(tozaifx_com)東西FXの公式ブログ

海外FX会社(ブローカー)の無料口座開設サポートと言えば、東西FXの公式サイト。使いやすい無料の口座開設サポートサービス、キャッシュバックキャンペーン実施中、詳細情報、新着情報・FXニューズ、FXを学ぶ、無料FXツールを展開で、FXがはじめての方でも安心です。

FXニュース:日本の為替介入警戒高まる

FXニュース:日本の為替介入警戒高まる

参照元 URL

FXニュース:日本の為替介入警戒高まる

FXニュース:日本の為替介入警戒高まる

 

東西FXニュース – 2023年10月04日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年10月4日水曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の149円32銭前後から円の高値でドルの安値の148円73銭前後の値幅約59銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は148円85~86銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の149円77~79銭付近の前東京終値比で約92銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜の米国ニューヨーク外国為替市場で昨夜23時に発表された米国雇用市場関連の最新米国経済指標の8月の米国雇用動態調査 (JOLTS) 求人件数が、前回の882.7万件と前回の上方修正があった892.0万件と市場予想の880.0万件に対し961.0万件と大幅に上昇し、堅調な米国雇用市場を背景とした米国連邦準備制度理事会 (FRB / The Federal Reserve Board) の米国金融引き締め長期化予想で米国長期金利が上昇し、米国長期金利の指標となる米国10年債の利回りが2007年8月以来と言われる一時4.8%台の記録的な高利回りを記録したことで、日米金利差拡大による円売りドル買いや主要通貨に対するドル買いの勢いが増し、ドルは円相場で150円台に上抜け、昨夜23時7分頃に一時150円16銭付近と昨年2022年10月21日以来の今年最大の円安ドル高の記録を続伸した。

しかし、最近は連日での日本政府の口先介入が続いており、150円台では日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) による為替介入警戒感による持ち高調整が急激に高まったことや、150円台前半では年内高値更新のドルに指し値注文時のテイクプロフィット (T/P) のまとまった自動決済の利益確定売りが入りやすかったことや、米国金利先高感の警戒により米国ニューヨーク株式市場で株価下落時のリスク回避の低リスク通貨の円買いが入っていたことなどもあり、世界三大市場の英国ロンドン外国為替市場と米国ニューヨーク外国為替市場の取引時間の重なる取引が活発な時間に大規模な円買いドル売りのフローが発生し、ドルや主要通貨に対して円相場が一時大幅に急伸し、市場では円相場の急伸により日本政府と日銀 (BoJ) の為替介入疑惑が浮上し、介入リスク回避の円買いドル売りも相まって、昨夜23時12分頃に一瞬147円27銭付近まで、瞬く間に円相場が数円規模で大幅に上昇したが、すぐに市場安値のドルの買い戻しも入ったことでは、瞬時に148円86銭付近に戻し、1分後には一時149円49銭付近に跳ね上がり、数分後には再び149円台前半推移と、ドルも下げ幅を縮めて急反発した。

市場では日本政府と日銀の為替介入観測が浮上していたが、深夜24時過ぎのニュース速報では、日本政府の財務省幹部が、今回の為替介入の有無について、「介入を実施したかどうかについては、ノーコメント」と発言した。

市場の一部では今回は日本政府と日銀の為替介入ではなく、150円の高値圏からのまとまった大規模な利益確定と調整の混乱から起きたドルの急落と円の急伸による値動きであったのではないかという観測も出たものの、これまでは「価格というよりも、急速なボラティリティ (価格変動) がトリガーになる」と考えられていた日本の為替介入への警戒感が、150円台抜けの大台達成後にリアリティを増して一気に高まったことでは、警戒感によるリスク回避や持ち高調整も混じり、円相場でのドルの買い戻しは149円台に留まった。

また、昨夜は米国で史上初と言われる下院議長解任のニュースもあり、共和党マッカーシー議長解任により、先日に米国政府のつなぎ予算案可決で米国政府の一部機関の閉鎖リスクを回避した直後に、共和党内の混乱でマッカーシー議長が解任されたことにより、米国下院の立法作業が一時停止するため、11月17日までのつなぎ予算の期日までに米国議会が新予算案を可決できなければ、再び米国政府の一部機関の閉鎖リスクがあることも、警戒材料となり、米国ニューヨーク株式市場では米国ダウ工業株30種平均 (DJI) が3営業日続落の大幅下落を見せたことでも、安全資産のドルからでも買える米国債や低リスク通貨の円買い需要があった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の150円16銭前後から円の高値でドルの安値の147円27銭前後の値幅約2円89銭の大きな値動きをし、今朝6時頃のニューヨーク終値は149円2銭付近と前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約84銭の円高ドル安をつけていた。

今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場では、日本と時間帯が近いアジア・オセアニア市場で中国市場の連休休場が続いていたことで、世界三大市場の1つでもある日本市場の値動きが出やすくなっていたが、日本政府と日銀の為替介入への警戒感の高まりなどにより、ボラティリティ (価格変動) が抑制された149円台の推移の値動きになった。

なお、今日のオセアニア市場では、ニュージーランド準備銀行 (RBNZ) が新政策金利を市場予想通りに据え置きに決定した。

今朝の日本国内向けのニュースでも、日本政府の財務省の神田真人財務官が、昨夜の為替介入実施の有無については、「コメントを控える」と引き続き同様の発言をしたが、円相場については、「1週間の動きが過度であれば、過度な変動 (ボラティリティ) 。過度な変動 (ボラティリティ) には、あらゆる対応を排除しない」と発言したことでは、昨夜の高利回りの後に一時急落してから買い戻されていた米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が、今朝の日本時間の時間外の米国債券市場の取引では再び4.8%台の高水準に上昇しているにも関わらず、今朝の日本市場では比較的、過度な変動 (ボラティリティ) に注意された慎重な取引が継続した。

ただし、日本市場の今朝9時55分の仲値決済では日本企業の輸入実需による円売りドル買いが入り、今朝に4.8%台に上昇の米国長期金利との日米金利差拡大による円売りドル買いも続いていたことでは、午前11時51分頃に一時149円32銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、今日は日本の東京株式市場でも、今朝までの米国株安トレンドの影響などもあり、日経平均株価 (Nikkei 225 / JP225) が大幅な下落を見せ、日本株安時のリスク回避のリスクオフで、国内第一安全資産である低リスク通貨の円買いが入り始めた。

また、日銀の公開市場操作国債買い入れオペの指し値オペなどで金利が抑制されてきたにも関わらず、今日は日本の国内長期金利の指標となる国債利回りも2013年9月以来のおよそ10年1カ月ぶりの高水準と言われる一時0.79%付近に上昇したことなどから、日米金利差縮小時の円の買い戻しも混ざった。

午後15時15分には今日の日経平均株価が下落幅を広げ、3万526円88銭の終値と、前日比711円6銭安の大幅下落のまま大引けしたことでも、リスク回避の低リスク通貨の円買いの勢いが強まり、16時44分頃には一時148円73銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、夕方からの英国ロンドン外国為替市場の参入もあり、米国長期金利が4.8%台の高止まりで推移していた影響もあって、今日の日本市場の円相場で市場安値を記録後のドルには買い戻しが入り始めたが、為替介入警戒による円相場の持ち高調整の抵抗も混ざった。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は148円85~86銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の149円77~79銭付近の前東京終値比では約92銭の円高ドル安になっていた。

今夜この後にも、最新の米国重要経済指標等の発表予定と次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB) の高官達の発言予定などがあり、日本時間での今夜の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜20時に米国MBA住宅ローン申請指数、21時15分に 9月の米国ADP雇用統計報告、22時45分に9月の米国総合購買担当者景気指数 (PMI) とサービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値、23時に9月の米国ISM非製造業景況指数と8月の米国製造業新規受注、23時25分頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) のボウマン理事の発言予定、23時半に週間の米国原油在庫と、同じく23時半頃から米国シカゴ連銀のグールズビー総裁の発言予定などが注目されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は156円6~8銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の156円99銭~157円1銭付近と比較すると約93銭の円高ユーロ安であった。

主な要因は、日本株安を受けた低リスク通貨の円買いの影響や、日本政府と日銀の為替介入警戒感や持ち高調整などによる主要通貨に対する円相場の上昇の影響が、他の主要通貨であるユーロやクロス円などにも波及した。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0483~1.0485ドル付近で、前営業日同時刻である昨夜17時の1.0481~1.0482の前東京終値比で約0.02セントの僅差のユーロ高ドル安だった。

主な原因は、為替介入警戒や持ち高調整の対円のドル下落圧の影響があった一方で、欧州景気懸念もあったものの、今日の夕方16時50分に発表された欧州ユーロ圏の最新経済指標のフランスの9月仏サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 改定値が前回と市場予想の43.9を上回る44.4で、続いて16時55分に発表されたドイツの9月独サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 改定値も前回と市場予想の49.8を上回る50.3で好景気と不景気のボーダーラインの50を上回ったことでは、やや欧州景気懸念が緩和された。

 

ただし、その直後の今夜17時に発表されたユーロ圏総合の9月の欧州サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の改定値では、前回と市場予想の48.4はやや上回ったものの景気ボーダーラインの50以下の48.7に留まったことでは、前日比でやや横ばいにも近い小幅なユーロの上昇になった。

また、今夜18時に発表された8月の欧州ユーロ圏の小売売上高は、前月比と前年同月比ともに、市場予想以下であったことでも、欧州景気懸念は継続している。

なお、今夜は欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会のラガルド総裁の発言が今夜17時頃からあり、再び、この後の25時頃にも再度の発言が予定されている。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は179円86~92銭付近と、前営業日同時刻である昨夜17時の180円95銭~181円0銭付近の前東京終値比で約1円9銭の大幅な円高ポンド安であった。

主な原因は、欧州ユーロ同様に、株安時のリスク回避の低リスク通貨の円買いや、日本の為替介入警戒感による持ち高調整などが影響を与えていた。

今夜その後の17時半に最新英国経済指標の9月の英国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 改定値が発表され、前回と市場予想の47.2を上回る49.3であったことでは、英国ポンドは円相場での下げ幅を縮めたが、好景気と不景気の境界線の50以下の不景気寄りに留まったことでは、前日比の市場反転が起きるほどの英国ポンド買いには繋がらなかった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年10月4日の日本時間(JST)19時39分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時39分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:39の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.12 〜 149.14 -0.65 (円高)
ユーロ/円 156.65 〜 156.67 -0.34 (円高)
ユーロ/ドル 1.0504 〜 1.0506 +0.0023 (ドル安)
英ポンド/円 180.85 〜 180.91 -0.10 (円高)
スイスフラン/円 162.39 〜 162.45 -0.17 (円高)
豪ドル/円 94.26 〜 94.30 -0.37 (円高)

www.tozaifx.com

注意:

本ウェブサイトに記載されている全ての情報またリンク先を含めた情報は、情報提供を目的のみとしており、取引投資決定、及びその他の利用目的のために作成されたものではありません。取引投資種、外国為替取引業者の選択、売買価格投資等の全ての最終決定については、利用者ご自身のご判断において行われるようお願い致します。

当社は、当サイトに掲載した情報によって万一閲覧者が被った直接・間接的に生じた損失に関して一切責任を負わないものとします。また、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではございませんので ご了承ください。万が一、当サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いません。当社はこのウェブサイトの掲載内容を予告なしに変更または廃止することがございますので、あらかじめご了承おきください。