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FXニュース:日銀が大規模緩和現状維持

FXニュース:日銀が大規模緩和現状維持

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FXニュース:日銀が大規模緩和現状維持

FXニュース:日銀が大規模緩和現状維持

東西FXニュース – 2023年9月22日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

今日2023年9月22日金曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時頃までの外為取引時間の対ドル円相場の為替レートは、円の高値でドルの安値の147円50銭前後から円の安値でドルの高値の148円42銭前後の値幅約92銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は148円26~29銭付近と、前営業日同時刻の昨日17時の148円24~25銭付近の前東京終値比で約2銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨夜の英国ロンドン外国為替市場では、昨夜20時頃に英国中央銀行イングランド銀行 (英中銀 / BoE) の英中銀金融政策委員会 (MPC) が、4対5の僅差の投票結果で英国政策金利の5.25%の据え置きを発表したことで、一部の市場予想では英国金利据え置き予想は浮上していたものの、英国政策金利の据え置きは2021年11月以来の15会合ぶりで世界市場では英国利上げ継続がやや優勢であったために、市場予想以下の結果を受けて、英国利上げサイクルの終了予想が強まり、主要通貨に対する英国ポンド売りが起きていたが、円相場でも一時大幅な円高ポンド安が進行した影響が他の主要通貨にも影響が波及していた。

一方で、昨夜の欧州英国市場では、昨日の日本市場で一時148円45〜46銭付近の今年最大の円安ドル高を記録後の高値圏からのドルの利益確定売りと、今日の昼頃の日本銀行 (日銀 / BoJ) の日銀金融政策決定会合を控えたイベント前の持ち高調整で安値後の円買いが入っていたが、欧州株式市場の株安を受けたリスク回避のリスクオフでも、世界的に流動性の高い安全資産のドルが年内高値を記録後であったために、ドルから買える低リスク通貨の円買いの勢いが増し、対ドルの円相場は昨夜20時台には147円台後半で推移していた。

昨夜21時頃から始まった今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場では、ドルは円相場で利益確定のドル売りと持ち高調整の安値の円買いで下落して始まったが、昨夜21時半には発表された最新米国経済指標の米国雇用市場関連の前週分の米国新規失業保険申請件数は前回の22.0万件と前回修正の22.1万件と市場予想の22.5万件に対し20.1万件に改善され、前週分の米国失業保険継続受給者数も前回の168.8万人と前回修正の168.3万人と市場予想の169.5万人に対し166.2万人と前回と市場予想以上に堅調であったことではドル買いで一時148円台にもタッチしたが、同時発表だった4〜6月の第2四半期米国経常収支は前回の-2193億ドルと前回修正の-2145億ドルと市場予想の-2210億ドルに対し-2121億ドルと市場予想に届かなかったことではやや横ばいに転じ、同じく発表された9月の米国フィラデルフィア連銀製造業景気指数が前回の12.0と市場予想の-0.7に対し-13.5と前回と市場予想よりも大幅に悪化したことでは、再びドル売りに転じた。

続いて、昨夜23時頃に発表された最新米国経済指標の8月の米国景気先行指標総合指数の前月比は、前回の-0.4%と前回修正の-0.3%と市場予想の-0.5%に対し-0.4%であったが、同時発表だった8月の米国中古住宅販売件数の前月比は、前回の-2.2%と市場予想の0.7%に対し-0.7%と弱く、8月の米国中古住宅販売件数の年率換算件数も前回の407万件と市場予想の410万に対し404万件と、前回と市場予想以下であったことではドルの利益確定売りと円の持ち高調整買いが続いた。

同時進行中だった米国ニューヨーク株式市場でも、前日の米国連邦準備制度理事会 (FRB) の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の発表を受けた米国の高金利長期化予想により、米国主要企業の決算への影響などの警戒感の株売りが続いて米国主要株価が下落し、米国ダウ工業株30種平均 (DJ) が3日目の大幅続落になったことで、欧州株式市場で始まっていた株安時のリスク回避のリスクオフのトレンドが米国株式市場でも起き、欧米株安時の低リスク通貨の円買いの勢いが増し、深夜24時15分頃に一時147円32銭付近の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ただし、円相場の米国市場の高値記録後には、米国金融引き締め長期化予想により、米国長期金利の指標である米10年債利回りが上昇しており、日米金利差による円売りドル買いの抵抗も入り、テクニカル分析的にもドル円チャートの一目均衡表の転換線があった147円19銭付近がサポートラインとなり、午前5時頃には一時147円60銭付近にドルが買い戻されたほか、午前5時25分頃には米国長期金利は一時4.496%付近の2007年11月以来の高利回りを記録し、さらに上昇の余地も残していたが、米国市場では欧米市場でのこれまでの円相場での年内高値後のドルの利益確定や日銀発表前の持ち高調整と、欧米株安時の低リスク通貨の円買いの下げ幅を縮める範囲に留まっていた。

そのため、昨夜から今朝までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場は円の安値でドルの高値の148円6銭前後から円の高値でドルの安値の147円32銭前後の値動きで、今朝6時頃のニューヨーク終値を147円59銭付近の前営業日同時刻の前ニューヨーク終値比で約75銭の円高ドル安でつけていた。

今朝8時半には日本の最新重要経済指標が発表され、総務省の8月の日本全国消費者物価指数 (CPI) は、前年同月比が前回の3.3%と市場予想の3.0%に対し3.2%に上昇し、生鮮食料品を除くCPIコア指数も、前年同月比が前回の3.1%と市場予想の3.0%に対し3.1%、生鮮食料品とエネルギーを除くCPIコアコアも、前年同月比が前回と市場予想一致の4.3%と、目標の2%を超えた高止まりを見せたことで、今日の昼頃に昨日から今日までの日本銀行 (日銀 / BoJ) 金融政策決定会合の結果発表を前にした早朝市場では、日銀の大規模緩和金融政策の継続の市場予想が優勢である中でも、一部の早期緩和修正期待の円買いが入り、今朝9時頃からの今日の日本の東京外国為替市場は円相場が上昇して始まり、日経平均株価の下落による低リスク通貨の影響もあって、今朝9時54分頃に一時147円50銭付近まで円が買われ、今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

また、今朝も鈴木俊一財務相が、今日の昼頃の日本銀行金融政策決定会合の発表に向けて、最近の外国為替 (FX) 市場での円安基調について、「米国などの海外通貨当局とは、緊密に連携を図っている。為替市場の動向を、高い緊張感をもって注視し、過度な変動に対してはあらゆる手段を排除せず、適切な対応をとっていきたい」と、過度な円安方向のボラティリティ (変動) に対しての日本政府の為替介入警戒を意識させる円安牽制発言をしていた。

ただし、今朝9時55分の日本市場の仲値決済では、日本企業の輸入実需の円売りドル買いも入り、今朝の日本市場時間の時間外の米国債券市場では米国長期金利が4.5%台に上昇した影響もあり、円安要因の日米金利差拡大による円売りドル買いが再開した。

一方で、欧米株安の影響を受けた日経平均株価下落によるリスク回避のリスクオフの国内第一安全資産の低リスク通貨の円買いは円相場の支えとなっていた。

しかし、今日の昼頃に日本銀行 (日銀 / BoJ) の日銀金融政策決定会合が、大規模緩和金融政策の現状維持の決定を発表し、日米金利差拡大および日米金利差拡大予想による円売りドル買いの勢いが増し、発表前は147円台後半で推移していたドルは円相場で148円台前半に向けて急伸した。

日銀 (BoJ) は、金利抑制が円安要因の大規模緩和金融政策の現状維持の発表と共に、日本の長期金利の上限を±1%に抑える長短金利操作のイールドカーブ・コントロール (YCC) とマイナス金利政策も継続し、上場投資信託 (ETF) 購入などのこれまでの金融緩和策を続けながら、物価や賃金の動向を慎重に見極めつつ金融緩和策で日本経済を下支えすると、金融政策の先行き方針のフォワドガイダンスにも変更点がなかった。今朝の日本のCPI発表後の日本市場の一部では早期の金融緩和修正予想の円買いが入っていたものが売られたため、円相場は発表のあった正午12時前に一時148円19銭付近に対ドルの円が急落した。

ただし、昼の日銀の発表の時点では、今日の午後15時半頃から植田和男総裁の記者会見での発言を控えていたために様子見の値動きも入っていたが、午後15時半頃からの植田総裁の「政策修正時期の決め打ちは、到底できない」、「物価目標の実現が見通せる状況にはない。粘り強く金融緩和を続けていく」などの発言を受けて、円売りドル買いの勢いが増し、植田総裁の記者会見のライブ中継の最中の16時1分頃に、一時148円41〜42銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

午後からの欧州英国市場の参入でも、米国長期金利が一時4.51%台に向けて記録的に上昇していたため、日米金利差拡大による円売りドル買いも入っていたため、今日の午後に日経平均株価が大幅安で大引けしたものの、株安時の低リスク通貨の円買いを凌ぐ勢いで円安市場に傾いた。

なお、植田総裁の記者会見では、「物価目標の実現が見通せれば、イールドカーブ・コントロール (YCC) の撤廃や、マイナス金利の解除を検討」とも言及したことでは、一時はやや円の買い戻しの抵抗も入ったが、「マイナス金利解除への距離感が、すごく動いたわけではない」とも発言していたことでは、当面の現状の大規模緩和金融政策継続が意識され、今朝までの欧米市場での円相場の上昇分を打ち消して、昨夜の東京終値付近に「往って来い」のやや横ばいに近い値動きになった後に、前日比ではやや円安方面に傾いていた。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は148円26~29銭付近で、昨夜17時の148円24~25銭付近の前東京終値比で約2銭の円安ドル高になった。

ただし、前日比では横ばいレンジ圏に近い為替相場のため、今夜19時台の英国ロンドン外国為替市場では、ドルの利益確定と持ち高調整や、欧州や英国の景気懸念による株価リスク回避の低リスク通貨の円買いの影響などもあり、小幅な円高ドル安にも転じている。

今夜この後にも最新米国経済指標の発表予定や、米国連邦公開市場委員会 (FOMC) の後で発言自粛のブラックアウト期間明けの米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達の発言予定などがあり、今夜の日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、22時45分に9月の米国製造業購買担当者景気指数 (PMI) 、米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI)、米国総合購買担当者景気指数 (PMI) 、そして26時頃から、米国サンフランシスコ連銀デイリー総裁の発言と米国ミネアポリス連銀カシュカリ総裁の発言予定があり、後者には次回のFOMC投票権があることでも注目されている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は157円87~90銭付近で、昨夜17時の157円98~99銭付近と比較すると約11銭の円高ユーロ安であった。

主な要因は、欧米株安時のリスク回避で低リスク通貨の円がユーロに対して買われたことや、今日の夕方16時15分に発表された欧州ユーロ圏のフランスの最新経済指標の9月の仏製造業購買担当者景気指数 (PMI) と、9月の仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI) の速報値が、いずれも前回と市場予想よりも低下したことで欧州景気懸念が高まった。

一方で、16時半のドイツのPMIは共に市場予想を上回ったものの、独製造業PMIが39.8と、好景気と不景気を分けるボーダーラインの50を大きく下回り、17時の欧州総合では9月の欧州製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値が前回の43.5と市場予想の44.0に対し43.4で、9月の欧州サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回の47.9と市場予想の47.7に対し48.4と、市場予想は上回ったものの、やはり不景気寄りの50以下で、欧州景気懸念が継続した。

そのため、ユーロドルも、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.0646~1.0648ドル付近で、前営業日同時刻の昨夜17時1.0656~1.0658ドル付近の前東京終値比では約0.10セントのユーロ安ドル高だった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は181円88~94銭付近と、前営業日同時刻の昨夜17時の182円50~56銭付近の前東京終値比で約62銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、前述の通り、昨夜に英国中央銀行イングランド銀行 (BoE) の金融政策委員会 (MPC) が、英国の新政策金利を据え置いたことで、主要通貨に対して英国ポンドが売られた影響が円相場にも波及していた。

また、今夜17時半に発表された最新英国経済指標の9月の英国製造業購買担当者景気指数 (PMI) の速報値は前回と市場予想の43.0に対し44.2であったが、9月の英国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 速報値は前回の49.5と市場予想の49.2に対し47.2に低下し、欧州同様に不景気寄りの50以下で英国景気懸念により、英国利上げサイクルの終了時期の市場予想も、今日の英国ポンド安に影響を与えていた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2023年9月22日の日本時間(JST)19時38分(チャート画像の時間帯は英国ロンドン外国為替市場時間の夏時間 (GMT+1 / BST) 11時38分) の人気のクロス円を中心とした東京外為前営業日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 19:38の為替レート 日本市場前営業日17時の前東京終値時間比
ドル/円 148.18 〜 147.20 -0.06 (円高)
ユーロ/円 157.63 〜 157.65 -0.35 (円高)
ユーロ/ドル 1.0636 〜 1.0638 -0.0020 (ドル高)
英ポンド/円 181.39 〜 181.45 -1.11 (円高)
スイスフラン/円 163.43 〜 163.49 -0.32 (円高)
豪ドル/円 95.51 〜 95.55 +0.41 (円安)

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