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FXニュース:米小売売上高が予想上回る

FXニュース:米小売売上高が予想上回る

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FXニュース:米小売売上高が予想上回る

FXニュース:米小売売上高が予想上回る

東西FXニュース – 2023年10月18日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 長期金利が4.8%台に上昇
  • 米金融引き締め長期化予想
  • 日本の為替介入警戒感継続
  • 日銀臨時国債買い入れオペ
  • 欧ユーロ圏の景気懸念減退
  • 中国景気影響の豪ドル買い

今日2023年10月18日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の149円79銭前後から円の高値でドルの安値の149円48銭前後の値幅約31銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円74~76銭付近で、前営業日にあたる昨日17時149円60~62銭付近の前東京終値比で約14銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜19時13分頃の英国ロンドン外国為替市場では、日本銀行 (日銀 / BoJ) の物価見通しの上方修正の可能性についての一部報道を受けた円買いにより対ドル円相場が一時148円74銭付近に一瞬急伸後、すぐに149円台にドルが買い戻されて反発し、昨夜21時頃からの米国ニューヨーク外国為替市場は149円台中盤の149円46〜48銭付近から始まった。

米国ニューヨーク外国為替市場では、昨夜21時半に最新米国重要経済指標の9月の米国小売売上高が発表され、前月比は前回の0.6%と市場予想の0.3%に対し前回は0.8%に上方修正され今回も0.7%と市場予想を上回り、自動車を除いたコアの前月比も前回の0.6%が0.9%に上昇修正され、市場予想の0.2%に対し0.6%に上昇と、市場予想の倍以上の米国個人消費の堅調さを示したことで、堅調な米国景気を背景とした米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) による米国金融引き締め長期化予想が高まり、米国長期金利が4.7%台から4.8%台に上昇し、日米金利差拡大による円売りドル買いで発表直前に149円54銭付近だったドルは発表時の21時半に円相場で149円74銭付近に上昇し、149円台後半に向けた推移を始めた。

ただし、同時進行中だった米国ニューヨーク株式市場では、昨夜は米国大手金融株の決算報告があり、昨夜20時頃に第3四半期の決算報告が発表されたバンク・オブ・アメリカ (BAC) は、年初来変動率18%と低調なパフォーマンスで推移していたものの売上高と一株利益 (EPS) が市場予想を上回る結果となり、続いて21時頃に発表されたゴールドマン・サックス (GS) の決算報告ではトレーディング利益は市場予想を上回ったが不動産投資の減損が利益を圧迫するという強弱入り混じる結果であったところに、21時半に発表された前述の米国小売売上高が市場予想を上回ったことで、米国利上げ長期化予想が強まったため、米国金利上昇の企業決算への影響の警戒感によるリスク回避はやや抵抗要因になったことでは、ドルは円相場で一時上昇後にはやや横ばいに近い緩やかな上昇に転じた。

続いて、昨夜22時15分に発表された最新米国経済指標の9月の米国鉱工業生産も前回の0.4%と市場予想の0.0%に対し0.3%と前回ほどではないものの市場予想を上回った堅調さを示し、同時発表だった9月の米国設備稼働率も前回の79.7%と前回修正の79.5%と市場予想の79.6%に対し79.7%と市場予想以上の堅調さを保っていたが、昨夜23時に発表された10月の米国NAHB住宅市場指数は前回の45と前回修正の44と市場予想中央値の44〜45に対し40に低下したことも抵抗の一因となった。

しかし、同時発表だった米国商務省の8月の米国企業在庫の前月比は、前回の0.0%と前回修正の0.1%と市場予想の0.2〜0.3%に対し0.4%増加に上昇し、米国企業の在庫投資が米国国内総生産 (GDP) の経済成長を押し上げる可能性を示唆したことでは、一時のドル売り抵抗の後に、再びドルが買い上げられる結果になった。

昨夜22時20分頃からは次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) のボウマン理事の発言があったが、最近のタカ派発言からタカ派発言が期待されていたが、中央銀行デジタル通貨会議での講演であったため、デジタル通貨が米国の消費者や銀行システムにリスクをもたらす恐れがある可能性を警告している内容に留まった。米国市場では、今夜この後にもFRB高官達の発言予定があり、また明日の夜には市場注目度の高いパウエル議長の発言予定も控えているため、持ち高調整なども入っていたことでは、米国長期金利上昇に影響を受けながらも、やや横ばいに近い抵抗を交えたドルの上昇が続いた。

昨夜23時45分頃からは、米国リッチモンド連銀バーキン総裁の発言があり、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りが上昇しているものの、次回10月31日〜11月1日に開催が予定されている米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の米国政策金利の決定に影響かあるかどうかは不明だという見解を示し、「世界情勢を踏まえて、利回りが数週間後にどの様な水準にあるかもまだ分からない」として、先行き不透明性のある米国長期債の利回りの指標を、政策金利決定の代用にするのは難しいということから、米国政策金利を据え置くか、あるいは追加利上げが必要かを判断するには、「まだ時間がある」との考えを示し、以前に他の一部の高官達のハト派寄りの発言で言及されていた米国長期金利の上昇を理由とした米国政策金利据え置きのハト派の市場予想がやや減退した。

加えて、バーキン総裁は米国のインフレを目標の2%に戻すことについて、インフレの軌道が「まだはっきりしていない」としており、「これまでの米国政策金利の利上げで十分だったか、或いはまだやるべきことがまだあるのかを、見極める時間はある。我々は紙一重の所を進んでおり、不足があればインフレが再燃するであろうし、過度であれば景気に不要なダメージをもたらす。最善と思われる金融政策ですら、外部の出来事により妨げられる可能性がある。最近の中東情勢のニュースで、改めてそれを思い知らされた」と話していた。

ただし、米国政府のバイデン大統領のイスラエル訪問のニュースなどで、中東情勢の地政学リスク回避のリスクオフは同米国市場では一時緩和されていたため、安全資産でもある米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利は、米国債売り継続の影響もあって、午前3時台の一時4.865%付近に向けて上昇しており、日米金利差拡大による円売りドル買いが続いたことで、ドルは円相場で午前2時57分頃に一時149円85銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

149円台後半で150円台の手前付近に近づいたことでは、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) の円買い為替介入警戒感も燻っており、早期の利益確定の持ち高調整の抵抗や、米国株式市場からの金利上昇警戒のリスク回避のリスクオフでドルから買える低リスク通貨の円の安値買いの抵抗などが入ったが、午前5時40分頃にも再び一時149円85銭付近まで買い上げられたものの、上抜けしなかったことでテクニカル分析的なダブルトップの売りサインになったため、再び利益確定と持ち高調整の抵抗が入り始めた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、円の高値でドルの安値の149円46銭前後から円の安値でドルの高値の149円85銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値は149円81銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約30銭の円安ドル高をつけていた。

今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場でも、昨夜の最新米国重要経済指標の米国小売売上高が市場予想以上で米国金融引き締め長期化予想が高まったことや、米国長期金利の4.8%台への上昇による日米金利差拡大による円売りドル買いが先行し、今朝9時55分の日本市場の仲値決済での日本企業の輸入実需の円売りドル買いや、今朝10時10分に日本銀行 (日銀 / BoJ) が予定総額4000億円規模の臨時の公開市場操作金利抑制の国債買い入れオペの指し値オペを通知した影響などもあり、今朝10時29分頃に今日の日本市場の円の安値でドルの高値の一時149円79銭付近を記録した。

しかし、149円台後半では日本政府と日銀の為替介入への警戒感もあり、150円台を前にした早期の利益確定売りと持ち高調整の円買いドル売りの抵抗が入り始めた。

また、日本市場と時間帯の近いアジア・オセアニア市場では、午前11時に中国の7〜9月四半期の中国国内総生産 (GDP) が発表され、前年同期比は前回の6.3%と市場予想の4.4%に対し4.9%で、前期比は前回の0.8%と前回修正の0.5%と市場予想の1.0%に対し1.3%と、いずれも市場予想を上回ったことで中国通貨や中国が主要取引先の豪ドルが対ドルで買われた他の通貨に対するドル売りの影響が円相場にも波及し、昼の12時8分頃にドルは円相場で一時149円48銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、米国長期金利が再び上昇しており、午後の欧州市場の参入で夕方16時台に再び4.865%付近に向けて上昇したため、再び日米金利差拡大による円売りドル買いで149円台後半に戻していき、今日の日経平均株価が15時台に小幅なプラス圏で大引けした低リスク通貨の円売りの影響もあり、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は149円74~76銭付近で、昨夜17時149円60~62銭付近の前東京終値比では約14銭の円安ドル高になった。

今夜この後には、最新米国経済指標の発表予定や、米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言予定もあり、米国株式市場でも決算報告予定が続いている。日本時間の今夜の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜20時に米国MBA住宅ローン申請指数、 20時頃に米国金融大手のモルガン・スタンレー (MS) の決算報告発表予定、21時半に 9月の米国建設許可件数と米国住宅着工件数、23時半に米国週間原油在庫、25時頃から次回の米国公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つFRBのウォラー理事の発言予定、25時半頃から同じく次回のFOMC投票権を持つ米国ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言予定、26時に米国20年債の入札、26時頃から同じくFOMC投票権のあるFRBのボウマン理事の発言予定と、同時刻頃から米国リッチモンド連銀バーキン総裁の発言予定、27時に最新の米国地区連銀経済報告のベージュブック公開、28時15分頃から次回FOMC投票権のある米国フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言予定、29時に 8月の対米証券投資と、米国株式市場の終了後の時間のネットフリックス (NFLX) とテスラ (TSLA) の決算報告予定などが注目されている。

また、明日の夜に予定されているFRBのパウエル議長の発言予定も、市場の注目度が高い。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は158円40〜41銭付近で、昨夜17時の157円81〜82銭付近の前東京終値と比較すると約59銭の円安ユーロ高であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0576~1.0578ドル付近で、昨夜17時の1.0547~1.0549ドル付近の前東京終値比で約0.29セントのユーロ高ドル安だった。

今日のドルと円に対するユーロ高の主な要因は、昨夜発表された最新欧州経済指標の欧州ユーロ圏総合の10月の欧州ZEW景況感調査が前回の-8.9から2.3に改善し、主要国ドイツの10月の独ZEW景況感調査の期待指数も前回の-11.4と市場予想の-9.3に対し-1.1に上昇したことを受けて、欧州景気懸念が緩和され、ドルや円などの主要通貨に対するユーロの買い戻しが強まったことが影響を及ぼした。

ただし、今夜18時に発表された欧州ユーロ圏の8月の欧州建設支出は、前月比と前年同月比ともにマイナス圏に低下した。

しかし、今夜18時に発表された最新欧州重要経済指標の9月の欧州消費者物価指数 (HICP) の改定値は、前年同月比が前回と市場予想通りの4.3%の横ばいで、欧州HICPコア指数の改定値も前年同月比が前回と市場予想一致の4.5%で高止りを示していた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は182円51〜57銭付近と、昨夜17時182円8〜14銭付近の前東京終値比で約43銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、今日の午後15時に最新英国経済指標の9月の英国消費者物価指数 (CPI) の発表があり、前月比は前回の0.3%に対し市場予想通りの0.5%に上昇しており、前年同月比は市場予想の6.6%に対し前回と同じ6.7%の高止まりを見せたことでは、前回僅差で据え置きされた英国政策金利にも今後の追加利上げの可能性が残されていることから英国ポンド買いが入っていた。

また、英国CPIコア指数の前年同月比も、前回の6.2%と市場予想の6.0%に対し6.1%と前回よりは鈍化したものの市場予想を上回っていた。

ただし、同時発表だった9月の英国小売物価指数 (RPI) は、前月比が前回の0.6%に対し市場予想通りの0.5%で、前年同月比も前回の9.1%に対し市場予想一致の8.9%と、いずれも想定内に留まっていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年10月18日の日本時間(JST)19時34分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で8時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の夏時間 (GMT+1 / BST / JST-8) 11時34分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:34の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.72 〜 149.73 +0.12 (円安)
ユーロ/円 158.11 〜 158.12 +0.30 (円安)
ユーロ/ドル 1.0558 〜 1.0560 +0.0011 (ドル安)
英ポンド/円 182.34 〜 182.40 +0.26 (円安)
スイスフラン/円 166.43 〜 166.49 +0.58 (円安)
豪ドル/円 95.32 〜 95.36 +0.24 (円安)

 

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