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FXニュース:四半期末の調整と買戻し

FXニュース:四半期末の調整と買戻し

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FXニュース:四半期末の調整と買戻し

FXニュース:四半期末の調整と買戻し

東西FXニュース – 2023年9月29日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年9月29日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の安値でドルの高値の149円51銭前後から円の高値でドルの安値の148円53銭前後の値幅約98銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は148円77~78銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の149円30~31銭付近の前東京終値比で約53銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日の日本市場では、前日の米国市場で今年最大の円安ドル高が進行した後に日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ) による円買いドル売りの為替介入への警戒感が高まってきており、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、四半期末でもある月末を控えた持ち高調整で欧州英国通貨の対ドルでの買い戻しが強まり、さらに昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、最新米国経済指標の発表を受けて、2007年以来の高水準を記録後の米国長期金利が反落したことで、日米金利差縮小時の円買いドル売りに転じた。

昨夜21時半に米国市場で発表された最新米国重要経済指標の4〜6月の第2四半期の米国実質国内総生産 (GDP) の確定値は、前期比年率は前回と市場予想通りの2.1%の横ばいであったが、米国GDP個人消費の確定値の前期比年率は、前回と市場予想の1.7%に対し0.8%と、市場予想よりも大幅に低下したことでもドルが一時売られたが、米国個人消費支出 (PCE / Personal Consumption Expenditures) のコア指数の米国コアPCEの確定値では前期比年率が前回と市場予想一致の3.7%であったことでは一時買い戻しも入り、21時50分頃の一時149円50銭付近が米国市場での円の安値でドルの高値となった。

ただし、同時発表だった最新の米国雇用市場関連の前週分の米国新規失業保険申請件数は、前回の20.1万件と前回修正の20.2万件と市場予想の21.5万件に対し20.4万件と、市場予想よりは強かったものの前回よりもやや悪化しており、前週分の米国失業保険継続受給者数も前回の166.2万人と前回修正の165.8万人と市場予想の167.5万人に対し167.0万人と、同じく市場予想ほどは悪化していなかったものの前週よりも弱かったことでは、堅調な米国雇用市場を背景とした米国連邦準備制度理事会 (FRB / The Federal Reserve Board) による米国利上げ長期化の抵抗要素が意識され始め、再びドルが売られ始めた。

続いて、昨夜23時に発表された最新米国経済指標の米国住宅市場関連で、住宅の売買契約成立後で引き渡し前の仮契約住宅販売指数でもある8月の米国住宅販売保留指数が、前年同月比は前回の-13.8%と前回修正の-14.1%と市場予想の-12.0%に対し-18.8%と大幅に減少し、前月比も前回の0.9%と前回修正の0.5%と市場予想の-0.8%に対し-7.1%と昨年2022年9月以来の大幅な低下を示したことを受けて、昨夜23時5分頃にドルは円相場で一時149円15銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、米国ニューヨーク債券市場では、昨夜23時半頃までは米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利がまだ上昇トレンドを続けており、昨夜23時半頃に一時4.66%台後半の約4.7%手前付近の2007年以来の高利回りを記録していたため、日米金利差拡大による円売りドル買いの抵抗も入ってドルが反発していたのだが、前述の米国経済指標を受けた米国利上げ長期化予想の抵抗要因などにより、米国長期金利が昨夜23時半頃のピーク時からピークアウトを始めて反落に転じたことでも、月末を控えた主要通貨に対するドル売りは継続した。

一方で、同時進行中だった米国ニューヨーク株式市場では、米国長期金利の反落を受けて金利先高感が緩和され、米国のインフレ圧懸念だった原油先物価格も高騰後の低下に転じた影響などから米国主要株価指数が上昇に転じ、リスクオン (リスク選好) で買われやすい上昇トレンドのユーロが安全資産の対ドルで買われたことで、深夜24時半過ぎに一時ユーロドルが1.0579ドルとユーロの日通しの高値を記録した影響の波及で、ユーロに対するドル低下圧が円相場にも波及したが、世界的に流動性の高い安全資産のドルに続く低リスク通貨の対円でもユーロ高になったことでは、やや横ばいに近い抵抗が混ざる円相場でのドルの下げとなった。

午前2時には米国7年債の入札もあり、他の債券価格も連れて上昇したことで、米国10年債の利回りも一時4.57%台に低下していたことも、日米金利差縮小時の円買いドル売りの影響を及ぼしていた。

午前5時頃からは、市場への影響力の大きい米国連邦準備制度理事会 (FRB) のパウエル議長の発言があったが、今回は米国ワシントン州の教育関係者向けのタウンホールでのイベント講演であったため、米国の経済教育の重要性を強調する内容が主題で、米国政策金利や米国経済の見通しについては、特にコメントしなかった。

米国市場でも四半期末の月末と週末を控え、今夜この後に発表される最新米国重要経済指標の米国個人消費支出 (PCE) デフレーターや、米国ミシガン大学の消費者態度指数などの米国消費関連の経済指標の発表イベント前の持ち高調整や、様子見の動きが出始めていた。

また、日本政府と日銀の円買いドル売りの為替介入は、昨年秋には週末の金曜の夜の日本市場後の欧米市場が主なターゲットとなっていたため、今週は前米国市場で一時149円71銭付近の今年最大の円安ドル高記録を続伸後であるため、今夜金曜の週末の夜を控えた為替介入警戒感によるドルの利益確定と持ち高調整や買い控えも円安ドル高の抵抗となった。

さらに、米国内では今月末までに新規政府予算案が成立しない場合には、米国政府の一部機関の閉鎖リスクの可能性から、ファンダメンタルズのリスク回避もあり、安全資産のドルからでも買える低リスク通貨の円が今月に大幅な安値圏を続伸後であるために、安値買いの調整なども入っていたことで、昨日までに4営業日続伸後のドルは、円相場で今週初の下げに転じた。ただし、米国内では全米自動車労働組合 (UAW) のストライキ拡大のニュースを受けた米国の賃金インフレ圧も意識されていることでは、ドルの低下は小幅域に留まった。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は、円の安値でドルの高値の149円50銭前後から円の高値でドルの安値の149円15銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を149円31銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約32銭の円高ドル安でつけていた。

今朝8時半には日本の最新経済指標の発表があり、9月の東京都区部消費者物価指数 (CPI) から生鮮食料品除いたCPIコアの前年同月比は、前回の2.8%と市場予想の2.6%に対し2.5%に鈍化したことでは、日本銀行 (日銀 / BoJ) の大規模緩和継続予想が継続した。同時発表だった日本の雇用関連指標の失業率は、市場予想の2.6%に対し前回と同じ2.7%の横ばいで、8月の有効求人倍率も前回と市場予想通りの1.29の横ばいだった。

続いて、今朝8時50分に発表された8月の日本の鉱工業生産の速報値は、前年同月比が前回の-2.3%と市場予想の-4.6%に対し-3.8%と市場予想よりは強かったものの、前回よりは低下していたが、前月比では前回の-1.8%と市場予想の-0.8%を上回る0.0%のプラス圏に転じたことでは、日本景気好感による円買いも入り始めた。

同時発表の8月の日本小売業販売額の前年同月比は、前回の6.8%と前回上昇修正の7.0%と市場予想の6.6%に対し7.0%と堅調で、8月の日本の百貨店・スーパー販売額 (既存店) の前年同月比も、前回の5.5%から6.0%に上昇していたことでは、日本経済の強さが意識されていた。

今朝9時からの日本の東京外国為替市場では、四半期末の月末決算と週末と、明日の30日が週末にあたるために今日が実質的な日本の貿易企業の決算日が集中しやすい5と10の付く日の「五十日 (ごとおび / ゴトーび) 」にあたるため、今朝の仲値決済に向けた輸入実需の円売りドル買いで、今朝9時52分頃に今日の日本市場のドルの高値圏の一時149円45銭付近を記録したが、月末を控えた輸出企業の円買いドル売りや、今日も日本政府の鈴木俊一財務相が為替介入警戒感を高める円安牽制発言があり、今月の円安ドル高進行後の投資系のドルの利益確定売りと円の買い戻しも活発で、今日の円相場は反発を始めた。

ただし、昼の13時頃に日本銀行 (日銀 / BoJ) が、金利抑制の臨時の公開市場操作の日本国債買い入れ指値オペを通知したために、発表後の13時1分頃には日米の経済政策の方向性の違いが意識され、一時149円51銭付近にドルが円相場で一時反発し、今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、今日の日本市場の高値圏からは、為替介入警戒感や四半期末の月末と週末を控えた今月のドルの利益確定売りと円の買い戻しが進み、今日の米国長期金利が4.5%台に低下していた日米金利差縮小時の円買いドル売りの影響や、今日の日経平均株価が小幅安で大引けしたことなどもあり、今日は日本市場と時間帯の近いアジア市場の中国と韓国が休場で日本市場の値動きが世界FX市場で出やすかったこともあって、日本市場の終盤には円の買い戻しで円相場が急伸し、午後16時35分頃に一時148円53銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

午後からの欧州英国市場の参入もあったために、市場安値圏からのドルの買い戻しの抵抗は入り始めたものの、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は148円77~78銭付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の149円30~31銭付近の前東京終値比では約53銭の円高ドル安になっていた。

今夜この後にも最新米国経済指標の発表予定などがあり、日本時間の日米関連の経済指標カレンダーの今夜のスケジュールは、今夜21時半に8月の米国卸売在庫、 8月の米国個人所得、8月の米国個人消費支出と米国PCEデフレーターとPCEコア・デフレーター、22時45分に 9月の米国シカゴ購買部協会景気指数、23時に 9月の米国ミシガン大学消費者態度指数の確報値と、25時45分頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官で次回の米国公開市場委員会 (FOMC) の投票権を持つ米国ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言予定などがある。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は157円77~78銭付近で、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の156円88~90銭付近と比較すると約89銭の円安ユーロ高であった。

ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0604~1.0606ドル付近で、前営業日同時刻の昨夜17時の1.0506~1.0508ドル付近の前東京終値比では約0.98 セントのユーロ高ドル安だった。

今日のユーロ高の主な要因は、先述の通り四半期末を控えた今月の高値後のドルの利益確定売りと欧州ユーロの買い戻しが、昨夜の米国経済指標を受けた米国長期金利低下で強まり、ユーロに対するドル安とドルに対するユーロ高が今日の円相場にも影響を及ぼした。また、今日の夕方頃から、欧州中央銀行 (ECB) のラガルド総裁の発言もあった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は182円11~17銭付近と、前営業日同時刻の昨夜17時の181円42~48銭付近の前東京終値比で約69銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、欧州ユーロに連動しやすい英国ポンドも、四半期末と週末を控えた持ち高調整の買い戻しが影響を及ぼしているほか、今日の午後15時に発表された最新英国経済指標の4〜6月の第2四半期の英国内総生産 (GDP) の改定値の前年同期比が前回と市場予想の 0.4%に対し0.6%に上昇したことも影響を及ぼしていた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年9月29日の日本時間(JST)19時39分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時39分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:39の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 149.12 〜 149.13 −0.18 (円高)
ユーロ/円 158.18 〜 158.19 +1.30 (円安)
ユーロ/ドル 1.0606 〜 1.0608 +0.0100 (ドル安)
英ポンド/円 182.80 〜 182.86 +1.38(円安)
スイスフラン/円 163.61 〜 163.67 +1.42 (円安)
豪ドル/円 96.85 〜 96.89 +1.80 (円安)

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