FXニュース:米PCEデフレーター控え
東西FXニュース – 2024年11月27日
文/八木 – 東西FXリサーチチーム
主な点:
今日2024年11月27日水曜日の日本の東京外国為替市場の今朝9時頃から今夜17時頃までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の安値でドルの高値の153円3銭付近から、円の高値でドルの安値の151円84銭付近の値幅約1円19銭で、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は151円85銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の154円0銭付近の前東京終値比では約2円15銭の大幅な円高ドル安であった。
今日の為替相場の値動きの主な要因と時間に沿った世界外国為替証拠金取引 (FX / Foreign Exchange) のマーケット・トレンドの動向と分析はまず、昨日の日本市場終了後の英国ロンドン外国為替市場では、来年1月の米国での第二次ドナルド・トランプ政権の次期米国財務長官に著名投資家のスコット・ベッセントが指名されたことを受けて、過度の米国財政拡張案による米国債券増発と米国債券価格低下への警戒感が後退し、以前のトランプ・トレードで売られていた米国債の買い戻しが再び入り始めたことで、米国債券価格上昇に伴う利回り低下が再燃し、昨夜21時20分頃には米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.279%付近に再低下し、債券利回りを受けた金利差トレードで日米金利差縮小時の円買いとドル売りが入ったほか、欧州と地理的に近い中東のイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの一時停戦のニュース速報が入り始めたこともあり、地政学リスクの緩和により欧州ユーロが対ドルで買い戻された影響も対ドルの円相場に波及してドルは円相場で一時急落し、昨夜21時37〜39分頃に対ドルの円相場は一時153円7銭付近と、この時点での昨日の日通しの円の高値でドルの安値を更新していた。
また、欧州株式市場では、昨日にトランプ次期米国大統領が中国への米国関税強化案を改めて表明し、ほぼ全ての中国から米国への輸入品に10%の追加関税をかけることと、北米カナダと南米メキシコに対しても25%の米国関税を課す方針を示していたことから、中国を主要貿易先に持つ欧州企業株が警戒感により売られて欧州主要株価指数のドイツの独DAX (Deutscher Aktien IndeX) が大幅安に向けていたことでも、欧州株安リスク回避のリスクオフ (Risk-off) でも低リスク通貨の円が買われたほか、世界的な安全資産でもある米国債の買い戻しが進み、昨日の夕方には一時4.3%台に反発後の米国長期金利が反落し、再び4.2%台に低下した一因となっていた。
昨夜22時頃に始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は一時153円25銭付近の始値であったが、反発と抵抗を交えながらも米国債の買い戻しが進んでいたことから、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利がこの時間にも一時4.278%付近と更に低下したことを受けては、債券利回りを受けた日米金利差縮小時の円買いドル売りの影響により、昨夜22時4分頃にドルは円相場で一時152円98銭付近と、先ほどの欧州英国市場で記録した昨日の日通しの円の高値でドルの安値を更新し、昨夜から今朝にかけての米国市場での円の高値でドルの安値を記録した。
市場安値後のドルには買い戻しが入り始めて反発し、ドル円は153円台に戻した後にも、米国ニューヨーク株式市場で史上最高値を更新後の利益確定売りや持ち高調整の影響などで一時反落から始まっていた米国主要株価三指数の米国ダウ工業株 (Dow Jones Industrial Average) が、米国ニューヨーク債券市場での米国長期金利の低下を受けた金利警戒感の緩和により下げ幅を縮めてプラス圏に向かう一方で、米国S&P 500種株価指数 (Standard and Poor’s 500 index) と米国ナズダック総合株価指数 (NASDAQ Composite) はプラス圏で推移していた米国株高を受けては、低リスク通貨の円の利益確定や持ち高調整が入った影響では、ドルは円相場で一時153円台中盤から後半付近に向けていた。
ただし、抵抗もあり、昨夜23時に最新経済指標の 9月の米国住宅価格指数が発表されたが、前月比は前回の0.3%が前回0.4%に上方修正された上で市場予想の0.3%を上回る0.7%に単月の米国住宅インフレが上昇していたが、7〜9月の第3四半期の米国住宅価格指数では、前期比は前回の0.9%に対し0.7%に鈍化していた。
同時発表だったより重要度が高い米国住宅関連の経済指標の9月の米国S&Pケース・シラー住宅価格指数も、前年同月比が前回の5.2%と市場予想の4.7%に対し4.6%と鈍化していたことでは、ドルは円相場で一時153円台前半にも戻したほか、深夜24時には更に重要度の高い最新米国重要経済指標の10月の米国新築住宅販売件数が発表され、年率換算件数は前回の73.8万件と市場予想の72.5万件を下回る61.0万件に低下し、前月比は前回プラス圏だった4.1%は前回7.0%に上方修正されたものの、市場予想の-1.8%を下振れするマイナス圏の-17.3%に低下したことでも、発表時のドルは再び一時153円台前半に下押しした。
また、同じく深夜24時に発表されていたコンファレンス・ボードの11月の米国消費者信頼感指数は、前回の108.7が前回109.6に上方修正された前回は上回ったが、市場予想の111.8にはやや届かない111.7で、同時発表だった11月の米国リッチモンド連銀製造業指数も前回と横ばいの-14で市場予想の-11を下回っていた。
しかし、前述の欧州英国市場にも観測報道やリーク・ニュースが先行していたが、公式にジョー・バイデン現米国大統領が記者会見で、「イスラエルとイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの戦闘を巡り、イスラエルとレバノンの両政府が停戦で合意した」と発表し、「恒久的な敵対行為の停止を目的としたものだ」と発言したことでは、米国関与の中東情勢の地政学リスク緩和の影響もありドルが買い戻されたほか、米国主要株価三指数が揃ってプラス圏に向けていたことから、米国ニューヨーク株式市場では安全資産の米国債の債券価格上昇後の利益確定売りや持ち高調整も入ったことでは、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利は深夜24時25分頃には一時4.326%付近にまで反発したため、債券利回りを受けた金利差トレードの日米金利差拡大時の円売りドル買いと低リスク通貨の円売りとドルの買い戻しの抵抗が入ったことでは、ドルは円相場で反発し、深夜24時29分頃に一時153円72銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録し、欧州英国市場での下げ幅を一時縮小していた。
ただし、米国ニューヨーク債券市場では、押し目買いなどで再び米国債が買われたことでは、米国長期金利がピークアウトを見せ始めたため、ドルも円相場で反落を見せ始めた。
さらに、午前3時には米国ニューヨーク債券市場で、米国5年債の入札があり、入札前後に他の年度の米国債にも買いが波及した影響では、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利も一時4.307%付近に下押しした時間があったことでも円相場でドル売りが入り、ドルは円相場で153円台前半に下げていた。
午前4時には、次回の米国利下げ幅予想の材料として市場が注目していた米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の前回11月6〜7日開催分の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の議事要旨が公開され、緩やかな米国追加利下げペースの支持が多かった一方で、データ次第では米国利下げの停止や加速の意見も出たことが明らかになったが、FOMCメンバー達は米国インフレがFRBの目標の2%に向かっているとの自信を示し、多くの参加者が段階的な利下げが適切だと指摘していたことを受けては、市場ではFRBは今後も米国利下げ方向を維持するとの受け止めが強まり、次回の米国追加利下げ予想値が上昇し、次回の米国金利据え置き予想値が後退を見せ、日本では日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) が今後も追加利上げ方向を維持していることから、日米の金融政策の方向性の違いにより日米金利差縮小予想が高まったことも、米国長期金利が午前6時40分頃には一時4.297%付近と4.3%台を割り込む再低下に繋がり、米国長期金利低下時のドル売りで円が買われやすくなった。
しかし、米国ニューヨーク株式市場では、米国利下げ予想による金利警戒感の緩和から、米国主要株価三指数の中でも金利に敏感な米国ダウ工業株がプラス圏で上昇して大幅高の終値となって三日連続で史上最高値を更新したほか、米国S&P 500種株価指数 (Standard and Poor’s 500 index) も続伸し、米国ナズダック総合株価指数 (NASDAQ Composite) も大幅な続伸を見せて終値をつけていたことでは、この時間の対ドルでの低リスク通貨の円の上値を153円台までで抑えていた。
米国ニューヨーク債券市場では、米国主要株価三指数上昇の影響では安全資産の米国債売りの抵抗も入っていたため、今朝7時頃のニューヨーク終値時点には米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利は一時4.301%付近と下げ渋っていたが、先行していた欧州英国市場でのドルの円相場での下げ幅の影響や日米金利差縮小予想の影響もあり、前ニューヨーク終値比では大幅な円高ドル安が進行していた。
このため、昨夜22時頃から今朝7時頃までの米国冬時間の米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の高値でドルの安値の152円98銭付近から、円の安値でドルの高値の153円72銭付近の値幅約74銭で、今朝7時頃のドル円のニューヨーク終値は153円8銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値の154円23銭付近と比べて約1円15銭の大幅な円高ドル安をつけていた。
今朝早朝のアジア・オセアニア市場では、米国関税強化への警戒感から一部のアジア株売りが入ったことへの株価リスク回避で低リスク通貨の円買いが入った影響があり、今朝9時頃から始まった今日の東京外国為替市場の対ドル円相場は一時152円93銭付近の始値であった。
ただし、今朝9時55分の日本市場の仲値決済では、日本企業の輸入実需の円売りドル買いが先行した影響では今朝10時1分頃にドルは円相場で一時153円3銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録したが、続いて、月末決算要因では国内輸出企業のまとまった円買いドル売りが入り始めたため、ドルは円相場で再び下落を始めた。
昨日に続いての米国関税強化案への警戒感に加えて、日銀の追加利上げ方向維持への警戒感もあり、今日の東京株式市場では、日経平均株価が続落で始まり、大幅続落に受けて下げ幅を拡大したことで、日本株価下落時のリスク回避のリスクオフで国内第一安全資産の低リスク通貨の円買いが起き、円相場が主要通貨に対して上昇した。
午後15時30分頃には、今日の日経平均株価は3万8134円97銭の終値をつけ、前日比307円3銭安の大幅続落で大引けしたため、低リスク通貨の円買いが勢いを増した。
また、今日のニュースでは、日本政府の石破茂首相が、首相官邸で開催された政労使会議で、高水準の賃上げ実現への協力を求めたことも、賃上げを伴う2%のインフレ目標実現による日銀の追加利上げをサポートするとの市場の受け止めからも、今朝未明に発表されていた先述の前回11月6〜7日開催分の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨の内容から高まっていた日米金利差縮小予想が意識された円買いドル売りの一因となった。
夕方からの欧州市場の参入でも、金利先物市場のデータを基に米国政策金利のフェデラル・ファンド (FF / Federal Funds) レートの市場予想値を算出することで世界的な有名な米国シカゴ・マーカンタイル取引所 (CME / Chicago Mercantile Exchange) グループのフェドウオッチ (FedWatch) ツールで、来月12月17〜18日に開催予定の次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) における米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の米国利下げ幅の市場予想値は、0.25%の米国小幅利下げ予想値が一時66.5%付近に上昇した一方で、米国金利据え置き予想値は一時33.5%付近に低下しており、米国10年債の利回りが指標の米国長期金利が今夜17時の一時4.271%付近に向けて再び低下していた影響では、日米金利差縮小予想に加えての債券利回りを受けた日米金利差縮小時の円買いドル売りが勢いを増し、日本市場終盤の16時44〜45分頃とその直後の16時47〜48分頃にドルは円相場で一時151円84銭付近と、今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録し、前東京終値比で大幅な円高ドル安が進行していた。
このため、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は151円85銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の154円0銭付近の前東京終値比では約2円15銭の大幅な円高ドル安になった。
また、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場でも、米国債の買い戻しによる米国長期金利低下が続き、今夜19時7分頃には米国長期金利が一時4.260%付近に低下したため、ドルは円相場で下げ幅を更に広げて、今夜この後の米国市場では最新米国重要経済指標やインフレ指標の米国個人消費支出 (PCE / Personal Consumption Expenditures) 物価指標にあたる10月の米国PCEデフレーターなどの発表イベント予定を控えているため、ドルのイベントリスクに加えて、欧州英国市場での月末要因の自国通過の買い戻しや米国感謝祭前のホリデーの先取りで今週の米国市場での流動性低下への警戒感などによる持ち高調整の影響などもあり、今夜19時7分頃にドルは円相場で一時151円22銭付近にも売られて円高ドル安が進行していた。
今夜この後の米国市場では、最新米国重要経済指標の発表と米国債入札予定などがあり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜22時30分に7〜9月第3期四半期の米国実質国内総生産 (GDP / Gross Domestic Product) の改定値と、同四半期の米国GDP個人消費の改定値と同四半期の米国コアPCEの改定値と、10月の米国卸売在庫と10月の米国耐久財受注と、前週分の米国新規失業保険申請件数と前週分の米国失業保険継続受給者数が同時発表され、続いて今夜23時45分に11月の米国シカゴ購買部協会景気指数、深夜24時のイベント時間には10月の米国個人所得と10月の米国個人消費支 (PCE) と、米国連邦準備制度理事会 (FRB) も注目している米国PCEデフレーターと米国PCEコア・デフレーターと、同時刻に10月の米国住宅販売保留指数も発表され、深夜24時30分には米国週間原油在庫と、27時には米国7年債の入札予定を控えている。
米国市場では、明日28日は米国感謝祭 (Thanksgiving Day) の祝日ホリデー予定を控えており、翌29日にはブラックフライデー (Black Friday) でクリスマスに向けたセール日にあたることから、米国ホリデー週に特有の市場流動性減少により、普段なら小さな値動きでも拡大されやすい時期に月末決算期とイベントがあることにも引き続き注意が必要である。
さらに、世界の債券や株式とコモディティなどの各市場の影響や、世界の政治要因やウクライナ情勢なども含めた世界情勢ニュースの為替相場への影響なども注視されている。
一方、欧州ユーロは、今夜17時の東京外国為替市場の今日のユーロ円相場の終値は159円46〜48銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の161円30銭付近と比べると約1円84銭の大幅な円高ユーロ安であった。
主な要因は、日米金利差縮小時の円買いドル売りの外貨影響の波及や、今日の日経平均株価の大幅続落を受けたリスク回避のリスクオフで、低リスク通貨の円が買われてリスク市場に弱い欧州ユーロや英国ポンド売りが入り、今日は円相場が大幅に上昇した。
そのため、英国ポンドも、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は191円19〜20銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨日の夜17時の193円19〜20銭付近と比べると約2円0銭の大幅な円高ポンド安になった。
ユーロドルは、今夜17時の東京外国為替市場の終値は1.0495〜1.0497ドル付近と、前営業日同時刻にあたる昨日の夜17時の1.0472ドル付近と比べると約0.23セントのユーロ高ドル安であった。
主な要因は、米国債の買い戻しの影響が続き、米国長期金利低下時の欧米金利差トレードでは欧州ユーロに対するドル売りが起きたほか、中東情勢のイスラエルとレバノンでの停戦報道を受けた地政学リスク緩和でも、欧州ユーロが対ドルで買い戻されていた。
また、欧米ともに追加利下げ予想が優勢になっていたが、以前は次回の米国金利据え置き予想が出ていた一方で欧州大幅利下げ予想が出ていたことから欧州ユーロに対するドル売りがあったものの、今朝未明には米国利下げ予想が高まりドル売りが入る中で、今夜の欧州市場では、欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) のイザベル・シュナーベル専務理事が「欧州利下げは漸進的に進めるべき」と発言し、欧州大幅利下げ予想の牽制発言と受け止めた欧州英国市場でも、月末要因もあって自国の欧州ユーロが対ドルで買い戻されていた。
今日の東西FXニュース執筆終了前の2024年11月27日の日本時間(JST)20時58分(チャート画像の時間帯は、10月最終日曜日に英国夏時間が終了し、来年3月最終日曜日まで日本から時差9時間遅れの英国冬時間の標準時間 (GMT / Greenwich Mean Time) になった英国ロンドン外国為替市場の英国冬時間 (GMT / JST-9) の11時58分頃) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。なお、米国市場も11月の第1日曜日から来年3月の第2日曜日は米国冬時間 (EST / Eastern Standard Time / GMT-5 / JST -14) にあたるため、2024年11月3日に米国サマータイム (EDT / Eastern Daylight Time / GMT-4 / JST-13) の米国夏時間も終了し、現在の世界市場では欧州市場と英国市場と共に米国市場も冬時間で日本との標準時差となっている。
通貨ペア | JST 20:58の為替レート | 日本市場前営業日JST 17:00の前東京終値比 |
ドル/円 | 151.41 〜 151.42 | −2.60 (円高) |
ユーロ/円 | 159.39 〜 159.40 | −1.91 (円高) |
ユーロ/ドル | 1.0525 〜 1.0527 | +0.0053 (ドル安) |
英ポンド/円 | 190.96 〜 191.02 | −2.23 (円高) |
スイスフラン/円 | 171.54 〜 171.60 | −2.08 (円高) |
豪ドル/円 | 98.12 〜 98.16 | −1.59 (円高) |
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