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FXニュース:日米欧金利差拡大の円安更新

FXニュース:日米欧金利差拡大の円安更新

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FXニュース:日米欧金利差拡大の円安更新

FXニュース:日米欧金利差拡大の円安更新

東西FXニュース – 2023年11月13日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 2008年以来の円安ユーロ高
  • 2022年以来の円安ドル高
  • 欧米高官達がタカ派の発言
  • 米予想インフレ率上昇警戒
  • 米国債格付見通し懸念売り
  • 日米株価上昇でリスクオン
  • 日本の為替介入への警戒も
  • 今週の米重要経済指標控え

今日2023年11月13日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の151円44銭前後から円の安値でドルの高値の151円80銭前後の値幅約36銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は151円74~75銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の151円38~39銭付近の前東京終値比で約36銭の円安ドル高であった。

また、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場でも、今夜17時25分頃にドルは円相場で一時151円85〜86銭付近の今年最大の円安ドル高の記録を再更新し、同じ頃にはユーロも円相場で一時162円37銭付近の今年最大の円安ユーロ高の記録を再更新している。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、先週末の金曜の夜の英国ロンドン外国為替市場では、日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の金利抑制の大規模緩和金融政策の継続とは対照的に、米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の高官達やパウエル議長などの米国インフレ警戒による米国追加利上げの可能性についてのタカ派発言後のドル買いのトレンドが継続したほか、欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会の高官達やラガルド総裁からも「欧州の利下げ時期を議論するには時期尚早」や「欧州の利下げへの転換は、今後に数四半期はない」とのタカ派発言が出た影響もあり、日本と欧米の金融政策の方向性の違いが意識され、米欧の国債利回りが指標となる長期金利の上昇による日本と欧米との金利差拡大による円売りで、ドルやユーロに対する円安が進行し、2008年8月以来の今年最大の円安ユーロ高を記録していた。

先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場では、週末を控えた利益確定と持ち高調整が先行したため、先週金曜の夜22時55分頃にドルは円相場で一時151円32銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、先週金曜の夜に次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の米国ダラス連邦準備銀行のローガン総裁もドイツのフランクフルトで開かれた欧州中央銀行 (ECB) の会合で発言しており、FRBと銀行は金融システムの流動性リスクを軽減することができると手法を解説した上で、「我々の主な経済的課題は、リセッション (景気後退) ではなく、高過ぎるインフレにある」と指摘し、FRBは以前に大規模に購入した米国債住宅ローン担保証券 (MBS) 等の保有資産減額のプロセスを続けているが、「大きな流動性ではなく十分な流動性を供給するのに必要な水準に戻すことによって、経済への刺激を取り除いていくことが重要」と、リセッション懸念よりもインフレ懸念の方が重視され、金利上昇抵抗要因の景気懸念よりもインフレ警戒感の高さが意識されていたところに、深夜24時に発表された最新米国経済指標の11月の米国ミシガン大学消費者態度指数の速報値が前回の63.8と市場予想の63.7を下回る60.4の景気懸念であったが、同時発表の米国消費者の予想インフレ率が前月の4.2%から4.4%に上昇しており、米国の根強いインフレ警戒感などから米国の政策金利が高止まりする可能性が意識され、日米金利差拡大による円安ドル高が再び進行した。

一方で、決算報告期終盤を迎えた米国ニューヨーク株式市場では、米国主要株価三指数が上昇しており、ダウ工業株30種平均 (DJI / Dow Jones Industrial Average) が前日比で391ドル16セント高の大幅高になるなどの米国株高時のリスクオンで低リスク通貨の円が売られた一方で、リスクオン市場に強い欧州ユーロが買われた影響もあり、欧州市場で記録していた今年最大の円安ユーロ高の記録を米国市場でも一時161円95銭付近に更新し、欧州ユーロに対する記録的な円安圧も対ドル円相場に波及していた。

同時進行していた米国ニューヨーク債券市場でも、米国のインフレ圧への警戒による米国政策金利の先高感もあり、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利は先週金曜の夜23時頃には一時4.5%に低下していたが、再び4.6%台に上昇し、日米の金融政策の方向性の違いによる日米金利差拡大予想も伴って、ドルは円相場で上昇し、先週土曜の午前3時37分頃には一時151円60銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

市場高値後には今年のドルの高値圏でもあったことから日本政府と日銀の為替介入警戒感が高まり、一旦利益確定や持ち高調整の抵抗も入ったが、午前5時3分頃にも再び一時151円59.9銭付近の高値圏になった。

この一因には、格付け会社ムーディーズ (Moody’s Investors Service) が、今週金曜の米国政府のつなぎ予算期限を前にした米国財政悪化懸念などを背景に、米国債の格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたニュースによる米国債売りによる債券価格低下に伴う利回り上昇も影響を及ぼしていた。

そのため、先週金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は円の高値でドルの安値の151円32銭前後から円の安値でドルの高値の151円60銭前後の値動きで、先週土曜の朝7時頃の先週末のニューヨーク終値を151円52銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約17銭の円安ドル高をつけていた。

週が明け、今朝8時50分には日本の最新経済指標の10月の国内企業物価指数が発表され、前月比は前回の-0.3%と前回修正の-0.2%と市場予想の0.0%に対し-0.4%で、前年同月比も前回の2.0%と前回修正の2.2%と市場予想の0.9%に対し0.8%と、前回と市場予想よりも日本の企業物価指数はインフレ鈍化を示していたことも、大規模緩和金融政策継続予想による円売りの一因となった。

今朝9時頃からの日本の東京外国為替市場でも、日米欧の金融政策の方向性の違いと日米欧金利差拡大による円売りドル買いや円売りユーロ買いのトレンドが継続したため、今朝9時10分頃の一時151円44銭付近が今日の日本市場の円の高値でドルの安値となり、ドルが円相場で上昇した。

今朝9時55分の日本市場の仲値決済でも、日本企業の輸入実需の円売りドル買い注文が入ったほか、先述の米国の予想インフレ率上昇による米国政策金利の先高感や、米国債の格付け見通し引き下げの影響の米国債売りの影響あり、日本市場の今朝の時間外米国債市場の取引でも米国長期金利が4.6%台で推移して日米金利差拡大による円売りドル買いが継続した。

今日の昼過ぎには欧州ユーロが一時162円5銭付近の2008年以来のこの時点での今年の円安ユーロ高記録を更新したため、円安圧が対ドル円相場にも波及したほか、午後からの欧州市場の参入もあり、ドルも円相場で午後15時7分頃に昨年以来の一時151円80銭付近の今年最大の円安ドル高の記録を更新し、続いてユーロも円相場で一時162円30銭付近の今年最大の円安ユーロ高の記録を再更新した。

今日は日本の東京株式市場でも、日経平均株価が小幅高となっており、リスクオンで低リスク通貨の円が売られてユーロが買われやすかったことも影響を及ぼしていた。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は151円74~75銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜の夜17時の151円38~39銭付近の前東京終値比で約36銭の円安ドル高になった。

そして、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場でも、今夜17時25分頃にドルは円相場で一時151円85〜86銭付近の今年最大の円安ドル高の記録をさらに更新し、欧州ユーロも同じ頃に円相場で一時162円37銭付近の今年最大の円安ユーロ高の記録をさらに更新している。

今夜この後にも米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定と、最新米国経済指標の発表予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールでは今夜22時50分頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つFRBのクック理事の発言予定と、28時に10月の米国月次財政収支が発表される予定である。

また、今週には市場注目度の高い米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) などを含めた最新米国重要経済指標の発表予定があり、市場ではイベント前の持ち高調整なども入り始めている。

先述の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は162円25〜26銭付近と、前営業日同時刻の先週金曜日の夜17時の161円44〜46銭銭付近の前東京終値比で約81銭の円安ユーロ高であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0691〜1.0693ドル付近で、先週金曜日の夜17時の1.0664〜1.0666ドル付近の前東京終値で約0.27セントのユーロ高ドル安だった。

主な要因は、日米欧金利差拡大による円安がドルとユーロに対して同時に進行した一方で、日米株価上昇によるリスク選好のリスクオン市場では、欧州ユーロが買われやすかった。

また、ドル円には152円台を前にした為替介入警戒感が高まっていた一方で、円買い為替介入リスクの少ないユーロが買われやすかった点も日本市場のユーロドルに影響を及ぼした。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンドの円相場の終値は185円61〜67銭付近で、先週金曜日の夜17時185円5〜11銭付近の前東京終値比で約56銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、欧州ユーロやドルなどの主要通貨に対する今日の記録的な円安進行を受けて、英国ポンドなどの他の主要通貨に対しても一時円相場が全面安になっていた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年11月13日の日本時間(JST)20時21分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の午前11時21分頃。なお、サマータイム制のある米国市場も現在冬時間で、日本との時差が14時間遅れのJST-14 / GMT-5になっている) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:21の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 151.71 〜 151.72 +0.33 (円安)
ユーロ/円 162.14 〜 162.16 +0.70 (円安)
ユーロ/ドル 1.0687 〜 1.0691 +0.0023 (ドル安)
英ポンド/円 185.83 〜 185.89 +0.78 (円安)
スイスフラン/円 167.92 〜 167.98 +0.51 (円安)
豪ドル/円 96.72 〜 96.76 +0.46 (円安)

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