(tozaifx_com)東西FXの公式ブログ

海外FX会社(ブローカー)の無料口座開設サポートと言えば、東西FXの公式サイト。使いやすい無料の口座開設サポートサービス、キャッシュバックキャンペーン実施中、詳細情報、新着情報・FXニューズ、FXを学ぶ、無料FXツールを展開で、FXがはじめての方でも安心です。

FXニュース:今年最大の円安ドル高更新

FXニュース:今年最大の円安ドル高更新

 参照元 URL 

FXニュース:今年最大の円安ドル高更新

FXニュース:今年最大の円安ドル高更新

東西FXニュース – 2023年10月26日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日米金利差拡大で150円台
  • 想定以上の米経済指標受け
  • 米新築住宅販売件数が上昇
  • 米下院議員選出でリスク減
  • GDP発表控えた市場予想
  • 日米株安と介入警戒の抵抗
  • 今夜欧ECB新政策金利発表

今日2023年10月26日木曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の150円78銭前後から円の高値でドルの安値の149円82銭前後の値幅約96銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は150円46~47銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の149円89~90銭付近の前東京終値比で約57銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、最近は欧州や英国と比較して堅調な米国経済指標の発表が続いていたが、昨夜20時に発表された最新米国経済指標の米国MBA住宅ローン申請指数も前回の-6.9%から-1.0%に改善され、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場で昨夜23時に発表された最新米国重要経済指標の9月の米国新築住宅販売件数も、年率換算件数が前回の67.5万件と前回上方修正の67.6万件と市場予想の68.0万件に対し75.9万件と大幅に上昇し、前月比も前回マイナス圏だった-8.7%と前回上方修正の-8.2%と市場予想の0.7%に対してプラス圏の12.3%と市場予想を大きく上回る大幅な改善を見せたことで、米国景気好感により主要通貨に対してドルが買われたほか、堅調な米国景気を背景とした米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の米国金融引き締め長期化予想が高まった。

なお、昨夜23時に発表された北米カナダの中央銀行にあたるカナダ銀行 (BoC / Bank of Canada) はカナダの新政策金利を据え置きし、市場予想通り現状の5%を維持したが、声明では今後の追加利上げの可能性を残したことで、来週に発表予定の米国新政策金利にも、追加利上げの可能性が残された金利据え置き予想が高まっていた。

また、米国景気好感時には安全資産の米国債買いの需要が少なかったこともあり、午前2時の米国5年債の入札が低調で、債券価格低下に伴う利回り上昇の影響が他の米国債にも波及し、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が上昇し、4.96%台に向けて上昇したため、欧州ユーロや英国ポンドなどの主要通貨に対するドル買いや、日米金利差拡大による円売りドル買いが続いたことで、午前2時台には為替介入警戒の利益確定と持ち高調整の抵抗を交えながらも、ドルは円相場で150円台に上昇した。

また、午前2時頃からは欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) のラガルド総裁の発言もあり、最近の欧州景気懸念により追加利上げの可能性よりも金利据え置きの市場予想が優勢になってきていたことで対ドルのユーロ売りが入っており、欧州中央銀行 (ECB) の新政策金利の発表イベントを今夜この後に控えていたことや、今夜この後の翌米国市場では最新米国重要経済指標の7〜9月の第3四半期の米国実質国内総生産 (GDP) の速報値などの発表予定も控えていたため、最近の堅調な米国経済指標の発表が続いたことで、米GDPや欧米金利差に関する市場予想が上昇したことで持ち高調整が入り始めたことも、主要通貨に対するドル買いの一因となっていた。

一方で、決算報告シーズンの米国ニューヨーク株式市場では、米国金利の先高感への警戒などから米国ハイテク株などが大幅に下落し、米国株安時のリスク回避のリスクオフでは低リスク通貨の円買いの抵抗を交えていたが、米国内のニュースで、米国下院議長に共和党のマイク・ジョンソン議員が選出されることになり、期限までに新規予算案を組まないと米国政府の一部機関が閉鎖される可能性のリスクがあった懸念が緩和されたことでも、世界的に流動性が高い安全資産としてのドル需要が国内でも高まり、ドルは円相場で150円台に乗せてからも上昇し、午前5時38分頃に一時150円32銭付近の米国市場の円の安値でドルの高値を記録し、昨年2022年10月21日以来と言われるこの時点での今年の円安ドル高の記録を更新した。

なお、午前5時35分頃から始まった米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の発言は、来週の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) を控えたブラックアウト期間であったため、米国金融政策に関する発言は自粛していたが、米国首都ワシントンのアメリカ政治社会科学アカデミー主催の講義で、公私ともに関わりがあり友人でもあるという今年のダニエル・パトリック・モイニハン賞の受賞者の米国プリンストン大学の経済学者のアラン・ブラインダー教授の紹介と祝辞を述べるスピーチであったが、経済との関わりを述べる上で、市場注目度の高いパウエル議長の発言ということで、内容はともあれ、スピーチ開始とほぼ同時に米国市場のドルの高値をつける結果となった。

150円台の年内高値記録を更新後のドルには、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の為替介入警戒感による利益確定や、日銀のイールドカーブ・コントロール (YCC) 修正の可能性などの一部報道を受けて、来週の日銀金融政策決定会合のイベントを控えた持ち高調整は抵抗要因になっていたが、米国市場終盤での介入は早朝の日本市場に影響を及ぼしやすいため、警戒感がやや薄れており、下振れも150円台に留まった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、市場前半の円の高値でドルの安値の149円86銭前後から円の安値でドルの高値の150円32銭前後の値動きで、今朝6時前頃のニューヨーク終値は150円23銭付近と、前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約32銭の円安ドル高をつけていた。

今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場では、前述の市場予想以上の米国経済指標や米ドルのリスク緩和を受けて、米国長期金利上昇に伴う日米金利差拡大による円安ドル高のトレンドを引き継いだ。

今日の日本市場時間の時間外取引米国債券市場でも、米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が午後には4.98%台に向けて上昇し、円安要因である日米金利差拡大による円売りドル買いが続いた。

一方で、昨夜から今朝までの米国株式市場の影響もあり、今日の日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) は大幅に反落したことでは、株安時のリスク回避のリスクオフでは低リスク通貨の円買いの抵抗も入っていたが、15時15分に今日の日経平均株価は3万601円78銭の終値と、前日比で668円14銭安の大幅下落で大引けした。

東京株式市場の終了後には、午後からの欧州市場の参入が本格化し、米国長期金利の高止まりを受けたドル買いや、今夜この後21時15分頃の欧州中央銀行 (ECB) の新政策金利発表イベントを控えたイベントリスクの持ち高調整でもユーロからドルが買われる値動きの影響の波及もあったため、午後15時42分頃から数分間高値圏で高止まりをする形でドルは円相場で一時150円78銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録し、今年最大の円安ドル高の記録を再び更新した。

ただし、150円台後半の年内最大の円安ドル高の更新後には、日本政府と日銀の為替介入警戒感も再び高まり、今日も日本政府の鈴木俊一財務相が、外国為替市場について、「今まで通り、緊張感を持って見ていく」と発言していたため、利益確定や持ち高調整の抵抗が一時強まり、午後15時47分頃には一時149円82銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録し、一時円相場が急反発したが、日米金利差拡大の円売りドル買いも続いていたことでは、すぐに押し戻されて150円台前半から中盤付近の推移になった。

このため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は150円46~47銭付近と、昨夜17時の149円89~90銭付近の前東京終値比で約57銭の円安ドル高になった。

今夜この後には最新米国重要経済指標などが発表される予定があり、日本時間の今夜の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜21時半に 7〜9月の第3期四半期の米国実質国内総生産 (GDP) と米国GDP個人消費 (PCE) と米国コアPCEが発表され、同時刻に前週分の米国新規失業保険申請件数と米国失業保険継続受給者数、 9月の米国耐久財受注と9月の米国卸売在庫、続いて23時に 9月の米国住宅販売保留指数および中古住宅販売保留指数、26時に米国7年債の入札予定、米国株式市場の株引後に米国アマゾン (AMZN) の決算報告予定などの米国主要企業の決算報告予定も続く。

また欧州市場では、今夜21時15分に欧州中央銀行 (ECB) 理事会の欧州ユーロ圏の新政策金利と欧州金融政策の声明の発表予定があり、続いて、21時45分頃から定例記者会見でのラガルド総裁の要人発言などが注目されており、すでにユーロの持ち高調整や、結果が分かるまでの様子見のユーロの買い控えなどが為替相場の値動きに影響を与えていた。

そのため、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は158円70〜71銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の158円76〜78銭付近の前東京終値比で約6銭の円高ユーロ安であった。

ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0547~1.0548ドル付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の1.0591~1.0593ドル付近の前東京終値比で約0.44セントのユーロ安ドル高だった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は181円84〜90銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の182円4〜10銭付近の前東京終値比で約20銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、地理的にも近く、元欧州連合 (EU) でEU離脱後も欧州経済の影響を受けやすい英国ポンドにも、欧州景気懸念を受けた英国景気懸念が浮上しており、対照的に堅調な米国景気を受けて、世界的な安全資産のドルや低リスク通貨の円に対し英国ポンドが売られた値動きが出ていた。

また、来週には日米の金融政策決定会合とともに、英国中央銀行イングランド銀行 (BoE / Bank of England) の金融政策委員会 (MPC / Monetary Policy Committee) のイベントも控えており、前回は僅差で英国政策金利の据え置きが決定されたが、市場予想を含めたイベント前の持ち高調整なども入り始めている。

なお、世界FX市場のエキゾチック通貨では、今夜20時にトルコ中央銀行 (TCMB) も新政策金利と声明を発表する予定である。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2023年10月26日の日本時間(JST)19時29分(チャート画像の時間帯は、日本から時差で8時間遅れの英国ロンドン外国為替市場の夏時間 (GMT+1 / BST / JST-8) 11時29分頃。なお、英国市場は今週末の10月最後の日曜日から冬時間になり日本との時差が9時間遅れと1時間広がり、米国市場は来週末の11月最初の週末にサマータイム終了予定とおよそ1週間のずれがあることには留意したい。) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:29の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 150.26 〜 150.28 +0.37 (円安)
ユーロ/円 158.47 〜 158.48 -0.29 (円高)
ユーロ/ドル 1.0545 〜 1.0547 -0.0046 (ドル高)
英ポンド/円 181.62 〜 181.68 -0.42 (円高)
スイスフラン/円 167.30 〜 167.36 -0.26 (円高)
豪ドル/円 94.81 〜 94.85 -0.47 (円高)

www.tozaifx.com

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。