(tozaifx_com)東西FXの公式ブログ

海外FX会社(ブローカー)の無料口座開設サポートと言えば、東西FXの公式サイト。使いやすい無料の口座開設サポートサービス、キャッシュバックキャンペーン実施中、詳細情報、新着情報・FXニューズ、FXを学ぶ、無料FXツールを展開で、FXがはじめての方でも安心です。

FXニュース:米連邦準備理事会(FRB)利上げ減速予想の調整続く

FXニュース:ブラックフライデーの米短縮市場を控え調整が|

参照元 URL

FXニュース:米連邦準備理事会(FRB)利上げ減速予想の調整続く

FXニュース:米連邦準備理事会(FRB)利上げ減速予想の調整続く

東西FXニュース – 2022年11月28日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 長期金利が一時3.61%台に低下時の日米金利差縮小
  • 中国ゼロコロナ政策抗議で世界景気懸念のリスク回避
  • 欧州ユーロ圏との金利差予想によるユーロ売買も影響

今日2022年11月28日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の139円42銭前後から高値の137円81銭前後の値動き幅約1円61銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は138円37䬻〜39銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比で約41銭の円高ドル安であった。

原因はまず、先週末の金曜の夜から土曜の朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、感謝祭翌日のブラックフライデーで米国ニューヨーク株式市場や米債権市場などが一部時短営業の薄商連休ムードで、先日発表された今月開催分の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨と米消費者物価指数 (CPI) の米インフレのピークアウト感を受けて、米国連邦準備制度理事会 (FRB) が次回12月の米連邦公開市場委員会 (FOMC)ではこれまでの通常の3倍の0.75%の大幅利上げペースから0.50%に減速する可能性の市場予想が優勢になったことで、米長期金利が低下しており、以前の米大幅利上げ継続予測による日米金利差拡大予想で過剰に買われていた分のドル売りと円買いの持ち高調整のトレンドが継続した。

そのため、先週末の土曜の朝の米ニューヨーク外国為替市場のドル円相場の終値も139円10~20銭付近で、前営業日同時刻比で約45銭の円高ドル安であった。

そのトレンドを引き継いで始まった今朝の日本市場に先行する週明けのアジア・オセアニアの海外FX市場では、今朝のニュースで中国のゼロコロナ政策の行動規制継続への抗議運動による政治不安と、貿易先の中国景気悪化が世界経済に影響を与える可能性への懸念などから、市場ではリスク回避の動きが強まり、世界的に流動性の高い安全資産のドル買いで一時ドルが主要通貨に対して上昇したが、ドルに続く低リスク通貨の円買いも前述の米金利低下時の日米金利差縮小によるドル売り円買いから続いていたことでは、円相場も上昇した。

その後の9時から始まった今日の日本の東京外国為替市場では、今朝は今日の日本市場での円の安値でドルの高値の139円42銭付近から始まったが、日本の今朝のニュースでは岸田文雄内閣の支持率が、先週の11月の世論調査で前月の42%から37%へと大幅に低下し、昨年秋の岸田政権の発足以来の最低記録を更新したことで、その原因には円安による日本の輸入物価高の不安も一因であったこともあり、円が買われる動きが優勢になった。

今朝10時前の仲値決済に向けても、今週は月末決済期を迎えることもあり、日本の輸出企業や投資系のドル売り円買いの動きが優勢で、139円台だったドル円が138円台になった。

前述の中国景気悪化による世界景気懸念のリスク回避では、アジア市場の株価が低下し、主要貿易先でもある日本の株価下落も起きたために、午後15時台に日経平均株価が28,162円83銭に低下した前営業日比120円20銭安で大引けし、日本株安時のリスクオフから低リスク通貨の円が買われる動きが更に強まっていた。

また、今日は世界景気懸念による原油需要減予想や、今週行われる欧州のロシア産原油輸入禁止措置と価格上限設定などを控え、原油先物の取引価格が今朝の76ドル台から午後には一時73〜74ドル台付近に低下していたことでも、日本の貿易赤字リスク低下から低リスク通貨の円が買われやすくなっていた。

午後からの欧州英国市場の参入では、先述の米利上げ減速予想に加えて、今日の中国景気不安の影響などによる世界景気懸念のリスク回避で、安全資産の米債権も買われたこともあり、債権価格が上昇する一方で米10年債の利回りが指標となる米長期金利は夕方の一時3.61%付近へと更に低下していたことで、日米金利差縮小時のドル売り円買いに加えて、日欧金利差縮小時のドル売りユーロ買いも強まったことで、ドル円は一時137円81銭付近の円相場の上昇となり、今日の日本市場での円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、今夜この後の連休ムード明けの米国市場での外貨取引資金の持ち高調整や、米株安時のドル需要予想なども含めて、世界一流動性の高い安全資産のドルには日本市場の安値からはドル買いの抵抗も入った。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は138円37䬻〜39銭付近で、前営業日の先週金曜17時の前東京終値比では約41銭の円高ドル安になった。 また、今夜の東京終値では、ユーロやポンドや豪ドルに対しても円が全面高になっていた。

また、今夜の欧州市場では、米長期金利低下によるドル売りや持ち高調整などもあり、19時台には再び137円台の円高ドル安が更新している。

今夜この後には、明朝未明2時から米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言予定と、米セントルイス連銀のブラード総裁の発言予定があり、世界のFXトレーダー達が、今週この後の米国経済指標などと併せて、今後の為替相場の値動き予想材料として注目している。今週水曜には、米雇用統計や米GDPやコアPCEなどの発表後に、米FRBの中でも影響力の大きいパウエル議長の発言も予定されている。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は143円50~52銭付近で、前営業日同時刻の前東京終値比で約97銭の円高ユーロ安だった。

主な原因は、世界景気懸念のリスク回避市場で株安時と原油安時の低リスク通貨の円買いがあったことに加えて、米長期金利低下による日米金利差縮小時の円買い円高のあった影響で、この時間には比較的リスクに弱いユーロやポンドや豪ドルなどの主要通貨に対しても、円が前東京終値比で一時全面円高になっていた。

ただし、今夜その後の欧州英国市場では、米欧金利差縮小時のドル売りユーロ買いの影響の円相場への波及もあり、20時台にはユーロ上昇で円安ユーロ高にも転じている。

今日のユーロドルは、今夜17時の東京外国為替市場のユーロドル相場の終値は1.0370~1.0371ドル付近で、前営業日同時刻比で約0.39セントのユーロ安ドル高であったが、今夜その後の欧州英国市場では、円やユーロなどの他の主要通貨に対する米長期金利低下時の金利差縮小時のドル売りが継続し、19時台にはユーロ高ドル安にも転じていた。

今夜この後の日本時間23時には、欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の発言予定もあり、今後の欧州金利予想値などのために市場では注目されている。

今日の英国ポンドは、世界景気懸念で安全資産のドルや低リスク通貨の円に対して下落しており、今夜17時の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は166円80〜86銭前後で、前営業日同時刻比では約1円37銭の大幅な円高ポンド安であった。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年11月28日の日本時間(JST)20時20分(英国時間(GMT)11時20分)付近の、クロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:20の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 137.85 〜 137.86 -0.93 (円高)
ユーロ/円 144.55 〜 144.56 +0.08 (円安)
ユーロ/ドル 1.0484 〜 1.0486 +0.0075 (ドル安)
英ポンド/円 166.73 〜 166.79 -1.44 (円高)
スイスフラン/円 146.23 〜 146.29 -0.92 (円高)
豪ドル/円 92.62 〜 92.66 -1.23 (円高)

 

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。