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FXニュース:明日日銀発表と総裁発言控え

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FXニュース:明日日銀発表と総裁発言控え

FXニュース:明日日銀発表と総裁発言控え

東西FXニュース – 2024年1月22日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 米消費者信頼感指数想定超え
  • 米消費者予想インフレ率鈍化
  • 米ダウとS&Pが史上高値記録
  • 長期金利上昇一腹利益確定
  • 今週の日欧金融政策イベント

今日2024年1月22日月曜日の日本の東京外国為替市場の9時頃から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の148円23銭付近から円の高値でドルの安値の147円73銭付近の値幅約50銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円終値は148円6~7銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の148円27~29銭付近の前東京終値比で約21銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、日本時間で先週金曜の夜から土曜の朝までの先週末の米国ニューヨーク外国為替市場では、先行していた英国ロンドン外国為替市場の流れを受けた利益確定売りや持ち高調整の抵抗では開場直後の先週金曜の夜22時19分頃に一時147円96銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録したが、米国ニューヨーク債券市場では安全資産の米国債売りで米国長期金利が上昇していたため、先週金曜の夜23時台のドルは円相場で反発上昇していた。

先週金曜日の深夜24時に発表された最新米国経済指標の12月の米国中古住宅販売件数の年率換算件数は前回と市場予想の382万件を下回る378万件で、前月比も前回の0.8%と市場予想の0.0%に対し-1.0%に低下したことを受けては瞬時のドル売りでドルは円相場で一時148円7銭付近に一瞬下げたものの、同時刻に発表された1月の米国ミシガン大学消費者信頼感指数 (University of Michigan Consumer Sentiment Index / 消費者態度指数や消費者マインド指数とも訳される) の速報値が、前回の69.7と市場予想の70.0を上回る78.8に上昇し、2021年7月以来の約2年6カ月ぶりの高水準であったため、米国消費の強さを受けて、米国長期金利が更に上昇し、一時4.1957%付近と昨年2023年12月13日以来の高利回りを記録したことから、日米金利差拡大による円売りドル買いが起きて24時14分頃にドルは円相場で一時148円53銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、同じく発表された同ミシガン大学の米国消費者の予想インフレ率 (Inflation Expectations / 期待インフレ率とも訳す) は、1年先の予想インフレ率が前月から0.2ポイント低下した2.9%と2020年12月以来の約3年1カ月ぶりの低水準になったほか、5年先の予想インフレ率も前回から0.1ポイント低下した2.8%に鈍化し、米国ミシガン大学消費者調査分析担当者のシュー氏は、「消費者は、米国のインフレがピークを超えたと信じており、予想インフレの低下により、幅広く景況感が改善した」と説明しており、依然として米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の目標の2%のインフレ率はやや上回ってはいるものの、米国の消費者達は年齢や所得や支持する政党などに関わらず、幅広い層で米国のインフレが沈静化していくという見通しを持っていることが明らかになったため、早期の米国利下げ予想は既に後退していたものの、一時4.19%台に上昇後の米国長期金利が4.13%台に向けて下げ始めたため、日米金利差縮小時の円の買いドル売りで円相場が反発し、先週土曜の午前2時32分頃には一時148円2銭付近まで低下した。

ただし、同時進行していた米国ニューヨーク株式市場では、米国消費者マインドを示す信頼感や態度指数の改善や、米国消費者の予想インフレ率の低下は、米国経済がソフトランディング (Soft Landing / 軟着陸) に向かっている兆候でもあると好感され、米国主要株価三指数が揃って上昇し、米国ダウ工業株30種 (Dow Jones Industrial Average) と米国S&P500種 (Standard and Poor’s 500) が史上最高値を更新したほか、米国ナズダック平均も前営業日比で大幅高になるというブル・マーケット (Bull Market / 強気市場) になったことなどから、リスク選好のリスクオン (Risk-on) で安全資産の米国債が売られたことでは米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利の低下には債券価格低下時の利回り上昇による抵抗が混ざったほか、米国株高を受けて低リスク通貨の円も売られたことでは、ドルも円相場も反発して下げ渋った。

午前6時に発表された最新米国経済指標の昨年11月の対米証券投資も前回マイナス圏だった-838億ドルと前回修正の-622億ドルを遥かに上回るプラス圏の2602億ドルに上昇し、短期債除いても前回の33億ドルと前回修正の34億ドルに対し1261億ドルと桁違いの大幅増化を見せており、投資系の値動きが為替相場にも影響を与えやすくなっていた。

また、米国株式市場では、米国主要企業の決算報告期が続いており、同市場では翌週にあたる今週もネットフリックス (Netflix / NFLX) やテスラ (Tesla / TSLA) などの大企業の決算報告の予定を控えているため、株主達が企業決算に影響を与える消費者マインドの景況感に敏感になっていたことが観測された。

一方で、日本円には、今週には今日から明日にかけた日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の日銀金融政策決定会合が始まるイベントの予定があり、イベント前の週末を控えたドル円やクロス円の利益確定や持ち高調整なども影響を与えていた。

そのため、先週末の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の147円96銭付近から円の安値でドルの高値の148円53銭付近の値動きで、先週土曜の朝7時前の6時55分頃のニューヨーク終値は148円12銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値の148円16銭付近と比べて約4銭の小幅な円高ドル安をつけていた。

週が明けた今朝早朝のアジア・オセアニア市場で、今日から始まる日銀金融政策決定会合のイベントを控えた窓開きでは、ドルが円相場で一時148円25銭付近に上昇したものの、円相場のイベント前の利益確定売りなどの持ち高調整や、米国長期金利が先週末に前営業日比でやや低下した終値をつけていたため、今朝9時頃の日本の東京外国為替市場の対ドル円相場は一時148円12銭付近の始値になった。

ただし、日本企業の主要取引先でもある米国の消費者マインドの強さや、先週末の米国主要株価指数の史上最高値更新や大幅上昇などを受けて、東京株式市場では今日の日経平均株価 も大幅な上昇を見せ始めたことから、リスク選好のリスクオンでは国内第一安全資産の低リスク通貨の円が売られて、今朝9時55分の日本市場の仲値決済に向けた日本企業の輸入実需の円売りドル買いもあり、今朝9時28分頃にドルは円相場で一時148円23銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、日本企業の輸入実需に続いては、国内輸出企業による円買いドル売りも入ったほか、今日から日銀金融政策決定会合が始まったというイベントリスクがあり、今月のマイナス金利解除予想は後退しているものの、明日の日銀発表や植田和男総裁の発言予定を控えて今後の日銀の大規模緩和金融政策修正や出口戦略とマイナス金利解除に向けた発言等が出ることへの警戒感などがあり、短期のドルの利益確定売りや持ち高調整で、国内第一安全資産でもある円が買い戻される値動きが優勢になり円相場が上昇し、日本市場時間の時間外米国債券市場でも安全資産の米国債買いで再建価格上昇に伴う利回り低下が起きて米国長期金利が低下し昼頃に一時4.10%付近をタッチしたことなどから、日米金利差縮小時の円買いドル売りも加わって、午前11時57分頃に対ドルの円相場は一時147円73銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

その後に、高値の米国債の利益確定売りが入り始めたことでは、債券価格低下による利回りの上昇で米国長期金利が反発したことでは、同時進行していたアジア・オセアニア市場などでドルが買い戻されて反発し、午後からの欧州英国市場の参入でも米国長期金利が4.13%台に向けて今朝の下げ幅を縮めて、先週末の終値の4.129%を上回ったことから、日米金利差再拡大による円の利益確定売りとドルの持ち高調整は上昇後の円相場の抵抗になった。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は148円6~7銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の148円27~29銭付近の前東京終値比では約21銭の円高ドル安になった。

また、今夜その後の17時50分頃の英国ロンドン外国為替市場では、米国長期金利の上昇が18時過ぎの4.138%付近に向けて継続していたため、ドルは円相場で一時148円30銭付近まで買われており、前東京終値比では横ばい圏を僅かに上回る小幅な円安ドル高に転じた時間もあったが、米国長期金利上昇に一服感が出てくると、ドルの利益確定や持ち高調整の抵抗が入り始めたため、18時台中盤からは再び小幅な円高ドル安にも戻している。

なお、この米国長期金利上昇の一因は、来週1月30〜31日の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) を控えて、今週は米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達が発言自粛のブラックアウト (Blackout) 期間に入るものの、今日の夕方の時点では今年のFOMCでの早期の米国利下げ予想値が、金利先物動向から市場予想値を示すフェドウォッチ (FedWatch) で今月が0%と大幅に後退しており、今年3月の早期の米国利下げ予想も大幅に後退し、現在では米国金利据え置き予想の方が優勢になっていたことなどが、日本時間の夕方に時差で朝だった週明けの欧州英国市場に影響を与えていた。

今週は、前述の日銀金融政策決定会合の明日1月23日の発表イベントに加えて、欧州市場でも1月25日に欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会の新政策金利と金融政策の発表イベントを控えていることなどから、持ち高調整と様子見などの値動きも影響を与えている。

今夜この後の米国市場では、最新米国経済指標の発表予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜24時に先月12月の米国景気先行指標総合指数が発表される予定がある。

一方、今日の欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は161円34〜35銭付近と、先週金曜日17時の161円29〜30銭付近の前東京終値比で約5銭の小幅な円安ユーロ高であった。

主な要因は、今週の欧州中央銀行 (ECB) 理事会を控え、先週のラガルド総裁や他の理事会メンバー達の発言の影響もあり、欧州インフレに対する警戒感が継続していることなどから、欧州の高金利も当面維持される市場予想が優勢で、日欧金利差による円安要因に加えて、今日の欧州市場では今週のECBイベント前の欧州ユーロの買い戻しも入っていたが、日銀のイベントも控えていることでは持ち高調整後の様子見もあり小動きになったほか、今夜20時台の英国ロンドン外国為替市場では、欧州景気懸念の低リスク通貨の円買いもあって、小幅な円高ユーロ安に市場反転も見せている。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0896〜1.0898ドル付近で、先週金曜日17時の1.0876〜1.0878ドル付近の前東京終値比で約0.20セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、前述の今夕の欧州市場での米国長期金利上昇時のユーロからのドル買いの影響が見られたほか、先週の堅調な米国経済指標に対して欧州景気懸念が燻っており、今週の欧州ユーロのイベントリスクに対して米国のイベントリスクが来週で離れていることから、世界的に流動性の高いドルは欧州ユーロに対する安全資産としても買われる値動きが混ざっていた。

しかし、その後に米国長期金利が上昇後の低下を見せると、欧米金利差により欧州ユーロが買い戻される値動きも入ったため、今夜20時台の英国ロンドン外国為替市場では、小幅なユーロ高ドル安にも転じている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は188円7〜13銭付近で、先週金曜日17時の187円99銭〜188円5銭付近の前東京終値比で約8銭の小幅な円安ポンド高であった。

主な要因は、先週発表された英国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) が想定外に上昇し、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) の今年早期の英国利下げ予想が後退し、日英金利差拡大による円売りポンド買いが為替相場に影響を及ぼしたが、先週発表された英国小売売上高が市場予想よりも悪化し、英国景気懸念による低リスク通貨の円買いや日銀イベント前の持ち高調整が抵抗になり、小幅な値動きから横ばい圏になった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年1月22日の日本時間(JST)20時26分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で9時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の冬時間 (GMT / JST-9) の11時26分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:26の為替レート 前営業日JST 17:00の前東京終値
ドル/円 147.94 〜 147.95 -0.33 (円高)
ユーロ/円 161.01 〜 161.02 -0.28 (円高)
ユーロ/ドル 1.0882 〜 1.0883 +0.0006 (ドル安)
英ポンド/円 187.99 〜 188.05 ±0.00 (レンジ)
スイスフラン/円 170.30 〜 170.36 -0.41 (円高)
豪ドル/円 97.47 〜 97.51 -0.08 (円高)

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