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FXニュース:最新の米国消費者信頼感指数が市場予想超え

FXニュース:最新の米国消費者信頼感指数が市場予想超え|

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FXニュース:最新の米国消費者信頼感指数が市場予想超え

FXニュース:最新の米国消費者信頼感指数が市場予想超え

東西FXニュース – 2022年12月22日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 7〜9月期の米国経常収支も市場予想以上で景気好感
  • 日銀発表で円一時急伸後の利益確定売りと調整の影響
  • 日米株価上昇時のリスクオンの低リスク通貨の円売り

今日2022年12月22日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の132円45銭前後から高値の131円65銭前後の値幅80銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は131円95~97銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約20銭の円安ドル高であった。

今日の値動きの原因はまず、前回の東西FXニュースでも予告していた通り、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で22時半に発表された最新米国経済指標の7〜9月期の第3四半期経常収支が市場予想を上回る赤字改善で、続いて深夜に発表された12月の米コンファレンス・ボード消費者信頼感指数も前回の100.2と市場予想の101.0に対して108.3に上昇し、米景気の好感から円相場で安値感のあったドルが買われ、米株価も上昇したために、それまでの株安時のリスク回避で買われた低リスク通貨の円が売られた。

また、今週火曜に日本銀行 (日銀 / BoJ) が日銀金融政策決定会合で長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) の長期金利許容変動幅を0.25%から0.5%に拡大したことに起因した円相場の一時急騰後に、高値圏になっていた円の利益確定売りや調整の戻しが入り始めたことも、今日のドル円為替相場の値動きに円安方向への反発の影響を与えた。 特に、欧米市場では今週後半からクリスマス・ホリデー時期に入るため、休暇前のポジション調整でも、利益確定売りや持ち高調整が入りやすくなっていたところであった。

そのため、今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値は132円45~55銭付近で、前日同時刻比で約80銭の円安ドル高であった。

ただし、その後に始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝早朝は米国債価格の上昇によって米長期金利が低下していたために日米金利差縮小時の円買いドル売りの抵抗があり、今朝10時前の仲値決済に向けては日本の輸入企業の円買いドル売りも優勢になり、ドル円は今朝9時台の132円45銭付近の今日の日本市場の円の安値から11時台の今日の日本市場の円の高値の131円65銭付近へと、今朝までの米国市場での円の下げ幅を縮めた。

しかし、その後には日本市場でも米国トレンドを受けた米経済指標による米景気好感の安値圏のドル買いが再び入り、午後からの欧州英国市場の参入でも米国市場同様のドル買いや、休暇前の円の利益確定売りなどの持ち高調整が入ったために、円相場は再び下落した。

今日の午後14時には日本の最新経済指標の発表もあり、10月の景気一致指数 (CI) の改定値は前回の99.9に対して99.6で、景気先行指数 (CI) の改定値も前回の99.0に対して98.6に低下したことも、米景気指標の上昇と比較した際の今日の円売りの一因となった。

今朝までの米国ニューヨーク株式市場での米株価上昇を受けて、今日は日本の株式市場でも日経平均株価が上昇し、今日の午後15時15分の日経平均株価は、26,507円87銭の前日比120円15銭高で大引けをしており、前日までの日本株安時のリスク回避で買われていた低リスク通貨の円が売られたことも、今日の円相場の午後の下落に影響を与えていた。

そのため、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のドル円相場の終値は131円95~97銭付近で、昨日17時の前東京終値比では約20銭の円安ドル高になった。

今夜この後にも最新の米国重要経済指標などの発表予定があり、日本時間での発表スケジュールは、今夜22時半に7~9月の第3四半期の米実質国内総生産 (GDP) と米GDP個人消費と米コアPCEの確報値、同時刻に前週分の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数、そして深夜24時には11月の米景気先行指標総合指数などが予定されており、FXトレーダーと投資家達を含む世界市場で、今後の為替相場のファンダメンタルな値動き予想材料として注目されている。

また、明日の金曜日には米PCEデフレーターの発表予定があり、加えて金曜の夜の米国市場はクリスマス前の短縮取引モードに入る予定であるために、休暇前の利益確定やポジション調整などが入りやすくなることが予想されていた。欧州英国市場も、今年のクリスマスが週末と重なるために連休前の買い控えなどもあり、全体的な市場ボリュームが減るホリデー時期には、普段ならちょっとした値動きになる程度のオーダー量でも市場全体での取引量の割合が増幅された値動きを見せる場合があり、仕掛け売りなどにも注意が必要である。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は140円43~46銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約34銭の円安ユーロ高であった。

前述の今週火曜の日銀発表後の円相場の一時急伸後の今日の円の利益確定売りは、ドルだけでなく他の主要通貨であるユーロに対しても起きたことなどが影響していた。

ユーロドルは、17時の今日の日本の東京外国為替市場の終値は1.0641~1.0642ドル付近で、昨日同時刻の前東京終値比では約0.09セントのユーロ高ドル安であった。

今日の米国や日本での株価上昇を受けたリスクオン市場では、低リスク通貨の円売りだけでなく、世界的に流動性の高い安全資産のドルも売られたことなどで、ユーロが上昇した。

ただし、昨夜の欧州英国市場と今朝までの米国市場の終値の時点では、クリスマス前の利益確定や持ち高調整などでユーロ安ドル高になっており、今日の日本市場の午後からの今日の欧州英国市場時間に、日本株価上昇時のリスクオンのユーロ買いの安全資産のドル売りと、夕方に米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.62%台付近に低下したことでのドル売りのユーロ買いなどで、前東京終値比で僅差のユーロ高ドル安に市場反転していた。

しかし、今夜その後の欧州英国市場では再び安全資産のドルが買われたことから、20時台には再び僅差でユーロ安ドル高にも市場反転をしており、レンジ付近の値動きも見られた。

英国ポンドは、今夜17時の今日の日本の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は160円8〜4銭付近で、昨夜17時の前東京終値比では約23銭の円安ポンド高であった。

原因は、今日のドルやユーロなどの他の主要通貨に対する利益確定や持ち高調整で、日銀発表後の一時円高後の抵抗の影響が、英国ポンドにも波及した。

ただし、夕方には英国ロンドン外国為替市場で最新の英国経済指標の発表があり、英国の第3四半期経常収支は前回の-338億ポンドと市場予想の-208億ポンドに対して-194億ポンドに赤字額が改善されたことでは円に対してポンドが一時買われたが、ほぼ同時の16時発表でより重要度の高い7〜9月の第3四半期の英国内総生産 (GDP) の改定値は、前年同期比が前回と市場予想の2.4%に対して1.9%に低下しており、また前期比も前回と市場予想の-0.2%に対して-0.3%へと速報値から下方修正されたことでは、英国景気懸念で安全資産の対ドルでポンドがその後に売られたため、17時の東京終値を小幅な円安ポンド高でつけた後にはポンドが円相場でも下落し、今夜20時台の英国ロンドン外国為替市場では前日比で円高ポンド安に転じている。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月22日の日本時間(JST)20時17分(英国時間 (GMT) 11時17分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:17の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 132.15 〜 132.17 +0.40 (円安)
ユーロ/円 140.40 〜 140.41 +0.31 (円安)
ユーロ/ドル 1.0623 〜 1.0625 -0.0009 (ドル高)
英ポンド/円 159.43 〜 159.49 -0.42 (円高)
スイスフラン/円 142.62 〜 142.68 -0.15 (円高)
豪ドル/円 88.98 〜 89.02 +0.26 (円安)

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