上昇に伴う利回り低下の影響により、米国長期金利低下時の日米金利差縮小時のドル売りと低リスク通貨の円買いが入りやすくなっていた。

先週金曜の夜の米国市場は150円8銭付近から始まったが、欧州英国市場と米国市場の取引時間の重なる先週金曜の夜21時半に、最新米国重要経済指標の9月の米国個人消費支出 (PCE / Personal Consumption Expenditure) デフレーターが発表され、前年同月比は前回の3.5%に対し前回修正と市場予想通りの3.4%の横ばいで、食品とエネルギー除き米国消費支出における物価上昇圧の基調を測る重要インフレ指標のPCEコア・デフレーターの前月同月比が前回の3.9%と前回修正の3.8%に対し市場予想通りの3.7%と上昇率が鈍化を示したことで、今週予定されている米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) で米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が米国金利を据え置きするという利上げ見送りの市場予想が高まり、市場予想値で有名なフェッドウォッチ (CME Fed Watch Tool) で確定値と考えられている70%を超えた約96.2%を記録したことでも、主要通貨に対してドルが売られた。

また、一部のタカ派の追加利上げの市場予想が後退する中で、一部のハト派の利下げ時期に関する市場予想も浮上していたが、9月の米国個人消費支出 (PCE) コア・デフレーターは、前月比では前回の0.1%の上昇率に対し市場予想一致の0.3%の上昇率であった。

ただし、同時発表だった9月の米国個人消費支出 (PCE) の前月比は、前回の0.4%と市場予想の0.5%に対し0.7%に上昇し、市場予想以上の米国個人消費の強さを示していたことでは、ドルは発表時には円相場で一時150円7銭付近に戻したが、同じく発表された9月の米国個人所得の前月比は、前回と市場予想の0.4%に対し0.3%とやや伸び悩んでいたこともドル売りにつながったため、米国連邦準備制度理事会がより重要視しているインフレ圧指標の前述のPCEコア・デフレーター鈍化に伴うドル売りが優勢になり、ドルは円相場で149円台中盤に向けた下落を始めた。

週末市場ということもありポジション調整も入っており、今週の日米金融政策決定会合を控えた持ち高調整では、10月31日から11月1日開催予定の米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) では金利据え置きの市場予想が優勢であることから、今日から明日10月31日に開催される日本銀行 (日銀 / BoJ) の日銀金融政策決定会合で、先週発表された最新日本経済指標の10月東京都区部消費者物価指数 (CPI) で生鮮食品を除いた総合コアが前年同月比で市場予想を上回る2.7%の上昇を見せたこともあり、日銀のイールドカーブ・コントロール (YCC) 再修正予想が強まったことでも、ドル売り円買いの持ち高調整が入っていた。

先週金曜の夜23時に発表された最新米国経済指標の10月の米国ミシガン大学消費者態度指数の確報値は、前回と市場予想の63.0を上回る63.8に上昇したことでは、一時ドルは円相場で149円台後半に買い戻されたものの、同時進行中だった決算報告期の米国ニューヨーク株式市場では、一時は停戦が期待されていた中東情勢が悪化し、イスラエル軍の報道官がパレスチナ自治区ガザへの地上作戦を「今夜拡大する」と表明するなど、中東情勢のニュースを受けた警戒感によるリスク回避の高まりにより、米国NY (ニューヨーク) ダウ工業株30種平均 (DJI / Dow Jones Industrial Average) が一時450ドル以上の大幅下落を見せたほか、米国を主要貿易先に持つ日本のナイトセッションの日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) 先物も歩調を合わせる様に一時510円以上も大幅下落したため、安全資産の国債買いで米国長期金利が低下を続け、一時の4.88%台付近から4.82%台付近に日米金利差が縮小し、日米株安時のリスクオフの低リスク通貨の円買いの勢いが増したことでは、再び149円台中盤に向けて下落し、先週土曜の午前3時31分頃にドルは円相場で一時149円46銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

このため、先週金曜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の150円8銭前後から円の高値でドルの安値の149円46銭前後の値動きで、先週末のニューヨーク終値は149円66銭付近と前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約74銭の円高ドル安をつけていた。

週が明け、今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場では、今朝早朝のオセアニア市場時間に米国長期金利が一時4.9%台に反発したドル買いの影響で一時149円74銭付近から始まり、また今朝9時55分の日本市場の仲値決済が、月末要因に加えて今日は30日で日本の貿易企業の決算日が集中しやすい5と10が付く日の「五十日(ゴトーび / ごとおび)」であったこともあり、今朝9時59分頃には一時149円81〜82銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、日本市場でも、中東情勢懸念の株売りの影響があり、日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) の下落により、日本株安時のリスク回避のリスクオフで国内第一安全資産の低リスク通貨の円が買われ、先週金曜の夜に発表されていた先述の米国の個人消費支出 (PCE) 物価指標における米国インフレ圧の鈍化の影響もあり、円買いドル売りが優勢になった。

また、今日から日銀金融政策決定会合の1日目が始まり、2日目の明日10月31日に発表予定の結果を前にした持ち高調整も入っており、大規模緩和金融政策の「粘り強い」継続の市場予想がある中でも、長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) の再修正予想や、為替介入実績などが注目されており、市場予想によるドル円の持ち高調整に加えて、イベントリスクによる様子見なども混ざり始めていた。

今日の日経平均株価は、一時は450円超安の大幅下落を記録後、やや買い戻しが入ったものの、午後15時15分に3万696円96銭の終値で、前営業日比で294円73銭安の大幅安で大引けしたため、日本株安時のリスクオフの低リスク通貨の円買いが続いた。

午後からの欧州英国市場の参入は、先週末に欧州と英国のサマータイム (夏時間) の終了に伴い、今週から冬時間で日本との時差が1時間遅れたこともあり、今日は夏時間よりも少し遅い夕方頃から本格化し、今朝は一時4.9%台に反発していた米国長期金利が再び安全資産買いで利回り低下の影響で一時4.84%台付近に向けて低下したため、日米金利差縮小時の円買いドル売りも加わり、ドルは円相場で今日の夕方16時3分頃に一時149円28銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は149円50~51銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の150円16~17銭付近の前東京終値比で約66銭の円高ドル安になった。

今夜この後には、特に注目される最新米国経済指標の発表予定はなく、また米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達は今週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) を控えた発言自粛のブラックアウト期間に入っているが、米国株式市場では主要企業の決算報告期が続いており、株式市場からの値動きの影響や、中東情勢などの地政学的リスクに関するファンダメンタルズ・ニュースの影響および米国債利回りの動向と、日米英の金融政策決定会合を控えた持ち高調整に影響を与える市場予想トレンドなどには注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は157円74〜75銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の158円52〜53銭付近の前東京終値比で約78銭の円高ユーロ安であった。

ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0550~1.0551ドル付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の1.0556~1.0557ドル付近の前東京終値比で約0.06セントのユーロ安ドル高だった。

主な要因は、中東情勢警戒のリスク回避のリスクオフで、地政学的リスクの高まりにより、リスク市場に弱い欧州ユーロが売られて、世界的に流動性が高い安全資産のドルや低リスク通貨の円が買われた影響が見られた。ただし、米国長期金利の低下を受けては、ユーロドルでドルが売られた影響が円相場にも波及したため、対ユーロの円相場の上昇幅の方がドルよりも高かったが、今日の夕方はドイツなどの欧州国債利回りも低下していた。

ただし、今夜18時に発表された欧州ユーロ圏の最新重要経済指標のドイツの7〜9月の第3四半期の独国内総生産 (GDP) の速報値は、前期比が前回の0.0%と市場予想の-0.2%に対し-0.1%と、欧州景気懸念の市場予想ほどではないもののマイナス圏になり、前年同期比も前回の-0.2%と市場予想の-0.7%に対し-0.3%のマイナス成長であったものの、市場予想ほどは悪化しなかったことでは、対ドルでのユーロの買い戻しも入っていた。

続いて、先ほど今夜19時に発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標の10月の欧州消費者信頼感の確定値は前回と市場予想通りの-17.9の横ばいで、10月の欧州経済信頼感も前回と同じ93.3であったが、こちらも市場予想の93.0はやや上回っていたことでは、今夜の欧州英国市場では、僅差だったユーロ安ドル高からユーロ高ドル安にも転じている。

今夜この後の日本時間22時には、欧州ユーロ圏主要国ドイツの最新経済指標の10月の独消費者物価指数 (CPI) の速報値の発表予定が注目されている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は180円86〜88銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の181円95銭〜182円1銭付近の前東京終値比で約1円9銭の大幅な円高ポンド安であった。

主な要因は、欧州通貨と連動しやすい英国通貨も、中東情勢懸念のリスク回避で売られやすくなっており、低リスク通貨の円買いの影響や他の主要通貨であるユーロやドルなどに対する円相場上昇の影響の波及で、前営業日比で今日の東京終値時間には一時1円を超える大幅な円高ポンド安になっていた。ただし、今夜の英国ロンドン外国為替市場では、現地実需や今週の日米英イベント前の持ち高調整による英ポンドの買い戻しで小幅域にも戻している。

なお、今夜18時半に発表された最新英国経済指標の9月の英国消費者信用残高は、前回の16億ポンドに対し市場予想通りの14億ポンドで、同時発表だった9月の英国マネーサプライM4は、前月比が前回の0.2%に対し-1.1%で、前年同月比は前回の-0.8%に対し-3.9%であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年10月30日の日本時間(JST)20時34分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) 11時34分頃。なお、サマータイム制のある欧州英国市場は先週末の10月最後の日曜日から冬時間になり日本との時差が9時間になったが、米国市場は今週末の11月最初の日曜日にサマータイム終了予定で1週間のずれがあることには留意したい) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:34の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.69 〜 149.70 -0.47 (円高)
ユーロ/円 158.40 〜 158.42 -0.12 (円高)
ユーロ/ドル 1.0581 〜 1.0583 +0.0025 (ドル安)
英ポンド/円 181.56 〜 181.62 -0.39 (円高)
スイスフラン/円 165.54 〜 165.60 -1.29 (円高)
豪ドル/円 95.41 〜 95.45 +0.20 (円安)

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