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FXニュース:今週の日本GDP市場予想上昇

FXニュース:今週の日本GDP市場予想上昇

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FXニュース:今週の日本GDP市場予想上昇

FXニュース:今週の日本GDP市場予想上昇

東西FXニュース – 2024年2月12日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米BLS年次改定でCPI下方修正
  • FRB高官発言利下げ急がず
  • 欧ECB発言高官も利下げ慎重
  • 欧米債券利回りに連れる為替

今日2024年2月12日月曜日の日本の東京外国為替市場は建国記念の日の振替休日であるが、日本時間の9時頃から17時頃までの世界FX市場の東京外国為替市場相当時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の149円25銭付近から円の高値でドルの安値の149円5銭付近の値幅約20銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の東京終値相当時間には149円9~10銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の149円39~40銭付近の前東京終値比で約30銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、前回の東西FXニュースでもお伝えした通り、先週金曜日の日本市場では前日の日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の内田真一副総裁の発言に続き、植田和男総裁の発言でも日本のマイナス金利解除後も緩和的な金融政策が継続されることが意識され、日米欧英の金融政策の違いにより、先週金曜日の日本市場終了後も英国ロンドン外国為替市場で円売りが続き、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利の一時4.17%台付近への上昇も受けた日米金利差拡大の円安要因も相まって、先週金曜日17時23分頃にドルは円相場で一時149円57銭付近の英国市場の円の安値でドルの高値を記録し、米国市場と日本市場に続き、今年最大の円安ドル高を再更新していた。

しかし、150円台の手前付近からは、先週金曜日に日本政府の鈴木俊一財務相が、「為替相場はファンダメンタルズ (経済の基礎的条件) を反映して、安定的に推移することが重要。引き続き、市場の動向を注視していく」と円安牽制の発言していたこともニュースになり、米国長期金利上昇の一時抵抗とともに、高値圏からのドルの利益確定売りと安値圏からの円の持ち高調整の抵抗が始まった。

先週金曜日の夜22時頃からの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は一時149円48銭付近から始まり、米国長期金利が一時抵抗後も再び上昇して一時4.18%台に達したため、先週金曜日22時30分頃には一時149円53銭付近にドルが再び買われて米国市場の円の安値でドルの高値を記録したが、同時刻の22時30分頃から米国労働統計局 (BLS / Bureau of Labor Statistics) が年次改定で、以前に発表済の昨年12月の米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) の前月比の上昇率を0.3%から0.2%に下方修正したことを発表し始めたため、市場予想では上方修正が警戒されていたことに反して以前のインフレ率が下方修正されたことを受けて、年内高値後のドルの利益確定売りの勢いが強まり、先週金曜の夜22時33分頃に、ドルは円相場で一時149円0銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録したほか、米国長期金利が一時4.14%台付近に急落した。

また、市場後半が同時進行していた欧州英国市場では、欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会メンバーのラトビア中銀のカザークス総裁が、市場の一部で燻っていた今年早期の欧州利下げ予想について、「楽観的ではない」と発言したニュースが伝わり、欧州利下げに慎重な姿勢が再び意識され、欧州ユーロ圏のドイツ連邦10年債の利回りが指標となる欧州長期金利が一時2.3%台後半に上昇し、昨年2023年12月上旬以来の今年の高利回りを記録したため、欧州ユーロが対ドルで買われた影響もドル円に波及した。

欧州ユーロの影響を受けやすい英国ポンドも、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) の一部利上げ支持が出て以来の早期の英国利下げ予想の後退により、英国長期金利も上昇して欧州に連動する様に一時は今年最大の高利回りを記録したため、欧州英国通貨買いでもドルが売られた影響が、対ドル円相場に波及していたが、金利差では同時に円も売られていたことでは、ドルは円相場で瞬時の149円0銭までで下げ止まり、すぐに反発を始めた。

また、その後には米国の中央銀行にあたる米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) 高官の米国ダラス連銀のローガン総裁の発言があり、「インフレに関しての大きな進展はあったが、まだやるべきことはある」ことを指摘したほか、時期に関しても、「データの確認には、時間をかける」と今後のデータ重視の慎重な姿勢を示した上で、「金利調整の緊急性は見られない」と発言したことでも、先日のパウエル議長の発言でも大幅に後退していた早期利下げ予想がけん制の継続となったことで、一時低下後の米国長期金利が再び反発して上昇し、一時4.19%台になったため、日米金利差拡大による円売りでドルが買い戻されて反発した。

ただし、週末を控えた市場では、年内高値後のドルの利益確定売りの抵抗も混ざっていたことでは、欧州英国通貨に対するドル売りの影響も残ったことなどから、先週末の米国市場では、先週末の英国市場で記録した今年最大の円安ドル高記録を円相場では再更新することなく終値に向かっていた。

また、米国ニューヨーク株式市場でも、先週は米国地銀の金融不安リスクが燻り、米国主要株価三指数の1つの米国ダウ工業株30種 (Dow Jones Industrial Average) が38,671.69ドルの終値と、前営業日比54.64ドル安で終値をつけたことでも、世界最大規模の英国ロンドン外国為替市場で年内安値を記録後の低リスク通貨の円が対ドルで買われる抵抗が入っていたが、他の2指数のS&P500種 (S&P500 / Standard and Poor’s 500) は前日比で小幅高、国際的なハイテク株比率の多いナズダック (NASDAQ Composite) は大幅高で終値をつけていたことでは抵抗幅は限られていたが、安全資産の米国債の利回り支払いを今週に控えた買いもあって、米国10年債の利回りは一時4.19%記録後に4.16%台に戻して終値をつけていたことでは、日米金利差縮小時の円買いドル売りも入っていた。

このため、先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の149円53銭付近から、円の高値でドルの安値の149円0銭付近の値動きで、先週土曜日の朝7時前頃のニューヨーク終値は149円29銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値の149円32銭付近と比べて約3銭の小幅な円高ドル安をつけていた。

週明けの今日のアジア・オセアニア市場では、日本の東京外国為替市場が昨日の日曜日の建国記念の日の祝日の振替休日で休場であるほか、中国、香港、シンガポール、韓国も春節旧正月関連などの祝日休場で、中国は16日まで大型連休、香港も13日まで連休休場のため、今朝は全体的な市場流動性がやや乏しい世界市場となったが、今朝早朝からのニュージーランドやオーストラリアのオセアニア市場の値動きが先行し、午後の欧州英国市場の値動きから今夜この後の米国市場に引き継がれる形になっていった。

今朝9時頃の日本の東京外国為替市場相当時間の対ドル円相場は、早朝のオセアニア市場でも先週に年内高値後のドルが利益確定などでやや売られた一方で、年内安値後の円には持ち高調整などでやや買いも入ったことで、一時149円18銭付近から始まった。

流動性の減った市場では少しの値動きでも影響が出やすくなるため、今朝9時30分にオセアニア市場のニュージーランド中央銀行にあたるニュージーランド準備銀行 (RBNZ / Reserve Bank of New Zealand) のエイドリアン・オア総裁の発言があり、ニュージーランドの「インフレ率は、まだ高すぎる」とタカ派寄りの発言のニュースが報道されたことでは、世界的に流動性が高い米国ドルに対してニュージーランドドルが買われて上昇した影響が、対ドル円相場には米国長期金利低下時の利益確定のドル売りと共に波及したため、午前9時56分頃に対ドルの円相場は一時149円10銭付近に上昇した。

ただし、その後には基軸通貨でもあるドルは買い戻されて円相場で反発し、昼の13時2分頃には一時149円25銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、午後からの欧州市場の参入では、今週15日に米国債の利払いが予定されていることや、今夜の米国ダウ先物も低下していたことから、世界的な安全資産でもある米国債買い入り、今日の時間外の米国債券市場では米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が先週末の4.16%台の終値付近から低下し、午後16時頃からの英国ロンドン外国為替市場の参入時には一時4.15%台になっていたため、日米金利差縮小時の円買いドル売りが先行し、今夜17時31分頃の英国ロンドン外国為替市場でドルは円相場で一時148円99銭付近まで売られる下落途中に、今夜17時の東京外国為替市場の終値相当時間を迎えたため、夕方16時57分頃の一時149円5銭付近が今日の日本市場相当時間の円の高値でドルの安値となった。

また、今週発表予定の日本の四半期の国内総生産 (GDP / Gross Domestic Product) が上昇するという市場予想が浮上していることも、欧州景気懸念の燻る欧州英国市場での低リスク通貨の円の安値後の持ち高調整の買いに繋がっていた。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の東京終値相当時間は149円9~10銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日の夜17時の149円39~40銭付近の前東京終値比では約30銭の円高ドル安になっていた。

ただし、今夜その後の18時台には、一時低下後の米国長期金利が債券価格上昇に伴う利益確定売りなどで反発し、再び一時4.18%台に上昇したことでは、ドルも円相場で反発したが、再び米国債買いで再建価格上昇に伴う利回り低下で一時4.15%台付近に下げた時には、欧米の債券利回りに連れた為替相場の値動きが観測されている。

今夜この後の米国市場は平日で最新米国経済指標の発表予定や米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官の発言予定が続くことが注目されており、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜23時20分頃から次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つFRBのボウマン理事の発言予定、26時頃から同じく次回のFOMC投票権を持つ米国リッチモンド連銀のバーキン総裁の発言予定、27時頃から米国ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の発言予定、28時に 1月の米国月次財政収支の発表などが予定されている。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値相当時間には161円5〜7銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の161円5〜7銭付近の前東京終値比と同じ横ばいレンジ圏であった。

主な要因は、欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会メンバーの発言を受けて欧州長期金利が上昇した時には円売りユーロ買いが起きたが、欧州景気懸念の燻る中で、今週発表予定の日本の四半期GDPの市場予想がプラス圏の上昇予想であったため、安値圏から低リスク通貨の円が買われたことで円相場が反発した。

また、今夜20時台の英国ロンドン外国為替市場では、円相場の反発の継続により、前東京終値比で円高ユーロ安にも転じている。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値相当時間は1.0801〜1.0803ドル付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日の1.0779〜1.0781ドル付近の前東京終値比で0.22セントのユーロ高ドル安であった。

主な要因は、欧米ともに早期の利下げ予想が後退しているが、先週の年次改定で米国CPIが下方修正されたため、インフレ警戒感は欧州の方が強かった影響があり、米国債買いによる米国長期金利の低下時には欧州ユーロに対してもドルが売られていた。

ただし、欧州景気懸念が燻る中で、最近の米国雇用や経済指標の強さを受けた米国長期金利の上昇時には、安全資産でもあるドルが対ユーロで買い戻される値動きがあり、今夜20時台の英国ロンドン外国為替市場では、前東京終値比でユーロ安ドル高に市場反転も見せている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値相当時間には188円50〜56銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の188円69〜75銭付近の前東京終値比で約19銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、英国景気懸念が燻る中で、低リスク通貨の円の買い戻しが入ったほか、先週末の年内最大の円安ドル高の後には、日本の為替介入警戒感も再燃して利益確定が入り、今日のドルなどの主要通貨に対する円相場の反発の影響が見られた。

また、今夜この後の27時頃からは英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の ベイリー総裁の発言予定があり、イベント前の持ち高調整の値動きなども入っている。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年2月12日の日本時間(JST)20時39分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の11時39分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:39の為替レート 前営業日JST 17:00の前東京終値
ドル/円 149.02 〜 149.03 -0.37 (円高)
ユーロ/円 160.48 〜 160.49 -0.57 (円高)
ユーロ/ドル 1.0767 〜 1.0769 -0.0012 (ドル高)
英ポンド/円 188.00 〜 188.06 -0.69 (円高)
スイスフラン/円 170.26 〜 170.32 -0.54 (円高)
豪ドル/円 97.19 〜 97.23 +0.04 (円安)

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