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FXニュース:米国長期金利が一時約5%

FXニュース:米国長期金利が一時約5%

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FXニュース:米国長期金利が一時約5%

FXニュース:米国長期金利が一時約5%

東西FXニュース – 2023年10月20日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • FRBパウエル議長の発言
  • 日銀総裁の緩和維持発言も
  • 日本政府の為替介入警戒感

今日2023年10月20日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の149円79銭前後から円の安値でドルの高値の149円98銭前後の値幅約19銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円95~97銭付近と、前営業日にあたる昨日17時の149円78~80銭付近の前東京終値比で約17銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜21時半に米国ニューヨーク外国為替市場で発表された最新米国経済指標の前週分の米国新規失業保険申請件数が、前回の20.9万件と前回修正の21.1万件と市場予想の21.2万件に対し19.8万件と想定以上の堅調さを示したことではドルは円相場で一瞬149円90銭付近に買われたが、前週分の米国失業保険継続受給者数は前回の170.2万人と前回修正の170.5万人と市場予想の171.0万人に対し173.4万人とやや弱く、同時発表だった10月の米国フィラデルフィア連銀製造業景気指数も前回の-13.5と市場予想の-6.6に対し-9.0と前回よりは改善したものの市場予想ほどの上昇を見せなかったことでは、強弱入り混じる結果により、ドル円は一時149円79銭付近に戻してから、この後の午前1時頃から予定されていた米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) のパウエル議長の要人発言イベントを控えた持ち高調整と様子見もあり、やや横ばいに近い値動きになった。

続いて、昨夜23時に発表された9月の米国中古住宅販売件数は、年率換算件数が前回の404万件と市場予想の389万件に対し396万件と、前回ほどではないものの市場予想を上回り、前月比も前回の-0.7%と市場予想の-3.7%に対し-2.0%であったことでは、市場予想以上の堅調さを示したものの、同時発表だった9月の米国景気先行指標総合指数の前月比は前回の-0.4%と前回修正の-0.5%と市場予想の-0.4%に対し-0.7%と市場予想以下であったことでは強弱入り混じったが、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りが4.9%台の高利回りで推移していたことではドルが買われており、午前1時頃からのパウエル議長の発言直前には149円90銭台になっていた。

午前1時頃から米国ニューヨーク州のエコノミック・クラブの講演で、注目の米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の要人発言があり、「米国のインフレは、依然として高すぎる」として、米国経済の堅調さと米国労働市場の引き締まりを考慮すれば追加利上げが正当化される可能性があるとのタカ派発言が含まれていたことでは、ドルは円相場で一時149円96銭付近に買われて上昇し、米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、パウエル議長も最近の他のFRB高官達のハト派発言にもあった最近の記録的な米国長期金利の指標となる米国長期債を受けて、「利回りの上昇は、利上げの必要性の低下を意味し得る。我々は、利回りの上昇を見守るしかない」と、米国長期金利上昇の影響による次回の米国政策金利金利据え置きの可能性を示唆したハト派発言もあったことでは、米国長期金利が一時低下し、高値後のドルが売られて円相場で午前1時21分頃に一時149円67〜68銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

パウエル議長は、最近の中東情勢を受けた地政学的なリスクなどについても言及し、FRBの中でも元々中立派で知られるパウエル議長だが、今回の発言もタカ派ハト派発言が入り混じったことではドルの買い戻しが入ったが、今回の発言は市場沈静化に配慮した慎重さを強調した点ではややハト派寄りであったとの受け止め方も多かったことでは、ドルの買い戻しで再び149円94銭付近に達した時にも、米国市場の高値は更新しなかった。

ただし、市場ではパウエル議長の発言後に、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) で米国政策金利の据え置きの市場予想が強まったものの、堅調な米国景気を背景とした根強いインフレ圧があれば米国政策金利が高金利で長期間維持され、場合によっては金利据え置き後にも追加利上げの可能性は残るという市場予想は優勢で、金利先高観などもあり米国長期金利は再び上昇し、一時4.99%台と約5%に近い2007年以来の高利回りを記録したため、日米金利差拡大による円売りドル買いは継続し、ドル円は149円台後半で推移した。

一方、米国ニューヨーク株式市場では、米国長期金利の上昇が続いた金利先高感や、中東情勢などの地政学的リスクもあり、決算報告期で株主達が企業決算への影響に敏感になっていたため、リスク回避の株売りなども起きており、米国ダウ工業株30種平均 (DJI) が続落するなど、米国主要株価下落時の低リスク通貨の円買いの抵抗も入っていたことでは、150円台目前では日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の為替介入警戒感も燻り、149円台後半の推移が続いた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の149円96銭前後から円の高値でドルの安値の149円67銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を149円80銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約13銭の円高ドル安をつけていた。

今朝8時半には、日本の最新経済指標が発表され、9月の全国消費者物価指数 (CPI) は、前年同月比が前回の3.2%に対し市場予想通りに3.0%にインフレがやや鈍化した。ただし、生鮮食料品を除くCPI総合コア指数では前年同月比が前回の3.1%よりも鈍化したが市場予想の2.7%は上回る2.8%で、この上昇率が3%を下回ったのは2022年8月以来の約13カ月ぶりとなった。生鮮食料品とエネルギーを除いたCPIコアコアの前年同月比も前回の4.3%と市場予想の4.1%に対し4.2%で、CPI低下には日本政府の料金抑制策が続いた電気代やガス料金低下の影響が見られた。

今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場でも、今朝早朝8時39分頃に時間外の米国債券市場で、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.997%付近に上昇し、およそ5%近い2007年7月以来の記録的な高利回りをさらに更新したことの影響もあり、日米金利差拡大による円売りドル買いが優勢であったため、今朝9時頃の一時149円79銭付近が今日の日本市場の円の高値でドルの安値になった。

今朝9時55分頃の今日の日本市場の仲値決済では、今日は日本の貿易企業の決算日が集中しやすい5と10がつく日の「五十日 (ゴトーび) 」であったため、輸入実需の円買いドル売りと輸出企業の円買いドル売りが交錯したが、日米金利差拡大による円売りドル買いトレンドが継続していたことでは、今朝10時10分頃に一時149円94銭付近にドルが円相場で上昇していた。

ただし、今朝も日本政府の鈴木俊一財務相が、外国為替市場の円安トレンドについて、「ファンダメンタルズを反映し、安定的に推移することが重要だ」と発言しており、150円台の目前では日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) による為替介入への警戒感から、早期の利益確定や持ち高調整の抵抗も混ざった。

また、今日の東京株式市場で日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) 低下時のリスク回避の低リスク通貨の円買いもやや抵抗要因になっていた。

しかし、午後15時35分頃から日本銀行 (日銀 / BoJ) の 植田和男総裁の発言があり、「粘り強く金融緩和」を続け、「賃金上昇を伴う2%の物価目標実現を目指す」と、金利抑制の大規模緩和金融政策の継続予想を高める発言により、早期の日銀修正期待が減退し、追加利上げの可能性を残している欧米と日本の金融政策の方向性の違いが意識され、欧州英国市場の参入もあり、日米金利差拡大による円売りドル買いも入り始めたことで、16時58分頃に一時149円98銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は149円95~97銭付近と、昨夜17時の149円78~80銭付近の前東京終値比では約17銭の円安ドル高になった。

また、今夜17時22分頃の英国ロンドン外国為替市場では、ドルは円相場で一時149円99銭付近に高騰したが、150円台目前の日本政府と日銀の為替介入警戒感が強まり、1分後には瞬時に一時149円61銭付近に売られた後に、押し目買いですぐに再び149円93銭付近に急反発し、再び149円台後半での推移を見せていた。

今夜この後にも、最新米国経済指標や米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言予定などがあり、日本時間の今夜の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜22時頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言予定があり、25時15分頃から米国クリーブランド連銀メスター総裁の発言と、27時に 9月の米国月次財政収支などが発表される予定である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は158円51〜53銭付近で、昨夜17時157円84〜85銭付近の前東京終値と比較すると約67銭の円安ユーロ高であった。

ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0569~1.0571ドル付近で、昨夜17時の1.0536~1.0538ドル付近の前東京終値比で約0.33セントのユーロ高ドル安だった。

主な要因は、昨夜は欧州債利回りが上昇していたこともあり、日欧金利差拡大による円売りユーロ買いが入ったほか、パウエル議長のハト派寄りの発言を受けては、次回の米国政策金利据え置きの市場予想が高まったことにより、欧米金利差の市場予想でユーロがドルに対して買われた影響が出ていた。

ただし、今日の午後15時に発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標のドイツの9月の独生産者物価指数 (PPI) の前月比は、前回の0.3%と市場予想の0.4%に対し-0.2%に鈍化していたことでは、小幅域に留まった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は181円43〜49銭付近と、昨夜17時の181円50〜56銭付近の前東京終値比で約7銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、今日の午後15時に最新英国経済指標の9月の英国小売売上高が発表され、前月比が前回の0.4%と市場予想の-0.2%に対し-0.9%と市場予想よりも低下し、 前年同月比も前回の-1.4%と前回修正の-1.3%と市場予想の-0.1%に対し-1.0%だった。

自動車を除いた9月の英国小売売上高も、前月比が前回の0.6%と市場予想の-0.4%に対し-1.0%で、前年同月比も前回の-1.4%と前回修正の-1.3%と市場予想の-0.2%に対し-1.2%と、いずれも市場予想以下で英国景気懸念が強まったことで、英国ポンドが売られていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年10月20日の日本時間(JST)19時35分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で8時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の夏時間 (GMT+1 / BST / JST-8) 11時35分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:35の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.93 〜 149.94 +0.15 (円安)
ユーロ/円 158.72 〜 158.73 +0.88 (円安)
ユーロ/ドル 1.0584 〜 1.0586 +0.0048 (ドル安)
英ポンド/円 181.73 〜 181.79 -0.23 (円高)
スイスフラン/円 168.07 〜 168.13 +1.57 (円安)
豪ドル/円 94.62 〜 94.66 +0.27 (円安)

 

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